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夢はリヴァプールの主将! アレクサンダー=アーノルドがド派手な欧州デビューを飾る。

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ホッフェンハイムのGK、バウマンは全く動けず、ゴールに突き刺さるボールを見送るしかなかった。このFKを蹴ったのはリヴァプールの背番号66、トレント・アレクサンダー=アーノルドだ。18歳の新星が3万人超の観衆の前でド派手な一発を叩き込み、その存在を知らしめた。

35分、リヴァプールはゴールから約25メートル離れた位置でFKを獲得する。このチャンスを任されたのはなんとこの日が欧州カップ戦デビュー(トップチームでの出場はこれが14試合目)となったアレクサンダー=アーノルドだった。しかしアレクサンダー=アーノルドは緊張も感じさせない豪快なシュートをホッフェンハイムのゴールに突き刺し、貴重な先制点を挙げた。

■フリーキッカー指名は普段の努力の結果

ボール周辺にはアレクサンダー=アーノルドの他にモレノとジャンも集まってきていたが、元々キッカーは決まっていたようだ。試合後、クロップ監督は「彼がFKを蹴ったのは、実際は私がそう指示していたからだ。彼しか蹴れる人がいなかったからね。私の現役時代のどの段階よりも素晴らしいFKを蹴れるよ」(Sky Sports)とコメント。

U-23チームでもFKを任されていたというアレクサンダー=アーノルドに対し、主将のヘンダーソンも、「FKは偶然ではない。もう何週間も練習していたからね」「今日のプレーは素晴らしかった」と試合後のインタビューで称賛した。

アレクサンダー=アーノルドのハードワークについてはクラブのレジェンド、ジェラード(現リヴァプールU-18監督)も認めている。解説者として登場していた『BT Sport』に対し、「素晴らしいプロ意識を持っている」「常に学び、向上する意識を持っている。本人と家族のことを思うと本当に嬉しいよ」と絶賛。レギュラーで今シーズンはまだ出場のないクラインも気を引き締める必要があると語った。

■夢は「ジェラード」。生え抜きの主将を狙う!

6歳で同クラブのアカデミーの一員となったトレント少年。5月には『テレグラフ』紙に対し、「フェルナンド・トーレス、スティーヴン・ジェラード、ジェイミー・キャラガー、シャビ・アロンソ…みんなが僕の憧れだった。本当に尊敬していたんだよ。」と明かしている。信じられないが、もう10年近く前に在籍していたメンバー達である。

5月の時点ですでにトップチームでのデビューを果たしていた同選手だが、「目標は達成したけれど、夢はつかんでいない。」「夢はリヴァプールのキャプテンになることだ。まだまだ長い道のりだけど、リヴァプールのキャプテンを務めるまでは満足しないよ」と話した。ジェラード以来の生え抜きキャプテンになることに対するこだわりを見せた。

ここ数年のリヴァプールは何人もの生え抜き若手選手にデビューを与えてきたが、ファーストチームに定着している選手はいないのが現実。多くの選手がレンタルや完全移籍でチームを去っている。そんな中、クラブ史上最年少得点を記録したウッドバーンと共にアレクサンダー=アーノルドにかかる期待は大きい。

コウチーニョの移籍問題で揺れるクラブ。「リヴァプールには生え抜きの選手がいるぞ!」と言わんばかりにアレクサンダー=アーノルドがこのブラジル人の代わりに豪快弾を突き刺してみせた。18歳の若者の力を借りたチームはチャンピオンズリーグのプレーオフで2対1のリードをホッフェンハイムから奪い、23日には舞台をアンフィールドに移す。まずはこの試合で本戦への進出を決めなくてはならない。

チームは14-15シーズン以来のCLとなるが、この時はレアル・マドリーに全く歯が立たず、グループリーグ敗退の屈辱を味わった。そういった意味で、最後にこの大舞台で輝きを見せたのはジェラード、トーレス、キャラガー、アロンソらが躍動したあのチーム、トレント少年が憧れた強いレッズだ。

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記事カテゴリ:
チャンピオンズリーグ
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アレクサンダー=アーノルド
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