2008年03月27日
先ほど終わりましたポルトガルvsギリシャ戦のTV観戦レポートです。
ポルトガルはギリシャに1-2で惨敗。これでギリシャ相手には三連敗となってしまいました。
楽観的な見方をすれば、ポルトガルのチームスタイルがギリシャにとって与しやすいという言い方も出来ますし、クリスティアーノ・ロナウドもナニもデコさえもいなかったという言い訳も出来ます。
しかし、現在のポルトガルがEURO2008の優勝候補と言い切ってしまうのはおこがましいことははっきりしたのではないでしょうか?
この日のポルトガルのスタメンは、
GK:リカルド
DF:パウロ・フェレイラ(右SB)、ぺぺ、リカルド・カルヴァーリョ(CB)、カネイラ(左SB)
MF:フェルナンド・メイラ、ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、カルロス・マルティンス(トップ下)
FW:クアレスマ(右W)、シマオン(左W)、ヌーノ・ゴメス(トップ)
カピタオン(キャプテン)はヌーノ・ゴメス、4-5-1の布陣です。
スタメンは月曜日(24日)の国内練習の予想フォーメーションと全く同じでした。
前半7分、ファーストシュートをヘディングで放ったのは、EURO2004決勝でポルトガルを屠る決勝ゴールを決めたギリシャのハリステアスでした。
しかし、この日の前半のギリシャはEURO2004のときのように守って守ってカウンターでワンチャンスをモノにして守りきってというようなサッカーではなく、中盤底からカツラニスを始めとした鋭いタックルでマイボールを奪うとそこから長くて速いパスで前線に通すというような速攻を繰り返しており、ポルトガルDFはあっさり振り切られる場面が目につきました。
一方のポルトガルは前半16分にシマオンが突然左足を押さえ、ベンチに向かって交代の合図を指を回しながら送って早々とピッチから退き、ジョアン・モウティーニョが投入されるというアクシデントはあったものの、前半はまったく見せ場はありませんでした。
クアレスマは全くボールに絡めませんでしたし、攻撃の起点として期待されたミゲル・ヴェローソは試合から”消えていた”と言ってもいいでしょう。
本来なら、守備に専念して5バックに近い形で守りを固めるファクターであるフェルナンド・メイラが積極的に上がってゲームメイカーの役割を担っていましたから、ちぐはぐさは否めませんでした。
そして前半33分、ぺぺのファウルから得たFKを蹴るのは、元ベンフィカのというより、EURO2004開幕戦で先制ゴールを叩き込んだというほうが分かりやすいかも知れません、カラグニスです。この直接FKをゴール左上隅に叩き込んだカラグニス、ギリシャが1-0と先制します。歴史は繰り返してしまいました。
前半はこのまま1-0で折り返すのですが、ポルトガルは前半放ったシュートはたったの二本、それもカルロス・マルティンスとミゲル・ヴェローソの”とりあえず撃ってみました”という枠外ミドルシュート二本です。全く見せ場を作れませんでした。
後半に入ると、ポルトガルは、カネイラ、ぺぺ、フェルナンド・メイラを下げ、ミゲウ、ブルーノ・アルヴェス、ウーゴ・アルメイダをそれぞれ投入します。
後半のポルトガルのフォーメーションは、
GK:リカルド
DF:ミゲウ(右SB)、リカルド・カルヴァーリョ、ブルーノ・アルヴェス(CB)、パウロ・フェレイラ(左SB)
MF:ジョアン・モウティーニョ、ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、カルロス・マルティンス(右W)、クアレスマ(左W)
FW:ヌーノ・ゴメス、ウーゴ・アルメイダ(トップ)
4-4-2の布陣にシフトしてきました。この2トップを実戦で試すのも久しぶりですね。
しかし、追加点を奪ったのはギリシャでした。
後半59分、ブルーノ・アルヴェスのファウルから得たFKを直接決めたのはまたもカラグニス。GKのリカルドが一歩も動けない見事なFKでした。これで2-0。
この日のポルトガルを見ていると勝負はほぼ決まった、見ているこちらは脱力感でいっぱいでした。
遅まきながら後半75分に右サイドを上がったミゲウが逆サイドに長いクロスを左足で上げ、長身のウーゴ・アルメイダがヘッドで中央に落として、走り込んだヌーノ・ゴメスが右足を投げ出してゴールに押し込み一矢報います。2-1。
残り15分間の右サイドをオーバーラップしたミゲウを起点としたクロスからのポルトガルの攻撃は良かったように思います。
「右サイドのミゲウがクロスを上げて左サイドのウーゴ・アルメイダがヘッドで落としてヌーノ・ゴメスが飛び込む」、この一連の流れがこの日のポルトガルの攻撃の形として唯一形になっていた。意図してゴールを狙った形だったのではないでしょうか。
ベンフィカでもオスカル・カルドーソの影に隠れてトップでの出場機会の無いヌーノ・ゴメスが代表で久しぶりにゴールを決めたのは明るい材料です。昨年3月24日のベルギー戦以来のゴールでした。約一年ぶりです。
結局、ポルトガルは1-2で敗れました。クアレスマがボールを持ち過ぎて独善的なプレーに走って味方との連携を疎かにしていたとか、リカルド・カルヴァーリョ起用にこだわるならCBのパートナーはやはりジョルジュ・アンドラーデかフェルナンド・メイラでないと生きないのではないかとか、この試合で見えてきた課題はたくさんあるのですが、やはり監督のスコラーリの考えがどうしても見えてこないですね。どういうサッカーを志向したいのか?新しいポルトガルのスタイルを本大会でぶつけるために模索中なのか?このギリシャ戦も勝負にはこだわらず、あくまでもテストという位置づけだったのか?
