2008年06月23日
約20日間に及ぶEURO2008の取材を終えて、今日(22日)、自宅のあるリスボンに戻ってきました。
皆さん、すでにご存知のようにポルトガルは19日に行われた準々決勝でドイツに2-3で敗れ、8強止まりで今大会を終えました。
まずは、本大会の招集メンバーである23名及び今大会予選に出場した延べ35名の選手の皆さん本当にお疲れ様でした。
さらにこの5年の長きにわたって指揮を採り、ポルトガルを「欧州の強豪国」に押し上げてくれたルイス・フェリペ・スコラーリに感謝したいと思います。
それにしても、サッカーに「相性」というのはあるようですね。
高さと当たりの強さ(フィジカル)で勝るドイツにとって、中盤でボールを回してくるポルトガルは与し易い相手だったのでしょう。
ポルトガルは2年前のドイツW杯の3位決定戦で2ゴールを決めたシュバインシュタイガー(写真)に、この日も1ゴール2アシストと完全にやられてしまいました。
GKのリカルドにとっては、昨シーズン(06/07年シーズン)のCLの本戦グループリーグのスポルティングvsバイエルン・ミュンヘン戦でも、先制ゴールを決められており、まさに天敵と言うしかありません。
それでもやはり、タイムアップのホイッスルが鳴った瞬間、バーゼルの「ザンクト・ヤコブ・パルク」の記者席からしばらく離れることが出来ませんでした。歯痒い思いと悔しい思いでいっぱいでした。
今回のEURO2008という大会、私は予選からポルトガル代表を追い続けました。
ポルトガル国内で行われたホームの予選全7試合、さらに本大会4試合、すべての試合を取材するためスタジアムに足を運びました。その合間には、ロンドンで行われたブラジル戦やチューリヒで行われたイタリア戦などのテストマッチにも現地へ足を運びました。
ですので、「ポルトガル代表をライブで俯瞰してきた数」は他のどの日本人記者及び識者の方にも劣らないという自負はあります。
今回のEUROのポルトガルの試合について書かせていただいたコラム、記事等でたくさんの批判のご意見をいただきました。
もちろん皆さんの批判のご意見は真摯に受け止めて、これからさらに研鑽していくための糧にしたいと思っています。
ただ中には「サッカーライターを辞めてしまえ!」「お前にサッカーライターを名乗る資格などない!」などという厳しいご意見も少なからずいただいて現地、スイスで凹みまくっていたのも事実です。
サッカーは「主観のスポーツ」です。いろいろな見方があっていいと思いますし、いろいろな意見があっていいと思います。
さらに、現地のスタジアムでポルトガル代表の選手全体の動きを客観的に分析している(つもりの)私と、”ある特定の選手”ばかりにスポットを当てて画が作られているTVの映像を見ている方とは意見が違ってきて当たり前なのかな?とも思っています。
もちろん、プロのサッカーライターとして本屋の店頭に並んでいる雑誌やWEB上のスポーツサイト等の各種媒体で記事、コラムを書かせていただいている以上、自分の至らない点ももう一度見つめ直して、将来の方向性についてもよく考えてみたいと思います。
というわけで、誠に勝手ながら、当ブログはしばらくお休みさせていただきます。
いつもご愛顧いただいている皆さまにはご迷惑をおかけしますがご理解いただけますと幸いです。
最後に今回のEUROのポルトガル代表の直前合宿、テストマッチ及び本大会期間中のエントリーにコメントをいただいた方、本当にありがとうございました。
多忙を極めていてレスを返すことが出来ませんでしたが、この場を借りてお詫び申し上げます。
それでは、いつになるか分かりませんが、またこのブログで皆さまとお会いできる日が来ることを信じて。。。
2008年6月23日 「ポルトガル “F”の魂」管理人/鰐部哲也
posted by 鰐部哲也 |07:09 |
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2008年06月16日
現在、スイス・オーストリアで開催されておりますEURO2008、私のスイス滞在も13日目となってしまいましたが、昨日(15日)、ポルトガルが入っているグループAの試合がすべて終了しました。
ポルトガルは2勝1敗の勝ち点6で首位通過。準々決勝の対戦相手は、今日(16日)行われますオーストリアvsドイツの試合で、ドイツが引き分け以上なら対戦相手がドイツ、オーストリアが勝利したなら対戦相手がオーストリアに決まります。
グループリーグのポルトガルはトルコ、チェコに対して二連勝で早々と準々決勝進出を決めてしまったわけですが、その直後には「監督スコラーリの来季のチェルシー監督就任」騒動もあり、デコが大会期間中にも関わらず、自身の移籍交渉のため、チームを離れてバルセロナに飛ぶなんていうドタバタもありました。
ただ選手は落ち着いているようで、19日の準々決勝に向けて「一枚岩」の良い雰囲気は揺るがずといった感じです。
それにしても、ポルトガルのEURO4大会連続の準々決勝進出は素晴らしいですね。
ちなみに私は、次の準々決勝を取材して、ポルトガルに帰るつもりです。
ぜひ、本国で狂喜乱舞するポルトガル人と初優勝を見届けたいと願っています。
尚、今大会のグループリーグでのポルトガルの戦いぶりにつきましては「スポーツナビ」にて3試合、コラムを書かせていただきましたのでご参考にしてください。
第1戦:ポルトガルvsトルコ
『プラン通りの好発進』
第2戦:チェコvsポルトガル
『ポルトガル勝利の”影の立役者”』
第3戦:スイスvsポルトガル
『それでも続くスコラーリ・ポルトガルの進む道』
また、6月11日、18日発売の海外サッカー週刊誌『footballista』(フットボリスタ)でも、このポルトガルのグループリーグ3試合のマッチレビューを書いておりますのでぜひ、ご覧ください。
宣伝ばかりで申し訳ございません。
最後に、明日(17日)発売の『週刊サッカーダイジェスト』7月1日号にてSDプレミアムスターファイルという特別企画でクリスティアーノ・ロナウドについて書いておりますので、こちらもご覧になってみてください。
とにもかくにも、準々決勝の相手、ドイツになろうとオーストリアになろうとポルトガルの勝ち上がりを期待しましょう!
