2008年12月31日
今更ながら・・・大学選手権の1回戦の観戦記②です
そして、2試合目は関西リーグ戦を初制覇した関西大学対関東対抗戦で3位と躍進した日本体育大学戦でした。 この試合は、日体大贔屓のリポートになることをお許しください(笑) 両チームの試合前のアップも観に行ってきたのですが、何となく日体大はいつもよりちょっと元気ないかな?気のせいかな?などと思いました。一方の関西学院大は、大きな声が出ていてものすごく元気だなあという感想でした。そして、キックオフになりました。1試合目同様に地元の関西学院大学の入場時にはすごい歓声でした。その応援にも背中を押されるように開始2分に関西学院大がトライを奪うと9分、14分にもトライを重ねてゴールキックの2本決めて17対0とリードします。 その後は、両チーム無得点で40分まで進みますが、日体大は本来の力が出せていないように感じました。しかし、40分に日体大がラインアウトからBKにボールを展開して、最後は外をWTB菊池選手が抜けてトライを決めました。今季は早稲田・慶應・明治大からもトライを奪った菊池選手に以前話を聞いたときに 「今季は、外側に抜ければトライを決められるという自信が付きました」 と話してくれたことがありました。この試合でもそれを証明してくれました。 そして、今季、明治大戦で62mとも言われているロングGKを成功させたSO大澤選手のGKが決まって19対7で前半が終了しました。前半終了間際にトライを決めて良い流れで後半をスタートしたい日体大だったのですが、後半の先制点も関西学院大でした。3分にトライ、GKも決まって26対7と得点差を広げますが、直後に日体大が、WTB豊前選手のトライで追いすがります。GKも決まり、さらに4分後にはPGも決めて26対17と9点差まで迫りましたが、その後は関西学院大がトライを重ねられて、45対17で関西学院大が勝利を収めました。試合後の関西学院大の牟田監督は、勝利にも笑顔はなく厳しい表情で、 「前半の序盤は良い戦いだったが、その後停滞してしんどかった。ディフェンスも甘かったし、次の試合に向けてしっかり修正していきたい」 と話していました。 キャプテンに代わって会見に出席していたCTB高橋選手は、 「試合前は、いつも通りにやろうと話していましたが、対抗戦3位日体大さんは、接点で関西のリーグ戦では感じたことのないすごい圧力がありました。しかし時間が過ぎていく中で関学のFWがプレッシャーをかけてくれたので、BKとしてはやりやすかった。今日の試合はFWの勝利だと思います」 と語っていました。特に会見中の牟田監督の力強い厳しい目はとても印象的でした。対抗戦3位の日体大に勝利したことは「非常に嬉しい」と語りながらも浮かれた様子はまったくなく、すでに2回戦での戦いを見据えているように見えました。一方、日体大の米地ヘッドコーチは、 「まずは、関西チャンピオンチームと戦うことが出来たのは良かったです。試合に関してはコンタクトプレーで圧倒したかったが、前半の15分以内の3トライが結果的に痛かった。力の差はそれ程なかったと思うが、関西学院大のスピードとキックを使ったうまいエリアマネージメントをするラグビーに対応できなかったことが敗因だと思います」と語っていました。 キャプテンの柴田選手は、 「気負いはなかったのですが、ミスが多くて自分たちのやりたかったことを、逆に関西学院さんにやられてしまいました」と反省の弁を述べていました。これで、慶應大に11年ぶりの勝利、明治大に24年ぶりの勝利と躍進を続けてきた今季の日体大の戦いが終わりました。 私の感想としては、今年のチームは接戦をものにできる粘り強いチームだったので、平成13年以来となる大学選手権1回戦突破も夢ではないと思っていたので、すごく残念だったのですが、終わってみると本当に今シーズンすごく良い試合をたくさんしてくれて、嬉しさで涙目状態になることも多々ありまして、本当に良いチームで感動をありがとうございました。という気持ちでいっぱいで清々しい感じもしました。 しかし、選手の皆さんにはかなり悔しい思いが残っているような試合後の様子でした。 そして、もう一つ今季改めて思ったことは、チームが強くなるには、積み重ねが大事というか、低迷していた時にも頑張っていた選手たちがいて、そういうすべてのチームとしての経験があったからこそ今季の成績に繋がったのだと思いました。 開幕の慶應戦は、接戦での勝利でしたが、試合後に「去年の悔しい気持ちがあったから気持ちが切れずに粘れました」と話していた選手が多かったんです。さらに明治大に勝った試合後には「自分たちは入学してから明治にはずっと負けていましたけど、いつも惜しい内容で、先輩たちも悔しい思いをしていてそういう先輩たちの思いも感じながら戦いました」と語ってくれた選手もいました。 試合会場では、色々なOBの選手の方々と話をさかせてもらう機会がありましたが、後輩たちの活躍を心から喜んでいました。 OBの南山アシスタントコーチは、 「今年のチームの選手たちは、自分たちの代では、まったく成しえなかったことを沢山やってくれて本当にすごいやつらです」 と試合後にしみじみとおっしゃっていました。 今季のチームは4年生が中心のチームでとてもよくまとまったチームでした。来年のチームは主力が抜けるので、チーム作りは大変だと思いますが、試合後に号泣していた下級生の選手たちや試合には出られなくても先輩たちの戦いをしっかり見て一緒に練習をしていた後輩たちが今季の躍進を力にして来年につなげてくれるはずです。
- 共通ジャンル:
- ラグビー
posted by watakana |03:21 |
大学ラグビー |
コメント(2) |
トラックバック(0)