どうも私にはスコラーリの”ご乱心”に思えてならないのですが。。。
ケガ人やスタメンの欠場選手が多いとは言え、これだけ毎試合フォーメーションやシステムをいじっていたらそりゃ選手は短い合宿期間の中で適応は出来ないですよ。
EURO2004の前もちょうど3月にイタリアに負けて、本大会では好成績を残したのですが、今回はこのままではグループリーグ敗退も有り得ると思います。チームとして機能してないですから。
この日の対戦相手、ギリシャが「攻める選手」、「中盤ドリブルで突破してファウルをもらう選手」、「タックルをしかけてボールを奪う選手」、「高い位置でプレスをかける選手」など役割分担がはっきりしていただけに、ポルトガルの”行き当たりばったり”ぶりが余計に目についてしまったのですが。。。
あとは、5月のヴィゼウでの約2週間の国内合宿である程度の「カタチ」を見つけないとポルトガル、本当にヤバイと思います。
posted by 鰐部哲也 |08:54 |
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2008年03月25日
昨日(24日)、水曜日(26日)のギリシャとのテストマッチに向けてポルトガル代表がいつものようにリスボン近郊のエスタディオ・ナシオナルで始動しました。
ということで、ライフワークである「セレソンの取材」に行ってきました。
その前に、先週土曜日(22日)に「アルガルヴェ」スタジアムで行われたリーガ杯(カールスバーグ・カップ)決勝、ヴィトリア・セトゥバルvsスポルティングの一戦は90分でも決着がつかず、PK戦の末(この大会のレギュレーションでは前後半30分の延長戦はやりません)セトゥバルが見事初代王者に輝きました。
スポルティングはまたもや”苦手”のPKに一番手が届きそうだったタイトルを阻まれたわけですが、5人中3人が外してはそりゃ勝てませんね。
今シーズン、スポルティングはリーガで8回のPKチャンスがありながら5回も外しています。その決定率は.375と下手したらイチローの打率より悪いぐらいです。
スポルティング、この大会直前には異例のPK練習をして臨んだんですが。。。
それでも26歳のセトゥバルの守護神、エドゥアルドと90分ゴールを許さずタイトルを勝ち獲ったセトゥバルイレブンを褒めるべきですね。
話を昨日のポルトガル代表練習に戻しましょう。
先日発表された20人の招集選手のうち、日曜日(23日)の試合で揃ってゴールを決めたマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドとナニがホテルでの別調整で欠席(リカルド・カルヴァーリョもアーセナルとの試合が日曜日にあったんですが)でした。チームドクターによるとナニは左太ももに少し張りがあるようですね。
16時25分(現地時間)、スコラーリの10分間以上に及ぶ入念な指示の後に始まった練習では、選手は25分間みっちりフィジカルトレーニングで汗を流した後、戦術練習に臨みました。
いつものDFを置かない10人での攻撃練習、最初にスタメン組に入ったのは、
DF:パウロ・フェレイラ(右SB)、ぺぺ、リカルド・カルヴァーリョ(CB)、カネイラ(左SB)
MF:フェルナンド・メイラ、ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、カルロス・マルティンス(トップ下)
FW:クアレスマ(右W)、シマオン(左W)、ヌーノ・ゴメス(トップ)
でした。
フォーメーションは4-5-1なのですが、実際はボランチの一枚、フェルナンド・メイラはDFラインに近い位置で実質、5バック、ボランチのもう一枚、ミゲル・ヴェローソはほぼトップ下のカルロス・マルティンスに並ぶような高い位置に入りましたから、見た目は5-2-3ですね。
先月のイタリア戦前日の記者会見でも言っていたようにスコラーリは、フェルナンド・メイラをCBではなくボランチ、それも”ほぼ守備専念ボランチ”のオプションとして起用することがほぼ決まりのようですね。
この日、監督のスコラーリが動きを止めて個別にコーチングしていたのがミゲル・ヴェローソでした。中央から積極的に上がらせて、カルロス・マルティンスを追い越してのヌーノ・ゴメスへのパス出しや、両サイドへ開くタイミングなどを事細かに指示されていました。
攻撃の起点及び組み立てはミゲル・ヴェローソになりそうですね。
さらにこのミゲル・ヴェローソ、戦術練習の終盤では左サイドバックに入るオプションも試されていましたから、まさに”マルチロール”ぶりを如何なく発揮していました。
他の選手では、ジョアン・モウティーニョはトップ下ではなくボランチのオプションとして使われていましたし、ジョルジュ・リベイロも左SBではなく、所属クラブのボアヴィスタでやっている左サイドハーフで使われていました。
さらに右サイドバックですが、この練習を見る限りではミゲウよりパウロ・フェレイラをギリシャ戦のファーストオプションとして考えているようです。パウロ・フェレイラが左SBに入った場面はほとんどなかったですから。
まぁ、この日はクリスティアーノ・ロナウドもナニも練習参加してませんから、今日(25日)のデュッセルドルフでの現地練習でスタメンの絞込み行われるでしょうが、相変わらずスコラーリのは”試行錯誤”しているようですね。
最後にこの日は国内練習で、イースターの最終日で多くのファンが集まったにも関わらず、サインや写真などのファンサービスは一切なし。国内メディアを始め、記者も取材エリアを厳しく制限されながらの取材となりました。
監督のスコラーリが一番ピリピリしているようですね。”入り”のときもメディアを完全無視。”出る”ときもかろうじてスタジアム外の植垣の隙間から自身の名前を叫んでエールを送るファンまでも完全無視。最近のスコラーリの態度には失望させられることが非常に多いです。どうも指揮官の余裕のない”イライラ”を見ていると本大会に不安が募ってしまうのですが。。。
ポルトガル代表は今日(25日)、試合会場のデュッセルドルフのLTUアレナで18時(現地時間)から最後の練習を行った後、明日(26日)のギリシャ戦に臨みます。
【追記】
月曜日(24日)の国内練習を欠席したクリスティアーノ・ロナウドとナニは、ポルトガル代表チームドクターのエンリケ・ジョーンズの診察を受け、ロナウドは左足に肉離れ、ナニは左股関節の負傷により明日(26日)のギリシャ戦を欠場することが決定しました。ナニは昨夜(24日)、国内のオエイラス市で行われたポルトガル代表新ユニフォームの発表会には参加しましたが、すでにロナウドと共に代表チームからは離れている模様です。
posted by 鰐部哲也 |16:26 |
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2008年03月19日
先ほど、FPF(ポルトガルサッカー協会)本部で、3月26日に行われるポルトガルvsギリシャのテストマッチに向けたポルトガル代表の発表会見が行われました。
まずは今回の招集メンバー20人です。
GK:リカルド(ベティス)、ルイ・パトリシオ(スポルティング)
DF:ミゲウ(ヴァレンシア)、パウロ・フェレイラ(チェルシー)、リカルド・カルヴァーリョ(チェルシー)、ブルーノ・アルヴェス(ポルト)、ぺぺ(レアル・マドリー)、フェルナンド・メイラ(シュトゥットガルト)、カネイラ(ヴァレンシア)、ジョルジュ・リベイロ(ボアヴィスタ)
MF:ミゲル・ヴェローソ(スポルティング)、ラウール・メイレレス(ポルト)、カルロス・マルティンス(レクレアティーヴォ)、ジョアン・モウティーニョ(スポルティング)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)、リカルド・クアレスマ(ポルト)、シマオン・サブローサ(アトレティコ・マドリー)、ナニ(マンチェスター・ユナイテッド)、ヌーノ・ゴメス(ベンフィカ)、ウーゴ・アルメイダ(ブレーメン)