(個人的には元グランパスサポなので、EURO最年長ゴールを決めたオーストリアのヴァスティッチを大舞台で観てみたい気はしています)
posted by 鰐部哲也 |21:57 |
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2008年06月10日
EURO2008が開幕しましたね。日本で生放送をご覧のみなさんは寝不足状態が続いているのではないでしょうか?
私も連日の取材&電車移動&ホテル探しで、寝不足状態です。
ポルトガルは初戦、無事トルコに2-0で勝利しました。4年前の自国開催の大会で「まさかの初戦黒星」の学習をきっちりした結果だと思います。
その初戦でもクロスバーに当たる「惜しい」ヘディングシュートを放ったポルトガル代表カピタオン(キャプテン)のヌーノ・ゴメス。
先月、私が成功した、そのヌーノ・ゴメスの独占インタビューが明日(11日)発売の海外サッカー週刊誌『footballista』(フットボリスタ)6月18日号に掲載されます。
ぜひ、ご覧ください!
さらに明後日(12日)発売の『中学サッカー小僧』2008夏版にてクリスティアーノ・ロナウドを”発掘した”スポルティングの敏腕スカウト、アウレリオ・ペレイラ氏のインタビューが掲載されております。クリスティアーノ・ロナウドについてたくさん質問をぶつけてきましたので、こちらのほうもぜひ、ご覧になってみてください。
ポルトガルは明日、ジュネーブでチェコと対戦します。
初戦のトルコ戦は真冬のような寒さでしたが、今はようやく夏の日差しが戻ってきました。ポルトガルには連勝でのグループリーグ突破を期待したいですね。
posted by 鰐部哲也 |23:39 |
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2008年06月07日
いよいよ明日(7日)、EURO2008が開幕します!
今日は試合前日の公式記者会見に参加してきましたが、今日会見に参加したヌーノ・ゴメスもシマオン・サブローサも監督のスコラーリも笑顔が絶えませんでした。
チームの雰囲気はとても良さそうで安心しました。
個人的には会見場の最前列、ヌーノ・ゴメスの真ん前に座ることになりまして、ヌーノが私の顔を見るやいなや笑顔で親指を立てながらウィンクを送ってくれたのがとても嬉しかったです(ミーハージャーナリストですいません)。
ジュネーブはあいにくの雨模様ですが、明日の初戦、トルコ戦はすっきり勝って気持ちの良いスタートを切って欲しいですね。
ぜひ、日本からもポルトガル代表を応援してあげてください!
