2008年09月29日
ロアッソ熊本がJリーグに昇格する以前の熊本というのは社会人サッカーのレベルはそこそこ高いものがあり、全国大会へチームを送り込む常連県であった。
もちろんプロ化をしていたロアッソ(当時ロッソ)が強かったのは当たり前だが、前身のアルエット熊本やアルエット熊本をベースとした熊本県社会人男子代表は全国社会人サッカー選手権で優勝したり、国体で準優勝したりなど、輝かしい成績を残していた。
それはやはり当時のアルエット熊本がNTT熊本時代から熊本や九州出身を中心に大学で活躍していた選手を集めていたりしていたのが大きい。
Jリーグ創成期でまだ将来が不透明なプロサッカー選手になるには不安も大きい時代であったし、今の半分ほどしかJクラブがない時代ということもあり、今であればJでも通用するような選手が熊本にやってきたことが大きかった。
JFLに初昇格した前後の時期というのはそのような選手達が20代後半に差し掛かるような時期であったため、お陰で熊本の社会人サッカーは最盛期を迎えていた。また、ブレイズやランザといったチームも九州リーグに所属していた為、選手の分母も今より大きかった。
しかしアルエットのJFLからの降格に伴う主力の流出、NTT社員選手の転勤、そして何よりもプロチームであるロッソの誕生に伴い、熊本の社会人サッカーのレベルに少しずつ陰りが見え始めた。
ここ数年、熊本県社会人サッカー男子代表は国体の九州予選を突破できず、本大会に出場できていない。
熊本から唯一、九州リーグに参戦しているヴァンクール熊本もリーグでは上位に進出できず、全社や地域決勝などの全国大会に進出できなかった。また天皇杯予選でも日々しっかりと練習ができている高校生に破れ、本大会に進出できない状況だ。
「熊本にはもうJ2クラブがあるからいいや」なんてまさかサッカー協会の人は考えてはいないだろう。
社会人の1種や高校生などの2種だけでなく、女子も含め、熊本のサッカー全てにおいてのレベルアップを図るのはサッカー協会だと思う。
ぶっちゃけJリーグクラブの強化と地域のサッカーレベル強化というものは若干違うものがある。
Jクラブのチーム強化というのは選手補強であり、それは地元にとらわれず安くて有力な人材であれば全国だけでなく海外からでも招き入れる。(もちろん下部組織から育てた人材の登用もあるが)
アマチュアはそうはいかない。地元で生活している人材の育成が主になってくる。2種以下となればそれこそ育成に絞った強化だろう。
そこで育った選手が熊本に残り、各社会人チームに入団していけば、社会人も強くなるのであろうが、流出の方が圧倒的に多い状態だ。
そこでやはり熊本の社会人サッカーを再強化するには受皿となるチームの強化となる。有力大学を卒業した熊本出身選手が地元に戻ってプレーしたいと思うような魅力持つチームが必要だ。また熊本出身でなくともそこでプレーしたいと思うようなチームであれば尚すばらしい。もちろん魅力あるチームの第一候補というのはJ2のロアッソであろうが、プロまではいけなくともそれに順ずる選手というはまだまだたくさんいるわけだし。
そこで難しいことを承知で書くとするならば受皿チームはヴァンクール熊本のJFL復帰が困難ながらも一番の近道ではないだろうか。
今はスポンサーもなく、チームをとりまく環境は厳しいの一言であるが、なんとか協会を巻き込んで、国体用の強化指定チームとなれれば状況が少しは変わってくるのではと考える。
JFLに所属しているTDKや三菱水島などは元々国体強化チームであったわけだし。
また、全国からJリーグを目指している強豪クラブが後数年もすればほぼJFL以上への昇格を果たすだろうから、数年後は今ほどJFLへのハードルは高くないはず。
まぁほとんど妄想のような話ではあるが、スポンサーもなく、すでにロアッソが存在する地方都市熊本であってヴァンクールが強くなって生き残っていくには協会をうまく巻き込んでいくしかないのかなと思う。
地元企業や公的な支援というものはロアッソに向けられてしまう。これは仕方ないことだ。だが、だからといって地元の社会人サッカーをないがしろにしてほしくない。
