2010年01月08日
カイオ・ジュニオール
サッカーダイジェストに興味深い記事が掲載されていた。 タイトルは「オイルマネーに魅せられた男たち」 今回で10回目の掲載となるこの不定期シリーズは、これまでに様々な反響を呼んできた。 記事では、「モモ」というブローカーの存在や札幌・名古屋で活躍したFWダヴィに降りかかる災難など、他にも様々なエピソードが本人達の口から語られている。 そんな不定期シリーズに「カイオ・ジュニオール」が登場したというわけだ。 記事自体は‥ 神戸ファンが読んだら非常に不愉快な内容言い訳がましいものだと思う。 もちろんこの記事のライターに問題があるわけではない。 このブログではカイオの能力を褒め称えてきたし、今だって「有能な監督」だと思っている。 しかしながら‥この記事でのカイオの発言には些か疑問が残ったし、失望してしまった。 正直な話、神戸側の見解とは大きなズレがある。 神戸側の発表した辞任騒動の時系列と対応を簡単に書くと‥ 6/24 神戸にカタールからオファーが届く 6/25 カイオ「現地へ飛び、オファーについての話を聞いてみたい」 「シーズン中なので許可できない。」安達社長(当時) 「試合運営や給料の支払いは非常にルーズだ」と安達は助言 「自分はカタールについて何も知らなかった。移籍はやめておこう」カイオ 6/27 カイオ、浦和戦後にスタッフを集めて移籍について示唆。 6/28 カイオと再び会談。 「29日の晩の飛行機で向こうに行って話を聞く」カイオ 「25日の時に言っていたことと全く違う。許可できない」安達 その日の夜、カイオの奥さんから佐藤GM補佐に電話 「カタール行きを止める。明日からまた神戸で練習を指揮する」 6/30 午前練習終了後「今日の夜にカタールへ向かう」カイオ 奥さんからの電話の事を問いただすと「それはまた変わった」カイオ 「行くというのは最終決定か?」安達 「そうだ」カイオ 「ならば今日付で辞任するということを書面にしてほしい」安達 →カイオ、直筆の辞任届を提出 という流れだ。 しかしながら今回のカイオの説明に依れば‥ ・6月某日にオファーが届いたと代理人から知らされる。 ・カタールは国家プロジェクトとしてサッカー強化に取り組んでおり、そうそうたる面々がチームには在籍していた。指導者としてさらに上を目指すには最高のチャンスだった。オファーというのはタイミングがすべて、人生は一度きりで、二度とこのようなオファーが来るとは限らない。なので決断した。 ・金銭的な理由で行ったのでは断じてない。 ・オファーを受けたことを安達に言うと驚きながらも「あなたはすばらしい指導者だ。他のチームもそう思ったのだろう。あなたの決定を尊重したいと思う」と言ってくれた。 ・神戸とは3年契約を結んでいて2年半契約を残していたので多額の違約金が発生した。その違約金を支払ってまでした、人生をかけた決断だった。 ・今の神戸の守備的な戦術では上位には行けない。 ・長期的なビジョンを持ったチーム作りを行っていて、良い方向に進んでいた。 ・家族は神戸を今も愛していてカイオ自身も愛している。 ということだ。 カイオの言い方では、神戸側が難色を示したという部分が全く無く、むしろ快く送り出してくれたというような言い方をしている。無論、これはカイオが「神戸の印象を悪くしないための」の気遣いなのかもしれない。が、神戸としては快く送り出すなんていうことはあり得ない。2年間で培ってきた自らのスタイルを壊してまで指揮を託した(託そうとした)監督にこんな無責任なことをされて快くいれるはずがないのだから。 また、神戸側の見解で触れられているようなカイオ自身の行動についてはノータッチだ。それでいて「フェアな話をしよう」なんていうのは甚だおかしいではないだろうか。 だが、問題はそこではない。問題なのは、なぜ神戸を辞任するに至ったのか、という部分だ。 カイオの発言から考えてみても‥「長期的なビジョンを持ったチーム作りを行っていて、良い方向に進んでいた」のならば中東へ飛び立つ理由が「(金銭面を除いても)魅力的なオファーだったから」というのみになってしまう。 そんな無責任なことがあるだろうか。 確かにオファーはタイミングだと思う。 しかしながら3年契約の1年目で「良いオファーが来たから辞めます」と言うのはおかしいだろう。 監督という立場にいながらあまりにも無責任すぎる。 (また後日、追記・編集を施します)
posted by visselkobe |07:39 |
コメント(0) |
トラックバック(0)



