2007年10月29日
前日の大雨の中での試合とは対称的に快晴で気持ちの良い陽気の下で行われた、関東大学ラグビーリーグ戦の関東学院大学対東海大学戦を秩父宮ラグビーで観てきました。
ここまで両チーム共に4勝をあげ全勝同士の対戦となりました。
試合は、25分に東海が先制のトライ。コンバージョンも決まって7対0とリードしました。
その4分後、関東学院のキャプテンFBの中園選手が右ひざを痛めて退場する事態が起こります。試合に戻ることは出来ないと判断されましたが、ここまで出来の悪いBKの事が気になり、前半が終了するまでベンチから試合を見続けていたそうです。
その3分後に東海がターンオーバーからトライを決め、コンバージョンも決まって14対0になり、そのまま前半が終了しました。
ハーフタイム時、関東学院の春口監督は、とにかくラインアウトの組み立ての事だけを選手と確認しあったそうです。
一方キャプテンの中園選手は、SHの細川選手とSOの木村選手に
「前が全然見えていない。とにかく落ち着いてやれ」
と声を掛けたそうです。その通りにやってくれたと試合後に語っていました。
後半は、関東学院が4つのトライを決め、東海も1トライを奪ったものの得点は22対21の1点差で関東学院が逆転して勝利を収めました。
試合後、関東学院のバイスキャプテンの西垣選手は、
「真司(中園)が退場して少しチーム内は動揺したけど、徐々に落ち着きを取り戻すことが出来た。前にも似たような場面があって真司が退場したあと逆転されて再逆転したことがあったので、今日も必ず勝てると信じていました」
と語っていました。
キャプテンの中園選手は、ノーサイドの直後は目が真っ赤でした。その理由は
「ありがとうという気持ちと自分が退場したからって負けるチームではないけれど、強力ディフェンスの東海に対してみんなが必死で頑張っているのに自分がグラウンドにいられないことが本当に悔しかったです」
と言っていました。
グラウンドの中にいる選手も、グラウンドの外にいる選手やスタッフもみんなが最後まで信じて勝ち取った勝利でした。
そして、春口監督の采配もずばり当っていました。記者会見でちょっとおもしろいやりとりがありました。
「三輪選手(後半から出場。逆転のトライを決める活躍)にはどんな事を期待していたんですか?」
と記者から質問が出ました。
「トライですよ。まさにあのトライ」
と春口監督は笑顔で答えていました。すると、記者から
「それは結果論じゃないですか(笑)」
と言われると、
「いや。本当に。森田が前に出られていなかったから、縦にいける三輪にトライを期待したんだよ。何となく予感がしていた。その通りに最後にやってくれたよ」
と満足気な表情で答えていた春口監督でした。
一方、敗れた東海の木村監督は、
「最終的に力及ばす勝利できませんでした。スコアがどうというよりは、後半の出来の悪さが問題です。横にいる選手(記者会見に臨んでいるキャプテンの宮本選手)の顔をみてもわかると思いますがやりきった感じではないし、今日は力不足を実感したでしょう」
と語っていました。キャプテンの宮本選手は、
「後半は、自分たちのアタックスピードより相手のプレッシャーが上回っていて負けてしまいました。ここ一番での集中力も足りなかったと思います。後半に崩れたディフェンスをしっかりチェック修正してこれからの試合に臨みたいです」
と話していました。
この日は、東海の応援席の近くで観戦していたのですが、スタンドで応援している東海の選手たちはとても元気でした。
前半は、応援席が関東学院のゴールの前だったのですが、目の前でのモールやスクラムの時は大声援が飛んでいて、その声援で東海のモールに一層力が入ったのではないかと思うような場面がありました。
ベンチ入り出来ない部員たちも一緒に戦っているんだなということをしみじみ感じる清々しい光景でした。
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2007年10月28日
台風の接近に伴い激しい雨となった10月27日。熊谷ラグビー場で行われた試合を観てきました。この日の対戦は、
第一試合が、関東大学ラグビー対抗戦Aの成蹊大学対日本体育大学戦
第二試合が、関東大学ラグビーリーグ戦1部の立正大学対大東文化大学戦
でした。
第一試合は、午後12時キックオフとなりました。
試合開始時から雨が降っていてグラウンドもかなりぬかるんでいました。両チームの選手がグラウンドに登場すると芝生からは、激しい水しぶきが立っていました。
