2009年10月16日
関東大学ラグビー対抗戦・日本体育大学対慶應義塾大学戦
9月12日の2試合目です。 昨年は、日本体育大学が、11年ぶりに慶應大から勝利を挙げました。近年、接戦が多く今季も接戦が予想される中でキックオフとなりました。 しかし、前半の序盤は両チームともにミスも出てなかなか勝機を見出せない展開でした。 そんな中、先制点は14分の慶応大WTB三木貴史選手がトライでした。 試合後、林監督が「試合がどちらに転ぶかわからない状況で、相手の選手に触れられながらも、2人3人と抜いて決めたあのトライは大きかった」と振り返っていました。 その後も、トライを重ねた慶應大は、前半だけで5トライを奪いました。ハーフタイム中に、日体大は柴田紘三郎ラグビー部長から「あれだけ練習してきたのに簡単に諦めてしまったら、もったいないだろう」と檄を飛ばされた日体大の選手たちにも気合が入った様子でした。 しつこいデフェンスで慶應の選手に食らいつき、SH柳原瑞樹選手や怪我から復帰したWTB豊前貴士選手が慶應大のトライを防ぐタックルを見せます。 しかし、終始FWで圧倒した慶應大が後半もトライを重ねて50対0で大勝しました。試合後、勝った慶應大の林監督は、「昨年敗れた日体大を0点に抑えて勝つことが出来てよかったが、ミスも多く課題が多く出た。勝てたことだけが収穫です」と厳しいコメントをしていました。 キャプテンのFL松本大輝選手は、「敵陣でプレーすることができたので、焦らずにやれた。ブレイクダウンでは、相手FWは大きい選手が多いので絡まれる前にボールを出してテンポよくボールを回すことを心がけて、それはできてよかったが、セットプレーでのミスが多く課題もたくさんあるので、今後に活かしていきたいです」と語っていました。 林監督が、「大学選手権の決勝で戦うという高いモチベーションでやっている」と言っていた今年の慶應大。今後の戦いからも目が離せませんね。一方敗れた、日体大の米地徹ヘッドコーチは、「慶應大のブレイクダウンでの強さと正確なプレーの前にトライを奪うことが出来なかった。しっかり反省して次に活かしたいです」と語っていました。 キャプテンのPR廣瀬良太選手も、「ブレイクダウンを意識してやってきたが、接点の強さと組織力に完全にやられた。後半は気持ちを切り替えて序盤はしっかりディフェンスできたが、1本獲られたところで足が止まってしまいました。すぐに次の帝京戦があるので、しっかり反省して臨みたいです」と話していました。 日体大にとっては、ここ2試合は強豪相手であまり試合の間隔がない厳しい日程ですが、気持ち切り替えて頑張ってもらいたいです。
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posted by watakana |23:13 |
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試合後の会見では、清宮克幸監督も佐々木隆道キャプテンも試合内容には納得していないとのコメントでしたが、そういう中でも試合に勝ったいうことは、これからの自信になるとおっしゃっていました。
そして、九電のジョン・シェラット ヘッドコーチ、木村允彦キャプテン
は、サントリーの圧力の前に自分たちのラグビーが出来なかったと敗因を分析していました。
さて、この日の秩父宮ラグビー場のFOR ALL カフェには、「ワールドカップ2019日本招致決定の軌跡」や「歴代のワールドカップの激闘」などの写真パネルが展示されていました。
激闘の様子を伝える写真の中には、現在はサントリーで活躍されているジョージ・グレーガン選手のラグビーオーストラリア代表ワラビーズ時代の勇姿もありました。
世界最多キャップを誇るグレーガン選手は、つい数年前までは、私にとっては、テレビの中で観る憧れの選手だったんです。今も憧れの素晴らしい選手だなと尊敬する気持ちは変わりませんが、そのグレーガン選手を、今は生で日本で見られるなんて本当に幸せなことだなと、写真を見ながら改めて思いました。
そのグレーガン選手は、日本での2シーズン目を迎えています。「チーム内でも機能してきた」と清宮監督が語り、佐々木キャプテンは、「一つ一つのプレーに厳しく、冷静にチームを正しいところに導いてくれます」とチーム内でのグレーガン選手の存在の大きさを語っていました。
さらに「今年キャプテンになって、リーダーとして学ぶところが多いです」と佐々木選手が語っていました。
高校・大学時代から優れたキャプテンシーを発揮している佐々木選手ですが、世界最高のリーダー、グレーガン選手から、さらに多くのことを学んでいるんですね。素晴らしいことだなと思いました。
昼間は大学生の試合を観て、夜は社会人の試合を観ることになったのですが、一番の違いは体格だなあと思いました。もうすぐ季節柄、夜の試合はなくなってしまうので、この日は大学と社会人のWヘッダー観戦ができたのは、貴重な体験でおもしろかったです。
試合ですが、本当におもしろかったですね。ラグビーの醍醐味である激しいぶつかり合いは迫力満点でした。結果は12対8でトヨタの勝利でした!
