2016年、中村俊輔がシャーレを掲げる

ラフィーニャとパトリック。どうしてこうなった?

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2014 Jリーグディビジョン1 第18節

ガンバ大阪2-0横浜F・マリノス

パトリック82分、遠藤保仁89分 天気:雨、弱風、気温25.3℃、湿度94% 芝状況:全面良芝、水含み 入場者数:15,363人 主審:飯田 淳平 副審:名木 利幸、川崎 秋仁

遠藤のフリーキックの場面は、タイミングをひっかけられた。誰よりも早くゴール前に飛び出したのはパトリック。屈強な上半身を捻り、遠藤のふわりとしたボールを流し込む。榎本哲也の手をかすめて、ガンバが先制点。たぶん1ー0の場合にのみマリノスに勝機があった。この時、残り10分。我慢比べに敗れた瞬間だった。
雨で重かったのはピッチだけではなく、選手たちの体もまた重かった。リーグ中断中の十日町キャンプで厳しく追い込んできたそのフィジカル貯金を使い果たしてしまったのではないかと不安になるほど。
ガンバにペースを作らせず、後半勝負と開き直った点は評価できる。45分をまずはしのぐ、そのために宇佐美を挟んで前を向かせない。パトリックを孤立させる。守備陣の細かいミスにハラハラすることはあっても、ほぼ想定通りの戦い方だったろう。
後半、先にガンバがギアを上げてきたが、マリノスもまた前半と同じような戦い方をするつもりはなかった。それでも手数を多く繰り出してきたのはガンバの方であり、結果論ではなく完敗だった。
両チームの勢いの差は、特に中断期間に補強された新外国人の成績に顕著に現れている。パトリックは、4試合 264分 4ゴール。得点は3試合連続となった。
一方の、おれたちのラフィーニャは、4試合 81分 ノーゴールだ。二人とも、身体能力に優れているのは間違いないが、Jでの実績を見ても、スーパーな選手ではない。だから「ラフィーニャが戦術」というように、起用しさえすれば、後は周りを従わせて結果を出すという選手ではない。
ただ、ガンバはパトリックを戦い方の中心に据え、マリノスはラフィーニャをオプションとして扱った。パトリックが加入直後のトレーニングからいい動きを見せていたのだろうが、降格圏内に沈み手を打つ必要があったガンバはパトリックという札で博打に勝ちつつある。
十日町キャンプの手応えがよほどよかったのだろうか。マリノスはラフィーニャを組み込むのではなく、基本的な戦い方を変えようとしなかった。名古屋戦でラフィーニャを1トップに入れたことからも樋口監督のこだわりが見える。
絶対的な個の力があるとは言えないが、ラフィーニャには「決定力が一番ありそうな」選手である(川又堅碁が来るならまた別だが)。そんな選手がいるのに、勤勉で、よく守る伊藤翔のワントップに何を期待するのだろうか。もう少しラフィーニャを気持ち良く泳がせる戦い方にシフトしないと現状打破できないのではないか。相手の指揮官に(少なくとも前半は)マリノスの攻撃は全く怖くなかった、だからリスクを負ってでも自分たちが動かせと言ったとか、断言されるのはいい気分のものではない。
このままでは、閉塞感再びである。 ラフィーニャという札を抱えたままでらなくて、博打を打ったらどうだろうか。伊藤との2トップで先発起用し、長い時間見てみたい。そう思う方も多いのではないか。
小林祐三と、小椋祥平が出場停止となった次節はイヤでも違う選手を起用することとなる。戦い方を変える必要もある。そんなときに流れが変わることもあるのだから、勢いでラフィーニャを先発で使ったらいいのではないだろうか。
いよいよナビスコの組み合わせも決まるし、天皇杯も近い。だが一番悔しい思いをしたリーグ戦で取り返したい。残り16試合、勝つこと、中身を伴わせること。
ゴルフ旅行のため、夜中に録画で見た試合、失点のシーンに少し呆然としながら見てしまった。でも、次こそはと信じて。

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