2007年05月18日

たくさんの祝福

 2007年5月17日。北海道日本ハムファイターズの田中幸雄選手が2000本安打を達成しました。
 
 2000本安打まであと1本と迫った、前日の最終打席の時と同じように、スタンドのファンは、内野席のファンも立ったまま「ゆきおー」コールを送っていました。
 
 4回裏の第2打席、ライナー性の綺麗な打球がライトに飛んでいくと、東京ドームの場内は歓喜の渦に巻き込まれました。
 田中幸雄選手が1塁を少し回ってストップすると、1塁側ベンチから日ハムの選手が飛び出してきました。最初に抱きついたのは、金村投手でした。
 さらに、スーツ姿の男性3人が花束をもって田中幸雄選手のもとに近付いてきました。顔ぶれは、金石昭人氏、西崎幸広氏、そして岩本勉氏でした。
 かつて、日ハムのチームメイトとして一緒に戦ってきた仲間からも祝福を受けていました。
 3塁側の楽天からは、チームを代表して山崎武司選手が花束を渡しに1塁べース付近にいる田中幸雄選手の元に行こうとしていましたが、日ハムの選手に囲まれている田中幸雄選手の近くに行くことができません。
 しかし、何とか手を伸ばして笑顔で花束を渡していました。
 そして、2000本と書かれた大きなプレートを渡されると、それを両手で掲げて、誇らしげな笑顔をしている田中幸雄選手に、大きな拍手が送られました。

 その後は、ランナーとして塁に残り、いつも通りのポーカーフェイスで試合に臨んでいるように見えました。
 しかし、試合後のインタビューでは、
「こみ上げるものを堪えるのが大変でした」
と言っていましたよね。しかし、まったくそうな風には見えませんでした。

 田中幸雄選手は、この後もさらに2本のヒットを打ち、猛打賞を記録しましたが、残念ながら試合には敗れました。

 この試合のヒーローは、3本のHRを含む4安打と大活躍の楽天の山崎武司選手でした。場内には、流れませんが3塁側内野スタンド前でヒーローインタビューが行われました。
 インタビューが終わるとレフトスタンドの楽天応援団から「山崎コール」が起こりました。山崎選手がその声援に応えてベンチに引き上げた後、通常なら勝った楽天の各選手の応援歌が演奏されるところだと思うのですが、レフとスタンドからは、なんと、
「ゆきおー。ゆきおー」
という幸雄コールが起こりました。楽天応援団の幸雄コールを聞いて日ハム応援団だけではなく、内野にいた日ハムファンも楽天応援団にお礼の拍手をしました。
 場内のファンは、この後、田中幸雄選手が出て来てインタビューが行われるのではないか?喜びの声が聞きたいと思って待っていました。しかし、なかなか出てきません。
 日ハムの応援団を中心に、
「ゆきおー。ゆきおー」
の大合唱が起こりました。この時は、敵も味方も関係なく、楽天の応援団も、田中幸雄選手の登場を待っていました。

 そして、5分ぐらい待った後に、田中幸雄選手が1塁側ベンチから出てきました。まずは、超満員になったライトスタンドに挨拶に行き、次にレフトスタンドの方を向いて頭を下げ、内野のファンに手を振りながら、1塁側ベンチに戻ってきました。
 
 照れ屋な田中幸雄選手らしいのかなとも思いますが、結局インタビューはありませんでした。
 しかし、対戦相手のファンからも祝福された、本当に素晴らしい田中幸雄選手の2000本安打達成でした。

画像は・・・試合前の田中幸雄選手です!!!
いつも通りにリラックスして練習しているように見えました。しかし、本当は、すごく緊張していたのでしょうか?
この数時間後に・・・歓喜の瞬間が訪れました。本当に良かったですね。
      おめでとうございます_(._.)_

田中幸雄選手


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posted by watakana |22:13 | プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年05月17日