(写真は試合会場の「スタッド・ドゥ・ジュネーブ」で前日練習を行うポルトガル代表の選手たちです)
posted by 鰐部哲也 |04:31 |
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2008年06月05日
ただいまスイスのジュネーブに来ております。いよいよEURO2008開幕まで2日となりました。
それにしても、ここジュネーブ。本当にホテルの空きがありません。2年前にドイツW杯を観に行ったときは、試合当日の朝に街の「インフォメーションセンター」に飛び込みで入っても必ず安いホテルが見つかったので楽観視していたのですが、甘かったですね。
なんとか普段の相場よりはかなり高いホテルを見つけてチェックインしたのですが、実はポルトガルvsトルコ戦の試合当日の夜の部屋はまだ確保できていません。
この試合後に何本か原稿を入れないといけないのでかなり焦っております。
「取材パスはある」のに「宿がない」状態ってのも幸か不幸かいまいち分かりません。
なんとか状況が好転するのを待ちたいと思います。
今日(5日)、『スポーツナビ』に私が書いたクリスティアーノ・ロナウドのコラムが掲載されました。ぜひご覧になってみてください。
posted by 鰐部哲也 |22:24 |
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2008年06月02日
EUROに向けたヴィゼウでの国内合宿の総仕上げ、ポルトガルvsグルジア戦の取材に行ってきました。本番前最後のテストマッチは、「意図を持った戦術」で「組織的なサッカー」をして勝利するという久しぶりに安心して観ていられる試合でしたね。
この日、初めて試合会場の「フォンテーロ」スタジアムが超満員で埋まりました。
プラチナチケットを手にした観客にはEURO2008用の新ユニフォームに身を包んだ代表選手の集合写真がプリントされた「ポルトガル応援用」プラカードが、私たち記者には、FPF(ポルトガルサッカー協会)特製の「EURO2008ポルトガル代表」パンフレットとやはりポルトガル代表選手の集合写真がプリントされた特製カード、特製ステッカーなどがひとりひとりに配られ、さらにはEURO2008の赤い特製ボールを選手が四方のスタンドに蹴り込む場面も見られ、最後の最後で「ファンサービス不足」の声を払拭するファンサービス、メディアサービスを見せました。しかも雨続きだったヴィゼウの合宿でしたが最終日の試合は太陽が顔をのぞかせ気持ち良い晴天に恵まれました。
ポルトガルの国旗のベースとなっている赤と緑の無数のバルーンが空高く放たれたのも粋な演出でしたね。
この日のポルトガルのスタメンです。
GK:リカルド
DF:ボジングワ(右SB)、ぺぺ、リカルド・カルヴァーリョ(CB)、パウロ・フェレイラ(左SB)
MF:プティ(ボランチ)、ジョアン・モウティーニョ(右SH)、デコ(左SH)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(右W)、シマオン・サブローサ(左W)、ヌーノ・ゴメス(トップ)
カピタオン(キャプテン)はヌーノ・ゴメス、布陣は見た目は4-1-4-1です。
デコとジョアン・モウティーニョを高い位置で並べて言わばゲームメイカーを二人配置しました。ただ、この両者のうちひとりはボランチの位置に下がって交互に上下動を繰り返していましたからベースはポルトガル伝統の4-2-3-1でした。
一方のグルジアは完全にEURO初戦の「仮想トルコ」を想定して呼ばれた相手。システムは4-4-2。2ボランチの2トップはトルコと同じです。
グルジア代表というとACミランで活躍するカハ・カラーゼやレヴァンテのショタ・アルベラーゼが有名ですが、二人とも代表は事実上引退していますから、この日出場した選手ではシャルケ所属のMF、レバン・コビアシビリと同じくシャルケのチーム名とのFW、レバン・ケニアが名の知れた選手ということになりますね。
今週水曜日(4日)発売の海外サッカー週刊誌『footballista』(フットボリスタ)EURO特別号に書かせていただいた、ポルトガルvsトルコ戦のプレビューの中でこの試合についても触れたのですが、2月、3月のイタリア、ギリシャ戦のちぐはぐな二連敗がスコラーリが敵を欺くためにわざとチームを崩した”ブラッフ”だったと思えるぐらい、この日、グルジア戦のポルトガルは「選手個々が役割をしっかり認識した上での組織的なチーム」に仕上がってました。
このヴィゼウの国内合宿の取材を重ねるにつれて、スコラーリの目指すサッカーがやはり「4-2-3-1」をベースにした奇をてらわないオーソドックスなポルトガルサッカーであるのが分かってきて、私の心配も杞憂に終わりそうで安堵していたのですが、この日も「守備に重点を置きつつ」わざと「両サイドから仕掛けない」できっちり前半で2点を獲って逃げ切りましたから、前半のポルトガルは正に「思い通りの展開」だったのではないでしょうか?
後半もハーフタイムにGKキムも含めて選手6人を入れ替え、結局、90分フルでプレーしたのはパウロ・フェレイラのみ。ジョルジュ・リベイロと第3GKのルイ・パトリシオ以外はすべてのプレイヤーを実戦で試しました。
