2008年11月25日
死闘!!地域リーグ決勝大会グループA 三日目 ミラクル!」
大会二日目の詳細はこちら「[[死闘!!地域リーグ決勝大会グループA 二日目 長野の維持|]http://www.plus-blog.sportsnavi.com/vainmani/article/54]」 4チーム全てが最終日まで1位の可能性を残す大混戦と地域リーグ決勝大会グループA。そしてやはり死のグループらしく、ドラマとミラクルが混在した素晴らしい結果となった。 では三日目の模様を。 大会3日目 第一試合 バンディオンセ加古川3-2AC長野パルセイロ ここまで2勝(1PK勝)で勝点5の長野と2敗(2PK負)で勝点2の加古川との対戦となった第一試合。長野は90分勝ちで文句なく一次リーグ突破を決めることができ、加古川は生き残るには90分勝利以外に道はない。 朝から北九州は冷たい雨と風。会場の本城競技場の観客は当該チームの関係者とニューウェーブのサポーターがチラホラ。あと、私のような物好きが数名w そして昨日同様に長野サポーターが大挙して会場にやってきていた。30名ほどのバックスタンドのサポーター達も雨に打たれながらも試合前から歌い続ける。一方、加古川も20名以上の声出しサポーターがバックスタンドに陣取り、応援をしている。ただ、キュッと集まって応援している長野に対し、一人一人がバラバラに間隔を空けて陣取っている加古川サポーターの声量が小さくなっていたのは残念だった。せっかくそれだけ人数が集まったのにもったいないなと感じた場面だった。 さて試合であるが、なんとしても先制点が欲しい加古川がまず攻勢に出る。しかし昨日同様、気持ちだけが空回りし、なかなか決定機を物にすることができない。長野は攻められながらも、きちんと対処はできており、「攻めさせている」といった感じにも見える。そしてそんな展開の中、先制をしたのは長野であった。得点の直前、長野は選手が一人負傷し、ピッチの外で治療を行っていた。この時点で数的に有利だったので、加古川が攻めるチャンスと思っていたのだが、逆に11分、エリア外から見事なダイレクトミドルループシュート(長いw)を綺麗に決め、先制に成功した。更にその4分後、CKからボールをつないで中央で押し込まれ長野2点目。加古川にとって90分での勝利が絶対条件の中、早々2点差をつけられてしまうという苦しすぎる展開になった。この2点目ゲットの瞬間、長野のベンチやスタンドは勝利したかのごとく喜びを爆発。監督も飛び上がって喜びを表現し、サブの選手達も飛び出してきてスタンドと一緒になってはしゃいでいた。しかし加古川は普通なら気持ちが切れてもおかしくないこの状況の中、決してして諦めていなかった。2点差ながらまだ前半の中盤であったことも幸いしたのであろう。まぁ多くの観客はこのゴールで試合が決まったと思い、雨風を避けてコンコースに移動する人も多かったのだが。そんな私も試合中ながらトイレに行ってしまった。そしてトイレから出てすぐ、アナウンスが聞こえてきた。「ただいまのゴールはバンディオンセ加古川の・・・・」なんと、加古川が1点を返してるじゃないか!急いでスタンドに戻り、観てた人に状況を聞く。42分、加古川の11番がエリア内を突破。それをたまらず長野のDFが倒してPKゲット。倒したDFは2枚目イエローで退場となったとのこと。うーむ、こんな場面を見逃すとは・・・。 そしてこのPKを冷静に決め、前半を2-1で折り返す。加古川にとっては値千金の1点。相手は一人少ない状況であるため、試合はわからなくなってきた。そんなこんなで後半へ。 もうオセオセの加古川。後半開始直後から数的有利を生かしてガンガン攻めまくる。すると後半9分、加古川11番が角度のないところから決めてついに同点!がっくりとうなだれる長野GK。どうも雨でボールが滑ったようだ。こうなるともういつ逆転するのかといった雰囲気に包まれる。会場は長野サポーター以外は全員が加古川を応援しているという異様な状態。