2006年11月24日
高橋より土佐を
東京国際女子マラソンに触れておきたい。 来年の世界選手権選考会を兼ねた同大会。 高橋尚子の参戦もあり、いつもより注目度は高めでした。 その高橋と一騎打ちが予想されていたのは土佐礼子 二人の簡単な印象は 高橋:速いけど強くない。 土佐:速くないけど強い。 です。 土佐は速さは高橋に及ばないけれど、ここぞの粘りは高橋より強いと感じていました。 アテネ五輪行きを決めた2年前の名古屋国際で 終盤10秒以上先頭から離されされながらも脅威の粘りで逆転したのが印象的です。 一騎打ちと書きましたが、なんとなく周りの論調は 高橋尚子がどんな勝ち方をするのか。 ということ。 ですが、レース当日の雨は決して高橋楽勝とは思えませんでした。 雨という悪コンディションの中でもペースメーカーという存在がある以上、 前半抑え気味ということはできません。 案の定序盤は大会記録を上回るハイペースに。 これが高橋のスパートタイミングを迷わせ、 結果として体力の消耗につながったのではと考えられます。 高橋はピュッとスパートできるスピードの切替を武器としています。 それがこの日は生かせなかった。 元来競り合いながらのレースは苦手だと思っているので、この展開は土佐有利だと思っておりました。 雨で寒いのにこれといった寒さ対策もなく、走る仕草もどこか高橋は土佐と比べて劣勢でした。 こう書いていると土佐が凄かったというより、 高橋が自滅したという感が否めないかもしれません。 確かに土佐がスパートしたというよりかは高橋がズルズルと脱落したというレースだったので 翌日のスポーツ紙でも土佐が勝ったというより高橋が負けたという記事がほとんどでした。 ですが、自分としてはやはり勝った土佐をもう少したたえて欲しかった。 彼女のはレース中、常に先頭で(ペースメーカーは除く) 一度も高橋に前を譲りませんでした。 しかも一度も振り向くことなく。 オリンピックの金メダリスト、マラソン通算成績9戦7勝2着1回と圧倒的な強さを誇る高橋が、 自分のすぐ後ろにつけたとあれば、普通なら怖くてしょうがないでしょう。 いつスパートするんだ、いつ前に出るんだ、とか。 なのにそんな素振りは少しも見せず、最後まで前を見て走りきったところに 彼女の本当の強さを見ることが出来た気がします。 顔やしゃべりはほんとうにおっとりしててとても強そうにはみえないんですけどね。(失礼!) もっと勝者にスポットライトを! ということがなんだかんだで一番言いたかったことなんですけど。。。
posted by vantan_career_school_samejima |00:36 |
マラソン |
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