2009年03月30日

スポーツ狂の奇行

春の選抜高校野球が盛り上がってますね。

なんともう、1点差のゲームが12試合も。
半数近くになるのでしょうか。
今年は地域差や私立、公立関係なく、戦力均衡、実力伯仲。
WBCの2連覇を握るヒントが、この若い世代にあるように感じてなりません。

もういてもたってもいられなくなって、明日から甲子園に行くことにしました(しかも東京から……)。
決勝までの3日間、全部観てきてやる。
公立校が頑張ってるので、全力で応援してあげたい。
あっ、でも近畿のチームが残り1校(報徳学園)しか残っていないので、ガチガチの関西人としては、迷うところです。


しかも、高校野球に飽き足らず、週末はバドミントン、サッカー、バスケにも行く予定。
甲子園の天気はもちそうですから、決勝は木曜日になりそうですから。
せっかくだから、関西のスポーツを満喫しようと。

“お気楽ニートのスポーツ行脚”という名目なのに、なんでこんな強行スケジュールを組んでしまうんや……
と、自戒しても、もうあとのまつり。
もう決めてしまったからやめられない。
自他とも認めるアホです。
もう、頭ブッ飛んでます。

せっかく、生観戦しまくるのだから、レポートをブログでも書きたいのですが、どうなることやら……
まだまだ、ブログで書きたいテーマもいっぱいあるし、読みたい本も10冊以上山積み状態。

一応、4月からは学生なんですが、その前にこんなにもテンヤワンヤになっている自分の先行きが思いやられます。
“時間”の尊さを、暇人の私が実感しているのも変な話ですね。


話はちょっと変わりますが、最近“ニート”という言葉を、人を中傷したり揶揄する表現としてネットなどでよく見かけます。

確かに、“働かざる者食うべからず”というのは至極当然の話です。
でも、そういう立場に置かれている人たちが好きでそうなっているわけとは限らない。
私のような、道楽まっしぐらのアホばかりじゃない。

最近は、ちゃんと新聞も読まなくなってしまった自分が言うのも恐縮ですが、今の社会情勢や金融不安のあおりを受け、職を失った人も大勢いると思う。

それは、スポーツの世界でも顕著に表れている。
特に、“企業スポーツ”の域をまだまだ脱していない日本スポーツ界では深刻です。
両手ではない足りないほど企業チームが、親企業の撤退によって消滅している。
悔しくて、情けない気持ちになりますが、これもまた現実です。

私が子供のころは、人を中傷する手段として、“障害児”という言葉をよく耳にしました。
それが今は、“ニート”“フリーター”という言葉に変わりつつある。

でも、こういう言葉を何気なく使う人ほど、世の中が見えていなかったり、心がすさんでいる人なのではないしょうか。

まぁ、今の私が言ったところで負け犬の遠吠えなんですが…
だから、今は精一杯“頑張るニート”をやって、自らの手で、このネガティブな意味にしかとられない言葉を変えてやろうと思っている次第です。
と言っても、ただの自己満足です。

アカン!
夜行バスの時間迫ってきた……
なんも用意してへん……どないしよ
ダッシュで戦闘モード入ります。

では、いざいってきます。

posted by uzura176 |20:43 | スポーツ全般 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月29日

"したたかな勝利”大いに結構。でも…ないものねだりも

何気なくやって、普段通りやって、らしくやって勝ち点3。

これで、いいんじゃないでしょうか。
と、私は思っています。

進歩していないとか、決定力不足とか、ゴールに対する執着心の欠如などなど。
今に始まったことじゃないし、すぐに解決する問題でもない。

W杯予選を、実力そのままで突破できそうなこと自体、日本サッカーが確固たる地位を、アジアで築いたということのなのだから。

実力がひとつ上なのであれば、「したたか」に実力通りの結果をもたらす。
それがW杯予選の戦い方だと。
でも、実はそれはかなり難しい。
サッカーほど実力と結果が直結しない競技はないのだから、最高の結果(勝利)を得たことで、十分だと思います。

南アフリカでどうこうではなく、まずは目の前の壁をひとつずつといきましょう。


私の濁った眼で観ても、今の日本代表は“綺麗なサッカー”をしていると思う。
これは、褒め言葉でもあり、けなし言葉でもある。
サッカーが採点競技でないかぎり、“綺麗”は意味を成さない。
“勝利”と“美しさ”を追求していくのは、リーガ・エスパニョーラのあのチームだけですから。
そして、世界を見渡すと日本より“綺麗”なサッカーをする国は他にもいっぱいある。