私も思わず大声で叫んでいたww そして迎えた後半24分、CKを押し込んで加古川が逆転に成功。もう大興奮で正直、どんな形でゴールが入ったか覚えてないほどw その後、会場中から「キープしろー!」とか「後○分!」とか「クリアだ!」とか響き渡る。残り20分以上、とても長く感じられたが、長野に追いつく力はすでになく、上手く時間を使った加古川が3-2で逃げ切り、大逆転を演じてみせた。これにより前日まで1位だった長野が脱落一番手となり、3位だった加古川が一気に1位に躍りでた。昨日、PK負けの瞬間にピッチに倒れこみ動けなくなっていた加古川イレブンの大喜びっぷりと対照的に、つい1時間前まで1位突破を決めたと思い込み大騒ぎしていた長野ベンチやサポーターの沈黙ぶりが見ていていたたまれなかった・・・。 第2試合 ホンダロック2-1沖縄かりゆしFC 第一試合で加古川が勝利したため、一気にホンダロックにチャンスが訪れる。この試合に90分勝ちを収めれば文句なしで1位突破を決めれる。一方、沖縄も3点差勝利という厳しい条件ながらチャンスは残る。同じ九州リーグ勢の対戦は過酷なものとなった。また加古川にとってもこの試合がPK戦までもつれるか、沖縄が2点差以内での勝利であれば1位突破が決まる。この時点で唯一蚊帳の外は長野だけとなった・・・。 昨日、大挙して訪れていたロックの社内応援団のみなさんはこの日、仕事ということで来ることができず、社外のサポーターが数名バックに陣取っていた。一方、沖縄も4名ほどが声を枯らしていた。数は少ないが、少しでも選手達の後押しをしようと必死で応援をしている姿は素晴らしい。 さぁ泣いても笑ってもグループリーグ最後の試合、いよいよキックオフ。 3点差勝利が条件の沖縄、いきなりのトップギアでロックゴールに全力で襲いかかる。キックオフ直後こそロックにもチャンスはあったが、その後は完全に沖縄のペースでロックはハーフラインから前にボールを運ぶことすらままならないほど自陣に釘付けだった。こりゃ沖縄の先制は時間の問題かなと思うほどであったが、それに立ちはだかったのがロックのGK川島だった。この日の当たりっぷりはまさに神がかり。例えるならばマイアミの奇跡の時の川口のような存在で、誰もが「こりゃ決まったな」と思うようなシュートをことごとく防いでいた。その度にスタンドからは歓声が沸くほどに。 しかし0-0ではどちらも脱落してしまう。そんな状況に一変させたのは前半も終了間際。右サイド浅い位置からのアーリークロス。これをファーに走りこんでいたロックの4番が難しい体制からヘッドで決め、なんとロックが先制に成功した。前半の試合の流れからしてまさかの展開。サッカーの恐ろしさを痛感した一瞬だった。 そしてこのまま前半はロック1点リードで折り返す。沖縄にとっては完全に自分達のペースの試合だっただけに痛すぎる失点だった。 後半も展開的には変わらず、沖縄が攻め、ロックが守るという状態が長く続く。しかし前半同様に川島がことごとく沖縄のシュートを弾き返していた。というか川島が目立ちすぎるくらい、ちょっとこの日のロックのDF陣は相手を止めることができないでいた。するととうとう沖縄が同点に追いつく。後半23分、左サイドを突破され、最後は沖縄の絶対エース斉藤が決めて1-1とする。その後、沖縄はDFの枚数を減らし前線の選手を投入。追加点を奪いに行く。が、同点から僅か4分後、ロックの選手が沖縄陣内のエリア内で倒されPKを得ることに成功。ちょっと厳しすぎる判定であったがもちろん覆ることなくPKが決まって2-1と再度、ロックが勝ち越すことに成功。その後、会場全体が首をかしげるようなジャッジが続く。選手達はもちろんガチで戦っているだけに、ちょっと腑に落ちない。 ロックPK勝ち越しの直後、今度は沖縄の斉藤がエリア内で倒される。誰もがPKと思った瞬間、笛は吹かれたものの、なんとダイブを取られ、斉藤にイエロー。猛抗議も覆らず、そのまま試合続行。