後半の一番の目的は「リードした展開でいかに逃げ切るか」だったので、リスクを冒さない遠目からのシュートが多かったです。特にクアレスマはクロスバーを叩いたシュートも含めて、この日一番シュートを撃った選手だったのでひとつぐらい決まっても良かったように思いますね。
前半20分に先制点となるミドルシュートを叩き込んだジョアン・モウティーニョは見事にスタメン起用に応えました。このゴールもシマオンの左ショートコーナー(キック)を”迎えにいった”デコがすかさず中央のプティにパスし、プティが横に流してジョアン・モウティーニョに撃たせたシュート。この中盤のプティ、デコ、ジョアン・モウティーニョのトライアングルは上手く機能しそうです。
ちなみにゴールを決めたジョアン・モウティーニョ、試合会場となった「フォンテーロ」スタジアムでは2003年の5月18日にU-17代表としてスペインを2-1で破った試合に出場しています。このときは背番号8番を背負ってポルトガルのU-17ヨーロッパ選手権制覇に貢献しました。だから彼にとってはゲンの良いスタジアムだったんですね。
ジョアン・モウティーニョは今季公式戦(リーガ、国内カップ戦、CL、UEFAカップ)に56試合出場し、ポルトガル国内の1シーズン最多試合出場記録を更新しました。当然、シーズンの疲れも残っているでしょうが、この小さなダイナモは試合後には「21歳と若い僕が疲れていてはダメだからね。常にエネルギッシュでないとね。」と笑顔で語り、疲れは微塵も感じさせませんでした。
この試合、あえて課題を探すなら、後半メンバーを入れ替えすぎて、選手個々が独善的なプレーに走ってしまったこと。グルジアだから良かったですが、EURO出場国ならカウンターを食らって1点献上という危険を孕んでしました。
まぁ、本大会は交代枠は3人ですからチームのメンバーががらりと入れ替わることはないのでそう心配はしていません。
このヴィゼウでの国内合宿、ポルトガルは本当に良い調整が出来たと思います。
ポルトガル代表の面々は、今日(6月1日)の22時30分過ぎ(現地時間)にすでにスイスのベースキャンプであるヌーシャテルに到着しています。
あとは7日のトルコ戦を待つのみですね。
私も今週水曜日にスイスに飛んで、”ポルトガルの大躍進”を追い続けてくるつもりです。
posted by 鰐部哲也 |06:07 |
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2008年05月31日
今日で約10日余りにわたってヴィゼウで行われてきたEURO本大会前の国内練習も最終日。この国内練習、合宿地のヴィゼウでは本当に連日の雨、雨、雨で晴天の下、練習が行われたのは数えるほどしかありませんでした。
2年前のドイツW杯に向けた直前の国内合宿地のエヴォラでは毎日焼け付くような太陽の日差しの下、真夏のような環境で行われ「逆に選手の疲労が増すのでは?」と心配したものですが、今回のヴィゼウでの合宿も雨の中での練習で「選手が風邪でもひいてしまうのでは?」とまた別の心配をしてしまいました。
ただ、今日(30日)の公式記者会見での監督のスコラーリの「非常に満足のいく調整が出来た」というのは本当でしょう。迷走しかかっていたポルトガルがコレクティヴなチームにまとまった印象を強く受けましたし、チームの雰囲気も良いのが観ていて分かります。
今日の練習は完全非公開練習だったので、国内メディアを始め、私たち記者連中も最初の25分しか練習を観ることが出来なかった(当初の予定は15分)のですが、最後の5分で戦術練習を少し観ることができました。スタメン組としてスコラーリに指名されていた11人は、
GK:リカルド
DF:ボジングワ(右SB)、ぺぺ、リカルド・カルヴァーリョ(CB)、パウロ・フェレイラ(左SB)
MF:プティ、デコ(ボランチ)、ジョアン・モウティーニョ(トップ下)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(右W)、シマオン・サブローサ(左W)、ヌーノ・ゴメス(トップ)
でした。システムは4-2-3-1。やはり前日のミニゲームで精彩を欠いたミゲル・ヴェローソは外されました。代わりにデコがボランチに入って、ジョアン・モウティーニョがトップ下に入ったのはサプライズでしたが、こういうオプションもあるということでしょう。デコもジョアン・モウティーニョもこの国内合宿では目立ちはしませんが、「ミスなく」「ソツなく」安定したプレーを見せていましたので、両方使いたいということでしょう。
明日(31日)のグルジア戦のスタメンはこの11人になりそうです。(CBはぺぺではなく、ブルーノ・アルヴェスになる可能性も大きいです)
そして、キャプテンのほうですが、今日の公式記者会見にはヌーノ・ゴメス(写真右)とリカルド・カルヴァーリョ(写真左)が参加しました。
ポルトガル代表の試合前日には必ずキャプテン(候補)が会見に臨むのが慣例となっていますのでこの二人のどちらかがキャプテンでしょう。おそらくヌーノ・ゴメスだと思います。
このヴィゼウで行われた公開練習は初日を除いて、すべて事前にヴィゼウ市民に優先的に発売されたチケットを持ってないと一切見学できませんでした。
1日の観客は1600人までと決められていました。
