Jリーグについて-素人の勉強部屋

J1クラブの年俸について2

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前回の続きで選手の年俸について考察してみたいと思います。
サッカーマガジンのNo。1237にJ1全選手の年俸が出ていました。上の方だけをちょっと比べてみても私のデータ元である日刊の名鑑とは随分金額が違うようです。例えばサカマガで柏のフランサ選手が08年で2億5千万円、09年で1億5千万円ですが、日刊では09年で1億円です。マルキーニョスやジュニーニョなども日刊の評価が低く、金額の大小は年俸情報の不確定性を理解した上で話をしなければならないようです(常に大雑把に言ってという但し書きが付くという事ですね)。
今回は、ちょっと見方を変えたいと思います。
JUMPの調査の際に昨年鹿島で25人の出場登録選手に対して20人しか試合で起用していない。とか、イタリアのアタランタという育成型のクラブではあえて保有数を20人とし、シーズン中にユース選手を引き上げながら結果の出せる監督を選択している(若手有望選手がユースに集まる)。など、20人についての記事がありました。
そこで、各クラブの年俸上位20人について注目してみたいと思います。視点は移籍経験の有無です。

1


まず、単純に生抜き選手の保有数で生抜き型と補強型に分けてみたいと思います。各クラブの年俸上位20人に対して多いクラブで10人以上が生抜きというクラブが39%。少ないクラブで5人以下が39%。7人以上と未満で分けると丁度半数ずつになります。仮にここで線引きすることにします。
タイプ分けしてみてみると補強型にはG大阪のようにチームを強くする為に積極的に補強をしているクラブもありますが、近年J2降格経験がある神戸・京都・柏や、降格レースに巻き込まれ易そうな大分・大宮・千葉・新潟(今年は大躍進ですが)や、J2からの昇格クラブなど、営業規模の小さいクラブが多く感じます。優秀なユースあがりの選手や新規獲得選手が集まらない場合補強せざるを得なくなる、そのような(場合によっては過去の)クラブ事情が影響しているようにも感じます。
補強選手が多いと
移籍金に多くのお金がかかり、年俸総額は下がる。
移籍によって年俸が上がる(ある意味公正な価格の場合もあるし、吊りあがっている場合もある。)
といった2つの不利なケースが考えられます。

次に年俸順に並べたときの生抜き選手の分布を見てみましょう。

2


年俸区分とは年俸順を5つに分けて左から1-4、5-8、9-12、13-16、17-20としています。ですからグラフの数値は4人がmaxで、色分けした表のような3D棒グラフです。色分けって実は結構面倒なので、意外と使えそうです。
クラブの順は生抜き型と補強型の2つに分けて、共に年俸上位により生抜き選手が集まるクラブが下になるように並べています。
ディテールでは例外があると思いますが、基本的には年俸上位にスタメンクラスと外国人が集まる状況が多々あると思います。1、2列目までで8人、3列目で12人ですから、ここくらいまでが戦力としてダイレクトに影響しそうなゾーンと予想します。
こうやって見ると生抜き型の方は、そうはいっても年俸上位は積極的に補強をしている生抜きベースの補強型といえるようなクラブが見受けられます。F東京、浦和、名古屋、磐田などがこれに当たると思います。補強型の方は完全にケース・バイ・ケースだと思いますので、生抜き選手の分布には傾向が見られないのかなと思います。
G大阪については黄金期?のユース出身選手に海外志向の選手が多かった為、補強型になった部分もあろうかと思います。大黒選手や稲本選手、宮本選手などが残っていれば完全に生抜きベースの補強型となります。特殊なケースですね。
そう考えると生抜き型にはやはり営業規模の大きなクラブが集まっています。
名古屋と磐田が似ているとか、大宮と京都が似ているとか、ディテールを見ていくと面白いグラフだと思います。

如何でしょうか。


追記
データー化の際、レンタル移籍については今のところ移籍経験選手としています。これは時間をかけて訂正したいと思っていますが、今回は各クラブの年俸上位20人なので、それほど影響は無いと思います。


新しいタイプ分けによる訂正グラフをアップします。

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チーム・選手/年俸
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年俸上位
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この記事へのコメントコメント一覧

計画性が重要さま

鋭いご指摘をありがとうございます。
ネーミングも印象が大切なので、ちょっと再考してみます。
山形のレンタル移籍については出す方も帰ってこない可能性も織り込み済みでのことなのかが気になります。
まさに、計画性が重要ということでしょうね。

浦和が生抜き型になっているのは今回の選手枠が20人であることが影響していると思います。計画性が重要さん の感じられた意外性をポイントにしてもう少し突っ込んで検討できればいいのですが・・・。

Kさま

コメントありがとうございます。
埋蔵金があるんですか?仰るとおり、あるならクラブに還元してほしいですね。

J1クラブの年俸について2

補強型のクラブといっても、規模の小さなクラブは生え抜きの有望株を他のクラブに引き抜かれてしまうことが多いので、補強に頼らざるをえないのでしょう。

山形などは、レンタル移籍を活かして上手いチーム作りをしていると思います。
石川竜也など、どうしても必要になった選手を完全移籍で手に入れるところも上手いです。
次は長谷川悠を完全移籍させたいところですね。

古橋達弥や財前宣之を移籍させたのも上手い補強だと思います。使い方しだいで美味しいところが沢山残っている選手で、決して鶏肋ではないね。

浦和は、闘莉王、高原、三都主、阿部、都築、梅崎と名の知られた選手を移籍で獲得しているので、補強型のイメージが強かったので意外です。
それに中間年齢層が殆ど居ないので、育成も補強も少し問題があるのではないでしょうか?

J1クラブの年俸について2

表の生え抜き型と補強型の区分けは意外な顔ぶれの様に感じました。
これは成績低迷によるシーズン途中での補強等の影響もあるんでしょうね。

純粋な生え抜き型で成績も伴っている鹿島・川崎は中長期的なチーム作りが上手いクラブだと感じました。
一方でG大阪は優秀な若手がユースから上がっているはずなのでもう少し生え抜き比率が上がった方が良いのかもしれませんね。

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