2006年09月28日

亀田批判の批判!!

       『僅差で、亀田大毅が判定勝ちしました。』

 多くのメディアが大毅の戦いをこのように伝えていた。
きっと、兄 興毅の世界戦"疑惑の判定"に神経をとがらせているのだ。

 父親の指導のもと、世界チャンピォンを目指す三兄弟として、世間の注目を浴びていた"亀田三兄弟"。幼い頃は空手で基礎を習得し、アスリートの身体をつくっていた。
 そんな時、彼らの前から母親が出ていった。一番甘えたいときだっただろう。こんな時でも、変わらないのは毎日のトレーニング。学校から帰ったら、同級生と遊ぶわけでもなく厳しいトレーニングを積んでいた。容姿で判断するのは失礼だが……普通に過ごしていたらグレちゃうんじゃないかと思ってしまうほど、迫力がある。っというかチンピラそのものだ。しかし、彼らは父親に従順だった。いったいナゼだろう。
 興毅の世界戦を見たとき、その答えに気付いた。彼らは生まれたときから、父親が果たせなかった世界チャンピオンという重圧の中で育っていた。そして、もう一つ。世界チャンピオンになった興毅が涙ながらに

    "親父のボクシングが世界に通用するって証明ができた"

と言っていたのを覚えているだろうか。
 世界チャンピォンというのをそれぞれ目指していると思う。しかし、それ以前に、父親のためにボクシングに取り組んでいるのだ。普通、父親のためにここまで出来るだろうか。彼ら三兄弟がここまで出来るというのは、あるときは友達であり、先輩であり コーチであるそんな父親を慕い、尊敬しているから。もはや父親ではなく……師匠のような存在だろう。

 興毅が世界チャンピオンになった翌日。新聞やニュースはこぞって"誤審か?!"という報道をし、"良くやった!!チャンピオン”と称えたメディアはごくわずか。そして、昨日の大毅のもそうだ。今回は、観客のヤジなどから始まったものと思われるが、どちらにして結果は同じ。
 判定というのは僅差だから判定になるもの。それを選手にたいして批判するのはオカド違いでは?と思う。確かに、はたから見て生意気と思うこともあるし、対戦相手に対して敬意を表す事も大事だ。でも、それも全て彼らにとってはパフォーマンスにすぎない。現にチケットは即日完売するほどの盛況ぶり。しっかり結果は残している。

 これからもどんどんビックマウスで、成果をあげてほしい。そしていつか世間やメディアをぎゃふんと言わせて、日本中に亀田旋風を巻き起こし,ボクシング界を盛り上げてほしいと思う。
 まずは……興毅の初防衛戦に期待しよう。 

posted by たまみ |22:32 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2006年09月25日

帰って来い!!ジャパニーズ柔道!!

 日本男子に3連覇がっかかっていたW杯フランス大会。ご存知のように、メダルには届かず5位で終わってしまった。
 この大会は7人で行われる団体戦。団体戦となると、個人の調子よりもチームのまとまりや流れが重要になってくる。開催国であり、ヨーロッパの実力国であるフランスを迎えた初戦。ヨーロッパはサッカーのイメージが強いが、フランスは柔道の競技人口が日本よりもはるかに多いのだ。それもあり、会場は超満員。日本では固唾をのんで観戦する場面も、フランスではサッカーの応援と変わらない。実際同じ会場で戦った知人によると、ヤジがとてつもなく多いそうだ。そんなとこで戦う選手が気の毒で仕方ない。
 そんななか、日本は主将である野村忠宏を先鋒として登場した。誰もが知っているが、五輪3連覇を果たした選手。チームに良い流れを持ってきてくれると信じきっていた……しかし、野村は全然組ませてもらえない。いや、普段の野村は片手でも器用に投げてくる。そのうちに技ありをとられてしまった。あんな顔では当然。チャンピォンの威厳などまるで感じられなかった。
 結局、野村は追い上がることなく負けた。この良くない雰囲気は、初戦敗退という日本にとって屈辱的な結果を招いた。


    『自分の負けが、こんなに影響すると思わなかった』


と自身の責任の重さを痛感していた。
 メダルを獲るには絶対に負けられない敗者復活戦。これには、7人全員を入れ替えてきた。チームのムードを変えたかったのだろう、コーチ陣の思惑は大当たり。初戦オセアニア代表とは7-0のストレート勝ち、続くブラジル戦でも日本らしい思い切りの良い柔道を見せてくれ、最終戦の韓国までコマを進めてきた。
 未だに“永遠のライバル”と称される日韓戦。だからこそ余計に勝たなくてはならない。そんなメダルへの命運を賭けた戦いが始まる。
 先鋒はまたしても野村。コーチ陣含め、日本チームが全てを野村に託した瞬間だった。
 対戦が始まるも、動きがカタい。身体が全然動いていなかった。フランス戦でもそうだったが、日本の柔道をさせてくれない。見ていてすっきりするような"一本勝ち”こそが日本の柔道だと思っているファンにとっては、もどかしい試合だったろう。結局、主将でありながら一勝もできなっかた。その後3番手の高松が一本勝ちだと思いきや……あっさり取り消されてしまった。
 そして、最終的に5位というなんともいえない結果に終わったのだ。

 今大会で気になったのは・・・指導が少ないということ。実際、ルール改正で消極的という理由で指導を使うことはなくしていこうという風になっているらしい。そのせいで、ここ最近掛け逃げが目立つ。ここから、巴投げや肩車などにつなげていく。また、無理に吊り手を取ろうとすると懐にはいってしまい、押さえ込まれる。どの国も日本を良く研究している。これは強いがゆえの使命だとすれば、国技である日本の柔道はどうなるのだ。同じような柔道をすれば、勝てるかもしれない。でも今まで築いてきた「柔道」は変えてほしくないと思う。真正面から相手に向かいぶつかっていく泥臭い柔道こそが、日本で生まれた国技である「柔道」であってほしい。
 12月にはドーハでアジア大会が行われる。3人のメダリストが選ばれたが、そこに野村の名前はなかった。『若手を含め勝てるチームで挑みたい』こういったコーチ陣の言葉は痛い。がこれが勝負の世界。34歳になっている2年後の北京を見据えて野村は新たな道を作ろうとしている。そして、北京の地では日本の"1本柔道"で吠える姿を見せてほしい。
 このW杯は日本チームに、世界の厳しさを再認識させてくれたに違いない。この教訓がどう生かされるかが、これからの日本にとって大きくかかわってくるだろう。これからの柔道に是非注目してもらいたい。

posted by たまみ |22:52 | コメント(1) | トラックバック(0)
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