そんな状況の中での試合だったのでキャッチミスなどもあり、前半の出足から日体大には、何度かトライチャンスがあったのですが、ラストパスが繋がらないという場面がありました。
この試合の先制点は、21分に日体大が2度のラックからNO.8の室井選手が持ちだして決めたトライでした。
前半の序盤にミスが出て圧倒するというところまではいかなかった試合展開を、試合後に米地ヘッドコーチは
「勝つには勝ったけど本当はもっと内容的にも序盤から圧倒したかった」
と振り返っていました。
途中で雨が激しくなる場面もあったものの、日体大は6つのトライを重ねます。一方の成蹊は、キッカー藤巻選手が3つのPGを決めて追い上げましたが、40対9で日体大が今季初勝利をあげました。
日体大のこの日のトライは全てFWで決めたものでした。試合後にFLの岡村キャプテンに訪ねると、
「今日はFWのコミュニケーションが取れたのでトライを決められたけど、トライを獲るだけではなくてもっとスピードのあるトライを獲りたかった。これからもっと精度をあげていかないといけません」
と反省の言葉を述べていました。今後の対戦も見据えて語っていたその表情は引き締まっていました。
次節は11月4日に青山学院大学と対戦します。その後は今季好調の筑波大学、帝京大学と続きます。
第二試合は、本当に接戦でした。最後の最後までどちらが勝つのか予想もつかない展開になりましたが、10対8で立正大学が勝利を収めました。
両チーム共に1トライ1PGを決めていますが、大東文化はコンバージョンを外したために2点差での敗戦となり今季初黒星です。
一方の立正大学は今季初勝利です。ノーサイドの瞬間の選手たちは、両手を突き上げて喜びを体全体で表現していました。
その詳しい内容は、サンスポさんの記事に載っていましたので、ぜひご覧になってください。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200710/rg2007102800.html
私事ですが、この日は次の予定があり試合後の様子を気にしながら熊谷ラグビー場を後にしてしまったのですが、この記事で試合後の様子もわかりました。
posted by watakana |23:23 |
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2007年10月27日
10月26日にナイトゲームで開幕した《東芝ブレイブルーパス対サントリーサントリーサンゴリアス戦》を秩父宮ラグビー場で観てきました。
10対3でサントリーサンゴリアスが勝ちました!
勝利監督インタビューが行われたので、サントリーの清宮監督の第一声は、どんな言葉になるのだろうと?と期待して待っていました。
インタビューアーの方から
「今、(スタンド)の階段を下りてくる時も周りの皆さんからたくさん祝福されていましたね」
と言われると、
「そうですね。嬉しいですね」
と答えていました。さらに、
「昨年の逆転負けの時のデジャブーなんじゃないかと思う場面も何度かあったけど、そんな苦しい場面を乗り越えて選手たちはよく勝ってくれました。開幕戦は13分の1試合じゃないんです。この1勝はただの1勝ではありません」
とホッとした表情で話していました。
《開幕戦は特別》という事は色々な方々からよく聞くのですが、感慨深げに話していたサントリー清宮監督の言葉を聞きながら本当にその通りなのだなと改めて思いました。
この日の東京地方は雨だったのですが、大勢の観客が詰め掛けていました。開幕セレモニーでは和太鼓の演奏が行われたり、選手が入場する時にはスモークが出てきたりと開幕ならではの華やかさでした。
27日も各地で開幕戦が行われます。楽しみですね。
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2007年10月19日
今日は、ちょっと宣伝させてください_(._.)_
少し前の日記で、ワールドカップについては、改めて振り返る企画をぜひやらせてくださいと書かせてもらったのですが、実は本日発売の
《ラグビー魂vol.3》
の中で、上田昭夫さんが日本代表4試合全てを振り返りながら解説して頂く企画【日本代表激闘プレイバック】のアシスタントとライティングをさせて頂きました!
ということで、ぜひぜひこちらをご覧頂けたら嬉しいです♪
試合の解説だけではなく、こぼれ話もたくさんして頂いています。
ワールドカップの日本代表の戦いぶりを思い出しながら読むとより一層楽しんで頂けると思います!!!
