2006年10月31日

温かい声援

 10/28・29の両日は、大学ラグビーの試合を観に秩父宮ラグビー場に行ってきました。
28日は、明治大学対日本体育大学戦を観戦しました。
 
 明治は、伝統の強力FWが復活して日体大を圧倒し62対6で明治が勝ちました。

 今年特に強化されたFWでトライを重ねる中で、昨年の対抗戦トライ王のウィング浜島選手も3トライを決めました。
 実はこの試合には、鹿児島から浜島選手のご両親がいらっしゃっていました。試合後はとても嬉しそうに、秩父宮ラグビー場の外で囲みの取材を受ける息子さんの姿を見ていました。
 1年生の時から活躍している浜島選手ですが、ご両親は明大ラグビー部のメンバーとして試合に出場する息子さんの姿は初めて観に来られたそうです。
 翌日は、明大八幡山グラウンドに行かれるとおっしゃっていました。ジュニア戦が行われるため浜島選手の出番はありませんが「息子が4年間汗を流したグラウンドを見にいくのも楽しみなんです」と本当に嬉しそうにお母様がおっしゃっていました。
 そして、最後に「いつも息子を応援して頂いてありがとうございます。これからもよろしくお願いします」とファンの方々に深々とお辞儀をしていました。
 インタビューが終わった浜島選手は、お母様の方をちらっと見てから、はにかんだ笑顔で手を振ってチームメイトの元に走っていきました。
 ラグビー場では、本当に色々な方々が色々な思いを込めて応援しているんですね。
 浜島選手のお母様は、試合が終わった後も顔が紅潮されていて本当に試合を楽しまれていた様子でした。

 一方、敗れた日体大は、この日の試合後OBの集いが行われる事になっていたそうです。
 私もスタンドで何人かの卒業生に会えたし、昨年まで練習日を教えてもらったりしてお世話になっていた、元女子マネージャーさんとも久しぶりに話しも出来て嬉しかったです。
 試合中は、スタンドから、OBの皆さんも声援を送っていましたが、この試合も早稲田戦に続きノートライに抑えられました。しかし、後一歩でトライというチャンスも何度かありました。
「継続出来ても最後にミスが出てトライに繋がらなかった」と尾関ヘッドコーチがおっしゃっていましたが「2週間、空くので立て直しです」と最後は次節に気持ちを向けていました。

 明治の次戦は、慶応大学との一戦が11/5に秩父宮ラグビー場で行われます。そして、日体大は、今週末は対抗戦の試合はお休みで、11/12に埼玉の熊谷ラグビー場で筑波大学戦が行われます。

 どちらの対戦も接戦が予想されます。盛り上がりそうですね!
毎回書いているような気がしますが・・・ぜひスタジアムに足を運んで生のラグビー観戦を堪能してください_(._.)_

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posted by watakana |01:24 | 大学ラグビー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2006年10月24日

チームが勝つために

 100対0。10月22日に行われた、関東大学ラグビー対抗戦、早稲田大学対日本体育大学戦は早稲田が圧勝しました。

 試合後、早稲田大学の東条キャプテンは、
「今日は80分間集中を切らさずに出来た。普段は声を出さない奴に積極的に声を出せと言い続け、最後まで全員の声が良く出ていた」
と笑顔で語っていました。
 
 敗れた日体大は、この日の試合の前半7分に、キャプテンの湯浅選手が右足首を痛め負傷退場するというアクシデントに見舞われました。
 
 湯浅選手は、4月にキャプテンに任命されてからは、練習中や試合でも声を出し続けチームを引っ張っています。そんな湯浅選手の事を尾関ヘッドコーチも信頼しています。
 夏合宿にお邪魔させて頂いた時も「今年のキャプテンいいでしょう」とおっしゃっていました。

 キャプテンが負傷退場した数分後には、中心選手の4年生CTB山藤選手がタックルした際に頭を負傷して流血。一時退場という事態になります。顔中に血が流れ、その姿を見たスタンドの観客からは、どよめきが起こりました。
 日体大にとっては、ディフェンスの良い山藤選手がいない時間帯は、苦しくなります。この時間帯に早稲田は3つのトライに2つのゴールを決めました。
 キャプテンを試合開始早々に欠き、中心選手が10分以上も怪我の治療のために退場という事態は日体大にとっては大きな痛手となりました。
 もちろんその事だけが大敗の原因ではありません。ヘッドコーチもバイスキャプテンの小川選手も「個々の接点で勝てなかった。後手後手にまわり、カバーディフェンスも出来ず、最後まで修正できなかった」と悔しそうな表情をしながら試合を振り返りました。
 