今回のメンバーを見て「サプライズ招集」はMFのカルロス・マルティンス(写真)ということになるでしょう。EURO2008予選では2006年11月15日に行われたホームのカザフスタン戦の1試合のみに起用され、しかも途中出場で28分しかプレーしていません。
ただ、このカルロス・マルティンス招集は国内メディアの見方では「予想通り」の選出でした。先月23日に行われたリーガ・エスパニョーラの試合、ヴァレンシアvsレクレアティーヴォ戦を視察に訪れた監督のスコラーリ、当初はヴァレンシアのカネイラをチェックするのと、コンディション不良と言われたミゲウとの直接の話し合いが目的だったと言われています。
しかし、この「御前試合」でレクレアティーヴォのカルロス・マルティンスが後半52分に同点ゴールを叩き込むなど、素晴らしいパフォーマンスを見せ指揮官のお眼鏡にかなったというわけです。
今回のギリシャ戦では、ちょうどデコが右太ももの肉離れで招集されませんでした。カルロス・マルティンスは昨季までスポルティングでもトップ下のポジションで背番号「10」を背負ってましたから、「デコのバックアッパー」としての期待がかかります。そう言えば上記のカザフスタン戦でもデコと交代しての途中出場でした。
他の招集メンバーでは、ボランチのマニシェ、プティが今回はメンバーから外れ、ミゲル・ヴェローソがフル代表復帰を果たしました。ただ、ミゲル・ヴェローソは左足股関節のケガで先週木曜日のUEFAカップ、ボルトン戦と今週月曜日のリーガ、ナシオナル戦は欠場しています。「回復見込み」ということでの招集なんでしょうが、こちらも”強行招集”という意味ではサプライズでした。
右SBはボジングワがCLのシャルケ戦の負傷で戦線離脱中ですから、ミゲウも無事代表復帰。間違いなくスタメンで使われるでしょう。
CFでは今回、先週土曜日の古巣マリティモ戦で出場機会のなかったマククラが招集を見送られ、ケガから復帰したばかりのヌーノ・ゴメスが選ばれました。
ベンフィカでは、今回控えGKのキムもスコラーリが常々「彼はベンチのキャプテンで、必要不可欠な選手」と言っているにも関わらず外されましたし、プティも「使える状態」なのに外されました。カマーチョ辞任で揺れるチーム事情が少なからず影響したのかもしれません。
今日、会見に臨んだ監督のルイス・フェリペ・スコラーリは「なぜこの選手を選んだか?なぜこの選手を選ばなかったか?という個別に選手名を挙げた質問には一切答えない。」となぜかナーバスになっており、終始不機嫌でした。最近のスコラーリは会見でのこうした大人気ない態度が非常に多いですね。
ポルトガル代表の予定です。
3月24日(月):12時 ポルトガル代表選手集合(ラゴアスパーク・ホテル)
16時30分 ポルトガル代表練習(エスタディオ・ナシオナル)
3月25日(火):18時 ポルトガル代表練習(LTUアレナ/デュッセルドルフ)
3月26日(水):20時30分 ポルトガルvsギリシャ(LTUアレナ/デュッセルドルフ)
時間はすべて現地時間です。
リスボン-デュッセルドルフ間のエアーチケットが異様に高騰していて、残念ながら私は現地ドイツでの試合取材を断念しました。
スコラーリ政権になってからギリシャとは2敗1引き分け。この2敗とは言わずもがな自国開催のEURO2004の開幕戦と決勝戦での敗戦です。
ぜひ、ポルトガルにはリベンジ果たしてもらいたいものです。
それにしても本大会の「23人」枠はいまだ見えてきませんね。
posted by 鰐部哲也 |23:07 |
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2008年03月14日
先ほど終わりましたUEFAカップ決勝トーナメント2回戦、2nd.レグ、スポルティングvsボルトン・ワンダラーズの一戦のレポートです。
それにしても、スポルティングというチームは強いのか弱いのか分かりませんね。日曜日(9日)のリーガ第22節でギマリャエンス相手に完膚なきまでに叩きのめされたと思ったら、今日(13日)のこの試合では素晴らしい内容で勝利、UEFAカップベスト8入りを決めてしまいました。
アトレティコ・マドリーを破ったボルトンはギマリャエンスよりは強いはずです。そのボルトンを軽く退けたスポルティングが現在、ヨーロッパのサッカーシーンでどれくらい強いのかいまいちはっきりしません。
要は”気持ち”の問題なのでしょう。4日前に全く良いところなく最低のパフォーマンスを見せたチームが4日後には90分間通して途切れない集中力を見せ抜群のパフォーマンスで「ヨーロッパの舞台」で勝ってしまうということは、監督のパウロ・ベントは明らかに今季のリーガを半ば”捨てて”、「獲れる可能性のあるタイトルを優先させえるべきだ」と自身も言っているようにカップ戦に選手のモチベーションをピークに持っていっているのは明らかです。
それでおそらく、今季もリーガ杯、ポルトガル杯、そしてこのUEFAカップのいずれかのタイトルはきっちり獲ってくるはずです。
この明確な目標設定を公言しているところが、がリーガで燻っていてもパウロ・ベントがフロントからもサポーターからも支持される所以なのでしょう。
今日、「ジョゼ・アルヴァラーデ」に集まった観客は22,031人。相変わらず客足は鈍かったです。
試合前には、スポルティング所属の陸上選手で、9日にヴァレンシアで行われた陸上の世界室内選手権大会の女子走り幅跳びで金メダルを獲得した、アフリカのサントメ・プリンシペ出身のポルトガル帰化選手のナイデ・ゴメスのスポルティング会長ソアレス・フランコによる表彰がありました。
スポルティング所属の陸上選手ではアテネ五輪の陸上男子100mで銀メダルを獲得したフランシス・オビクエルが有名ですが、このナイデ・ゴメスも今年の北京五輪に向けて大いに金メダルの期待がかかります。
この日のスポルティングのスタメンです。
GK:ルイ・パトリシオ
DF:アベウ(右SB)、トネル、アンデルソン・ポウガ(CB)、グリミ(左SB)
MF:ジョアン・モウティーニョ(ボランチ)、ロマニョーリ(トップ下)、ブルーノ・ペレイリーニャ(右W)、イズマイロフ(左W)
FW:ブクチェヴィッチ、リエドソン(トップ)
カピタオン(キャプテン)はジョアン・モウティーニョ、4-4-2の布陣です。この日はミゲル・ヴェローソが左足付け根の痛みを訴えて欠場。その代わりリエドソンがケガから復帰してスタメンに名を連ねました。
いつも前半はベンチから見て右にエンドをとるスポルティングが左にエンドをとったこの試合、開始1分でゴール前でジョアン・モウティーニョが倒され、FKのチャンスを得ます。これを蹴るのがブクチェヴィッチ、左足から放たれたボールは完全に枠を捉えていましたが、相手GKのスーパーセーブに阻まれます。
一方のボルトンは前半7分にU-21ポルトガル代表FWのリカルド・ヴァズ・テの弾丸シュートがゴールネット横を揺らして、これがファーストシュートになります。
この日のボルトンは序盤は、このヴァズ・テが前線で運動量豊富に動き回り、自らDFのマークを外すとボールを受けては果敢にシュートを打つ攻撃が目立ちました。逆にこのヴァズ・テをマークしていたアンデルソン・ポウガの守備がまずかったとも言えます。
前半のスポルティングは、やはりミゲル・ヴェローソの穴が響きました。中盤底でボールキープしてビルドアップ出来る選手の不在で、リエドソンがわざわざ中盤まで下がってパス出しをしていましたから、前線の攻撃は薄くなり、相手DFに囲まれてしまいます。
それでも、ロマニョーリを中心としたダイレクトプレーで揺さぶりをかけ、徐々にスポルティングがペースを握り始めます。
0-0で折り返した後半、スポルティングが活路を見出したのが、右に開いたロマニョーリとリエドソンのワンツーからフリーの右ウィング、ブルーノ・ペレイリーニャにシュートを打たせるという”崩し”でした。
スポルティング、リエドソン不在のときは、ロマニョーリが左に開いて、ブクチェヴィッチ、イズマイロフの3人で左サイドから崩しにかかるのが定石だったのですが、この右からの崩しは新しかったですし、効果的でした。
