2006年09月23日

4年間は遠回りか否か

いよいよ今月25日に迫った高校生ドラフト。
最大の注目は早実の斎藤でしたが、彼の下した結論はプロではなく早大進学でした。
甲子園でメディアをも巻き込んだ活躍をした選手がプロに行かないのは、
PL学園の清原以降、私は記憶にありません。

早稲田大学進学が噂されていたPL学園の桑田は巨人の指名により、
土壇場でプロの世界へ。
漫画ドカベンでも、「小さな巨人」里中は早稲田大学への進学を考えていましたが、
千葉ロッテの指名により、悩んだ末にプロ行きを決めました。
投手にとって肩は消耗品。
そんな通説が大学で投げる4年間は肩を浪費するだけなのでは、
という考えをもたらしているようです。


時代も違うし立場も全く同じではないので、一概に比較はできませんが、
甲子園でいわゆる旬の選手がプロへ行かず、大学へ行く。
斎藤のようなケースは意外にも稀なのではないでしょうか。

プロ志望を出していれば間違いなく一巡目指名だった選手です。
試合のレベルから言えば確実にプロの方が高い。
純粋にレベルアップということを考えればプロと大学ではやはり差があります。
大学の4年間は短いようで長い。
4年間プロでもまれた選手との差は広がっているかもしません。

しかしながら、斎藤はもともとプロ志望ではありませんでした。
甲子園で優勝したことにより、プロを意識するようになりましたが、
過剰なまでの周りの騒ぎに少々戸惑いがあり、
このままプロに行っても充実した野球人生は過ごせないのではないかと悩んだそうです。
そして結局、彼は大学進学を決意しました。

このブログのリンクにもはってある、「スポーツ熱中症」でも
プロに行く「覚悟」を持っていなかった斎藤は、
プロに行く「覚悟」を持っていた駒苫の田中とは違うと書いてありました。

プロに行くかどうかの迷いを持ち、
浮ついたままの気持ちでプロに行ってもうまくいかないのではないか。
それは斎藤本人も漏らしていた言葉です。

幸いにも、斎藤が選んだ早稲田大学は2000年以降、スポーツ推薦を実施し、在学中様々なバックアップを行っております。
藤井(ヤ)、和田(ソ)、鳥谷(阪)、青木(ヤ)など、
近年、プロ野球で多くの選手が活躍してます。

彼らはみな大学の4年間でプロで学ぶ以上のことを学んできたのではないでしょうか。
4年後、このような佑ちゃんフィーバーはないかもしれない。
しかしながら、確実に力をつけた斎藤がそこに存在していること願っております。

大学の4年間は長いようで短い。
斎藤がどのような成長を遂げるのか、楽しみです。

posted by vantan_career_school_samejima |00:28 | 高校野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月25日

早実斎藤の力投に思うこと。

まだまだ続く、甲子園斎藤フィーバー。

力投の素晴らしさを讃える一方で、
選手の疲労のことをもっと考慮すべきではという意見もありました。

大会日程や、真夏の甲子園での開催など、疲労面を考えると問題点はいろいろあるでしょう。
自分も今の大会のあり方でOKとは思いません。
ですが、意外にも当の斎藤投手は驚くほど疲れは感じなかったと言っていたそうです。

要因の一つに挙げられるのが「高気圧カプセル」です。
日韓W杯の時に、あのベッカムが使用して話題になりましたが、
これは酸素供給度の高い中にいることで、疲労の回復を高めてくれるそうです。
決勝戦再試合前夜、早実選手は交代でこの「高気圧カプセル」に入り、疲労回復に努めました。
一昔前では考えられない方法で疲労をやわらげていたのです。