熊本のアマチュアサッカーのトップが高校生という図式はすでにヤバイ状況じゃないかなとと思うしね・・。
posted by 赤雲雀 |09:39 |
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2008年09月24日
九州リーグが終了し、早いものでもう2週間以上が経った。
しかしチームはオフに入らず、シーズン中同様の練習を行なっている。(週2回だけど)
ということで今日はリーグ終了後初となる練習試合が行なわれるということだったので見学に行ってきた。
対戦相手は文徳高校。で試合会場はその学校のグラウンド。
会場に着くなり、いきなり選手と監督から「すぐに着替えて!」と言われた。よく見るとヴァンクール熊本の選手は8人しかいない。どうも数合わせで試合に出るよう、声をかけられたらしい。もちろん冗談でだろうけどねw
で、けっきょく8人じゃ試合できないし、もちろん俺が出るわけにもいかないから、監督とコーチ、そして相手チームからもメンバーを借りて試合をすることになった。
ちなみに一番動きがよかったのは監督だったw
が、すぐにカラータイマーが鳴って高校生と交代してたけどww
試合は試合開始1分にいきなり先制され、さらに追加点を奪われる苦しい展開。しかしそこは個人技とフィジカルに優れるヴァンクールが徐々に盛り返し、前半の内に横山弘が2点を返して同点で折り返す。
後半は互いにチャンスを作るがなかなか決められない中、試合終了間際にDFの後藤がスルスルと前線に上がってシュートを決め、土壇場で逆転に成功。このまま試合は終了し、なんとか3-2で逆転勝利を収めることが出来た。
なかなかきつい試合だったけど、ヴァンクールの個人技の高さを再確認できた試合だったかなと。特に横山弘と横山学のW横山は別格だった。あとは決定力。フリーのシュートをことごとく外していたのがもったいなかったし。
まぁシーズンも終わったばかりだし、今の時期はこんなもんでしょう。
急造チームでコンビネーションもままならない状態だったし。
ただ、もうちょっとメンバーには集まって欲しいかな・・。
そうそう、今日はこの練習試合の後、久々にロアッソ熊本の試合をKKウイングに観に行った。
うーん、やっぱヴァンクールの試合の方が楽しかった。
いつか公式戦での熊本ダービーをやりたいものだ。
posted by 赤雲雀 |00:01 |
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2008年09月22日
我らがヴァンクール熊本は惜しくも天皇杯本戦には出場できなかったが、同じ九州リーグに所属している戦友達の多くが県代表として天皇杯に出場した。九州8県中、5県で代表の座を射止めている。
そんな九州リーグ勢の天皇杯での結果はというと・・・
佐賀代表 九州INAX(5回目)九州リーグ8位
1回戦 VS 沖縄かりゆしFC 1-3
佐賀大学を破って5年ぶりに佐賀県代表となった九州INAXの初戦の相手は同じ九州リーグ所属の沖縄かりゆし。しかしリーグ優勝チームと8位のチームとの実力の差により1回戦で姿を消した。
長崎代表 三菱重工長崎(6回目)九州リーグ9位
1回戦 VS デッツォーラ島根 3-0
2回戦 VS ニューウェーブ北九州 0-1
元Jリーガーで固めたプロチームであるV・ファーレン長崎を前評判を覆して破り、6年ぶりに長崎県代表となった三菱重工長崎。その勢いはリーグでは発揮されなかったが、天皇杯では持続していた。1回戦、島根代表を3-0と一蹴。2回戦もJFL所属のNW北九州を試合終了間際まで追い詰めたが、CKから1点を奪われ、惜しくも敗退した。
宮崎代表 ホンダロック(7回目)九州リーグ3位
1回戦 VS ニューウェーブ北九州 1-1(PK4-2)
宮崎産業経営大学を破り、2年連続で宮崎代表となったホンダロック。いつも天皇杯では大物食いを見せてくれるのだが、今回もJFLを最後まで追い詰めた。しかし惜しくもPK戦で散り、緒戦敗退となっている。
鹿児島代表 ヴォルカ鹿児島(5回目)九州リーグ5位
1回戦 VS 福山大学 3-0
2回戦 VS ファジアーノ岡山 0-2
