2010年08月23日
これで見納めにしたくない。東京ヴェルディ
昨日、原付を10分ほど飛ばしてKKウイングへ。 ロアッソ熊本対東京ヴェルディ戦を観戦に行って来た。基本的に生観戦はJFL以下の試合でJリーグは涼しい部屋で缶ビール片手にテレビ観戦を基本としているが、カードによってはフラリとスタジアムへ行ってしまう。 ということでフランサ観たさに行ったレイソル戦以来のJ2観戦だ。 今回、このカードを選んだ理由はやはり東京ヴェルディの現在置かれている立場というものが凄く気になっているというか心配というか、そんな気持ちからだった。 Jリーグが誕生したばかりの当時、ムカつくくらいに強くて魅力的だったヴェルディ。メンバーもカズやラモス、北沢にビスマルクと光り輝くメンバーが揃っていた。 私はそんなヴェルディが嫌いだった。嫌いな理由はアンチ巨人と同じような感情。ようするに強すぎて、メンバー揃いすぎて。 けど、巨人の存在がそうであるようにサッカーにも強くて人気があり、嫌われもするチームの存在というのは大事だなとも思っていた。 そんなヴェルディの繁栄も長くは続かず、いつしかJリーグの覇王の座はアントラーズなどに奪われていき、気づけば2度もJ2に落ちてしまうようなチームに変わってしまっていた。 やはり読売の撤退というのが一番痛かったのかなと。そしてとうとう日テレまで離れてしまえば強化に回す金だって厳しい。 昨年から特に資金繰りが厳しくなり、経営者が変わったが、これもうまくいかず、今年はとうとうJリーグ預かりのような状態に。そして今シーズン終了までにホワイトナイトが現わなければチーム解散という最悪の状態を迎える可能性が高い。 自分の場合は地域リーグのチームであり、Jリーグのチームとはまた意味合いも違うが、愛するチームの解散を目の当たりにしている。そんな辛い思いはもう誰にもして欲しくない。そんなことを思っていたら自然とヴェルディを観にスタジアムへ向かっていた。 いやもちろん、熊本人なんでロアッソの勝利を願いつつ、ヴェルディも頑張れというスタンスで。 スタジアムに到着するとロアッソホームであるもののメインゲートの前で数人のヴェルディサポーターがチーム存続の嘆願書の署名活動を行っていた。そして多くのロアッソサポーターが足を止め、その嘆願書に署名をしていた。自分はすでにネット署名を済ましていたので、その場ではせず、その代わり、知人などに声をかけて署名を勧めた。 恐らくヴェルディサポーターは全国のアウェーの地で署名活動を行っているのだろう。この多くのサッカーファンの気持ちが届くことを心から願うばかり。 さてようやくスタジアムの中に入ることに。自分がKKウイングで試合を観るときの場所はメインスタンド最上段。やはり俯瞰で試合を観るにはここが一番だ。試合前は珍しくエール交換も行われた。ヴェルディ側から起きたコールだったが、ロアッソ側からベルディコールが返ってきた際、ずっと頭を下げていたヴェルディのコールリーダーが印象的だった。 さてさて試合だが、ゲームは前半6分に早くも動く。右サイドからのセンタリングをドフリーで待っていたFW松橋がヘッドで合わせ先制。ただ直後にもう一度ロアッソにビッグチャンスがあった程度で前半は凡戦。ロアッソも前に出てこないし、ヴェルディは引いた相手を崩せず、まもとにシュートすら打てなかった。内容的には非常につまらない前半を終え後半へ。 後半は少しはヴェルディが攻撃的になったものの前半とあまり変わらない内容で正直、このまま1-0で終わるかと思った。しかし試合は残り15分で大きく動く。 後半30分、直前に交代で入ったばかりのファビオがクロスに頭で合わせてロアッソに追加点。そしてその5分後にも前線に上がっていたDFの矢野がヒールで合わせる技ありのゴールを決めて3-0とした。が、スタジアムDJが3点目のアナウンスをしている最中に素早くリスタートしたヴェルディが1点を返す。これで息を吹き返し勢いに乗ったのは1分前に3点目を決めたロアッソではなくヴェルディだった。前がかりに攻めてくるヴェルディに対しロアッソはなかなかデフェンスを修正できない。ついに41分にはFKを頭で合わされ1点差となった。 ヴェルディにとってはこの勢いのまま同点ゴールを狙いたかったのがが、ここで思わぬ水入り。 ロアッソ側のゴールのネットが外れたため修復作業。これがバタバタしていたロアッソ側にとってはいいインターバルとなり、再開後の試合は再び落ち着きを取り戻していた。そして試合はこのまま3-2でロアッソが逃げ切りに成功。 ただヴェルディが終盤に見せた追い上げは心打たれるものもあり、ヴェルディサポーターも精一杯選手達を称えていた。 ヴェルディは選手もサポーターも含めて本当にいいチームだった。こんなチームをなくしてはいけない。もちろん自分なんかに存続させる為の力なんてないけど、来年も熊本でヴェルディと再会できることを切に願うばかりだ。
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posted by 赤雲雀 |09:38 |
Jリーグ |
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