2006年09月22日

高校生ドラフト 「甲斐の心優しき豪腕」

今年は夏の甲子園大会が例年に比べ盛り上がり、
その時活躍した選手の去就に注目が集まった。
だが甲子園に出られなかった選手にも実力者が多い。

静岡・島田商高の仁藤拓馬投手もその一人だ。
もし彼がドラフトで選ばれたとしたら、静岡の高校生として21世紀初となる。
99年の近鉄・高木投手(静岡高)、横浜・鈴木投手(掛川西高)以来だ。
では最近同県はレベルが低くなったのか?
しかし夏の甲子園、21世紀7大会で初戦敗退が1度しかない。
決して弱い県とはいえないだろう。
だがその反面好投手・強打者を擁して強烈な印象を残すことも無い。
レベルの高いチームは多いが、突き抜けた存在がいない。
それが21世紀の静岡県の野球だった。
そこに久しぶりに登場したのが、仁藤投手という訳だ。

では彼はどのような投手なのか?
182/80という大きくがっちりした体から、MAX145キロの威力のある速球を投げ込む本格派右腕。春の県大会では投球回数以上の三振を奪い、10試合登板して5試合が無四球試合と制球力もある。その高い実力と素質を「東海ナンバーワン」と評価するスカウトもいる。

そして性格は、さながら心優しい田舎の野球少年みたいだ。
今年の夏の予選では、優勝候補チームの好投手と注目を浴びたが「実感が無い。」とあまり意に返さない。それよりも「みんなで甲子園に行きたい。」と言い続けた。また夏の大会中も正捕手が怪我した時も、「あいつが戻ってくるまで絶対に負けない!」と力強く語っている。そんな彼についてチームメイトは「エラーしても怒らなくて、むしろ自分のせいにして謝るような奴。」という。
自分のことよりも、仲間と楽しく野球をすることの方に喜びを見出すようだ。

そんな彼の性格。個人的には大好きなので、是非頑張って欲しい。しかし弱肉強食のプロの世界でいけるのか?そんな不安はある。
そんなことを考えながら、彼が静岡県高校生として21世紀初のプロ入りを果たすことが出来るのか?注目してみたい。

posted by vantan_career_school_kohiyama |22:56 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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