久々に鹿屋体育大学を破り、5年ぶりに鹿児島代表となったヴォルカ鹿児島。リーグでは最後に5連敗という最悪の形で終わったのだが、その鬱憤を晴らすかのごとく、緒戦を快勝することに成功した。
しかし2回戦はJFLチームであるファジアーノとの対戦となり、自力に勝る相手を攻略できず、完封負けを喫した。
沖縄代表 沖縄かりゆしFC(5回目)九州リーグ1位
1回戦 VS 九州INAX 3-1
2回戦 VS 大津高校 2-1
FC琉球を5-0で破った沖縄大学を3-0で一蹴し沖縄県代表となった沖縄かりゆしFC。1回戦は上に書いたとおり同じ九州リーグの九州INAXを難なく破った。2回戦は熊本代表の大津高校に最後まで苦しめられたが、なんとかロスタイムに勝ち越し、九州リーグ勢で唯一、3回戦へと進出した。
ということで5チーム中、4チームがすでに2回戦までに姿を消した。沖縄かりゆしFCは組み合わせにも恵まれたが、リーグ優勝の勢いそのままに3回戦進出。実に公式戦16連勝となり、まさに九州リーグ版大分トリニータ状態である。
3回戦の相手はJ2横浜FC。九州リーグ代表としてJクラブに一泡吹かせて欲しいものだ。
posted by 赤雲雀 |13:21 |
九州のサッカー |
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2008年09月17日
7月からヴァンクール熊本について色々と書きまくってきたけど、正直、全国的にはマイナーなチームであり、このブログも毎日たくさんの人に読んでいただいていたが、中には「?」と思われていた人もいたことだろう。
ということで今更ながらヴァンクール熊本とはどんなチームなのかを説明していきたい。
今日はその歴史。
「ヴァンクール熊本」という名前のチームが誕生したのは僅か3年前。しかしこのチームには源流となった2つのチームが存在している。どちらも歴史あるチームだ。
源流となった一つ目のチームは熊本初のJFLチームであったアルエット熊本だ。電電公社熊本(現NTT)として1969年に誕生したこのチームは母体会社の民営化や社名変更によって何度か名前を変えて活動していたが、NTT熊本といえば同県のブレイズ熊本と共に九州リーグで2強を形成するほどの強豪だった。
そして2001年には念願だったJFLに昇格。これを機にNTTから離れ、クラブチーム化し、アルエット熊本となった。
しかしJFLでは2年しか過ごせず、2003年からは再び戦いの場を九州リーグに移していた。
転機が訪れたのは2004年。熊本にJリーグチームを作ろうという運動が起こり、当時、熊本の社会人チームで一番上のカテゴリーにいたアルエットがそのベースに選ばれた。そうして誕生したのがロッソ(現ロアッソ)熊本であった。しかしベースとはいえ、それは九州リーグというカテゴリー所属の座を譲っただけであり、選手やスタッフはもちろん、チームカラーや名前といったチームのアイデンティティーといったものはまったく移行することなく、無にされてしまった。
そうしてアルエット熊本は2004年シーズンを最後に「解散」してしまったのである。
プレーの場を失ってしまったアルエットの選手達。一部の選手は同じ九州リーグや県リーグのチームに移籍したのだが、そのほとんどがプレーの場に選んだのは当時県リーグ3部に所属していた鶴屋百貨店サッカー部だった。ここが源流となったもう一つのチーム。一応、第1回九州リーグに参加した古豪ではある。
JFLでもプレーした経験を持つ選手達とコーチ陣がごっそりと加入したチームは県3部では無敵だった。総得点109失点0の全勝優勝を果たす。ちなみにその年は3部所属ながら天皇杯予選の決勝まで進出し、ロッソ熊本と対戦している。
チームは2部昇格を機にクラブ化し、名前をヴァンクール熊本として生まれ変わった。そして2部、1部と順調に勝ち上がり、ついに今年、九州リーグまで駆け上がったのである。
この昇格を某スポーツ紙は「4年ぶりの九州リーグ復帰」(※1)と報道した。
アルエットの魂を引き継いだのはロアッソではなく、このヴァンクールであろう。
