野球バカのたわごと

プエルトリコの野球は作新学院・小針監督が目指すスタイルの究極系?

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WBCもいよいよ佳境を迎え、LAのドジャーススタジアムにて準決勝・決勝行われる。

現在残っている4チームの中で、最も優勝に近いのはどのチームであろうか。 個人的に、その戦いぶりと選手の士気の高さから最も本命視しているのが、 日本代表が前回大会で敗れたプエルトリコである。

戦力的には、前回大会と比べ物にならないほど充実度が増している。 特に内野手に関しては、セカンドのバエス(CHC)、ショートのリンドーア(CLE)、 サードのコレア(HOU)といった、MLBでブレークし、将来を嘱望されている若手選手が揃っている。

投手力については、実績やポテンシャルにおいて注目される選手がいない点は、 前回大会と変わらない。

しかし、先に取り上げた内野の3選手はMLBでも屈指の守備力を誇り、扇の要には前回大会で、 日本打線が投手でなくこの男に負けたといっても過言ではないスーパーキャッチャー ヤディア・モリーナ(STL)が健在だ。

鉄壁の守備力を武器に、高地で打球が飛びやすいメキシコでの1次ラウンドも、 メジャーリーガー揃いの強力打線がひしめくアメリカ・サンディエゴでの2次ラウンドでも、 無駄な失点を防ぎ、接戦をものにしてきた。

しかし、私が最も注目しているプエルトリコの強みとは、攻撃面において、 メジャーリーグでも20本以上のホームランを打てる選手達が、 打線の繋がりを意識した”スモールベースボール”を徹底している点である。

印象的であったのが、2次ラウンドの対アメリカ戦である。 アメリカの先発はマーカス・ストローマン。1次ラウンドでドミニカ相手に好投した この投手から、プエルトリコは連打で一挙4点を奪う。

1番のパガン(SFG)から6番バエスまで6連打はすべて単打であり、4番ベルトラン(TEX) の打球は、極端なシフトの間を抜ける”らしくない”ヒットであった。 コレア、モリーナのタイムリーヒットも逆方向へ狙い打ったものである。

この攻撃を見た瞬間頭に浮かんだのが、記事タイトルの内容である。

作新学院といえば、江川卓を輩出したことで有名な高校野球の名門だ。 昨夏は急成長を遂げたエース今井投手(現西武ライオンズ)を要し、 54年ぶりに夏の甲子園での優勝を果たした。

平成に入ってからは優勝どころか、甲子園出場の機会も激減し、 古豪と化していた名門を復活させたのは、 作新学院OBで、就任当時23歳の若さであった小針監督である。

小針野球は、バントを多用しない攻撃野球を身上としている。 ただし、近年ではバントをしない攻撃スタイルのチームも珍しくないが(静岡・常葉菊川など)、 作新学院の攻撃スタイルは、長打をバンバン狙うというものではない。 むしろ、状況に応じたバッティングを徹底する、いわゆるスモールベースボールである。

しかし、一見上に書いた内容と矛盾しているように聞こえるかも知れないが、 小針監督はバットを強く振ることができなければ、真の意味でスモールベースボールは 実践できないと、雑誌のインタビューで語っている。

つまり、たとえばノーアウトランナー1塁の場面で進塁打を打とうとしたり、 僅差の展開でワンチャンスをものにするための逆方向を意識した単打が必要な際にも、 打者には強いスイングができるという前提が必要であるということだ。

日本の高校野球では、スモールベースボール(ここでは長打を捨てて、 単打で繋ぐという意味)を実践しようとして、全体的に打者のスイングが小さくなる、 いわゆる当てに行く打撃となってしまっているチームが多く見受けられる。

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