 しかし、明るい兆しもチームには出てきています。小川選手が、
「昨年までは、個々の上にチームがある感じだったが、今年はチームが勝つために個人が何をしなくてはいけないのかと皆が考えています」と言い、チームとしてのまとまりが出てきたと感じていました。
 早稲田には大敗を喫しましたが、少しずつ変化を遂げている日体大は、今週の土曜日には明治大学戦を迎えます。

 そして、勝った早稲田の東条キャプテンは、
「自分は前半だけで交代してしまったけれど、途中から出た選手達も個性を活かしたプレーをしていて安心して見ていられました」
と、チーム一丸となっての勝利だった事を満足げに語っていました。
 早稲田は、日曜日に4試合連続無失点勝利を目指し、仙台で筑波大学と戦います。日曜日には他にも、秩父宮で帝京大学対慶応大学の一戦もあり接戦が予想されます。

 対抗戦も中盤に入り、各チームともに上位進出を懸けた熾烈な戦いが続いていきます。

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posted by watakana |23:13 | 大学ラグビー | コメント(6) | トラックバック(0)
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2006年10月17日

2年分の思い

 独特の緊張感に秩父宮の芝生「やっと帰ってきたなあ」
今月23日で32歳になるクボタスピアーズのベテラン伊藤邦行選手は思っていました。
 
 2006年10月14日。秩父宮ラグビー場では、首位の東芝ブレイブルーパス対クボタスピアーズ戦が行われました。

 キックオフ直前、若手選手のように勢いよくスタンドに出てきた伊藤選手は、バックスタンドで大きな声援を送ってくれている知り合いの側に駆け寄り、満面の笑みで手を振って声援に応えます。

 2年前までは、スタメンで出場することは当たり前でした。
しかし、昨シーズンの夏合宿で怪我をして戦列を離れてからは、復帰後も控え選手として途中から試合に出場するという日々が続き、昨シーズンは先発出場が一度も無いままシーズンは閉幕しました。

 今シーズンこそは。引退も覚悟の強い気持ちで開幕戦先発メンバー入りを目標に、春から取り組んできました。
  
 しかし、先発メンバー入りすることは出来ず、スタンドから試合を観る事に。自分達の代表として出ている若手中心のメンバー達の戦いを見つめながら、良いところもたくさんある。でも、俺だったら、もっと何か出来るのに・・・。そんなもどかしい思いをしていました。
 そんな悔しい思いの反面、外から試合を観ることで学ぶことがたくさんあり、試合に出ることの出来ないBチームのメンバー達の苦しさを知ることも出来ました。
 
 今シーズンは、今年から始まった、いわゆる2軍戦のセカンドリーグに出場し、その後9月30日、今シーズン初めて、トップリーグのサントリーサンゴリアス戦でリザーブメンバー入り。後半から試合に出場しました。

 そして、待ちに待ったトップリーグ先発出場の日がやってきました。その知らせは、試合が行われる週の火曜日、山神監督から直接言われました。
「今回はお前でいくぞ」
その言葉を聞いた時、嬉しさと同時に大きな責任を感じていました。2004年12月25日以来、約2年振りの先発出場になる。
 2年分の思いを全てぶつけて、試合に出られない選手の分まで頑張ろう。そして、若い選手たちの前でベテランの自分が下手なプレーを見せることは出来ないなと思っていました。
 
 試合は、33対24の9点差で敗れはしたものの、チームの皆が手ごたえを掴んだゲームでした。
「クボタは若いチームなので、メンタル面が大きく左右します。こんな時はベテランが引っ張らないと。まだまだ辞められません。これからのチームですから」
試合後、そう語った31歳のベテラン選手は、チームの為にそして自分の為にこれからも、戦い続けます。

 余談ですが、伊藤選手には、最近、人生初の出来事がたくさん起こっているそうです。
先日出場したセカンドリーグの試合では、初めてキャプテンを務めたそうです。
 そして、ラグビーと共に生きがいだという、プロ野球千葉ロッテマリーンズの応援に行った時には、何とダイレクトでファウルボールをキャッチしたそうです。
 それだけにとどまらず、その数日後に再びファウルボールをキャッチ。このときはダイレクトではなく転がってきたそうですが、ファウルボールを2つもキャッチするなんて、なかなか出来る事ではありませんよね。
 その強運は、今後ラグビーに活かされるものと思います!