実際、九州リーグの他チーム関係者と話していても「やっと厄介なチームのほとんどが上に昇格していなくなったと思ったらアルエットが戻ってきた」とか「プチアルエめ!」とか言われるw
ヴァンクール熊本が誕生して3年。しかし本来の歴史は深い。
この3年の間に元アルエットでNTTの社員選手だった者の多くが転勤で熊本の地を去ったが、心は離れることなく、いまだにみんなヴァンクールに籍を置いてくれている。そしてチームの窮地には戻ってきてくれる。
今となっては元アルエットの選手、そしてその後に加入してくれた選手達の割合は半々くらいになったが、いずれはもう一つ上のカテゴリーに「復帰」してくれることを願っている。
それだけのポテンシャルを持った選手達だと確信しているしね。
※1 http://kyusyu.nikkansports.com/news/p-kn-tp1-20080114-306795.html
posted by 赤雲雀 |10:44 |
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2008年09月16日
一昨日の日曜日、早くも今期の日程全てが終了してしまったヴァンクール熊本のシーズン打ち上げにお呼ばれしたため、選手やスタッフと親交を深めるチャンスと思って行ってきた。
酒を飲み交わしながら色々な話を聞けてよかった。特にここでは書けないが、チームの今後のビジョンを具体的に聞けたのが嬉しかった。
上手くいくいかないは別としてきちんとした目標を持って今後も戦って行ってくれることだろう。
酒が入ると選手やスタッフ陣もどんどん本音を語ってくれるなってきたんだが、中には引退をほのめかす選手もいて、なんとか留意につとめたw
本人はもう足手まといになってると言っていたが、少なくとも自分にはチームの核としてプレーしているように感じれたし、ベテランと言えど、まだまだやれる思えるので辞めないでって頼んだw
また、慢性的なGK不足の件も考えはあるらしく、来期はなんとかなりそう。
あと、総監督に酔った勢いで「スタッフに入れてください」と頼んだら、二つ返事でOKをもらい、次の練習からトレシューを履いて練習場に来てくれと言われてしまったw
こんなに簡単にスタッフに入れていいのだろうかと思いつつ、スタッフ陣も人手不足のようなのんで、自分でも力になれるのなら協力しようかなと思った。球拾いくらいできるしね。
そんなこんなで4時間にも及ぶ打ち上げが終了し、その後はまた各々繁華街へ消えていった。
これから半年間も公式戦がないのはあまりに寂しすぎるけど、来期、一つでも上の順位になる為には大事な半年。
来年の春に一回りも二回りも頼もしくなったヴァンクール熊本の選手達に会えることを期待しよう。
まぁ自分はこれから練習のお手伝いでちょこちょこ顔を合わせるけどねw
posted by vainmani |11:12 |
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2008年09月11日
全国社会人サッカー大会、天皇杯、そして地域リーグ決勝大会と、これから行われる地域リーグ所属チームにとってのハイライトとも言える大会全てに出場権を得ることができなかったヴァンクール熊本。
去る9月7日のリーグの終了と共に今シーズンが終了。
ということで今日はヴァンクール熊本の今期の公式戦の結果を振り返ってみる。
熊本県チャンピオンシップサッカー選手権大会
予選リーグ
ヴァンクール熊本 3-3 ルーテル学院高校 ○(PK勝)
ヴァンクール熊本 2-1 秀岳館高校 ○
ヴァンクール熊本 1-0 熊本大学 ○
決勝
ヴァンクール熊本 1-3 大津高校 ●
九州リーグ
前期
ホンダロック 12-0 ヴァンクール熊本 ●
ヴァンクール熊本 3-8 沖縄かりゆし ●
九州INAX 0-2 ヴァンクール熊本 ○
ヴァンクール熊本 1-2 ヴォルカ鹿児島 ●
沖縄海邦銀行 1-2 ヴァンクール熊本 ●
ヴァンクール熊本 2-4 新日鐵大分 ●
OSUMI NIFS 0-2 ヴァンクール熊本 ○
ヴァンクール熊本 0-7 V・ファーレン長崎 ●
三菱重工長崎 2-3 ヴァンクール熊本 ○