そして後半85分に、左サイドのイズマイロフから中央のジョアン・モウティーニョへパス。これをダイレクトで右にはたき、このパスを受けたのがフリーのブルーノ・ペレイリーニャ。こちらもダイレクトで右足ではなく左足を振りぬき、ゴールネットに突き刺しました。ゴール。1-0。
ブルーノ・ペレイリーニャはアウェーのバーゼル戦でもゴールを決めていますから、UEFAカップとは相性が良いようです。
このゴールも後半、ロマニョーリとリエドソンが何度となくブルーノ・ペレイリーニャにシュートチャンスをお膳立てして”練習”出来たおかげです。
このゴールで勝利を確信したパウロ・ベントは、直後にCBのグラッドストーンを投入し、DFを5バックにして思惑通り逃げ切りました。
先週のアウェーの1st.レグでアウェーゴールを奪って1-1と引き分けたスポルティングは、この日0-0でも勝ちぬけが決まっていたわけです。
しかし、守るのではなく、常に攻めの姿勢を貫いて最終的には1点をもぎ取って勝利したわけですから、ファンも大いに納得できる内容と結果でした。
試合後、ゴール前に座り込んだまま動かないボルトンのニッキー・ハントの元にグリミが近寄り、手を差し伸べて起こして上げたシーンと、試合後の記者会見でボルトン監督のガリー・メグソンが最後に「スポルティングにはこの大会でファイナルまで勝ち進んで、ぜひ、UEFAカップを手にして欲しい」とエールを送って席を立ったシーンがとても印象的でした。
最後の幕切れも非常に良かったと思います。
しかし、試合中にこんなに柔軟に戦術的な変化に対応できるスポルティングがリーガ5位、いやベンフィカより下位なのはやはり謎ですね。
そのベンフィカは、「カマーチョ辞任」というカンフル剤も全く効果なく、一昨日(12日)、アウェーでヘタフェに0-1といいところなく敗れました。
前半7分にペナルティエリア内でマククラに”当たった”ボールがゴールポストを叩いていなければ、ゴールネットを揺らしていれば、逆転の可能性もあったのかもしれませんが、選手のモチベーションは低かったように思います。ベンフィカはこれで2試合トータル1-3で今季のUEFAカップ敗退が決まりました。
これは一ベンフィキスタとしての意見ですが、「来季はネルソンに代わる右SBを緊急に補強して欲しい」です。最近はネルソンが攻守にわたってベンフィカのアキレス腱になっていますから。
1991年10月2日、チャンピオンズ・カップ(現CL)のハームルン戦で19歳でUEFA主催の公式大会に初出場したルイ・コスタは、2008年3月12日、UEFAカップのヘタフェ戦で36歳で「ヨーロッパの舞台」から去ることになりました。
ルイ・コスタの「ヨーロッパ最後の試合」がこんなつまらない試合で終わってしまったことにファンとしてはとても悔しい思いでいっぱいです。
スポルティングのUEFAカップ準々決勝の相手は、明日(14日)に行われる抽選で決定します。
【追記】
今日(14日)に行われた抽選の結果、スポルティングの準々決勝の相手はレンジャーズ(スコットランド)に決定しました。
UEFAカップ準々決勝の1st.レグは4月3日に、2nd.レグは4月10日に行われる予定です。
posted by 鰐部哲也 |08:54 |
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2008年03月10日
先ほど、ベンフィカ監督のホセ・アントニオ・カマーチョの辞任が発表されました。
今日(9日)は私も「ルス」へリーガ第22節、ベンフィカvsウニアオン・レイリア戦の取材に行っていました。
ベンフィカはこの日も勝ち点8(試合前)で最下位、ほぼ来シーズンの二部降格が決定しているウニアオン・レイリア相手に2-2と引き分け、またもやホームで勝ちきれませんでした。
20時(現地時間)前に終わったこの試合、まず公式記者会見場に姿を現したのが、ウニアオン・レイリア監督のヴィトール・オリヴェイラ。彼の会見が終わったのが20時15分、しかし、いつもなら続いて始まるはずのホームチームの監督の会見はいつまで待っても始まりません。
記者会見場のベンフィカのスタッフは、「カマーチョは今、夕飯を食べているんだよ。」と記者連中に冗談を飛ばしていましたが、緊急に”密室で話し合い”が行われているのは明らかでした。
そして約1時間後、会長のルイス・フィリペ・ヴィエイラと共に姿を現したホセ・アントニオ・カマーチョがようやく会見に臨みました。
「私ではもうこれ以上、このチームの良さを引き出すために出来ることはなにもないとの決断に至った。私が辞めることが一番良いと思う。私にとって今の選手たちの(試合に対しての)モチベーションは普通ではない。今のベンフィカに必要なのは選手の自発的な意識改革とリアクションだ。それを起こすためには別の監督のやり方に頼ったほうがいい。ベンフィカには新鮮な風を入れなければならないと思う。」
とベンフィカでの最後のコメントを語ったカマーチョの顔はむしろ晴れ晴れとしていたように思います。
前監督のフェルナンド・サントスのリーガ第1節、アウェーのレイショエンス戦でのドローによる更迭を受けて招聘されたカマーチョでしたが、本来ホームでは無類の強さを誇るベンフィカが今季はカマーチョ指揮の下、ここまで(リーガ22節終了時点)11試合で4勝1敗6引き分けと勝ち切れませんでした。
特にリーガでは昨年の12月20日にエストレーラ・ダ・アマドーラに3-0で勝って以来、今年に入ってから4試合4引き分けとひとつの勝利も挙げられませんでした。
確かにカマーチョの言うとおり、既にポルト優勝がほぼ決定している現時点でベンフィカの選手のモチベーションがリーガでは恐ろしく低いのは確かです。ただ、ここに来てケガ人や出場停止選手が相次ぎ、メンバーとフォーメーションを固定できなかったのも事実です。
今日(9日)のウニアオン・レイリア戦ではカピタオン(キャプテン)のヌーノ・ゴメスが復帰して、カルドーソと2トップを組み、最近の試合の中では、攻撃の形は「崩し方」がはっきりしていて良かったように思います。ただこの試合、足を引っ張ってしまったのがDF、特にエドカルロスとゾロのCB二人でした。
これも持てる戦力での起用なので致し方ない部分はあります。
この日もゾロに代えて、木曜日には左ウィングでプレーしたセプシをCBで起用してましたから、カマーチョにしてみたら「持ち駒が少ない中で、必死でやり繰りしてるのに選手が応えない。結果が出ない」ことに疲れたのでしょう。
実際、カマーチョの今日の辞任は、ベンフィキスタからしても寝耳に水の話で、「解任要求」などと言う話題はこれまで一切出ていなかったわけですから。
あと、責任があるとすれば選手だけではなく、今季、一向に熱を帯びなかった「ルス」のサポーターたちでしょう。
ベンフィカがこれまで圧倒的にホームで強かったのは、アウェーチームには「インフェルノ(地獄)」と恐れられた圧倒的なサポーターの熱狂と完璧なプレッシャーを相手に与えるような雰囲気を演出できたからです。
しかし、今季の「ルス」はベンフィカ最大のウルトラス「DIABOS VERMELHOS」が暴行事件でスタジアムへの出入りがポルトガル警察から禁止され、統率者がいなくなったベンフィキスタの応援もバラバラ。スタジアムから緊迫感というのが消え去ったような気がします。
さらにベンフィカの「ソシオ数世界一」プロモーションのせいで、遠足気分でスタジアムに来る「俄かファン」が急増したため、当然スタジアムの雰囲気も緩いものになります。彼らは「ベンフィカが観られれば良い」んですから。
ホセ・アントニオ・カマーチョも今週は父親の逝去、UEFAカップでの「勝てる相手」に対するホームでの黒星、そして今日のリーガ最下位相手のドローと悪いことばかりが続いて、精神的にいっぱいいっぱいになってしまったのでしょう。
今回は、「更迭」ではなく、監督自ら申し出た「辞任」ですが、ポルトガル一の人気クラブが1シーズンで2回も監督が代わるのはこれで6度目だそうです。
「かつての名門」が再び輝きを取り戻すことはあるのでしょうか?