日程や開催時期など問題があるのはもちろんですが、決められたものはしょうがない、
大事なことは決められた中でいかに工夫するかと言うことです。

4連投、2日連続の決勝で296球を投げた斎藤投手が、
最終回になっても球速は衰えず(むしろ上がった?)疲れを感じさせなかったのはなぜか?
脅威のスタミナ、クレバーな投球術によるペース配分などもあるでしょうが、
この「高気圧カプセル」の影響も少なくないでしょう。

斎藤投手は他にも一人だけ長袖のユニフォームを着たり、ハンドタオルを使用したりと、
いろいろ工夫をしていました。
(ハンドタオルはゲンかつぎもあるが、袖で汗を拭いていると汗が指先まで流れて滑ることもあるのでそれを防ぐ意味もあるそうです。)

そういった努力が実を結び優勝となったのではないでしょうか。
改めて、斎藤投手と早実の選手、監督関係者たちの意識の高さに感服いたしました。

これからも斎藤投手は野球を続けていくでしょう。
あの時の甲子園の投げ込みで肩を壊してしまった。。。
ではなく、
あの時の甲子園があったからこそ、素晴らしい野球生活を謳歌できている。
となることを願うばかりです。

posted by さめ |12:14 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月21日

VIVA!!WASEDA!!

西東京代表!早稲田実業優勝おめでとう!
球史に残る試合を制し、見事なまでのパフォーマンス。
西東京としては2001年の日大三以来、
早稲田実業は夏の甲子園初の優勝となった。

今日は昨日書いた船橋選手が先制打。
後藤選手が勝負の決め手となる4点目をたたき出し、見事優勝に貢献。

そして何より早稲田実の斎藤投手と駒大苫小牧の田中投手である。

両エースとも疲労から本来の力が出せず、
打撃戦になるかと思ったが、またしてもそんな予想は意味のないものに。
もはやこの二人に常識は当てはまらないとかと痛感させらるほど素晴らしい投球だった。

今大会は過去最多のホームランが出るなど打撃戦が多く、
投手にとっては辛い試合が多かっただけにこの二人の投手の素晴らしさはより際立っていた。

試合展開も駒大苫小牧が最終回に1点差に詰め寄るなど、最後まで粘りを見せ、甲子園を湧かせた。
基本的に早稲田実寄りの応援で試合を見ていたけれど、
駒大苫小牧の戦いもほんとにすごかった。

ほんと良い試合だったと思う。
感動をありがとう!

posted by vantan_career_school_samejima |22:15 | 高校野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月20日

早実の戦いは続く

早実が先制し、駒大が粘りを見せ逆転。
しかし最終回、早実が再び逆転して夏の甲子園、初の全国優勝に輝く。
夏の主役は斉藤だった!

・・・的な試合展開を予想していた自分。
そんな予想は的外れもいいところだった。

15回延長、1-1。引き分け再試合。
東京代表の早実は夏の甲子園初優勝を狙ったが、
その夢は明日以降に持ち越しとなった。
熱戦を繰り広げている夏の高校野球。今日はその決勝だった。

「クールな剛腕」「静かなエース」などと言われる斉藤投手も
この試合ばかりは表情に「動き」があった。
8回に先制のホームランを打たれた時、ちょっとやばいな~と言う感じの表情。
11回一死満塁からピンチをしのいだ時のホッとした表情。
12回以降、やや疲れを見せる表情など今までの斉藤投手とは若干違うように感じた。
やはり甲子園の決勝は雰囲気が違うものなのか。
トレードマーク?の汗拭き用のタオルもそういえばなかったな~。

しかしやはり斉藤はすごい。
疲れた表情を見せながらも最終15回の投球はこの日最速の147キロをマーク。
3連投目。しかもこの日も170球くらい投げてきての記録である。
立ち上がりから135キロ前後のストレートだったので10キロ以上の球速アップ。
分かっているつもりだったが、改めて並みのスタミナじゃないと思い知らされた。
最後の打者を三振に抑えると思わずガッツポーズ。
この日一番甲子園が湧いたのはこの瞬間ではなかったか。