九州リーグ
後期
ヴァンクール熊本 8-0 ホンダロック ●
沖縄かりゆし 3-0 ヴァンクール熊本 ●
ヴァンクール熊本 1-0 九州INAX ○
ヴォルカ鹿児島 2-3 ヴァンクール熊本 ○
ヴァンクール熊本 1-0 沖縄海邦銀行 ●
新日鐵大分 8-0 ヴァンクール熊本 ●
ヴァンクール熊本 3-3 OSUMI NIFS ○(PK勝)
V・ファーレン長崎 10-0 ヴァンクール熊本 ●
ヴァンクール熊本 4-3 三菱重工長崎 ○
天皇杯熊本県予選
準決勝
ヴァンクール熊本 2-1 ルーテル学院高校 ○
決勝
ヴァンクール熊本 0-3 大津高校 ●
2月の県チャンピオンシップに始まり、9月のリーグ終了までの7ヶ月間で24試合を戦った。通算成績は11勝14敗。
リーグ戦では7勝10敗だった。
来期はせめて通算成績くらいは五分にしたい。そのためには少なくとも県内でトップに立たないと。
社会人の意地として高校生には来期こそは全勝したいものだ。
しかしオフが長い・・・・。
posted by vainmani |09:57 |
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2008年09月10日
今期の九州リーグは沖縄かりゆしFCの5年ぶりとなる大逆転優勝で幕を閉じたことは一昨日のエントリーで書いたけど、どれだけ劇的だったか解説。
まず先週の土日に17節と18節が一気に行われたのだが、16節終了時点の上位3チームの順位表はというと・・・
1 V・ファーレン長崎 勝点42 得失点差+56
2 ホンダロック 勝点41 得失点差+47
3 沖縄かりゆしFC 勝点41 得失点差+34
まさに勝点1差の中に3チームがひしめく状態だった。
リーグ中盤過ぎまではVV長崎とホンダロックが頭一つ抜け出した状態であり、地域リーグ決勝大会進出となる上位2枠はこの2チームに決まったようにも思われた。
しかし、14節、15節で沖縄かりゆしFCが上位2チームを相次いで撃破。リーグ序盤から3位をひた走ってきたこのチームが一気に上位2チームに肉薄した。
この2勝はただ勝点を縮めただけではなかった。VV長崎とホンダロックは最終戦に直接対決を残しており、勝点をどちらかのチームが必ず上積みできなくなる為、沖縄かりゆしFCは残りの試合を2勝すれば2位以内を決めることができることになった。しかもその対戦相手も下位のチームであり、かなり有利。
まさにたなぼたのように感じるが上位2チームにしっかりと勝利した賜物だ。
残り2試合は土日に全チーム集まっての集中開催。上位チームのドラマを全部観る事ができ、九州リーグファンにはたまらない展開だった。
そして土曜、第17節。
上位3チームは勝点1すら取りこぼすことはできない。
まず第一試合に首位のVV長崎が登場。
我らがヴァンクール熊本を危なげなく10-0で退け、第3試合のホンダロックにプレッシャーをかける。
第3試合はホンダロックと沖縄かりゆしFCが登場。
沖縄かりゆしFCは6位の沖縄海邦銀行との同県対決を2-0で勝利。
ホンダロックは4位の古豪、新日鐵大分に苦しみながらも2-1で勝利し、最終戦につないだ。
17節終了時点の順位表は
1 V・ファーレン長崎 勝点45 得失点差+66
2 ホンダロック 勝点44 得失点差+48
3 沖縄かりゆしFC 勝点44 得失点差+36
いよいよ最終節。
日曜朝10時からの第一試合に早くも登場したのは3位の沖縄かりゆしFC。
沖縄かりゆしFCの相手は前日に最下位争いの天王山に負け、最下位及び県リーグへの降格が決まっているOSUMI NIFS。
2位以内確定の為、最下位相手にも手を抜くことなく全力で戦い、4-0で快勝。
これで沖縄かりゆしFCが2位以内を確定させることに成功。選手達は口々に「ホッとしたよ」と笑みをこぼしながら話していた。
この沖縄かりゆしFCの勝利により地域リーグ決勝大会への枠は残り1つとなった。
ただ、勝点で1、得失点差で18も上回るVV長崎が若干有利な展開。
ここで九州リーグの勝点獲得のレギュレーションをおさらいすると、
90分勝利 勝点3
90分終了時点で同点 即PK戦