ベンフィカの後任監督はまだ未定です。ベンフィカは明日15時45分から「ルス」で練習を行い、その後スペインに移動、水曜日のUEFAカップ、アウェーのヘタフェ戦に備える予定です。
【追記】
ホセ・アントニオ・カマーチョの辞任に伴い、ベンフィカの後任監督にはアシスタントコーチのフェルナンド・シャラーナの就任が決定しました。
フェルナンド・シャラーナは現在49歳、過去ベンフィカの選手として通算310試合で47ゴールを挙げ、ポルトガル代表では27試合で2ゴールを挙げています。現役引退後は、ベンフィカのジュニアチーム監督を務め、また2002/03年シーズンには当時ベンフィカ監督だったジェズアルド・フェレイラ(現ポルト監督)のシーズン途中での辞任に伴いトップチームの監督を暫定的に務めたこともあります。(このシーズン、シャラーナからバトンを受け継いだのが実は、カマーチョでした)
水曜日(12日)に行われるUEFAカップ決勝トーナメント2回戦、2nd.レグのヘタフェ戦から今シーズン終了までこのフェルナンド・シャラーナがベンフィカの指揮を採る予定です。
最後に宣伝&告知をさせてください。
日本では明日(3月12日)発売の『ワールドサッカーグラフィック』4月号にてポルトガル代表の記事とリーガ(ポルトガル国内リーグ)終盤戦展望の記事を書いております。ぜひご覧になってみてください。
2008年3月10日、22時40分(現地ポルトガル時間)追記加筆
posted by 鰐部哲也 |08:20 |
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2008年03月09日
遅れてしまいましたが、今週木曜日(6日)に行われたUEFAカップ決勝トーナメント2回戦、2nd.レグの試合のレポートです。
この日、私はリスボンで行われたベンフィカvsヘタフェ戦の取材に「ルス」に向かいました。前日ポルトで目にした「死闘」と緊迫した「ドラガオン」スタジアムの雰囲気とは打って変わって、この日の「ルス」は弛緩した空気が漂っていました。スペインから駆けつけたヘタフェサポーターもベンフィカのマスコットである「ヴィトリア」と記念写真を撮るなど、「観光気分」全開だったように思います。
ただベンフィカにとっては、5日に監督のホセ・アントニオ・カマーチョの父親が亡くなったことにより、この試合は弔い合戦になるはずでした。
カマーチョも5日の父親の訃報を聞いてスペインの故郷、アルバセテに向かい6日の葬儀に参列。ベンフィカ側からは会長のルイス・フィリペ・ヴィエイラ、負傷リハビリ中の主将、ヌーノ・ゴメスとこの試合は累積警告で出場停止だった副主将のプティも葬儀に参列。
午後には試合の指揮を採るためリスボンにとんぼ帰りしたカマーチョでしたが、決戦直前の指揮官の不在はベンフィカにとっては「凶」と出てしまったようです。
この日のベンフィカのスタメンは、
GK:キム
DF:ネルソン(右SB)、ルイザオン、エドカルロス(CB)、レオ(左SB)
MF:ルイ・コスタ、カツラニス(ボランチ)、ディ・マリア(トップ下)、クリスティアン・ロドリゲス(右W)、セプシ(左W)
FW:オスカル・カルドーソ(トップ)
カピタオン(キャプテン)はルイザオン、4-5-1の布陣です。
ダヴィド・ルイス(CB)、マキシ・ペレイラ、ヌーノ・アシス(MF)、マククラ、ヌーノ・ゴメス(FW)が負傷離脱中とケガ人続出の上に、ビニャはCLのアウェー、セルティック戦での”危険なプレー”でいまだUEFA主催試合は出場停止中ですから、ベストメンバーとは言えません。
この日は、今月2日の「リスボンダービー」で途中出場でSBではなく左ウィングでテストされたセプシが攻撃的な位置に入りました。
ベンフィカ監督のホセ・アントニオ・カマーチョの父、逝去に対する黙祷の後キックオフされた試合、ベンフィカイレブンは左腕に黒い喪章をつけての試合だったんですが、早くも前半9分に試合はぶち壊しになってまいます。ベンフィカの背番号「7」によって。。。
ヘタフェDFでキャプテンのベレンゲールの執拗なマークに苛立ったオスカル・カルドーソが肘で顔を殴打して一発レッドカードで退場になってしまいます。
ベンフィカにとっては残り80分超を10人で、しかもCF不在の中での戦いを強いられることになってしまいます。
ここでカマーチョは動いて、ベンチ入りメンバーで唯一のCFであるマントラスをすぐさま投入すると思ったんですが、なんとカマーチョが採った作戦は中央にクリスティアン・ロドリゲス、その両サイドにディ・マリア(右)、セプシ(左)を一列に並べるという0トップの布陣。
こんなの練習でもやってるところ観たことないわけですから当然機能するはずありません。
試合後の「なぜ、マントラスを早めに投入しなかったのか?」という誰しも疑問に思っていた記者の質問に、「しばらく様子を見ることにした。ディ・マリアもロドリゲスもスピードのある選手だから彼らの攻撃センスに賭けた。」と説明したカマーチョでしたが、やはり10人のバランスが悪かったとしか言いようがありません。
結局、攻めあぐねるベンフィカに対し、しっかりボールをキープして無理な突破を図らなかったヘタフェは、前半25分に、中央でボールを受けたデ・ラ・レドがペナルティエリアの外でワンフェイントでレオを交わしてシュート。これがゴールに突き刺さって、ゴール。1-0。貴重なアウェーゴールをGETします。
結局、カマーチョがマントラスを投入したのは後半61分になってからでした。この時間帯までのベンフィカは「偶然の産物として=ラッキーで」か「セットプレー」でしか得点できないだろうと思っていましたから、遅まきながら流れは変わるだろうという期待感はありました。
しかし、後半66分、アルビンから左サイドでボールを受けたパブロ・エルナンデスがそのまま左からシュートを放ちます。これがゴールに吸い込まれてヘタフェが2-0。これで、UEFAカップ、ベスト8進出はほぼ「ミッション・インポッシブル」になってしまいました。