だから、南アフリカを見据えるうえで(目の前の壁と言っておきながら……)、なにかひとつ日本代表には“スパイス”が必要なんだと思う。
だって、日本の目標はベスト4(と岡ちゃんが言っていたので)。


私の考えるそれは、「意外性」。
岡ちゃんの選手起用や戦術は、日本人に適していると思うし、納得もできる。
彼が目指すサッカー、求めているもの、サポーターの方々にも伝わり始めたのではないでしょうか。
彼は、各ポジションに“一芸”をもっている選手を配置している。
それは非常に的をえていると思うし、分かりやすい。

ただ、それが仇になっている部分もあるように感じてしまうのです。

パッサー、ドリブラー、走れる選手、ヘディングの強い選手とさまざまですが、なにか皆その“一芸”にこだわり過ぎて、「意外性」が欠如していると、思えてならない。

中村選手や遠藤が裏を狙うシーンがあってもいいし、田中達也選手がドリブルを始めると見せかけていきなり長い距離をズドーンと打っちゃうのもおもしろい。

今の選手の持ち味も十分加味した上で“裏必殺技”みたいなものを本番に向けて用意できないものかと。
もちろん、普段やらないようなプレーだから、ある意味“苦手なプレー”でもある。
そう、やすやすできないのもわかっている。

でも今、世界中でサッカーは観られているわけだし、対戦相手はもちろん研究しまくりのはずです。
だからこそ、その選手がやりそうでないプレーが活きるのではないかと。

そういう奇襲的なものがないと、がっぷりよつで組んで相手を投げ飛ばすほど、世界の強豪国は甘くないでしょうから。

じゃないと、現状の日本代表が世界の舞台をアッと言わすことは難しい(なんてったって目標が高いですから)。

でも、サッカーという勝利の女神がフラフラする競技では、「意外性」ひとつで、彼女をたぐり寄せれる可能性も上がるような気がするのです。


とまぁ、まだまだ気の早い話をしてしまいました。
自分で「この結果でオーライ」と言っておきながら……

もちろん、その「意外性」は予選ではもったいないので、使っちゃダメ。
本番に向け(これで時間がないって言い訳はなしですよ)各選手、そして代表が着々と“裏必殺技”を磨いてほしいものです。

ちなみに、私は“一芸”すらない……
人に言うばっかりやなくて、己が先やッ!
と、自分に言い聞かせながら、これにて。

posted by uzura176 |01:31 | サッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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2009年03月28日

”オヤジどもの逆襲”ケリー・コリンズ編

1回目は長いだけでグダグダだったので、今回こそはさっくりといきたいもんです。
が、またアカンのかなぁ……

2回目はケリー・コリンズ。
36歳(NFLでは大ベテランの年齢)。
ワーナー同様、今季見事復活した“オヤジ”です。

テネシー・タイタンズのQB(クォーターバック)。
といっても、本来は控えQBだったのだが、開幕2試合目から“棚から牡丹餅”のような幸運で先発QBへ。

理由は、なんと若手のエースQBビンス・ヤングが開幕戦後に失踪……
かなり精神的に参っていたようです。
そのくらいに、NFLのプレッシャーは並大抵のものではないということなのでしょう。
ちゃんと、すぐみつかったのでご安心を。

ヤングといえば、若手のQBの中でもかなり高い評価を得ていた選手なので、よほどの怪我がないかぎり、コリンズの出場機会はないと思われていた。
このとき、タイタンズ首脳陣は今シーズンのチームが“絶望”とまで考えていたはず。
だって、誰もコリンズが、ピッチであんな躍動することを予想していなかったのだから。

でも、ここからタイタンズ、いやコリンズの大快進撃が始まる。
たった16試合しかないシーズンで開幕から10連勝!
最終的には13勝までいって、見事AFCのトップシードを獲得。

例え、ヤングにアクシデントがなかったとしても、同ディビジョンにペイトン・マニング率いるコルツがいるので、この躍進は誰も予想していなかった。

その立役者は、間違いなくコリンズ。
チームの逆境を、自らのチャンスとしてものにしたコリンズには、若手のヤング(あぁ、ややこしいっ!)にはない“したたかさ”と“経験”があった。

当然、トップシードなんだからスーパーボウルに一番近いチームとして、プレーオフ前までもてはやされていたのだが、初戦でレイブンズに完敗。
アップセットの連続、大波乱の連続だった今年のプレーオフを象徴しているといえばそうなんですが、あまりにもあっさり散ってしまいました。

とはいえ、今シーズン前半を盛り上げたのは、タイタンズ、そしてコリンズ。


さぁ、ここからはコリンズのことを。
ここまでの話だと、有望な若手から先発の座を奪ったこと、暗雲立ち込めるチームを救ったこと、今季のカート・ワーナーととてもよく似ている。