PK戦勝利 勝点2
PK戦負け 勝点1
90分負け 勝点0
ようするにホンダロックが優勝するには得失点差が関係ない90分勝利以外には道がない。
そして第2試合までに残り8チームの試合が全て終了し、互いの多くのサポーターや他チームのサポーター、サッカーファンが見守る中、運命の試合が始まった。
緊迫した試合になるかと思いきや、なんと前半10分までにVV長崎が2点を奪い、リードを広げた。このままVV長崎ペースでいってしまうかと思われたが22分にホンダロックが1点を返し、前半は2-1で折り返す。
後半、風上に立ったホンダロックが57分にFKを直接決めてなんと同点。しかし同点では優勝できないホンダロックはその後も果敢に攻める。が、その前がかりとなった一瞬の隙をつかれ66分にVV長崎に追加点を奪われてしまった。
それでも諦めないホンダロックも維持の攻撃。
72分に途中出場の選手が再び同点ゴールを決め、試合はわからなくなる。
前線を厚くしパワープレーを仕掛けるホンダロック。同点でもいいVV長崎は守りを固める。
そしてついに90分終了のホイッスルが鳴り、この時点でVV長崎が残り1枠を獲得した。
しかしドラマはまだ待っていた。
90分終了時点で同点であった為、試合はPK戦へと突入。気持ちが切れてもおかしくないホンダロックは最後の維持をみせて5人全員成功させ、5人目が外したVV長崎を破り、PK戦ながら勝利をもぎ取った。
この結果、VV長崎は勝点1を、ホンダロックは勝点2を上積みし同じ勝点46とした。ホンダロックは得失点差により涙を飲むことになった。
この2チームの結果により、前日まで勝点1差で3位だった沖縄かりゆしFC、最終戦もきっちりと勝点3を獲得した為、大逆転で優勝が転がり込んだ。
ここまで一度も首位に立ったことがなかったチームが最後の最後で栄冠を手にしたのである。
しかし最終的には12連勝というすばらしい結果で最後まで駆け抜けた沖縄かりゆしFCにはその資格が十分にあったチームだったと思う。
昨年、母体が経営悪化し、主力の多くが同県のFC琉球への移籍したり離脱したりした。しかし開幕前に新スポンサーを得て、見事に復活してみせた。
あの2度にもわたる選手全員離脱や親会社の撤退を乗り越えてきたチームは実にたくましくなったものだ。
心から拍手し、優勝を称えたい。
最終順位
1 沖縄かりゆしFC 勝点47 得失点差+40
2 V・ファーレン長崎 勝点46 得失点差+66
3 ホンダロック 勝点46 得失点差+48
posted by 赤雲雀 |15:42 |
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2008年09月09日
昨日は先週土日に行われた九州リーグ集中開催初日のヴァンクール熊本の結果を書いたが、今日は2日目の試合。
そう、九州リーグ最終戦。
上のチームはドラマティックな展開になったんだけど、そんなのはおかまいなしの7位のヴァンクール。
対する相手は前日に9位が決定し、入れ替え戦行き(条件付で回避の可能性あり)となった三菱重工長崎。
前日の試合、GK不在の上に11人調度しか集まらなかったヴァンクールだが、流石に最終戦ともなると日曜ということもあり15人もの選手が集まった。が、やっぱりGKは不在・・・。
ということでこの日のGKは長身DFの松浦が今期3回目の即席GKとなった。しかし過去2回はなぜか勝ってるわけだがw
確かにGKはいないがフィールドプレイヤーは100%のベストメンバー。
2点以上は奪えるだろうから、あとは失点をできるだけ抑えれば・・・。
んでもっていよいよキックオフ。
この日はエースの横山弘をあえてベンチに置き、試合展開によって投入するといった作戦。代わりに入った10番を背負う村崎の動きがすこぶるよかった。
前線の選手だけでなく、中盤、そしてバックの選手も果敢にオーバーラップを見せ、面白いように攻撃を仕掛ける。今まで連携不足を言われてきたが、この日はパスもよく回り、選手全員がシステマティックに動いていた。
そしてついに16分、試合が動く。ワンツーからボランチ蔵本が抜け出し、冷静に決めて先制ゴール!
