2006年09月18日

ロッテの新兵器

今日9月18日、やや曇り空が包む千葉マリンスタジアムのデーゲーム。
千葉ロッテマリーンズ対オリックスバッファローズの一戦。
4位が確定したロッテと、5位か6位かのオリックス。
正直、消化試合といえる試合。
結果は4-0でロッテの勝利に終わる。
ただロッテにとって、来期に向け大きな成果のある試合だったといえる。

その理由はこの日のヒーローの活躍にある。
成瀬善久21歳。高卒3年目の左投手。高校時代は横浜高校で選抜準優勝の経験を持つ。
そんな彼が今日、オリックス打線を散発5安打に抑えての完封勝利。
毎回のように走者を出すが、後続をしっかり抑える危なげのない投球。とても21歳の選手とは思えない貫禄を見せた。清原・中村・北川ら大砲不在のオリックス打線相手ではあったが、十分評価できる投球である。左投手の少ないロッテ投手陣にとって、この日の彼の投球は来期に向け間違いなく明るい材料である。

そんな彼の投球成績を見ると意外なことが分かる。
この日は9回投げて8奪三振。今日現在78回3分の1投げて、83奪三振。奪三振率は9.54。
これは現在パリーグの奪三振王の、ソフトバンク斉藤和巳投手(奪三振率9.00)よりも優れた数字なのだ。当然ロッテのローテーション投手の中ではダントツの数字。(清水7.43、小林宏7.48、久保7.61など)
もちろんまだ数字だけで評価できるだけの実績は持っていないが、三振の取れる投手だということに間違いはないだろう。
しかし彼の球速は130キロ台後半。変化球はスクリュー、カーブ、スライダー、チェンジアップなどあるが、空振りを取れるだけの変化がある訳ではない。事実今日の三振のほとんどはストレート。オリックスの打者達のバットは、130キロ台のストレートに何度も空を切った。

そんな彼の特徴はコントロールの良さ。四球を出さないコントロールではなく、コーナーを攻められるコントロールだ。ど真ん中付近ではなく、コーナー付近に球を配しいいカウントを作る。それに変化球でタイミングを狂わし、最後は厳しいコースにズバッと速球を投げ込み三振。球は遅くとも緩急を付け、コントロールされた速球があれば三振も狙えるということなのだ。

140キロに満たない速球で三振を取る、サウスポー成瀬。そんな彼の来期の活躍に是非期待したい。

posted by vantan_career_school_kohiyama |23:56 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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