でも、人としてはまったくと言っていいほど異なる。
ワーナーは、人格者としても知られ、しかもかなり苦労人でもある。
だからこそ、皆が慕う。
そして、人気もある(男前ですし)。

に対して、コリンズはQBにめずらしいかなりの問題児(大概の名高い問題児はWRだから)。
人種差別発言をしたこともある。
自身最初で最後のスーパーボウルでは、ボロボロの内容でファンやマスコミから叩かれ……
アル中経験もありと。
人望もあるか否かと問われれば……あえて答えるのはよしましょう。

でも、だからこそ最悪のチームの状況を救えたのかもしれない。
気のいいQBだったら、正QB(ヤング選手)に気を使って、本来の実力を発揮できないはずですから。
逆に、コリンズは人の不幸を糧にして、実力以上のものを発揮するのだからおもしろい。
ひどい言いようですけど、事実今シーズンの結果がそうなのだから仕方ない。


私は、ワーナーのような人格者に強い憧れを抱いている。
でも、根性ババ色(大阪ではこの表現をよく使います)の自分は、逆立ちしたってなれそうもない。

でも、コリンズのように、人を踏み台にしてでものし上がることは、なんとかなりそうだ。

そうだ!オレは“コリンズ型のオヤジ”になろうっ!

って、こんなことを言っている人間は一生ダメなんでしょう……

そして、コリンズファンの皆さん、ごめんなさい。
彼のことが嫌いなわけじゃないのでお許しを。
だって、ワーナーやファーブなんかよりも、よっぽど親近感湧きますから。

以外にも、彼の活躍を誰よりも喜んでいるのは、この私かもしれません。

コリンズよ!
今年もその“したたかさ”で、私のようなダメ人間に希望を与えてくれっ!

posted by uzura176 |02:16 | アメフト | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月27日

"オヤジどもの逆襲”カート・ワーナー編

今シーズンのNFLは、もう終わっている……

とはいえ、大統領選に負けないくらいの盛り上がり。
そして、大統領選以上の「チェンジ」の年であったことを胸に刻み込むため、このテーマで書きたい。

今年ほど“オヤジ”たちのがんばりが際立った年はないですから。

今年のスーパーボウルを観た人は、日本にどれくらいいるのでしょうか?
ちなみに、アメリカでの視聴率は42%。
紅白顔負け……

観ていない人には、私のような乏しい文章では、表現できないくらいのゲームだったことだけお伝えてしておきます。
「スポーツは筋書きのないドラマ」という表現がありますが、「筋書きを超えたドラマ」がそこにはありました。
私はTV観戦しながら、4時間近く“鳥肌”の連続。
あえて大阪弁で言わしてもらうと“サブイボ”出っぱなし。
最後の3分は、叫ぶことも忘れて、放心状態。

アメリカ“4大スポーツ”と言いますが、やっぱり国技は間違いなくアメリカンフットボール。
それはWBCを観てもわかりますよね。
“傲慢”“横柄”を画にかいたような国アメリカ。
どうしても好きになれんっ!
けど、アメフトが国技である限り、私はアメリカを嫌いになりきれない。
私にとっては、アメフトは自分の信念を崩す(ちっぽけな信念ですが)ほどの魔力をもっている。


くだらないアメフトへの想いはこれくらいにして、本題に。

栄えある第1回目はやっぱりこの“オヤジ”しかいない。
カート・ワーナー。

今年スーパーボウルにまで駒を進めたアリゾナ・カーディナルスのQB(クォーターバック、パスを投げる選手)です。

彼の軌跡をたどる前に、まずカーディナルスというチームを説明しなければ始まらない。

NFLに興味のない方には、ピンとこないかもしれませんが、このチームは長いNFLの歴史上、とんでもない“お荷物チーム”だったんです。
それはもう、例えようがないくらいに……
阪神ファンの方ならわかってくれるかもしれない。
あの地獄のような時代(86年から03年)の弱さが、60年続いたと思って下さい。
想像しただけでも、寒気がしませんか?
しかも、初めてのスーパーボウル進出。
阪神だって、“天国”の時代もあった。
でも、カーディナルスは“暗黒の時代”だけだったわけです。
だから、このチームがスーパーボウルに進出したこと自体、もう「奇跡」なんです。
そして、NFLの「チェンジ」なんです。