正直、この好投が報われて欲しいと願っていたが、駒大苫小牧の田中投手もまたすごかった。
早実に流れが傾きそうな場面でもきっちり抑え、得点を許さなかった。
結果、どちらも素晴らしい投げ合いだったため、決着つかず。
サッカーの高校選手権みたいに両校優勝でもいいと思ったくらいだった。

だが、決着はつけねばならない。
明日は斉藤の疲労も考えて打線が奮起せねばならない。
アルプススタンドの紹介で早実応援の子供がこんなことを言っていたのが微笑ましかった。
「斉藤投手が好きです。あと内藤選手と後藤選手。」
どうして好きなの?のアナウンサーの問いに
「みんな『藤』が付くから」だとか。

そうやって選手を好きになるのも面白いなと思った。
斉藤投手と「藤」つながりの
内藤選手。今日は一安打打ちました。
後藤選手。ヒットはなかったけど貴重な貴重な犠牲フライを打ちました。
明日は今日以上の活躍を期待したい。
そして子供の心をよりわしづかみにして欲しい。

さらにバットをぐるぐる回しながら振りぬく船橋選手。
今日はヒット打てなかったが、明日は是非そのグルグルバットで試合を決めて欲しい。

明日も炎天下の中、熱戦が続くだろうが、頑張れ!

posted by vantan_career_school_samejima |23:52 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月12日

東京勢甲子園で大活躍!!

昔から高校野球のファンなのですが、毎年東京の高校を応援しております。
特に私は西東京の地域なので西東京のチームを重点的に!

今年の西東京代表は早実です。
以前は東東京代表だったのですが、2001年に国分寺にお引越しして今では西東京代表なのです。

今日の相手は大阪桐蔭高校。
中田翔という超高校級の選手を中心とした優勝候補です。
1回戦も春の選抜大会で優勝した横浜高校相手に打ち勝ち勢いは十分。
選抜でベスト8の早実とは好ゲームが期待されていました。

その早実のエース斉藤は伸びのあるストレートと落ちるスライダーが武器。
プロも注目する逸材です。
予選となる西東京大会の決勝では200球をこえてもMAX148キロを出すなど、
無尽蔵のスタミナも披露していました。

ですが、今回それ以上に私が気になったのは彼の表情です。
なんというか、どこか飄々としているのです。

高校球児と言えば、汗をおもいっきりかき、負けたら大粒の涙を流して…
ってな感じで、アツいというか情熱をわかりやすいくらいに表現してくれるものと思っていたのですが、
斉藤はそれには当てはまらず、淡々としていてどこか澄ました表情を見せていました。

そもそも吹き出る汗を、逐一タオルで拭いていましたし。
もちろんマウンド上でですよ。
投手は吹き出る汗を見せて頑張ってる感をアピールするもんだと思っていただけに
彼の振る舞いは他の選手とはちょっと違うな~と思ってみておりました。
顔つきもスマートでどこか都会的なにおいを感じさせます。

そしてその表情はピンチになっても全く崩れず、随所に素晴らしいピッチングを見せ、大阪桐蔭のチャンスを潰していきます。
顔つきもスマートならピッチングもスマート。

注目の中田との対戦も4打数ノーヒット3三振に抑えるパーフェクトな内容。
結局、斉藤の素晴らしいピッチングもあり、
攻守にわたって終始主導権を握った早実が11-2という大差で勝利を収めました。
中田の悔しそうな表情を見ていると、斉藤の淡々とした感じがより際立っていて面白かった。

正直厳しい戦いになるだろうな~負けちゃうかもな~と思っていただけに嬉しい誤算でした。
これは優勝もあるか?と期待感まで持ってしまったり。

さらに第1試合では同じく東京代表の帝京高校も勝ちあがり、共にベスト16。
これは決勝戦で東京勢の戦いも夢じゃない!?

posted by vantan_career_school_samejima |23:59 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加