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補強とは?開幕週にコウチーニョを放出し、戦力は強化されていない問題児リヴァプール。

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いよいよ今週末、8月12日(土)からイングランド・プレミアリーグのシーズンが開幕する。移籍市場が終了するのは31日(木)ではあるが、開幕は一つの目安だろう。当然ながら、この日にベストメンバーを揃えておきたい。

ところが、である。リヴァプールはその開幕戦5日前にチーム一のスター選手を手放そうとしている。ここに来て、これまで「放出はあり得ない」とされてきたコウチーニョ(25)のバルセロナ行きが現実味を帯びている。

■出すなら今すぐ、引き留めるなら強引に

コウチーニョの放出は個人的にはそれほど反対しない。確かにチーム一技術があり、リヴァプールでは唯一試合を自力で決めてしまう能力を持っている選手ではあるが、相手がバルサとなればそんなことは言ってられない。なぜならバルサは紛れもなく今のリヴァプールよりも大きなクラブであり、スアレスの移籍が証明したように、バルサと選手の考えが一致すれば引き留めは非常に困難だ。仮に1年間引き留めたとしても、団結がカギであるクロップのチームにとっては大きなマイナスとなる。だからコウチーニョが移籍したいのであれば、出せばいい。これが私の考えだ。

しかし、このタイミングはすでに遅すぎるのである。開幕週にチーム最高の選手を失うとは何事か。12日のワトフォード戦が近づけば近づくほど、コウチーニョの放出は「緊急事態」となる。バルサへの切符を渡すなら、迅速に判断をして欲しい。獲得もモタモタしているチームが放出ものんびりとやっているようでは、全くもって話にならない。確かにバルサの本命はユヴェントスのディバラ(23)であり、コウチーニョに正式オファーが来るのはディバラの獲得に失敗してからかもしれない。ネイマールとの兼ね合いがあったからこの時期になったのは理解できるが、正式なオファーが舞い込めばすぐに放出すべきだろう。それが開幕前日、あるいはそのあとに伸びるのであればコウチーニョの流出は断固拒否してほしい。引き留めは困難、と書いたが、ルール上はクラブの「ノー」は絶対なのだ。

■そもそも、補強はどうなっているのか

根本的な問題は、そもそも補強が全くできていない点にある。サラー、ソランケ、ロバートソンの3人を獲得してはいるが、全体として捉えると大したパワーアップにはなっていない。チャンピオンズリーグへの参戦やその他カップ戦での勝ち進みを考えると、昨シーズンよりも20試合程度多く戦う可能性もあるのだ。多少選手のクオリティが上がった程度では不十分である。

あまりにも行動が遅すぎるというのが、私の意見だ。ライプツィッヒのナビ・ケイタ、サウザンプトンのフィルジル・ファン・ダイクは確かに補強ポイントには一致するが、1か月間時間を無駄にしている、というのが現実だ。どちらの選手も「ワンアンドオンリー」の存在。6000万ポンド以上の移籍金がかかる選手たちであり、「先に別の選手を獲得してからケイタとファン・ダイクも狙おう!」といえる存在ではない。そもそも前者はライプツィッヒに放出の意向が全くなく、後者はリヴァプールが不正な移籍交渉ですでに公式の謝罪声明を出している。とっくの昔に諦めのタイミングはあったはずで、つい最近まで(VVDに至っては今も)獲得にわずかな望みをかけているのは信じられない。

とにかく、リヴァプールには早く行動をして欲しい。ここに来て、クロップは今の守備陣に「満足している」(Sky Sports)と語っている。しかし、現有戦力に満足をしている監督が6000万ポンドのCBを狙うだろうか?それも、個人的にアプローチするだろうか?あまりにも無理のある話であり、ここに来てドタバタ感が増しているのは本当に頼りない。

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記事カテゴリ:
イングランド・プレミアリーグ
移籍関連
タグ:
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この記事へのコメントコメント一覧

「補強とは?開幕週にコウチーニョを放出し、戦力は強化されていない問題児リヴァプール。」へのコメント

この記事に厳しい批判が集まっているのに驚きました。
私がアーセナルファンだからかもしれませんが、リバプールのPSM数試合と開幕戦を見た範囲では、walkonwithsports様のお気持ちはよく分かります。
リバプールは、長所は素晴らしいですが、アーセナルと同じく分かりやすい欠点がちらほら・・。
補強が不十分な以上、チームワーク重視のクロップ戦術では、チームの連携を煮詰めて欠点を減らしていくしかないわけですが、チームの中心であるコウチーニョが出るか出ないかがハッキリしないと、連携力の向上もままなりません。

リバプールファンの方は、コウチーニョは移籍希望を持ってないと信じているようですが、本人がトランスファーリクエストを出したと言われるように(もちろんガセかもしれませんが)、ネイマールが移籍した以上、コウチーニョの気持ちが揺れる可能性は否定しきれないと思います。
それを見越して、walkonwithsports様は、出すか出さないかハッキリしろ、とおっしゃっているだけで、そんなに批判されるような内容には思えないです。

あれですかね、リバプールサポーターには絶対的な存在であるコウチーニョの移籍を"容認"していること自体が、許せないんですかね・・・?

私には、walkonwithsports様は「クラブ以上の存在は無い」を地で行ってる方で、コウチーニョと言えども、今は移籍しなくても、もし1年後に出るのならクラブへの悪影響が大きすぎると考えて、容認されているのだと思います。
いまのスカッドでは、コウチーニョ依存が解消される見込みは、ほとんどありませんから。

「補強とは?開幕週にコウチーニョを放出し、戦力は強化されていない問題児リヴァプール。」へのコメント

コメントありがとうございます。

反論させていただきたい部分は多々あるのですが(笑)、やはりそのように思われてしまったことは私の書き方、根拠の不足が原因だと思います。

勉強になりました。ありがとうございます。

「補強とは?開幕週にコウチーニョを放出し、戦力は強化されていない問題児リヴァプール。」へのコメント

上記コメントへの返信同様、そのように受け取られるということは根拠が明らかに不足していたからと考えております。コメントありがとうございました。

「補強とは?開幕週にコウチーニョを放出し、戦力は強化されていない問題児リヴァプール。」へのコメント

コメントありがとうございます。
普段はコメントにお返事はしていないのですが、ご丁寧なコメントをいただいたのでお返事させていただきます。

偏見記事として捉えられる可能性については否定しません。当然そのつもりでは書いておりませんし、私自身、複数のソースからの情報を根拠に書いておりますが、その根拠を十分に示せていないこと、これは事実であると思っています。

補強の話に関しても同様です。私自身はアンフィールドに足を運ぶほどのリヴァプールサポーターですので『リバプールサポーターではないですね』という部分は否定させていただきたいのですが、そのように受け取られてしまったことには、理由があると思います。

お厳しい意見をいただきましたが、大変勉強になりました。ありがとうございます。

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1994年、群馬県太田市生まれ。
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ただの一会社員ではありますが、「批判的な視点」そしてそれを可能にする知識を持っておきたいと考えております。
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