試合後の会見で、東芝の廣瀬俊朗キャプテンが、
「いつもより東芝の足が重くて、トヨタと試合しているなあーって思いました」
とおっしゃっていましたが、接点での激しさでかなり消耗している様子、トヨタの威力がいかにすごかったのか、その言葉からすごくよく伝わってきました。
そして、トヨタの麻田一平キャプテンは、初めての秩父宮のナイターでたくさんのお客さんが入ってくれて、とてもワクワクしながら試合に臨めたそうです。そして、
「厳しい試合になると思っていましたが、気持ちをしっかりもって戦うことができ、ディフェンスは守りきれる感触があったので、焦りはありませんでした」
と語っていました。
私も観ていて、あの強い東芝が相手なのにトヨタのディフェンスを破れそうな気がしませんでした。
試合後、トヨタの難波英樹選手は、「東芝との真っ向勝負はおもしろかったです」と、とてもさわやかな表情で語っていました。
グラウンドと客席ですが、グラウンドの選手の気持ちは客席にも伝わりますよね。
この試合のリポートは書くのがかなり遅れてしまいまして、もう情報が出尽くされてしまった感がありますので(って、いつもどこよりも遅いんですけど・笑・←笑っている場合ではないか!)とにかく激しい試合でとっても感動したということを短くお伝えしました。
午後2時からは、2試合目の成蹊大学対日本体育大学戦です。
キックオフ直前の両チームの円陣です。
まずは、成蹊大。
そして、日本体育大です。
試合は、成蹊大が4分に先制のトライとキックで7点を先制します。しかし、11分に日体大がトライとキックで追い付き、19分にもトライとキックで14対7とリードを奪います。
昨年度の対抗戦3位の日体大と7位の成蹊大の対戦。そして、今季の開幕戦の対明治大学戦に敗れはしましたが後半30分までリードを奪っていた日体大に対し、開幕の早稲田戦では106対0で敗れている成蹊大の対戦ということで、日体大の圧勝も有り得ると戦前は予想していました。
逆転した後は、日体大が点差を広げていくのかなと思っていたのですが、31分に成蹊大が同点に追いつき、36分にもトライで5点を追加して成蹊大が再び逆転して、19対14でロスタイムに入りました。
時計は42分をまわり、成蹊大陣内22m付近で成蹊大のペナルティにより、日体大はスクラムを選択しました。日体大ボールのスクラムから、最後はNO8の高井迪郎選手が成蹊大ゴールに長い手を伸ばしてトライを決め同点にし、さらにSOの青木和也選手のキックが決まり21対19として、日体大がわずかに2点のリードで折り返しました。
後半の先制点は、日体大でした。5分に成蹊大ゴール前のスクラムから、キャプテンのPR廣瀬良太選手のトライが決まります。そこからは、日体大ペースで試合が進み、19分・24分と日体大がトライを重ねて40対19とリードを広げていきます。
しかし、30分を過ぎると、日体大のミスに付け込んだ成蹊大は、2つのトライで9点差まで追い上げました。最後まで勝負の行方のわからない展開となりましたが、その後は両チーム1トライを追加して、45対36で日体大が今季初勝利をあげました。
試合後に両チームのキャプテンにお話を伺いました。
成蹊大のゲームキャプテンで副将のWTB三雲淳選手は、
「今日の試合のテーマは《スイッチ》ということで、前半をロースコアに持ち込んで後半につなげて、相手の足が止まってきたところで、スイッチを入れて、自分たちは走り負けないようにしようという作戦でした。その通りの戦いはできたのですが、勝つことができなかったのは悔しいです。しかし、早稲田戦の後、トレーナーさんから全然走れていなかったと指摘され、日体大戦に向けてすごく走りこみました。その成果を出せたので、次につながる戦いは出来たと思います」
と言って胸をはっていました。最高のムードで次の明治大学戦に臨めそうですね。
一方、日体大の廣瀬選手は、
「今日は、圧勝して次の慶應戦に勢いをつけられるような戦いをしたかったのですが・・・。相手のトライはすべてうちのミスからですからね・・・」
と語った後、
「でも、後半開始から、20分ぐらいは、自分たちのペースで戦えたので、これからはその戦いを80分間できるように一生懸命練習します」
と先を見据えて語ってくれました。
この日は、明治大戦の時のような出足が早くしつこいディフェンスもあまり見られなかったような気がしました。さらに後半30分以降のスタミナも気になったので、その辺のことを聞いてみると、
「明治戦は、格上だと思っていたので、気持ちが入った良いモチベーションで試合に臨めたのですが、それに比べるとモチベーションは低かったので、動きも悪かったと思います。スタミナというよりは、今日は気持ちの問題が一番大きかったと思います。気持ちが切れなければ大丈夫です」
と話してくれました。今年のチームはメンバーがだいぶ入れ替わった「若いチーム」なので、試合を重ねながら精神的にも成長していってくれることを期待したいです。
ところで、翌日行われた筑波大学対帝京大学戦は、昨年の対抗戦を制した帝京大が5位の筑波大に敗れる波乱がありましたね。残念ながら私は観に行けませんでした。
その試合では、帝京大はケガ人もいてベストメンバーではなかったそうですが、試合後の選手のコメントで「格下ということで油断があったかも知れない」という内容のものもありました。すべての試合に高いモチベーションで臨むことは難しいのですね。