さらに明日のグルジア戦もスタジアムのキャパは8500人収容なのですが、一般のファンには4000枚しかチケットが販売されませんでした。残りの4500席はすべてポルトガル代表のスポンサー関係者用もしくはVIP用に用意されることになっています。
これを受けて今日「今回の公開練習では、スタジアムにまだ空席があるのにファンの入場制限をして、セレソンはポルトガルの一般のファンに対して不親切なのでは?」という厳しい質問も飛びました。
これに対し、ヌーノ・ゴメスは「僕らはいつでもファンを大切にしたいと思っている。実際、初日に僕は『スタジアムにまだ空席があるんだからファンをもっと入れてあげて欲しい』と協会側にお願いをしたんだ。だから初日はチケットを持ってないファンも入ることが出来たんだけど、二日目からは協会側の『ファンが多すぎては監督の指示も選手に伝わりにくいし、練習に集中しにくい』という判断でこういう結果になってしまった。出来る限りファンサービスはしたいと思っているんだけど。。。」と申し訳なさそうに語っていました。
2年前のエヴォラの国内合宿のときも練習見学にはチケットが必要でしたが、仮設スタンドまで作ってなるべく客入れをしていました。今回のヴィゼウでの合宿で入場制限されたのは確かに国内でも問題になっていましたから、普段、ポルトガル代表を観られない田舎のファンの気持ちも分からないでもないです。ポルトガル代表としても今回の国内合宿では「壊れかけていたチームを立て直す」という至上命題がありましたから、協会側としての措置も分からないでもないです。これは難しい問題ではありますね。それでもポルトガル代表はファンサービスしているほうだとは思うのですが。。。
というわけで、明日はいよいよEURO本番前の最後のテストマッチ、グルジア戦です。
18時15分(現地時間)キックオフ、場所はヴィゼウの「フォンテーロ」スタジアムです。最後の最後ぐらいスカッと晴れて欲しいのですが。。。
とにもかくにも、”最後のテストマッチ”。しっかり取材してきたいと思います。
【宣伝&告知】
今週火曜日(5月27日)に発売になったWSD責任編集『ヨーロッパサッカートゥデイ完結編』にて2007/08年シーズンのポルトガル国内リーグ(bwinリーガ)総括と三大クラブ(ポルト、スポルティング、ベンフィカ)総括について書いております。ぜひご覧になってみてください。
posted by 鰐部哲也 |06:49 |
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2008年05月30日
EUROを目前に控えたポルトガル代表合宿も終わりに近づいてきました。
ようやくリスボンの自宅での仕事を終えて、再び合宿地のヴィゼウにやって来ました。
ヴィゼウは相変わらずの曇天時々雨模様でしたが、「フォンテーロ」スタジアムに取材に行ってきました。
この日の練習に先立って行われた公式記者会見にはミゲウとクアレスマ(写真)が参加しました。実は「ミックスゾーン」では何度かクアレスマのコメントを取ったことがあるのですが、ポルトの取材、ポルトガル代表の取材も含めてクアレスマの会見に立ち会ったのは今回が初めてでした。
ポルトガル代表の雰囲気は確実に良くなっているのが今日の会見でも見てとれました。普段、メディアの前では笑顔を見せないクアレスマが終始笑顔で記者の質問に答えていましたから。
今、ポルトガル国内では、ポルトガル代表のスポンサーも務めている携帯電話会社の「tmn」のテレビCMにヌーノ・ゴメス、クアレスマ、ナニの三人が出ています。
ヌーノ・ゴメスはクアレスマに。クアレスマはナニに。ナニはヌーノ・ゴメスに。それぞれ飛び跳ねて歌い叫びながらエールを送るという、リレー方式のCMなんですが、今日の会見でも記者から「あなたは(tmnの)CMでナニに向けてエールを送っていますが、ナニは左ウィングのポジションを争う直接のライバルです。あのCMの(ナニへの)エールは本物ですか?」というキツイ質問が飛びました。
当のクアレスマはさすがに苦笑してしまいましたが、「別のエールにすれば良かったかな(笑)?今度はEUROで優勝した後、歓喜の叫びとエールを自分に向けて送ったCMを作ってもらうよ(笑)」と笑顔で交わし、会見場はまたもや笑い声に包まれました。
本当に今回の代表合宿の会見は選手もメディアもいい雰囲気が保つことができて、EUROに向けて「ポルトガルを応援するひとたち」が一枚岩になろうとしているのが伝わってきます。
17時(現地時間)に始まった練習には、全員(フィールドプレイヤー20人+GK3人)が参加。25分間のフィジカルトレーニングの後、予想通り11人vs11人でのフルコートを使ってのミニゲームが行われました。
まずは前半のスタメン組です。
GK:ルイ・パトリシオ
DF:ミゲウ(右SB)、リカルド・カルヴァーリョ、ブルーノ・アルヴェス(CB)、パウロ・フェレイラ(左SB)
MF:プティ、ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、デコ(トップ下)
FW:シマオン(右W)、クリスティアーノ・ロナウド(左W)、ヌーノ・ゴメス(トップ)
やはり4-2-3-1の本来のポルトガルのオーソドックスな布陣でした。
クリスティアーノ・ロナウドを右ではなく左で使ってきたのは意外でしたが、両ウィングは頻繁にポジションチェンジをするのであまり深い意味はないでしょう。