この日のヘタフェで前半からスピードある突破で右サイドを切り裂いていたのがこの2点目を決めたパブロ・エルナンデス。ヘタフェの中では一番の攻撃のキーマンとして”警戒を要する”選手だったんですが。。。
ヘタフェは目立った選手と言うのは、このパブロ・エルナンデスと前半から執拗なスライディングタックルをしかけていたDFのベレンゲールぐらいでしたが、確かに全体的に見てボールキープは上手かったです。
この日の手負いのベンフィカの焦りを誘うには十分なサッカーだったのではないでしょうか。
ベンフィカは、後半76分に、マントラスが意地のミドルシュートを叩き込んで2-1としますが、試合はこのままヘタフェ勝利でタイムアップ。
ベンフィカはUEFA主催の大会でホーム「ルス」で負けたのは昨年10月のCL第2節でシャフタール・ドネツクに0-1で敗れて以来のこと。さらにホームで2点以上のアウェーゴールを献上したのは1999/00年シーズンのUEFAカップでPAOKサロニカ(ギリシャ)に1-2で敗れて以来のことになります。
いくら世界最高リーグのリーガ・エスパニョーラに所属するチームと言え、ヘタフェは中位の10位(第26節終了時点)のクラブ、ベンフィカより格上だったとは思えません。そのヘタフェに2点のアウェーゴールを献上。やはりベンフィカが「ひとりの選手の愚行」で「墓穴を掘っってしまった」という見方が正しいような気がします。
それとこのヘタフェ勝利は、緊張感のある雰囲気を作れなかった「ルス」のベンフィキスタたちに対して、精一杯この試合を楽しんで、試合中は声を枯らして自分のクラブにエールを送り続け、さらに父親を亡くして気落ちしている敵将で同じスペイン人のカマーチョを励ますプラカードを掲げていたヘタフェサポーターの度量の広さに対する「ご褒美」だったのかもしれません。
いずれにしてもアウェーの2nd.レグに向けてベンフィカが大きなビハインドを負ってしまったことは事実でしょう。
一方、同日に行われたボルトンvsスポルティングの試合は、1-1のドロー。試合前、スポルティング監督のパウロ・ベントは「ゴールを決めての(アウェーゴールを決めての)引き分けは上等の結果だろう」と言ってましたから所期の目標は達成したと言って良いでしょう。
しかし、後半69分に同点ゴールを叩き込んだブクチェヴィッチは勝負強いですね。今季34試合で13ゴールは、当初、MFで使われていたことを考えると素晴らしい結果です。スポルティングも早目にプロヴィッチに見切りをつけて、ブクチェヴィッチのトップでの起用に切り替えていればリーガでも苦しまずに済んだかもしれません。
スポルティングのほうはホームでの2nd.レグに向けて「視界良好」ですね。
というわけで、ベンフィカは苦しくなってしまいましたが、まだ雌雄は決したわけではありません。ポルトガル勢2チームの勝ち上がりに期待しましょう。
posted by 鰐部哲也 |07:51 |
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2008年03月07日
たった今、ポルトからリスボンの自宅に戻って来ました。
昨日(5日)のCL決勝トーナメント、2nd.レグは正に「死闘」と呼ぶにふさわしい試合でしたね。残り4分で待望のゴールが決まった時点で流れはポルトだったんですが。。。
というわけで、昨日(5日)はポルトまで遠征してCLのポルトvsシャルケ04の試合の取材をしてきました。「ドラガオン」スタジアムに向かうメトロ(地下鉄)の中では、既に昼間からたらふくビールを胃に流し込んでベロベロに酔っ払ったドイツ人(シャルケサポーター)がまだ足りないとばかりに片手にビールが入ったコップを皆一様に持ちながら気勢を上げていました。
まぁ、これはポルトガルではおなじみの光景、リスボンのクラブがドイツのチームと対戦するときも、スタジアムに向かうメトロの中はビールの臭いで充満してますから。。。
ポルトガル人が自分のクラブの応援のために大挙してアウェーに乗り込むことはそんなにないですが、多分、アウェーのスタジアムに向かう交通機関の中で飛び跳ねたりはしてないでしょう。これも国民性の違いですね。
まぁ、アウェーに来て、ハナから試合を観る気もなく、警官のご厄介になる輩も少なくないイングランド人のサポーターよりはドイツ人のサポーターはまだマシですね。基本的に友好的ですし、対戦相手のサポーターを挑発することもないです。昨日も試合後はスタジアムの外や深夜のポルトの街中でお互いのマフラーを交換する光景もたくさん目にしました。
話を試合に戻しましょう。この日のポルトのスタメンです。
GK:エウトン
DF:ボジングワ(右SB)、ペドロ・エマニュエル、ブルーノ・アルヴェス(CB)、フシレ(左SB)
MF:パウロ・アスンサオン(ボランチ)、ルチョ・ゴンザレス(右SH)、ラウール・メイレレス(左SH)
FW:タリク・セクティウィ(右W)、リサンドロ・ロペス(トップ)、クアレスマ(左W)
カピタオン(キャプテン)はルチョ・ゴンザレス、いつもの4-3-3の布陣。アウェーの1st.レグでは負傷欠場したボジングワが復帰、さらにFWの一角は予想通りファリアスではなく今季のCLでの経験値が高いタリクを使ってきました。唯一予想が外れたのが左SBのフシレ。1st.レグのゲルゼンキルヘンではシャルケ右SBのラフィーニャのオーバーラップに置き去りにされまくってましたから、マレク・チェフを使ってくるのではないかと思っていました。
19時45分(現地時間)、定刻どおりキックオフされた試合は、前半2分のボジングワのミドルシュートで幕を開けます。1st.レグを0-1で落としているホームのポルトは予想通り前掛かりな攻撃を見せます。しかし、シャルケも序盤から自陣に引いて守りを固めていたわけではなく、ポルトの早い攻めに、攻撃に転じることが出来なかったように見えました。
