2007年08月02日

長くて、深すぎる甲子園への道

入学当初から応援し続けている東海大相模。
準決勝で宿敵である横浜を破り、
ここ何年間では、一番甲子園に近い。
きっと応援している誰もがそう思っただろう。


しかし、そんなに甘くはなかった。


7月29日。予報とはうらはらな快晴に恵まれ、絶好の野球日和。
横浜スタジアムで、東海大相模 対 桐光学園 の決勝戦が行なわれた。
同じ顔合わせの決勝戦で桐光は甲子園初出場を果たした。
あれから5年。桐光は創部9年目にして2度甲子園の土を踏んでいる。

今まで見てきた決勝戦では有り得ないくらい相模は乗っていた。
初回から点を奪い、常にリードしている試合展開。
「今年こそ!」
スタンドで応援している誰もがそう願っていた。
しかし、桐光は「逆転の桐光」との異名を持つほど反撃力がある。

準決勝の慶應戦でも7回から逆転し、決勝まで進んできた。
そんな7回に、事件は起こった。
遊撃・田中広輔がギリギリの状態でホームに飛び込んできた。
頭からではなく、足からのスライディング。
もちろん桐光捕手 奥野はそれを阻止。
見事に田中の足が、奥野の太ももを突いた。
その瞬間スタンドは一瞬ザワついた。
どうやら、ユニフォームが破れるほどの勢いだったらしい。
トップスピードで走ってきているのだから、それもそのはず。
このプレーで、桐光ベンチに火を付けてしまった。

8回はお互い抑え、8-8の同点で最終回を迎えた。
ここにきて、相模投手 菅野の乱れから、連投の疲れが見られるようになってきた。
2人続けて2-3からの四球で歩かせてしまった。
ここで迎えたバッターは負傷した捕手に代わった山野。
痛烈なライナーは2人のランナーをホームまで返し、9回オモテに逆転した。
こんな大事な場面での失点。ウラで返すしかない。
8番伊藤、9番菅野があっさり沈み、
2死の場面で1番田中に回ってきた。
ラストバッターとなるか、ラッキーボーイとなるか・・・・・・



田中はラッキーボーイにはなれなかった。
東海大相模は、30年の壁を今年もこじ開けることができなかった。
終わり方が呆気なさ過ぎて、みんな口があんぐり。
「結局相模は決勝で勝てない」「なんか魔物でもいるんだな」
スタンドからはこんなつぶやきがたくさん聞こえた。




ネット上の掲示板では、危険なスライディングをした田中に対しての非難
が「もぅいい!」と言いたくなるほどたくさんあった。
また、日頃のプレースタイルも批判されることがややあったので、
それに輪をかけてあることないこと書かれていた。
確かに、あのプレーは非常に危険である。
でも、それは本人が一番分かっているはずだ。
高校最後の夏に起こったこと。
これから野球を続けていくのであれば、
あのスライディングを忘れることはないだろう。
むしろ、これからの彼の野球人生において
なにかのきっかけになってくれたらと思う。


今大会は、チームとしても考えなくてはいけない事だらけだったと思う。
来年に向けて改善すべきところは改善し、チーム一新に期待している
毎年思うことだが、本当に険しい甲子園への道。
来年は本大会が90回記念大会のため
神奈川からは2校が出場予定。
このチャンスを生かし30年余りも踏めなかった甲子園の土を踏んで欲しい。

posted by たまみ |15:08 | コメント(0) | トラックバック(1)
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