よろしくお願い致します。
その他にも、熱戦が繰り広げられている大学ラグビー情報、もうすぐ開幕するトップリーグの情報などなど盛り沢山です(^^)V
詳しくは、ラグビー魂公式blogをご覧ください_(._.)_
↓
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/rugby-damashii/
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2007年10月18日
10月14日に行われた、日本体育大学対早稲田大学戦を観に行ってきました。会場は、新潟市陸上競技場です。晴天に恵まれたこの日は、タクシーの運転手さんが、
「今日は選手にとっては暑すぎるかもしれませんね」
と心配してしまうほどの陽気でした。今年の新潟地方は9月でも30度を越える日があり10月中旬なのにこんなに暖かい陽気になるのは珍しいとの事でした。
秋の装いで観戦するファンにとっては絶好のラグビー観戦日和となりました。
この日の試合では、選手の入場時に開催地新潟のラグビースクールの子供たちが道を作って拍手をして両チームの選手たちをグラウンドへと送り出しました。
そして、午後1時。キックオフです。
試合は、開始1分に早稲田が日体陣内でのラックから展開してキャプテンのLO権丈選手が先制のトライを決めゴールも決まって7対0とリードします。
その後、5分ぐらいに日体大は早稲田陣内でPGを狙えるチャンスもあったのですが、トライを狙いにいきました。しかしそのチャンスは早稲田の堅い守備に阻まれます。
その後も、早稲田が日体陣内で有利に試合を進め、前半は7つのトライを奪い、さらにプレースキッカーのFB五郎丸選手は難しい角度のゴールキックを何本も決めて会場を沸かせました。
47対0早稲田リードで前半を折り返しました。
後半、早稲田は五郎丸選手に替わってスタートから佐藤選手が登場します。その後も、早稲田は19分までにすべてのリザーブの選手が登場しました。
試合後、早稲田の中竹監督は「前半である程度試合が決まったのでリザーブの若手も試すことが出来た。どんなメンバーが入っても一人一人がしっかり自分の役目を果たし、リーダーがいなくなっても代わりに誰かがその役目を果たせるようにしていきたいですね。後半はそれが少し出来なかったですね」と後半のメンバー交代や試合内容について語っていました。
一方の日体大は、後半SHを替えました。この日の先発は4年生の石原選手でした。石原選手はよく声を出してFWを鼓舞しながら引っ張っていくタイプの選手で、後半から出場した1年生の柳原選手はテンポが良く試合のリズムを変えられる選手と米地ヘッドコーチから伺ったことがあります。
この日の日体大は《とにかく敵陣で戦い、まずはFWで勝負する》という作戦で試合に臨んだそうです。
しかし、試合後にHOの吉永選手が「早稲田のFWは強いというか、とにかく上手かったです。力は明治の方があったかもしれないけど、とにかくやりづらかったです」と振り返っていました。他の選手も早稲田の強さは感じていましたが「それにしても自分たちが本来の力を出し切ることも出来なかった」と言って悔しがっていました。
後半は早稲田が4つのトライを重ねて、試合は71対0で早稲田が日体大を完封で抑えて勝利を収めました。
次の両チームの対抗戦の試合予定は、開幕から3連勝の早稲田大学は今季好調の筑波大学と10月21日に三ツ沢競技場で戦います。
そして、先週の惜しい慶應戦に続いて早稲田戦では王者の力の前に本来の力を出せずに悔しい思いをした日体大は、今季初勝利を目指して10月27日に熊谷ラグビー場で成蹊大学と戦います。
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2007年10月17日
10月12日にナイトゲームで行われた、プレシーズンマッチ《サントリーサンゴリアス対神戸製鋼コベルコスティラーズ》戦を観に行ってきました。
先日行われた日本代表対アジアバーバリアンズ戦の時のように、この日も平日の夜の試合ということで、スーツ姿の仕事帰りの会社員の方々が大勢来ていて、ビールを飲みながら楽しそうに観戦している様子がとても印象的でした。
この日は、先着5千名様に非売品のクリアファイルがプレゼントされました。各入場口で両チームの選手の皆さんが配るというファンサービスをしてくれていて、もらったファンの方々もとても嬉しそうでした。
試合は午後7時30分にキックオフになりました。前半11分に神戸製鋼がSO森田選手のPGで先制しましたが、サントリーの小野澤選手のトライで逆転すると、その後もサントリーがトライを重ねて、52対22でサントリーが勝ちました。