この合宿中、ホテルでの別メニュー調整が多かったミゲウをいきなりスタメン組で使ってきたのは回復具合を見るのとスコラーリの「最後のテスト」の意味合いが強かったように思います。
ちなみにGKのルイ・パトリシオはスタメン組のGKに入ったということは、本番でのスタメンはないことを意味しています。(スタメン候補なら、スタメン組のシュートを防ぐサブ組のGKを務めますから)
実は、約40分の前半で一番動きが良かったのはサブ組に入ったナニ(写真)でした。左サイドの突破力はマンUでさらに磨きがかかったようですし、一番素晴らしかったのが球ぎわに非常に強かったところ。スポルティング時代のナニはけっこう淡白なところがあってボールを奪われるときはあっさりカットされることが多かったのですが、フィジカル面とメンタル面で強くなったんでしょうね。あのおとなしい選手が気迫を前面に出していましたから。
さらにセットプレーではFKキッカーをつとめ、2発を直接ゴールに叩き込みました。本大会でのスタメンはないかも知れませんが、スーパーサブとしてはこれほど心強い切り札もないかもしれません。
さらに後半のスタメン組です。
GK:ルイ・パトリシオ
DF:ボジングワ(右SB)、ぺぺ、ブルーノ・アルヴェス(CB)、パウロ・フェレイラ(左SB)
MF:プティ(ボランチ)、ジョアン・モウティーニョ(右SH)、デコ(左SH)
FW:クアレスマ(右W)、ナニ(左W)、ウーゴ・アルメイダ(トップ)
4-5-1の布陣なんですが、クアレスマ、ジョアン・モウティーニョ、デコ、ナニのラインがほぼ同じだったので見た目は4-1-4-1です。
やはりナニがスタメン組に入ってきました。ジョアン・モウティーニョとデコを高い位置で並べるというのは初めて見ましたが、ジョアン・モウティーニョは臨機応変にボランチの位置に下がるので、ベースは4-2-3-1のシステムです。
DF陣は前後半のスタメン組共に危なげない守備を見せました。コンビネーションも悪くなかったと思います。ただ、約25分間の後半でトップのウーゴ・アルメイダが孤立する場面が多かったですね。
ちなみに前後半のサブ組はどちらも2ボランチ、2トップの4-4-2でした。完全にEURO初戦の仮想トルコを意識してのフォーメーションでしたね。
ちなみに前後半共にサブ組のCBに入ったフェルナンド・メイラですが、EURO本大会出場決定後、スコラーリが明言していた「ボランチでの起用」はなさそうですね。敵を欺くためのブラッフだったのでしょうか?
さらに後半のサブ組にはクリスティアーノ・ロナウドは入らずベンチで戦況を見守っていました。代表スタッフが左ウィングに入っていましたが、「CL決勝出場による代表合流が遅れたこと」を考慮しての特別措置でしょう。今、「至宝の」彼にケガでもされたら困りますからね。
まぁ、全体的な印象としてはどの選手も「良い仕上がり」を見せているとは思います。ひとり気になったのがボランチのミゲル・ヴェローソ、中盤でボールを失う回数が多かったですね。あれでは彼本来の積極的な前線への上がりという持ち味も消されてしまいます。たまたま今日が調子が悪かったのかもしれませんが、プティとのコンビネーションもいまいちだったような気がします。
ちなみに赤字の選手が前後半ともスタメン組に入った選手。これらの選手+クリスティアーノ・ロナウドがポルトガルの核となりそうですね。
ポルトガル代表の国内での公開練習は今日(29日)が最後です。明日は16時から公式記者会見が行われ、17時からの練習はメディアも最初の15分間だけ公開のほぼ完全非公開練習が行われます。
ここで最後の戦術確認が行われるのではないでしょうか?
そして明後日(31日)にEURO前の最後のテストマッチ、ポルトガルvsグルジア戦が18時15分キックオフ(現地時間)で行われます。
たくさんのファンの願いと共にすっきり勝って本大会に気持ちよく臨んで欲しいですね。
posted by 鰐部哲也 |06:30 |
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2008年05月23日
EURO本番に向けたヴィゼウでのポルトガル代表国内合宿も昨日(22日)で三日目を迎えました。取材に行ってまいりましたのでレポートをお送りします。
この日は一般観客を入れない非公開練習となりました。ただあいにくの空模様で、雨が降ったり止んだりの曇天の中練習が行われましたので、”観戦日和”でないこの日はファンの方も逆にスタジアムで雨に濡れながらの観戦は厳しかったでしょうから、非公開で良かったのかもしれませんね。
ただ、ヴィゼウに練習見学に来るファンはいつもおとなしいポルトガル人にしてはかなり”ファナティック”ですので、雨でも風でも代表選手を観たいのでしょうが。。。
この日の練習に先立って行われた公式記者会見にはプティ(写真左)とジョルジュ・リベイロ(写真右)が参加しました。
プティは、今大会での代表引退を示唆しました。31歳での代表引退はボランチの選手としては少し早いような気がしますが、今回彼が代表メンバーに滑り込みで入ったからくりが少し分かった気がします。
この日の会見でもプティは「僕は今回、代表に選べばれると確信していた。監督(スコラーリ)は僕の価値と”状況”をよく理解しているのは知っていたからね。」とコメントしていました。プティの言う”状況”=今大会での代表引退であるなら、スコラーリの心が少し(マニシェより)プティのほうに傾いていたのかもしれません。