そしてそのまま最後まで沖縄の攻撃を凌ぎきり、ロックが2-1で九州勢同士の対決を制し、リーグ1位を決めた。 いやぁミラクル! 最終順位 1 ロック勝点7 得失点+1 総得点4 2 加古川勝点5 得失点+1 総得点4 3 長野 勝点5 得失点0 総得点6 4 沖縄 勝点2 得失点-2 総得点3 最後の最後までわからないという見事なまでのドラマが詰まった三日間だった。当事者にとってはこんなに胃が痛い大会もないだろうが、第三者的にはこれほど面白い大会はない。 本当にタダではもったいないほどの試合の連続だった。もちろん個々のレベルではJリーグなどの試合には劣るかもしれないが、チームが背負ってるものの重さやプレッシャー、など比べ物にならないほど大きく、それが好ゲームを我々に見せてくれてた要因だと思う。 4チーム個々の印象だが、一番強いと感じたのは結果的に最下位になった沖縄かりゆしFCだった。他のチームにはない「怖さ」と「勇気」を持ったチームであり、流石は我らが九州リーグのチャンピオンだった。最下位ではあるものの恥じるような内容の試合は1試合もない。あと少しの運さえあれば1位であったと思う。 長野はチームとして一番完成されていた。知将が率いているだけあり、一番組織的なチームで攻撃の形というものをはっきりと持っていた。ただその分、精神的には一番もろかったと言える。3試合とも2点を先制しながら、その内2試合で追いつかれるという展開だったし、結果的に2-1で勝利した沖縄戦もいつ追いつかれてもおかしくない展開だった。選手の質も高く、組織力も高いというところでどこか慢心があったのかもしれない。だが流石は激戦区の北信越リーグを制し、全国社会人サッカー大会を制したチームだった。 加古川はもうすでにこの大会の常連。ここ一番に勝てない癖がついてしまっている。気持ちは前に向かっているのだが、そのせいでバランスを崩すことが多かったように思える。長野戦のような試合を初めからできていればと悔やまれる。ただ気持ちの強さは一番だったかな。 そして最後にホンダロック。九州リーグ3位、そして最後の地域決勝の切符を目指して参加した全国社会人サッカー大会でも3位。しかし優勝した長野のすでに地域決勝進出を決めていた為、3位で最後の切符を手にした幸運をこの大会でも続いていた。というか大舞台に強いホンダロックの真骨頂だったような気もする。長野戦のロスタイム同点劇や苦しみながらもPK戦に持ち込んだ加古川戦、どれも素晴らしい戦いだった。何よりGKの川島の活躍なしではこの結果はもたらされなかったと思う。長野戦は怪我で途中退場しながら加古川戦で復活し完封からPKでの活躍、そして沖縄戦での神がかりセーブの数々。間違いなく彼がAグループMVPだ。 さてグループリーグの興奮も冷めやまぬ中、今週末からはグループリーグを突破した4チームによる決勝ラウンドが石垣島で開幕する。ホンダロック、V・ファーレン長崎、レノファ山口、町田ゼルビア、いったいJFL昇格を果たすチームはどこになるのか、今からワクワクである。
posted by 赤雲雀 |14:25 |
地域リーグサッカー |
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死闘!!地域リーグ決勝大会グループA 三日目 ミラクル!」
こんにちは。
シンジラレナ~イ(古っ)。グループAのこの乱高下はTOPIXも形無し。いい物見られましたね。
危なげなかったのは長崎だけ。ほかのグループも全部勝ち点1差。松本山雅も敗退。来年も北信越リーグは死のリーグかぁ。
posted by niagara_fall | 2008-11-26 10:17
死闘!!地域リーグ決勝大会グループA 三日目 ミラクル!」
>niagara_fallさん
本当にいいものが見れました。贅沢を言うなら天気が最悪だったのが・・・。
北信越は来期も大変ですね・・。どこが優勝するか読めないですよ。
posted by 赤雲雀 | 2008-11-26 11:50