日本代表選手として活躍した、サントリーの小野澤選手、平選手、神戸製鋼の今村選手も元気にフル出場していました。
試合後のサントリー清宮監督の第一声は、
「秩父宮初ナイターいいですよ」
と笑顔で言っていました。そして、試合に関しては、
「神戸はまだ準備不足で、うちは最終調整という段階でこの試合に臨んだ差だと思います」
との事でした。さらに、
「今日は、4千人ですよね、開幕戦は2万人の中で試合をしているイメージが出来ています。ナイターという環境で熱い試合を約束します。ファンの皆さんと一緒にいい気分になりたいですね」
と開幕の東芝戦に向けての抱負も語っていました。
一方の神戸の平尾監督は、
「サントリーの試合巧者ぶりや力の差もあったかな。(対戦する)2ヶ月後までには、しっかりやります」
と言っていました。後藤キャプテンは、試合後にファンサービスをしていたために監督よりも少し遅れて記者会見場に現れました。
「今日は気持ちよく負けさせて頂きました」
と、淡々とした口調ながらも悔しそうに話していました。
この両チームのトップリーグでの対戦は、12月15日にホームズスタジアム神戸で行われます。
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2007年10月08日
秋晴れの爽やか陽気の中で行われた、関東大学ラグビー対抗戦、日本体育大学対慶應義塾大学戦を観に行ってきました。
ここ近年のこの両チームの対戦は接戦が続いています。今季も接戦が予想されていました。そして、やはりこの日の試合も、最後の最後の最後まで・・・どちらが勝つのか分からない展開でした。
結果は、22対19で慶應の勝利でした。3点差。PG1本の差が勝敗を分けました。
勝利を決めた慶應のPGは、後半ロスタイムに入った44分でした。ロスタイムは2分と発表されていました。その42分を過ぎた時点で、19対19の同点でした。両チームともに試合を切れない状況になりました。
必死に両チームともボールを奪い合い繋ごうとします。43分になった頃、日体大がボールをキープして、自陣側10mラインあたりまで突進して倒されます。そして、ノットリリースザボールのペナルティを取られます。
慶應の選手たちは、キャプテンだけではなく数名の選手がゴールを指差し、PGを指示しました。
慶應の金井キャプテンは「あれは、もう自分が指示するというより、選手全員がPGという同じ気持ちだったと思います」と試合後に振り返っていました。
日体陣内10mあたりで中央からやや左サイドの位置からのPGでした。慶應のキッカー小田選手が見事にキックを決めてノーサイドになりました。
慶應の選手たちは、喜ぶというよりもホッとした表情をしているように見えました。一方の日体大の選手たちは、ガックリとグラウンドに膝を落として倒れる選手、頭を抱えて悔しがっている選手、泣いている選手もいました。
スタンドにいた慶應ファンの人たちは「あー危なかった」と言いながらノーサイドの瞬間は、ホッと胸をなでおろしていました。そして、日体大の選手が挨拶に来ると「ノーサイドの精神だね」と言って大きな拍手を送っていました。
試合後、日体大の米地ヘッドコーチに話を伺うと、
「イヤー。本当に残念です。ここ10年、うちのチームは、早・慶・明に勝てていないんですよ。今日は10年ぶりに、その一角を倒せる最大のチャンスだったんですけどね。内容的にはミスもあったけど、選手は80分間よくやりました。内容では負けていないだけに、悔しい思いは余計に大きいんですけどね」
と本当に悔しそうにおっしゃっていた姿が印象的でした。日体大の岡村キャプテンは「後半に2本取られて逆転されたあと、持ち直して同点に追いつくことが出来たが、もう1本取る力が無かった。この負けをただの負けにしないで、どう捉えるかが大切です。次に活かせるようにしたいと思います。」と語っていました。
次は1週間後の10月14日、早稲田大学戦を迎えます。会場は、新潟市陸上競技場です。早稲田大学には、ここ近年大敗を喫しています。今季はぜひ良い内容のゲームを期待します。
一方の慶應の林監督は「ミスやスキルのなさが露呈して苦しい展開になった」と振り返っていました。そして最後には「合宿が終わった頃には、ほとんどケガ人がいないというのが自慢だったのですが、ここにきてね・・・」と苦しい胸の内も少し明かされていました。
慶應の次の対戦は、10月28日に仙台で帝京大学戦です。エースの山田選手がこの試合から復帰の予定で、他の怪我の選手も順次戻ってくるそうです。
posted by watakana |13:00 |
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