 今年のトップリーグは、新人当たり年と言われていて、新人選手の活躍が目立っています。しかし、各チームのベテラン選手の活躍も見逃さないでください。

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posted by watakana |00:26 | ラグビートップリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年10月11日

開幕戦は特別です

 長いシーズンの幕開けとなる開幕戦は、やはり特別なものだそうです。

 10月1日、両チームにとって開幕戦となる、関東大学ラグビー対抗戦、慶応義塾大学対日本体育大学戦を観に、熊谷ラグビー場に行ってきました。 

 試合は、まず日体大が9分にPGで先制します。しかし、直後の13分に慶応がトライとゴールで逆転すると、その後も3つのトライを重ねます。日体大もロスタイムにトライとゴールを決めて7点を返し24対10で折り返しました。
 後半が始まり、1分、日体大がトライとゴールを決めて24対17まで追い上げます。その後は、両チームトライやPGで得点を重ね、結果は48対25で慶応が逃げ切り開幕戦勝利となりました。

 試合後、日体大の尾関ヘッドコーチは「少しずつだが、早いテンポで動かすラグビーが出来る様になってきた。しかし、あれだけミスが多いと相手がどうという問題ではなくて自滅。しかし、昨年までは、なかなか自分達の形でトライを取るという事が出来なかったが、今日のトライは自分達の形で取れたトライ。選手達には自信になったと思う」と言っていました。

 日体大キャプテンの湯浅選手も、同じように、反省点はあるものの手応えも感じていました。帰り際に、その湯浅選手に少し話を聞きました。
「キャプテンとしての初戦はいかがでしたか?」そんな質問をしました。すると、
「いやー・・・。きつかったです。開幕戦はやっぱり特別です。2試合目からはもっと落ち着いて平常心で出来ると思います」
と話してくれました。試合直後の記者会見の時には、試合の激しさを物語るように、少し腫れていた顔が、帰る頃には腫れも引いて、いつも通りの爽やかな表情に戻っていました。
 
 一方、慶応の松永監督は、「とにかくフラストレーションのたまる試合だった。全ての面において圧倒したかったが、走り勝ったとも言えないし、フィットネスでも上回ることが出来なかった。良い形で取れたトライがほとんどない。しかし、モールであれだけトライが取れたというのは、FWにとっては自信がついたと思う。今後は、今日の日体大のように走って取るトライを決めていきたい。開幕の固さは若干あったと思うが、それは2戦目からは大丈夫だろう。しかし、打倒早稲田に向けては、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんある」と語った時の表情は固いままでした。

 特別な緊張感の中で戦う開幕戦が終わり、週末7日の土曜日に2戦目を迎えた日体大は、ここ数年、苦杯をなめさせられている青山学院大学と対戦し、40対10で今シーズンの初勝利を飾りました。慶応大は筑波大学に勝利し、2勝目をあげました。

 季節は秋から冬に向かい寒さが厳しくなっていきますが、ラグビーシーズンはこれからが本番です。各地で益々熱い戦いが繰り広げられていきます。
ラグビーファンの方々も、まだラグビーを観た事が無い方々も、ぜひスタジアムで熱い戦いを応援してください!

 私も各地のラグビーの試合会場に出没したいと思います。

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posted by watakana |01:25 | 大学ラグビー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2006年10月10日

はじめまして。。。

はじめまして。
渡辺圭那子(わたなべかなこ)です。

 1964年に東京オリンピックの開会式が開催されたことを記念して1966年から10月10日は体育の日として定められました。
 しかし2000年からはハッピーマンデー法案の制定により10月の第二月曜日が体育の日とされています。

 ということで、今日2006年10月10日は体育の日ではないのですが・・・元体育の日という事で今日からスポーツナビ+でblogを書かせて頂きたいと思います。
 随分長い前フリになってしまいましたが・・・(^^;どうぞよろしくお願い致します。

 現在は、スポーツ中継のリポーターなどをたまにやらせて頂きながら、大好きなラグビーを中心に取材活動を細々と行っています。
 そんなスポーツ現場での出来事を、こちらのblogで紹介していければと思っています。
 かなり独自目線だと思いますが、率直な感想などをコメントして頂けたらとっても嬉しいです。

 以前、スポーツライター講座で指導して頂いた方で、もの凄く尊敬している現役のスポーツライターの方が、
「試合の中で、どちらのチームにもここは良かったと思える光るプレーが必ずあるはずだから、それを絶対に逃さないように。そのためには、綺麗な目と心でスポーツを観るように」
とおっしゃっていました。
 勝敗だけではなくて、そんな光るプレーをたくさん伝えていきたいです。
どうぞよろしくお願い致します。

渡辺圭那子(わたなべかなこ)

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posted by watakana |00:16 | その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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