一方のジョルジュ・リベイロは、そのプティと最後まで代表メンバーの椅子を争っていた兄、マニシェに関しての多くの質問が飛びました。もちろん選考に関しての明言は避けましたが、毎日マニシェとは連絡を取ってアドヴァイスをもらっているようです。
というわけでこの日の練習ですが、先ほど非公開と書きましたが、観客がひとり?だけいました。なぜかスタジアムのバックスタンドの壁の最上段に孔雀が留まっていまして、練習中に奇声を発して鳴き続けていたので、選手は驚いて何度も振り返っていました(写真)。ヌーノ・ゴメスは「うるさいよ!」って感じで孔雀に向かって舌を突き出していましたが(笑)
この日の練習もミゲウとデコが前日に続いて欠席、ホテルでの別メニュー調整となりました。ただ、午前中にホテル横のゴルフ場でのランニングには二人とも参加したようですから、全体練習復帰も間近のようです。
結局、17時前(現地時間)に始まった練習には17人(フィールドプレイヤー14人+GK3人)が参加しました。
個人的には非公開練習ということもあって、本大会のスタメン予想のヒントとなる戦術練習が行われると期待していましたが、やはり11人を並べての各ポジションでの連動した動きを確認しました。
この日、スタメン組の10人(フィールドプレイヤー)に入ったのは、
DF:ボジングワ(右SB)、フェルナンド・メイラ、ブルーノ・アルヴェス(CB)、ジョルジュ・リベイロ(左SB)
MF:プティ、ミゲル・ヴェローソ(ボランチ)、ジョアン・モウティーニョ(トップ下)
FW:クアレスマ(右W)、シマオン(左W)、ヌーノ・ゴメス(ワントップ)
でした。システムはポルトガル伝統の4-2-3-1でした。
まだCL組の4人が合流していない時点でスタメンを予想してもしょうがないのですが、ヒントにはなりました。まず、フェルナンド・メイラはボランチではなくCBで使うオプションも考えているということです。この日、ボランチにはラウール・メイレレスも入りましたが、フェルナンド・メイラは一回もボランチでプレーしませんでしたから、ドイツW杯の時のように最終ラインでリカルド・カルヴァーリョとコンビを組む可能性もありそうです。
さらにポルトガル代表のアキレス腱である左SBのポジションですが、まだ合流していないパウロ・フェレイラが本命なんでしょうが、この日、実は代表では始めてミゲル・ヴェローソの左SBも試していました。
そうなると試合展開によってはボランチをワンボランチにして最前線を2トップにして、ミゲル・ヴェローソを左SBに下げるというオプションも見えてきますね。
ただこの三日間のポルトガル代表の練習を観た印象としては、監督のスコラーリは非情にオーソドックス、言ってみれば本来のポルトガル代表の練習に回帰しているように見えますから、散々奇策を弄してきた指揮官も正攻法を熟成させようと考えているのかもしれません。少し安心しました。
最後は、プティ、ミゲル・ヴェローソ、ジョルジュ・リベイロ、クアレスマの4人が居残りでミドルレンジからのFKを入念に練習していました。
私は週末はリスボンで別の仕事を仕上げてから、また来週、ヴィゼウに練習取材と本大会前の最後のテストマッチ、ポルトガルvsグルジア戦取材のために馳せ参じる予定です。
最後にポルトガル国内のニュースを二つ。
来シーズンのベンフィカの監督が決定しました。元ヴァレンシア監督のキケ・フローレスです。カルロス・ケイロスとエリクソンに監督就任を断られてから、ベンフィカの監督候補はミカエル・ラウドルップ(元ヘタフェ監督)、ジーコ(フェネルバフチェ監督)、そしてキケ・フローレスの三人に絞られていたんですが、この中では一番興味を示していなかったキケ・フローレスの就任ということで多少、びっくりしています。
さらに、来シーズンの新戦力として元ポルトガル代表FWで、パリ・サンジェルマンのパウレタのスポルティング移籍が濃厚のようです。スポルティングはリエドソンがシーズン終盤に負ったケガで、全治6ヶ月の重傷と診断されて新しいゴールゲッター探しに奔走していますから、パウレタが加入すれば国内での知名度も抜群ですから、願ったり叶ったりかもしれません。
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日本では今日(5月23日)発売になっておりますWSG6月号増刊の『EURO2008 PERFECT GUIDE』にてポルトガル代表について書いております。
ぜひ、ご覧になってみてください。
posted by 鰐部哲也 |22:41 |
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2008年05月22日
今季のCLは劇的な幕切れでした。120分戦っても決着がつかなかったので、優勝したマンチェスター・ユナイテッドにも敗れたチェルシーにも勝者の資格はあると思います。PKを外したクリスティアーノ・ロナウド、最後にアネルカが外した瞬間、歓喜の輪から外れてピッチに突っ伏してしまいました。安堵の気持ちでいっぱいだったのでしょう。
これで、気持ちよくポルトガル代表にも合流出来そうですね。