しかしこれが本当に蔵本のゴールかわからない。俺には確かに蔵本がゴールしたように見えたし、公式ブログにも蔵本ゴールと書いてあるんだけど、九州リーグ公式記録には得点者は水田となってるし、試合後にサポーターがゴールを称えて蔵本コールをした際も「違う違う」といジェスチャーをしてたし・・・・。真相はいったい?今度本人に聞いてみよう。
さて、その後も果敢に攻めまくるヴァンクール。しかし、決定的なシュートを何度も放つがこれが見事にバーやポストに嫌われる。覚えているだけで4回は当たったw
一方、重工長崎の攻めには怖さがなく、危ないシュートを打たれることもなかった。
が、攻めまくりながらも追加点が奪えなかった35分、落とし穴が・・・
GK松浦がゴールキックをDFの藤家に軽くパス。これをこねくり回している間に相手FWに奪われてしまう。たまらずこれを倒して止めると、相手にFKを与えてしまう。んでもってこれを決められ、1-1。ワンチャンスで同点とされてしまった・・・。
嫌な流れで前半を終える。ちなみに攻めてもフィニッシュに難があったため、前半早々にエース横山弘を投入しとりまする。
急造GKの為、これ以上の失点も免れない可能性が高いんで後半早々になんとかリードを奪いたいヴァンクール。そんな思いで後半突入。
いつも後半になるとガクンと運動量が落ちることが多かったのだが、この日は前半同様に動きがよく、ペースそのままで攻めまくる。
すると51分、村崎が持ち込んで、最後は横山弘にパス。これを確実に決めて勝ち越し成功。
更に73分には交代で入った新人の今村のパスをこれまた横山弘がワントラップ反転ボレーシュートというワールドクラス(言いすぎ?)のシュートを決めて3点目。更に更に2分後にもこれも交代で入った藤田が一人で持ち込んで最後はもう一人の横山である横山学がスライディングで押し込み4点目を奪った。
ここまでは完璧。
しかし流石は急造GKw
4点目奪取から僅か1分後、前に出すぎていたところ、ロングループをあっさり決められ2点差。ロスタイムにも相手の攻めの際にこけてしまい、半ばタックルに行くもかわされ、ゴールを決められたw
んで、このゴールが決まった瞬間に試合終了のホイッスル。なんとも素直に喜べない終わり方だったけど、最終戦を勝利で飾られたことは素直に嬉しかった。
相手が前日に順位が確定したということで、主力の数名をベンチに下げていたということを差し引いても試合内容は会心の出来だったと思う。
3失点は全てミスからであり、本職GKであれば難なく抑えることができていたと思う。攻めの方も4点奪ったが、後5点くらい入っていてもおかしくない内容だった。
まぁ結果的に1点差だが、本来DFの松浦が急増GKとしてゴールマウスに立ったこれまでの3試合、全て勝利ww
いやぁなんか凄い運を持ち合わせているような気がしてたまらない。
ただ、今期はこれで終了だからいいけど、来期のGK補強を本当に何とかしないと。18試合中、GK不在の試合が4試合もあったわけだし。
しかも事実上唯一のGKである行部が自身のブログで今期限りでの引退を宣言していた。
これから半年ほどのオフになるわけだが、その間に最低でも2人はGKを補強しないと来年は戦えない。いくら運があるとはいえ、18試合全て松浦にというわけにもいかないし。
シーズンは終わったけど、これが一番の心配事かな。
つーことでチームの総括はまた今度。
明日はまさにメークミラクルとなった九州リーグ最終節の模様を。
先発メンバー
本田 村崎
横山学
泉田 大野
水田 蔵本
林田 藤家 西
松浦
posted by 赤雲雀 |09:39 |
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2008年09月08日
土日に鹿児島市で行われた九州リーグ第17節及び第18節にて今期のリーグ戦が終了した。
最後まで勝点1の中で優勝争いが行われていたが、なんと17節終了時まで3位で、これまで1度も首位にたったことがなかった沖縄かりゆしFCが大逆転で優勝。また最終節に行われた1位2位の直接対決はPK戦までもつれ2位のホンダロックが勝ったものの、PK戦勝利では勝点は2しか獲得できず、負けたV・ファーレン長崎にも勝点1が入るため長崎が得失点差に2位、ホンダロックが3位に転落した。
この結果、九州リーグから地域リーグ決勝大会への切符を手に入れたのは沖縄かりゆしFCとV・ファーレン長崎の2チームとなった。
そんな優勝争いとは無縁ながら土曜にV・ファーレン長崎と対戦し、優勝争いに介入した我らがヴァンクール熊本。
リーグ総括と日曜の試合はまた今度にして、土曜に行われたこの試合を振り返ってみる。
実際、振り返ると言っても、本当は振り返りたくないような結果だったんだけど、まぁ仕方ない。