ポルトが序盤、徹底して心がけていたのが「リスタートを早くすること」。相手に倒されても、ピッチに転がって審判に相手のファウルをアピールするる時間さえもったないといった感じで、笛が鳴ったらすぐにボールを蹴って攻撃を再開していました。これで攻撃のリズムをつかんだポルトはクアレスマがあえて左サイドで仕掛けずに(1st.レグで抑えられたシャルケ右SBのラフィーニャとの勝負を避け)、中央へ絞って相手選手を出来るだけ多くひきつけてフリーの味方選手にボールを出すといった”学習能力”も見せましたし、ポルトのゴールが決まるのも時間の問題だと思われました。
実際、シャルケがファーストシュートを放ったのが前半26分のジャーメイン・ジョーンズのミドルシュートが初めてでしたし、前半のボールポゼッション63%という数字がポルトが完全に試合を支配していたことを物語っています。
攻め続けたポルトは前半は結局ゴールが奪えずに0-0で折り返します。
後半、ポルトに暗雲が立ち込めたのは後半51分でした。右サイドのボジングワがベンチに向けて指を回して交代要求のサインを送ります。
前半、動きの良かったボジングワがベンチに下がり、マリアーノ・ゴンザレスが投入され、左SBに入り、フシレが右SBにコンバートされます。
後半55分に”決定機”を外したポルト。
シャルケはこの時間帯になって当然のように自陣に引いて守りを固めだします。右SBのラフィーニャのオーバーラップもこの日は皆無と言って良かったのではないでしょうか。
一方のポルトは、後半は右サイドに張り付きっぱなしのクアレスマが根気良く、クロスを上げ、FK、CKいずれも右からのセットプレーから打開を図りますがゴールは生まれません。
そして後半80分、ペナルティエリア内でクルスタイッチに倒された途中出場のファリアスでしたが、主審のハワード・ウェブはPKを取ってくれません。
これで熱くなって冷静さを失ったわけではないでしょうが、直後の後半82分、フシレがアルティントップに後ろからタックルを仕掛けて一発レッドカードで退場。10人になったポルト。残り8分。「試合が壊れた。終わった。」と思いました。
しかし、ここであきらめないのがポルトがポルトである所以、後半86分、ペナルティエリア内でルチョ・ゴンザレスからゴールを背にする形でボールを受けたリサンドロ・ロペスが反転して右足を振り抜きます。ボールは一直線にゴールネットを揺らしました!ゴール!1-0。
土壇場で二試合トータルイーブンに持ち込み、流れを再び引き戻したポルト。
試合はこのまま1-0で延長戦に入ります。
延長戦を前に監督のミルコ・スロムカを真ん中にして選手、チームスタッフ一丸となってエンジンを組むシャルケに対して、ベンチ前でメディカルスタッフのケアを受け回復に努めるポルト”テン”(10人)。
延長前半はまたもや、ポルトが”決定機”を外した以外は見所なく15分を消化します。延長後半も、キックオフ前に、両手を上げてサポーターの声援を求めるポルト主将、ペドロ・エマニュエルの”渇入れ”も空しくこちらも見所無く15分を消化して、勝負はとうとうPK戦に委ねられます。
再びチーム全員で円陣を組むシャルケに対し、ポルトのゴール前では、控えGKで2003/04シーズン、ポルトがCL制覇を果たしたときのメンバーでもあるヌーノが正GKのエウトンの頬を叩いて叱咤激励を送っています。
ポルトにとっての不安材料だったのは、その裏にシャルケサポーターが陣取るアウェー側のゴールを使うことになったことと、この試合、ポルトGKのエウトンより、シャルケGKのノイアーのほうが相手のシュートを浴びてセーブする機会が多く、”GKとしてプレーする回数”が圧倒的に多かったことではないでしょうか。
結局、ラフィーニャ、ラキティッチ、アルティントップの3人全て成功した先攻のシャルケに対し、最初のキッカー、ルチョ・ゴンザレスに続く、ブルーノ・アルヴェス、リサンドロ・ロペスのPKがいずれもノイアーにセーブされた後攻のポルト。
22時31分、シャルケの4人目、ジャーメイン・ジョーンズがきっちりゴールネットを揺らした瞬間、シャルケベンチから、ゴール裏のシャルケサポーターの下へ喜びを爆発させた選手とチームスタッフが飛び出しました。
結局、120分+PK戦約6分に及ぶ死闘の末、ポルトは敗れ去りました。
試合後、PKを外したポルトCBのブルーノ・アルヴェスは「僕たちは今日の試合に向けて万全の準備をしてきたし、僕を含めて選手のコンディションは最高だったと思う。もちろん今日勝って(CLの)次のステージへ進む自信もあったよ。実際、試合では思い通りのポルトのサッカーは出来たんだけど。」と語りました。
ブルーノ・アルヴェスの言うとおりですね。ポルトはアウェーの1st.レグの敗戦後、2月27日のポルトガル杯準々決勝のジウ・ヴィセンテ戦では主力8人を温存しましたし、3月1日のリーガのボアヴィスタ戦でも主力6人を温存しました。このCL、ホームのシャルケ戦に賭けていたはずです。
確かに、この試合、ポルトは120分間の”試合”ではシャルケを圧倒しましたが、実は”絶対決めなければならない決定機”を三度も外しているのです。
まず最初は前半13分、右サイドボジングワからのクロスに中央フリーのタリク・セクティウィがヘディングシュートを外した場面。
次に後半55分、右サイドのFK、クアレスマがファーサイドのルチョ・ゴンザレスに柔らかいクロスを送って、ルチョがダイレクトで中央へ、この時点でシャルケDF陣とGKは完全にふられていましたから、後は頭で無人のゴールに押し込むだけの場面。この場面もタリク・セクティウィがヘディングシュートを外してしまいます。
最後は、延長前半12分、ゴール前フリーで抜け出したクアレスマがGKのノイアーと1対1になった場面。これもボールを持ち過ぎてシュートを外してしまいます。
結局、ポルトが勝ちきれなかったポイントはこの3回の”決定機”いずれもゴールに結び付けられなかったからのような気がします。
これで、ポルトが今季のCLの舞台から去りました。あと「ヨーロッパの舞台」に残っているのは、今日(6日)、試合が行われるUEFAカップ決勝トーナメント2回戦のベンフィカとスポルティング。
というわけで、今からリスボンで行われるベンフィカvsヘタフェの試合の取材に行ってきます!
