2007年05月30日
熱い思いがたくさん詰っていた東京ストリート陸上
陸上とは無縁と思われる場所に陸上のトラックが出現して、日本のトップアスリートを生で間近に観られるなんて、夢のようなイベントだなあと思っていました。 東京ストリート陸上 観てきました。会場は、本当に夢の舞台でした。 オフィス街に出現した50mのトラックで、為末大選手がハードルを跳び、もの凄いスピードで駆け抜ける。 そして朝原宣治選手が、この日の予選で勝ち抜き出場権を得たチビッ子チャンピオンと並んで真剣!?勝負をしていました。 そんな様子を見ていた、短距離の菅野優太(かんのゆうた)選手や棒高跳びの有木健人(ありきたけひと)選手が「朝原さん大人げないなあ~」等と言っていて、会場を盛り上げていました。 競技が行われている間も、出場しないアスリート達が、順番に競技の解説などをしてくれていてとても和やかな雰囲気で大会が進んでいきました。 全ての競技終了後、アスリートの皆さんから挨拶がありました。いつもは、陸上競技場で行われている競技が、このようなストリートで行われて、観客の皆さんに近くで観てもらえて楽しかったと、感想を述べていました。 この大会は、為末選手が、昨年出演したTV番組の賞金1000万円の使い道として宣言した事から始まり実施されました。 しかし、実際には、費用1000万円では、足りなかったそうです。為末選手は、 「開催にあたり、多くの方々に賛同してもらい、協力して頂いたことを深く感謝いたします」 と、お礼を述べていました。続けて、陸上に対する熱い思いを語り始めました。 「私が、初めて世界の大きな舞台に立ったのは、シドニーオリンピックでした。その会場には、10万人という人が足を運んで大きな声援を送ってくれました。その翌年、日本選手権という大会に出場したのですが、観客は、1000人でした」 そう言った後、少し間が開きました。溢れそうになる涙を堪えているように見えました。観客は、皆、為末選手に注目していました。そしてその様子を見て、場内は静寂していました。少しの間の後、為末選手は、また語り始めました。 「自分が人生を懸けて取り組んでいる陸上競技への日本での関心は、こんなに小さなものなのかと落胆しました。この時から、日本国内でも、もっと陸上の素晴らしさを知ってもらいたいと思うようになりました。これからも、出来る限り色々なイベントを行って、もっと陸上の素晴らしさを知ってもらいたいです。そして、陸上を一番アピールすることが出来るのは、世界陸上のような大きな大会で結果を出すことです。選手一同頑張ります」 と、言いました。そして、最後に、この大会の感想として、子供達と一緒にイベントに参加出来た事を喜びながら、将来への希望も語っていました。 「僕らは、どんなに頑張っても、あと数年しかトップで活躍することは出来ません。これからの陸上界を担っていくのは、今日参加してくれたような子供たちです。彼らがもっと陸上に興味をもってくれるように益々頑張ります」 と言っていました。そんな為末選手の言葉を、参加した子供達も静かに聞いていました。 世界陸上まで、いよいよ3ヶ月を切りました。日本選手の活躍に期待しながら、世界の最高峰の素晴らしいプレーをたくさん観たいです。 実は、その前に、国内最高峰を決める日本選手権という大会が、世界陸上と同じ会場の長居陸上競技場で6月29日~7月1日まで行われます。世界選手権の代表選考を兼ねている種目もあり、こちらも注目してみたいと思います。
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posted by watakana |01:27 |
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