慢性的に特に土曜の試合においてメンバーの集まりが悪いヴァンクール。この日、会場にやってきたメンバーは11人調度・・・。
しかもGK不在・・・・・・。過去にもGKがいない試合にGKとして出場していた長身DFの松浦もこの日は出場停止だった。
ということでこの日、ゴールマウスに立ったのは普段は右サイドを勤める若干170cmの泉田。若くて反射神経には優れているようなんだけど・・・。
ディフェンスリーダーでキャプテンの藤家もいないし、正直、サッカーらしいスコアで負けて欲しい、そう思うしかなかった。
序盤こそ相手FWのシュートがGKの正面をついたりしてなんとか守っていたのだが、13分、元福岡の有光に反転シュートを決められてしまう。
しかしその後もしばらくはみんな体を張ってよく堪えていた。が、32分に追加点を奪われると堰を切ったように失点ショーが始まってしまった・・・。4分後、同じく元福岡の福嶋に追加点を奪われ、ロスタイムにはこれまた元福岡の山形に決められ4失点で前半を終えた。
3失点以内ならという低次元な願いが早くも砕かれ、次なる目標は8失点以内なら・・だった。ヴァンクールは時折、大量失点による敗戦があったのだが、実際に観に行った試合での最多失点は8点だった為、自分の中では8失点なら免疫があるぞと思ってたんで。
ということで後半開始。
交代枠もなく、動きがどんどん悪くなるヴァンクール。そんな相手にガチで攻撃を仕掛けてくるプロ集団。失点は止まらなくなり、後半41分にはとうとう8失点目を喫してしまう。
せめて1桁失点で終わってくれと願う。が、43分に9失点目。
長崎サポーターからは「10-0長崎」コール。それに答えるかのごとくロスタイムに10失点・・・。
結局、ヴァンクールは開幕戦以来の二桁失点となる大敗となってしまった。
いやぁ流石に凹みますわ、これ。けど、どっかで覚悟してた部分もあったし、もう切り替えて最終戦さえ勝って帰れればと思うしかなった。
0-8で負けた新日鐵大分戦よりも戦う気持ちというのは見えてたし、最後まで点を取ろうとしてたしね。
ところでこの日の九州リーグは集中開催だったんで一ヶ所で全チームの試合を観れた。気になるところでは最下位及び自動降格をかけた裏天王山となった三菱重工長崎対OSUMI NIFS戦。OSUMIは残留するには土日の2試合で2勝、しかも90分勝利が必要だったが、この試合、1-1からPK戦となり、その時点で最下位が決定。しかもPK戦は三菱が勝利した。
ただ三菱重工長崎も土日に90分勝利での2連勝をすれば入れ替え戦となる9位から残留ラインの8位に上がれるチャンスがあったのだが、PK戦突入により勝点1を失った為、9位が確定した。
他の気になる試合では土日連勝で上位の結果に関係なく2位以内が決まる沖縄かりゆしFCが沖縄海邦銀行SCとのダービーを2-0で制し、また最終戦の優勝争いへ絶対に土曜の試合を落とせないホンダロックも難敵新日鐵大分の2-1で辛くも勝利し日曜へと繋いだ。
まさに色々なドラマが詰まった土曜だったが、これはあくまで日曜への伏線でしかなかった。
さて最終戦のヴァンクールの結果はまた明日にでも。
posted by vainmani |09:28 |
ヴァンクール熊本 |
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2008年09月05日
明日から鹿児島遠征。
隣県であっても土日連戦なんで観戦も宿泊なのだ。
土日の予定。
まずAM6時まで仕事・・・・・・・・。
AM6時30分 自宅出発 一緒に行く仲間を迎えに行って、いざ鹿児島へ
AM8時30分 宮崎県えびの市で一旦、高速道路を降りる。ETCがこの時間帯は100㎞まで半額なため。その後、すぐに高速に乗りなおし再び鹿児島へ。
AM10時 会場到着。九州リーグ関係者としばし会談
AM11時 ヴァンクール熊本対V・ファーレン長崎 試合観戦
PM2時 三菱重工長崎対OSUMI NIFS 試合観戦
PM4時30分 市内ホテルへ移動。その後、プチ観光へ
PM6時30分 夜の繁華街へ繰り出す
AM3時00分 ワールドカップアジア最終予選をテレビ観戦
AM5時 就寝
AM9時 起床 ホテル出発及び会場へ移動
PM0時 ヴァンクール熊本対三菱重工長崎 試合観戦
PM2時 ホンダロック対V・ファーレン長崎 試合観戦
PM4時 余裕があれば表彰式見物
PM5時 いざ熊本へ
PM8時 帰宅 ウイイレで作ったヴァンクールをつかってプレーし余韻に浸るw
うーむ、ハードだけど楽しみな2日間じゃ。
posted by 赤雲雀 |11:11 |
雑記 |
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