2006年09月15日
覚悟
先日今年の甲子園を沸かせた2人の進路が決まった。 優勝校、早稲田実業のエース斉藤は大学進学。 準優勝校、駒大苫小牧のエース田中はプロである。 この決定は両者にとって最も良い決断だったのではないだろうか? 少なくとも私はそう感じた。 田中はプロ向きだが、斉藤は今プロに行くべきではない。 それはなぜか? それは両者の覚悟の差である。 斉藤は夏の甲子園大会では、他のどの投手よりも輝いていた。 実力は今ドラフトに選ばれるレベルには達している。 しかし彼は迷っていた。 夏の甲子園前の彼は、好投手の一人に過ぎなかった。 彼自身プロを考えて練習を積んでいた訳では無いはずである。 しかし甲子園の投球で本人にも 「ひょっとしたらプロで出来るかも」という思いが生まれたはずだ。 その自信を胸に臨んだアメリカ遠征でKOを喫し 「力不足だと感じた」と語った。 まさに一時の夢から現実に戻された瞬間だった。 そして結局彼は大学に進学する道を選んだ。 対する田中は前年の大会で胴上げ投手になっており しかも最後の一球で150キロを出していた。 彼はその時自分はプロに行くと、はっきり決めたのではないだろうか。 そんな意識で練習を重ねた彼は、秋の明治神宮大会では 150キロのストレートと消える高速スライダーで三振の山を築き 怪物の名を欲しいままにしてきた。 最後の夏は体調不良などの影響もあり、主役の座を斉藤に譲ったが ずっとプロを意識して練習してきたことには変わらなかった。 だからこそ自信を持って「プロしか考えていない」という発言が出来たのだ。 両選手とも能力は十分プロでやっていけるレベルである。 しかしプロというのは、野球で飯を食べていかなければならない世界。 成功するには、どんなことがあっても曲がることのない強い意志が不可欠だ。 今までプロを意識してきて、その考えを貫き通している田中。 今までプロを意識していないが、予想外の結果で迷った斉藤。 両者の覚悟の差を考えると、彼らが出した結論が最も良いだろう。
posted by vantan_career_school_kohiyama |01:55 |
高校野球 |
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佑樹と、秀喜と、担当A氏。 【スポーツナビ編集後記】
今週、野球界の話題をさらったのはこの二人。 早実高の斎藤佑樹と、ヤンキースの松井秀喜だ。 今夏の甲子園は言うまでもなく、9月の米国遠征でも"Handkerchief Prince(ハンカチ王子)"のニックネームで現地のファンをにぎわせた斎藤は、大方の予想通り、大学進学の道を選んだ。 会見では「まだまだ自分としては野球選手としても、人間としても未熟なので、大学4年間を通じて成長して行けたらいい」とキッパリ。息子を持つ世のお母様方のハートをガッチリとつかみそうな立派な決意を、落ち着いた表情で述べていた。
2006-09-16 00:32 | 続きを読む


