2010年01月19日

消えていったチーム達

我らがヴァンクール熊本の解散決定の報から3週間近くが経ち、ようやく気持ち的に整理がつきだしてきた今日この頃。

昨日久々に九州リーグの公式HPを観たのだが、今回解散するヴァンクールだけでなく、熊本県勢で九州リーグを戦った経験のあるチームで今もまともに活動しているのはJリーグに昇格したロアッソ熊本以外は熊本教員団くらいだということに気付いた。

もちろん熊本以外のチームでも今はなくなってしまったチームは多いのだが、やはりそれは悲しい歴史と感じずにはいられない。

37年に及ぶ九州リーグの第1回に参加していた「鶴屋デパート」。鶴屋は2年目に自らリーグを脱退。その後もずっとチーム自体は存続していた。しかし会社の援助がなくなった数年前に鶴屋というチームはなくなり、ヴァンクール熊本誕生のきっかけとなった。今回、ヴァンクール解散とともにその歴史に幕を閉じる。

第12回九州リーグに初参加した「電電熊本」。後のNTT熊本であり、アルエット熊本となったチームだ。一度はJFLまで上り詰めたもののロッソ熊本(現ロアッソ)誕生と共に2004年に解散。ロッソにその道を譲った。この時のアルエットのメンバーの多くが鶴屋に合流。後にヴァンクール結成となった。

第17回九州リーグからは「東亜建設工業」が参加。後にブレイズ熊本と改名し、元Jリーガーや外国人選手などを積極的に補強。ロッソやアルエットよりも以前に熊本からいち早くJリーグを目指したチームだった。しかし地域リーグ決勝大会敗退によるJFL昇格に何度か失敗すると不況による資金難も重なり、チームは徐々に弱体化。2度の優勝と3度の準優勝を果たした強豪は2001年にリーグ最下位となり降格が決まったことをきっかけに解散。ちなみにトップチームとユースチームはなくなったがジュニアユース以下のチームはまだ存続中だ。

第28回九州リーグから参加の「ランザ熊本」。この数年前に誕生したばかりの新しいチームだった。トップチームを頂点にユースやジュニアユース、ジュニアばかりでなくシニアチームまで持つサッカークラブだった。ブレイズなきあと、しばらくは熊本の第2勢力としての地位を誇っていたチームも2003年に降格。それでも一昨年までは県リーグ1部に所属しており、それなりのチームではあった。しかし一昨年の県リーグ1部では1勝もすることなく2部へ降格。昨年、2部でも1勝もあげることができず、ついには3部にまで降格してしまった。主力の相次ぐ退団もあり、チーム自体は存続しているものの、もう上で戦うことは厳しい。ちなみにユース等もすでに解体されている。

衰退していったチームがある一方で第1回九州リーグに参加した熊本教員団は基盤がしっかりしていることからブレることなく安定して存続している。何度も昇格と降格を繰り返しているものの不況の影響も受けずこれからも存続していくことだろう。

この他で熊本から九州リーグに参加したことがあるのはロッソ熊本だけ。しかしロッソは県リーグ等は一切経験していないし、九州リーグはアルエット熊本の名義を利用し僅か1シーズンのみの在籍であったため、あまり参考にならない。
結局はロッソ以外の5チーム中、3チームが解散、1チームが超衰退といった道をたどっている。思えば37年もの歴史がある九州リーグに熊本からたったそれだけのチームしか参加できていなかったことも驚きだが、果たしてこれからも教員団以外に本気で九州リーグ、さらにはその上を目指すチームが出てくることはあるのだろうか?
これからしばらく熊本は九州リーグの蚊帳の外状態になるような気がしてならない。

posted by 赤雲雀 |09:33 | 熊本のサッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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消えていったチーム達

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ロアッソがあるのに
ぜいたくな悩みじゃないですか

posted by としお | 2010-01-19 19:49

消えていったチーム達

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はじめまして。
以前からヴァンクールの動向が気になっており、よくこちらを拝見させて頂いていました。

今回このような結論となり、非常に残念ではありますが、
スタッフ&選手達のそれぞれの新天地での活躍を期待したいと思います。

この件により、今年熊本から九州リーグへの参戦チームは、無くなってしまいましたが、
昨年度からの教員団の動向や、ロアッソの存在等を考えると、今は厳しい状況でしょうが、
「熊本」として考えれば、今後に期待を持てるのではないかと思っております。

国体強化も学生中心になるかもと、こちらで伺っておりますが、その学生も卒業して社会人となり、
その中の数名でも熊本に残りサッカーを続けてもらえれば、社会人の強化にも繋がりますし、
ロアッソによるスクール実施や、JFAアカデミー宇城の開校等々、熊本のサッカーの裾野が
これからますます広がっていくことを考えると、楽観的かもしれませんが、明るいのではないでしょうか。

長々と書いてしまいましたが、赤雲雀さんの気がすこしでも晴れればと思いコメントさせて頂きました。
では、今後もエントリー、楽しみにさせて頂きます。

posted by gyan | 2010-01-20 00:51

消えていったチーム達

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>としおさん
確かに日常的にプロサッカーを観れる環境の地域に住んでいることを考えると贅沢なのかもしれませんが、やはり中学、高校、大学、社会人とプロだけでなくあらゆる年代で強化が進んでこそ熊本のサッカーの発展に繋がるのかなと。高校や中学は全国レベルではあるものの、彼らの受皿がプロ以外にもあってほしいと思います。あとやっぱりどんな理由であれチームがなくなるっておいうのは辛いもんですよ。

>gyanさん
現在の熊本の国体強化というのは名ばかりのものとなってしまっています。ヴァンクール解散の新聞記事に協会関係者が国体強化チームだったのに残念とコメントを寄せていましたが、国体の為の練習等は開かれず、強化費どころか選ばれた選手からお金を徴収して活動させていました。学生中心となっても熊本には九州サッカーの強豪校はありません。高校で活躍した選手は県外の大学へと引き抜かれている状況ではこれが社会人強化への道へと繋がるとはあまい思えないのが私の考えです。もちろんネガティブにばかり考えてもいけないとは思ってます。アカデミーやロアッソのユースの選手などが熊本に残りプロ以外のチームででも活躍してくれれば未来は少々明るいのかもしれません。ただ少なくとも衰退期に入って久しい熊本の社会人サッカーがここ数年で好転するとは到底思えないのです・・・。

posted by 赤雲雀@管理人 | 2010-01-20 10:15

消えていったチーム達

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こんにちは。
ヴァンクール解散、ほんまに残念で仕方ありません。
昨年Kyuリーグの最終節vs重工長崎との勝ち試合後
若い選手達の笑顔が思い出されます。

応援に行けず申し訳ありませんが
☆タマホームカップ☆全力をもって頑張って下さい。

posted by さっちん♪ | 2010-01-22 10:25

消えていったチーム達

コメント投稿者ID :

>さっちん♪さん
昨年はリーグで3勝しかできなかったのですが、その内の1勝を観れたなんてレアですよ。重工には悪いですけどw
ヴァンクールはベテランもいますが、大卒2年目くらいの若手が多いチームです。彼らがこれからもサッカーを続けていければと願っています。まぁ本心とすればどんな形でもいいのでヴァンクールというチームが残ってくれることなんですけど。
タマホームカップ、我々サポーターも(たった3人ですけど)全力で優勝を目指し応援してきますよ!!

posted by 赤雲雀@管理人 | 2010-01-22 16:50

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