2016年、中村俊輔がシャーレを掲げる

「このクラブが好きだから」の説得力と不思議な魔力

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いやさ、テレビ見たらさ、同い年だってことで、澤穂希と、中村俊輔が対談してたのよ。澤は、W杯6回目じゃん?よく今回も選ばれたよなとか思ったんだけど、そもそも男子で澤よりもW杯で活躍した選手なんて日本にいるはずもないよな、だって優勝だよ?

なのに今更、俊輔にW杯を語らせるって、NHKどーなのよ、って思ったわけ。なんかさ、何年経っても、辛い思い出ってあるじゃない。触れられたくないもの。しかも、これから対談相手は最後のW杯に向かうっていうのに、何を話せって言うんだろ。

なんかJ1での活躍の映像とか流れていたけど、居たたまれねーなと思ってたら、突然さ、言うわけ。

このクラブが好きだから、監督になれたらいい…

もうさ、びっくりだよね。いい歳した大人がさ、好きだから(キリッ)とかさ、呆気にとられてさ。W杯の話だったのに、あれ、あれ。

で、気づいたら、なんか泣けてたわ、俺。なんでだろう、なんでだろうって。

横浜F・マリノスは、俊輔が輝かしくも波乱万丈の現役生活、その最後を飾るクラブとして選ばれた。もう今や日本代表で、彼のプレーを見ることはかなわない。横浜F・マリノスだけが彼を見られる場所であり、彼の家である。

なぜ、「好き」なのか。名門ではあるけれどリーグタイトルから遠ざかること10年。外資が経営に入ってきて、今年末に屈指のクラブハウスを手放す。古豪にありがちだが、未だに企業スポーツの延長体質が抜けきらないとか言われる。ホームスタジアムはデカイはデカイが、巨大な分なおさら空席が目立つ。俊輔に続くような代表の顔となる期待の若手?もし聞かれたら、たぶん小声で「学…?」と答える。

なぜ、それなのにこのクラブの監督になりたいってテレビカメラの前で堂々と言えてしまうのか。

横浜生まれ、横浜育ちだから? 最初に慣れ親しんだクラブだから? 育ててくれた環境だから? マツさんがいたから?

考えてみたけれど、さっぱり分からなかった。っていうか愚問なのだと気付いた。

僕らは、このクラブが好きだから、応援する。声を枯らす。少々の出費も厭わない。

俊輔は、このクラブが好きだから、選手として、やがて監督として、勝利の栄光をもたらそうとする。

それを「同じこと」だなんて大それて言えないけど、根っ子の根っ子にある種は同じ。好きだから。

バンディエラ、生え抜きと呼ぶには、ちょっと違うかもしれない。7年半もの間、ヨーロッパのクラブを渡り歩いたのだから。でも、海外に旅立った選手がJリーグに戻って来るときに、しれっと別の所縁のなかったクラブに行くことが少なくないのに、俊輔は戻ってきた。

今から考えると、それしか頭になかったのかもしれない。そんな選手が身近にいてくれることは本当に尊い。どのクラブにもそんな象徴的な選手は不可欠なはずだ。しかも、それがマリノスにとっては歴史に名を刻む名選手だった幸運には感謝するしかない。

好きだから。と剥き出しに言える俊輔がいる、マリノスが好きだ。不思議な言葉だな。

だからこそ、俊輔と勝ちたいなあ。おととしにあと一歩、栄冠に届かなかったのは、この瞬間の感動のためだった!と、心から言いたいなあ。

選手でも優勝、監督でも優勝。俊輔ならいつだって監督になれるだろう。まずは、もうあと数年。まだまだ、これから上手くなるらしい。

このクラブが好きだからという魔法の言葉と、魔法のプレー。 中村俊輔を見てから死ね、そう言いたい。


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