その“超弱小お荷物チーム”を牽引したのが、カート・ワーナーというわけです。

ここからが本題中の本題(前ふり長過ぎ……)。
彼は、37歳。
プロスポーツの中でも、選手寿命がもっとも短いとも言われるNFLの中では、高齢中の高齢。
しかもここ数年、エースQBではなく、サイドライン(野球やサッカーで言えばベンチのこと)を温める日々。
控えQBというポジションは、解りやすく言えば“補欠中の補欠”なんです。
ほとんどの控えQBは、シーズンをワンプレーもせず(出場できずに)、シーズンを終えてしまう。
そんな不遇の時代が、何年続いても彼は辞めなかった。
そして気がつけば、歳だけが積み重なったわけです。

じゃ、「なんでクビにならないの?」って話です。
ここからまた、時間はさかのぼるのですが、実は彼スーパーボウルに2回もの出場経験があり(もちろん、違うチームのエースQBとして)、しかも1度はチャンピオンリングを手にしている。
凄い経歴の持ち主。
いわば、過去の栄光にすがって、現役生活を続けていたわけです。
そして、若くて有望なエースQBの教育がかりとして。
いわば、もう峠を当に過ぎた選手(失礼ながら、私はもう峠から5合目まで下ったとおもっていました。

でも、なんと今シーズンの彼は、教育がかりにもかかわらず、その若いQBを押しのけ、エースQBの座を奪いとった。
当時、これを決断したヘッドコーチには、非難ごうごうだったくらいですから。

そして、ここからカーディナルスと彼の快進撃が始まった。
彼の活躍もあり、33年ぶりの地区優勝(それでも地区優勝チームの中では最低の成績の9勝7敗)。
そして、前評判がもっとも低いプレーオフでも、大物チームを食うわ食うわ。
今シーズンのNFLでもっとも使われた言葉は「アンダードッグ(めちゃ劣勢という意味)」。
その「アンダードッグ」の象徴が、カーディナルスなのです。

スーパーボウルでは、とうとうその「奇跡」の終焉を迎えたわけですが、それでもあわや史上最高の番狂わせを起こすほど、チャンピオンになったスティーラーズを苦しめました。
だって、終了35秒前まではリードしてたんですから(ウーン、今思い出しても悔しい……)


「なーんだ。元スター選手の復活劇じゃないか」とお思いの方。
チョット、待ってェイッー!
さらに、時間をさかのぼってみましょう。

この元(今は現)スターこと、カート・ワーナー選手。
実は、“苦労人”でもあるんです。
彼がNFLでデビューするとき、エリートでもなんでもなかったんです。

NFLといえば、アメリカのアスリート中のアスリートが集まった、とんでもない集団・組織です。
なんてったって、スポーツ大国の国技なんですから。
バリバリのNBA選手やMLB選手が、泣く泣くNFLを諦めた話なんて、腐るほどある。
日本人が誰一人として、そこに足を踏み入れていないのは当然といえば当然なんです。

そんな世界で、彼も決してエリートではなかった。
プロ野球の2軍にあたる“NFLヨーロッパ”の経験ももつ。
もっと言おう。
なんと、スーパー(ボウルちゃいますよ)のレジ打ちのアルバイトで生計を立てていたことも……

10年前にスーパーボウルに進出し、そしてその次の年にチャンピオンズリングを手にしたときは、アメリカ中でこの「シンデレラーストーリー」が語られることになった。
まさしくゼロからのスタートで、そんな化け物の集まりで成功を収めた凄い選手なんです。


この人の選手人生って、スゴイと思いませんか。
レジ打ちから始まって、一歩一歩着実に歩を進めて、そして栄光を掴んで、その後「もういらないっ」って多くのチームをタライ回しにされて、“窓際族”や“教育係”までやらされて……
それでも辞めないで現役にしがみついて……
そして、今シーズンの“負けることを義務付けられたようなチーム”を夢の大舞台に引っぱりあげる。

もう、単なる復活劇で片付けられんでしょ。

生き方、人生そのものがカッコエエ!
アメリカ人やのに、“七転び八起き”をアメリカ人が実践している。
日本人アスリートも負けてられん。
いや、他人事やなくて自分(もうオッサンなんで)言い聞かしている次第です。

今年彼は38歳。
現役を続けるかは、まだ未定とのこと(チームも、彼を狙うチームも現役続行を望んでいる)。

もちろん年齢のこともあるが、慈善事業や宗教活動も熱心で、そして7人の子供との時間もほしい……
彼も迷っている。

でも、彼の“サクセスストーリー”はまだ続く、と私は信じている。
だって来年も、あの“渋過ぎクォーターバッキング”観たいモン!
そして、ああいう生き様をもっと見ていたい。

もう私のヘボブログじゃ手に負えんなぁ……

まだまだ書き足りないですが、これにて1回目終了!