posted by 鰐部哲也 |00:32 |
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2008年03月03日
リーガ第21節、今節の見所は何と言っても148回目の「デルビー=リスボンダービー」でしょう。
というわけで、昨日(3月2日)はスポルティングvsベンフィカの一戦のため、「ジョゼ・アルヴァラーデ」スタジアムに足を運びました。
今季のリーガのカンピオナート(チャンピオン争い)において、最早大きな意味を持つ試合ではありませんが、「ジョゼ・アルヴァラーデ」スタジアムには今季最高の40,659人の観客が集まりました。今季のスポルティングホームの公式試合では昨年9月に行われたCL第1節のマンチェスター・ユナイテッド戦の39,514人を超える観客動員数で、今季初の4万人超の観客動員を記録しました。(5万以上のキャパがある首都のスタジアムとしては少し寂しいですね)
この日のスポルティングのスタメンは、
GK:ルイ・パトリシオ
DF:アベウ(右SB)、トネル、アンデルソン・ポウガ(CB)、グリミ(左SB)
MF:ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、ジョアン・モウティーニョ(トップ下)、ブルーノ・ペレイリーニャ(右W)、イズマイロフ(左W)
FW:ブクチェヴィッチ、ロドリゴ・ティウィ(トップ)
カピタオン(キャプテン)はジョアン・モウティーニョ、いつもの4-4-2の布陣です。
一方のベンフィカのスタメンは、
GK:キム
DF:ネルソン(右SB)、エドカルロス、カツラニス(CB)、レオ(左SB)
MF:ビニャ、マキシ・ペレイラ(ボランチ)、ルイ・コスタ(トップ下)、ディ・マリア(右ウィング)、クリスティアン・ロドリゲス(左W)
FW:オスカル・カルドーソ(トップ)
カピタオン(キャプテン)は、昨年のCL第1節、ACミラン戦以来のルイ・コスタ、4-5-1の布陣です。
スタメンを見ていただくと分かるとおり、どちらもベストメンバーではありません。スポルティングはエースのリエドソンとロマニョーリを負傷欠場で欠き、ベンフィカは本来のカピタオン(キャプテン)のヌーノ・ゴメス、副主将のプティ、さらにDFの要で第3キャプテンのルイザオンをそれぞれ負傷欠場で欠いています。あえてどちらが有利だったかと言えば、やはりベンフィカだったでしょう。スポルティングにとってはリエドソン、ロマニョーリの二人は攻撃を組み立てゴールを奪うという点で「代えの利かない選手」です。
ちなみにこの試合については、今週水曜日、3月5日発売の海外サッカー週刊誌『footballista』(フットボリスタ)3月12日号にてマッチレビューを書いていますのでご覧になってみてください。
というわけで試合のポイントだけ振り返っていこうと思います。
まず、「良い形で試合に入った」にはホームのスポルティングでした。前半11分にこの日、ケガから復帰したばかりのブクチェヴィッチがヘディングゴールを叩き込むと、徹底して左サイド、つまりベンフィカの右サイドを攻めます。
スポルティング得意の早いパス回しでグリミがオーバーラップし、イズマイロフ、左に開いたブクチェヴィッチとのワンツーで、ベンフィカ右SBのネルソンを簡単に置き去りにしてフリーで早いクロスをぽんぽん中央に放り込んでいきます。元々、守備、特に1対1の守備には弱いネルソン、いつもなら相手に自陣の右サイドを突破されるとルイザオンが絶妙のカバーリングで相手の攻撃を寸断できるんですが、この日のCB、エドカルロスは明らかにフォローが遅れていました。
結局、前半のほとんどの時間帯を自陣に引いて守備に専念せざるを得なかったベンフィカに”決定機”は皆無に等しかったのですが。。。
前半40分、左からのルイ・コスタのCKが193cmのカルドーソのアタマにどんぴしゃで合い、実に”あっさり”と同点に追いついてしまいます。
後半もスポルティングは試合を支配し、攻め続けました。追加点はすぐにでも入るような予感がありました。実際、前後半通して中盤を支配していたのはスポルティング。ボランチのミゲル・ヴェローソはルイ・コスタやマキシ・ペレイラとマッチアップする機会が多かったのですが、ことごとくマイボールにして攻撃の起点となっていましたし、後半、ブクチェヴィッチのスピードは落ちたものの、ベンフィカのレオ、クリスティアン・ロドリゲスの左サイド攻撃は右サイドのブルーノ・ペレイリーニャがほぼ完璧な守備を見せ、満足にクロスも上げさせませんでした。
ただ、ベンフィカがいずれも「セットプレー」から、ルイ・コスタが非常に精度の高いボールをペナルティエリア内に供給していたのも事実。ただ、スポルティングにとっては「事故」のような前半のカルドーソの同点弾以降は、ベンフィカは流れの中での攻撃を放擲していたようにも映りました。確かに後半77分にネルソンが一発レッドカードで退場になって10人になってしまったこともあったのでしょうが、後半74分まで待った最初の選手交代もディ・マリアを下げてセプシを投入、後半88分の2回目の選手交代ではクリスティアン・ロドリゲスを下げて、今季リーガでは1分も起用されることのなかったマルク・ゾロを投入、そして後半ロスタイムには、時間稼ぎのために最後の交代枠をルイ・コスタを下げて右SBのルイス・フィリペを投入。いずれもディフェンスの選手を入れて守りを固めています。
スポルティングにとってみれば、後半2回のPKのチャンスをいずれも与えられなかったのも運がなかったのかもしれません。後半60分に中央からペナルティエリア内に侵入したブクチェヴィッチを倒したレオのプレーは微妙だったにしても後半89分にペナルティエリア内で途中出場のプロヴィッチをカツラニスを倒したファウルは完全にPKでしょう。ベンフィカは、主審のパウロ・パラティに感謝しなければいけないかもしれません。
ただ、スポルティングはやはりリエドソンとロマニョーリの欠場が痛かった言うべきでしょう。左サイド攻撃もキープ力のあるロマニョーリが左に開いてギリギリまで待ってフリーの選手へスルーパスを出すか、イズマイロフとのワンツーで自身がラストパスを出すなど攻撃に厚みが出たでしょうし、この日トップに入ったロドリゴ・ティウィがフリーのシュートを外しまくったのも、試合前に大のベンフィキスタとして知られる、ポルトガルの超人気コメディーグループ「ガト・フェドレント」のリカルド・アラウージョ・ペレイラが「ティウィがペナルティエリア内からシュートを狙うより、観客席からリエドソンがゴールを狙うほうがベンフィカにとって脅威」と皮肉った言葉そのままになってしまいました。
「90分間、”サッカー”をして引き分けた」スポルティング、このドローは敗戦ぐらいショックでしょう。スポルティングは「デルビー」を1-1で終えたことでリーガ5位に転落してしまったのですから。
一方、首位を独走するポルトもアウェーでの「ポルトダービー」(ボアヴィスタ戦)を0-0で引き分けましたが、こちらは今週水曜日(5日)のホームでのCL、シャルケ戦に照準を合わせて、ブルーノ・アルヴェス、ラウール・メイレレス、タリク・セクティウィ、クアレスマを温存してのスコアレスドロー。やはり王者はしたたかです。
リーガ第21節を終えて、首位はポルト(勝ち点51)、2位はベンフィカ(勝ち点39)、3位はヴィトリア・ギマリャエンス(勝ち点35)、4位はヴィトリア・セトゥバル(勝ち点34)、5位はスポルティング(勝ち点34→セトゥバルとの当該成績)、6位はマリティモ(勝ち点30)となっています。
今日(4日)、パッソス・デ・フェレイラvsベレネンセスの試合を残しているのであくまで暫定順位ですが、今日決まった「リーガ」の裁定ではベレネンセスの「メイヨング起用」による勝ち点6剥奪はほぼ決まりのようですから、上記確定順位と考えていいようです。
今週は、ポルトガル国内では水曜日(5日)にCL決勝トーナメント1回戦の2nd.レグ、ポルトvsシャルケがポルトで行われ、木曜日(6日)にはUEFAカップ決勝トーナメント2回戦の1st.レグ、ベンフィカvsヘタフェがリスボンで行われます。個人的にはポルトガル国内を飛び回ることになりそうですが、ぜひ、ポルトガル勢の勝利を見届けたいと思います。
posted by 鰐部哲也 |22:40 |
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