2016年、中村俊輔がシャーレを掲げる

1日遅れの、37歳へのエール

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本当にあっという間。

桐光学園で全国大会に出場、その名を知られるようになってから、今年でもう20年になる。紆余曲折あったにせよ、日本のトップを走り続けてきた。

18歳でマリノスに入団したのが97年、23歳でイタリアに渡ったのでその間は5年半。再入団は、2010年で31歳の時、今季で6季目だから、今や帰国後の時間の方が長くなった。

ちなみにリーグ戦出場数についても、渡欧前が148試合、帰国後が153試合だから、気づかないうちに今のほうが長くなっていたことになる。

「不在」の代表にもようやく慣れてきた。慣れてはきたけれど、興味は薄れている。これは個人的なことだけれど、たぶんもう一生、W杯予選を突破できるか否か、または本戦での一戦に固唾を呑むような思いをすることはないだろう。「不在」ではそこまで思い入れがこもらない。

さらに時計の針を戻すと、93年のJリーグ開幕戦、国立競技場。ヴェルディ対マリノスという当時の黄金カード、満員札止めとなったスタンドに中学3年の彼はいた。所属は、マリノスジュニアユース。プロの舞台が憧れから、目標に変わったあの試合が人生を大きく変えたことになる。

マリノスユースには上がれないという挫折を味わったにもかかわらず、選手権準優勝で名を馳せると、複数クラブの競合の末に、結局マリノスを選んだ。「このクラブが好きなんで、監督になれたらいい」発言の原点である。

欧州での活躍後にマリノスに再入団した際のモチベーションは、このクラブを優勝させることであったが、それはまだ果たされていない。35歳、二度目のMVPの勇姿を我々は忘れないが、まだまだあのような輝きあるプレーを多くの人が望んでいる。

復活と進化の35歳から、痛みと付き合い苦しんだ36歳の後半だったと言えるだろう。

ピルロ、ランパード、トッティ。この辺りは、同い年か年長の世界的名手だ。まだまだいける。まだまだ? もう20年以上も、ストイックに戦ってきたのに、まだまだ、なんて本当に言える?

本人がチャレンジを望む限り、モチベーションが弛まぬ限り、我々だって夢を見たい。なぜなら、ワクワクするから。

何万人もの観衆を一度にワクワク、期待させるのは、ほんの一握りのプレーヤーにしかできない。言葉ではうまく伝わらないと思うが、このワクワクは、今まさにストライカーがGKと一対一のビッグチャンスを作った!とか、小気味よいワンタッチでエリア内の守備陣を翻弄!とか、その手のワクワクとは似て非なるものだ。

意外性があるからでもない。何か局面ががらりと変わる瞬間、だいたいは彼が絡んでいる。独特のオーラをまとってプレーする、それに魅せるプレー。

中村俊輔、37歳の挑戦は、ようやく怪我が癒えてのリスタートだ。パートナー比嘉さんを引き連れて、誕生日記念のポーズが多くのスポーツ紙に取り上げられた。

シーズンはまだ半分ある。大事な、大事な後半戦が残っている。俊輔とともにセカンドステージを獲りたい。そして、そのさらに上へ行こう。

俊輔によれば、もう引退していたはずのこの年齢まで夢を共に見られるのは本当にラッキー。この俊輔が元気にプレーする、ワクワクの幸せな時間を、僕らにもう少しください。それだけが願いです。
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