2016年、中村俊輔がシャーレを掲げる

ちょっと想像を超えてた

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まさか! 猛攻を仕掛けるも! 神がかったキーパーの日!

…いやいや。20年以上前から変わらぬ決定力不足。我が国のトップリーグでも、代表でも一時の確変時期を除くと、超慢性的な疾患ですよ。

23本だかのシュートを放って、枠内だけでも多分10本は超えていただろう。ことごとく、そこにはキーパーがいた。惜しくもバー、ポストというシュートもあった。

セットプレーの精度がもっと高くないと厳しい、今のチームに俊輔や遠藤のようなキッカーがいないことを嘆く声があるが、昨日に関してはキックがひどかったとは思えなかった。強いて、本来の実力を出せなかったというなら、宇佐美のシュートがまったくと言っていいほど枠を捉えられなかったことか。元来、あの程度の精度ではない。

圧倒して然るべき相手だったことは、過去の実績、足をつる選手の数、試合後の表情を見れば分かる。また、1点入っていれば、次から次へと得点が生まれていた可能性だって高い。その実力差は、先のリーグ戦のマリノスと、甲府の差よりも、もっともっと大きなものだ。

通常、ほぼ攻撃を放棄したような専守防衛の戦い方は、観る者にフラストレーションを与え、酷評される。しかもプロリーグのように興行として成り立たないようなものを見せたら、客は減り、自分の首を絞めるような結果となる。

だがこの日のシンガポールの戦い方は、逆に清々しささえ感じさせるものだった。格上とされる日本に、何もかもかなぐり捨てて、ただ90分ゼロで抑えることだけを目指して。自陣のペナルティエリアには8〜9人。

甲府以上の専守防衛。日本代表には運もなかったし、横パスばかりで攻めあぐねるシーンは、なんか親近感(爆)を感じたものだがチャレンジもした。なんか、こういう日もある。

こんな「当たらない」試合が2次予選の最初で良かったとさえ思う。

甲府のサッカーとサポーターを、偏差値が低いと言ったのは、藤井雅彦記者だが、この日のシンガポールを見てると、そんなこと大きなお世話だということがよく分かる。(ま、人としておかしいというそれ以前の次元の話ではあるのだけれど)

日本代表がもしシンガポールのようなサッカーをしてブラジル代表との対戦を引き分けに持ち込んだら、我々はツマラナイもの見せやがって!お前らにプライドはないのかとブーイングするだろうか。それともやった、してやったり!と快哉を叫ぶだろうか。

その時、その時に、やらなくてはいけないことはある。シンガポールの選手とて、普段からあのような穴熊サンドバッグサッカーを志向しているわけではあるまい。

みんな理想と現実の狭間で生きていて、往々にして現実に引っ張られてしまうのだ。10回やれば多分9回は勝てるであろうシンガポールに勝てなかった日本代表を叱り、シンガポールを褒めるべき。

同じ図式で偏差値が低いだのと言うほうがどうかしているなぁと昨日の試合を見て改めて思った次第。

あ、甲府をシンガポールになぞらえることで、お気を悪くされる方がいたら、申し訳ない。あくまで相対論としてです。

それにしても香川真司は重たい。迷いが伝わってくるような、プレーに終始していた。間違いなくアジアではトップの怖いプレーヤーなはずなのに、自らその看板を下ろして戦っているかのようだ。

9月までW杯予選はない。その間、この重たい雰囲気なのは嫌だけど、逆に言えば、雰囲気を変えるためにメンバーを入れ替えないだろうかな。

次こそはマリノスの選手が選ばれたら。その時はもっと感情を移入してしまって、仮に引き分けても、笑って「まあ、仕方ないなぁ」とはもう言えないかもしれない。

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