この試合、ヴィゼウのホテルのTVでトルコから来たジャーナリスト(EURO初戦でトルコがポルトガルと戦うのでわざわざ、敵の視察にヴィゼウまで来たそうです)と観ていたんですが、彼の試合中の予想がことごとく当たるので感心してしまいました。
というわけで、今日もポルトガル代表の練習取材に「フォンテーロ」スタジアムに行ってきました。そのレポートです。
今日の公開練習では、さすがに昨日の練習で(練習見学用の)チケットを持っていないファンも含めて6000人も集まったことから警備上の問題で、今日はチケットを持っているファンしかスタジアムに入れませんでした。
ただ、スタジアムにはまだスタンドに観客が入れるスペースがたくさんあったわけですから今日も臨機応変に客入れしても良かったように思います。
ここヴィゼウのような田舎町の人たちにとってきら星のようなポルトガル代表選手を生で観られるのは一生あるかないかのチャンスなんですから。。。
今日の「フォンテーロ」スタジアムもファンの嬌声は凄まじいものがありました。
それにしても、今回のポルトガル代表のEURO直前合宿の練習見学チケットはまさにプラチナチケットになってしまいましたね。
EURO予選のポルトガル代表の試合なら余裕で当日券も買えたことを考えると、いよいよポルトガル国民のボルテージも最高潮に近づいてきたということでしょう。
今日の練習に先立って行われた公式記者会見にはシマオン・サブローサ(写真左)とラウール・メイレレス(写真右)が参加しました。
シマオンには「今日のCL決勝ではどちらのチームが勝つと思いますか?」というポルトガル代表とはまったく関係ない質問が飛んでしましたが、「僕にはそれは答えられないよ。どちらのチームにも”セレサオン”のチームメイトが二人ずついるわけだからね。どちらも応援しているよ。」と返したシマオン。まぁ、当たり前ですね。
それでもしつこく「あなたは国内では、赤いユニフォームのチーム(ベンフィカ)で大活躍してきましたからやはり赤いチームに勝って欲しいですよね?」と追いうちがかけられた時点で、会見場は大爆笑となりました。
当のシマオンも苦笑しきりで、メディアと選手の雰囲気が一気に良くなったという意味では、あながち的外れの質問でもなかったのかも知れません。
予定時間の17時(現地時間)に始まった練習では今日は16人(フィールドプレイヤー13人+GK3人)が参加。
ミゲウとデコがホテルでの別メニュー調整で今日の練習を欠席しました。
特にミゲウは左足股関節の痛みを訴えているようで、練習復帰は未定です。少し心配です。
今日の練習では、フィジカルトレーニングのあと、ハーフコートを使っての7(攻撃側)対6(守備側)や4(攻撃側)対3(守備側)が行われ、常にDFが一枚足りない状態でのシチュエーション練習に時間を割きました。
まだメンバーが揃わないのでミニゲームが出来ないのが辛いところですが、ツボは押さえた練習だったと思います。
途中でプティとクアレスマが抜けて、ランニングでクールダウンしたあと早目に上がり
ましたが、クアレスマは日曜日(18日)のポルトガル杯で「少し疲れがたまっている」と言っていましたから、それを考慮してのものでしょう。 プティは古傷の負傷部分を考慮してのものだと思います。
それからのシュート練習が圧巻でした。ヌーノ・ゴメス、ウーゴ・アルメイダ、エルデル・ポスティガのCF陣とシマオン、ジョアン・モウティーニョ、ラウール・メイレレスの6人が居残りでこの練習に臨んだわけですが、右足、左足、ヘッド、浮き球、左右からのクロスとあらゆるシュートパターンを想定して約30分もぶっ続けでシュートを打ち続けました。私はちょうどゴールマウスの真後ろで観ていたんですが、迫力が凄かったですね。スパイクがボールを叩く音と、スピード、当たり前ですがやはりプロの代表選手の威力は圧巻でした。
最後は監督のスコラーリみずから精度の高いクロスを両サイドから上げていましたから、これは選手のモチベーションを上げるには持ってこいだったでしょう。
印象に残ったのが、ラウール・メイレレスのシュートの精度。確実に枠をとらえてGKの逆を突いて一番確実にゴールに押し込んでいましたから、オプションとしては使えるかもしれません。少し彼を過小評価していましたね。
練習が終了した18時25分、急遽ぺぺがピッチに姿を現しました。今日合流予定だと聞いていたので、練習に参加していなかったのが疑問だったんですが、合流時間が遅れたんですね。練習を終えてストレッチしている選手ひとりひとりに声をかけながら握手を済ますと、黙々とピッチを何周も何周もランニングしていました。
本来ならスタジアムにまで来ることはないのでしょうが、「態度」で”セレサオン”に対する姿勢を示したということでしょう。
明日(22日)は、17時から観客を入れないメディアのみ入場可の非公開練習になります。ここで戦術練習が行われると予測しているんですが。。。
私はこの取材を終えたあといったんリスボンに帰ります。クリスティアーノ・ロナウド、ナニ、リカルド・カルヴァーリョ、パウロ・フェレイラが合流するまでに帰るのは心残りなんですが、週末は別件で仕事が入っているので仕方ないですね。
また来週、31日のポルトガルvsグルジア戦の直前に合わせて再びヴィゼウに取材に来る予定です。
posted by 鰐部哲也 |08:14 |
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