1999本目を観てきました

  東京ドームで行われた、北海道日本ハムファイターズ対東北楽天イーグルス戦を観てきました。

 仕事の都合で、東京ドームに着いた時には、2回の裏が始まるところだったのですが、席に着く前に場内の方に、
「田中幸雄選手の第一打席は、どうでしたか?」
と訪ねてみると、
「四球でしたよ。だからあと2本ですね」
と教えてくれました。
 
 今日の田中幸雄選手は、8番1塁でスタメン出場でした。恐らく、あと3打席は回ってくるであろうと予想しながら試合を観戦しました。2安打する可能性は大いにあります。
 今日記録達成の可能性があるならば、自分の活躍よりもチームの勝利の方が大事と言っている田中幸雄選手のためにも絶対に勝ちゲームになって欲しいと思いました。

 試合は、ここまで3対2で日ハムが1点をリードしていました。

 そして、田中幸雄選手の第2打席が回ってきました。満員のライトスタンドをはじめ、1塁側そして3塁側の内野席からも大歓声が沸き起こりました。
 しかし、結果は、ショートゴロでした。

 その後、試合は、一時、楽天が山崎選手のヒットで5対3と逆転しましたが、すぐに日ハムも高橋選手の今季初HRで再逆転し、6対5で日ハムがリードの場面で田中幸雄選手の第3打席を迎えました。
 
 再び、大きな拍手が東京ドームを包み込みました。その大歓声の中、ワンバウンドでセンター前に打球が転がっていきます。センター前ヒットです。
 
 その瞬間、電工掲示板には、《1999》と表示されました。そして、1塁側とライトスタンドの観客は総立ちで、大きな拍手を田中幸雄選手に送りました。
「あと1本だあ~。今日決めて欲しいなあ~」
1塁側の観客は、みんな目を輝かせて喜んでいました。

 1塁ランナーとなった田中幸雄選手に、ライトスタンドの応援団から、
「走れ・走れ幸雄。走れ・走れ幸雄」
と声援が送られます。
1塁内野スタンドにいた、サラリーマン風の男性は、
「おい。おい。そこまで要求したら可哀相だろ」
と笑顔で話していましたが、その直後、田中幸雄選手がスタートを切ったのです。バッター小谷野選手は、外角のボールを必死にバットに当てました。ショートゴロになりましたが、その時はすでに田中幸雄選手は2塁に滑りこんでいました。
 バッターはアウトになりましたが、田中幸雄選手は2塁セーフで、2アウトランナー2塁で打席は、森本選手です。
 森本選手は、見事にセンターオーバーの3ベースヒットを放ち、田中幸雄選手が生還しました。
 
 その後は、両チーム1点ずつを加えて2点差で、8回の裏、いよいよ、田中幸雄選手の4打席目です。2000本安打にあと1本と迫った打席を迎えました。
 この打席に田中幸雄選手が入るときには、今日一番の大きな歓声でした。
 そして、外野のみならず、内野席自由席の観客も立ったまま声援を送りました。
「ゆきおー。ゆきおー。ゆきおー」
その声援に応えるように、田中幸雄選手もファールで粘ります。田中幸雄選手がファールを打つ度に、
「おー」
という声が客席から起こります。そんな中で打った8球目の打球は、セカンドゴロでした。
 その瞬間、球場内は溜息に包まれてしまいましたが、その後すぐに拍手が沸き起こりました。
拍手をしながら、ある男性は
「今日はこんなにワクワクさせてくれてありがとう。明日以降も頑張れ」
と言ってエールを送っていました。私も同じ気持ちでした。

 試合は8対6で日ハムが勝ちました。

しかし、田中幸雄選手の大記録達成は、明日以降に持ち越しとなりました。

 今日の球場全体の雰囲気は、滅多に味わえるものではないなと思いました。記録の掛かった試合というのは、本当に凄いものなのだと感じました。

 記録が達成される瞬間は本当に球場内はどうなってしまうのでしょうか?(笑)今から楽しみです。
 
 実働22年目での大台到達は、史上最長。そして、日本ハム生え抜き選手としては初の大記録です。
 
 その記録達成の瞬間が本当に待ち遠しいです。
東京ドーム


posted by watakana |00:37 | プロ野球 | コメント(4) | トラックバック(0)
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