2回目からがおもいやられます……

posted by uzura176 |23:53 | アメフト | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月25日

高校野球、もうひとつの華

先日まで、WBCの投稿ばかり。
ちょっと自分らしくないことに、苦虫をかみ殺す気持ちです。
これからは、また裏道をコソコソと歩もうと思っています。
それが、ひろーくチョット深めの「スポーツ追道」ですから。

でも、WBCのおかげで多くの反響やコメントを頂きました。
その中にはお褒めの言葉もあり、本当に励まされ、心潤わされました。
ひとつひとつにお返事することもせず、申し訳ありません。
ここで御礼申し上げます。
ありがとうございました。


さて、今日は春の選抜高校野球。
「どこが、裏道なんだっ!」と突っ込まれそうですが、内容が表道ではないのでお許しを。

WBCと高校野球を同時に観て、気づくことがありませんか?(球児たちにとってこのダブり方はとても可哀そうなんですが……)

私はいつも感じています。
高校野球と言えば、“青春”や“爽やか”の代名詞にもなっている。
でも、私は「審判の爽快さ」が気になってしまうのです。

高校野球の審判の方々が、他に職をもっていて、“審判”を本業としていないことを皆さんはご存じですか。
球児同様“アマチュア”なわけです。
だから、疑問符がつく判定も度々見かけられるし、明らかなミスジャッジがないとも言えない。

ただ、彼らの機敏な動きや、そしてどんなにスタンドの上段で観ていてもわかる大きなジェスチャー。
そして、むやみにためを作らない瞬時のジャッジング。
これらには、目を見張るものがあります。

WBCやプロ野球の審判は、それを本職としている、まさしく“プロ”です。
確かに、判定の正確さはあると思うし、洗練された判定ジェスチャーもわかる。

でも、どう考えてもファンから見て分かりづらいものが多い。
例えば、“セーフ”ひとつとってみても、手が握られたままで、しかも両手を180度開いていない(下手したら90度くらいの審判もいる)。
“アウト”や“ストライク”の判定も、小さく手を挙げるだけの審判を頻繁に目にする。

確かにそれでもわかる。
そして通じる。
しかし、それは本当に選手やファンのためを考えてのものなのでしょうか。
自分たちのこ洒落たジェスチャーに酔っているようにしか思えない。

その点、高校野球の審判は、その身振りが大胆で正確で忠実。
本当に観る側立場にもなっている。

基本的に、手を“グー”にするのと、“パー”にするのでは、その判定も真逆になるのは当然のはず。
何故、“プロ”が曖昧で、“アマ”の方がそれを忠実にこなしているのか。
不思議でなりません。

スポーツにおける“レフリー”や“審判”は、なくてはならない存在です。
いわば、その舞台の一部なわけです。
だからこそ、演じ手のひとりとして、決して曖昧なものであってほしくはない。
審判の身振りひとつで、客が冷めるなんてことは許されない。
裏方でありながら、とてつもない重責を担っているのだから。

私は、高校野球の審判が好きだ。
そして、甲子園(高校野球)の時季が来ると、「また、あの豪快で爽快な動きが見れる」と、違った意味での楽しみ方もできるから。

あと、1週間強。
彼ら審判を、しかと目に焼き付けようと思う。
あまり注目されていなかった方も、是非彼らの動きを観て下さい。

もちろん、球児たちのプレーも見逃したらあきませんよ。
って、そっちがメインですから、その心配はいらんっ!

posted by uzura176 |23:58 | 高校野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年03月24日

世界一の命運を分けた「プライド」

「珠玉のゲーム」とは、こういうものをいうのでしょうか。

まさしく“世界一”決定戦に相応しいゲームでした。
単に、初代チャンピオンVS五輪チャンピオンとの決戦という意味ではありません。
1球、ワンプレー、1イニングごとに、その「珠玉」が凝縮されていた。

こんな試合は、日本と韓国にしか演出できないと思う。
不謹慎な言い方かもしれないが、私は韓国が“世界一”になっても拍手を送っていた。
韓国というチームは、精神力の強さがそのままプレーに乗りうつる。
それは敵味方関係なしにイチ野球ファンとして感嘆させられる。

“勝負”の枠を超えた、そんなゲームだった。

それでも結果は結果。
日本代表、2連覇おめでとう!
あなたたちは、国民1人1人の「誇り」です。


決勝戦の命運を分けたもの。
それは「プライド」だと思います。

これまでの韓国との4戦、全てのゲームで韓国が“チャレンジャー”で、日本がそれを受けて立つかたちだった。
それは、野球のレベル云々だけではなく、歴史的な背景、隣国のライバル関係、さまざまなものが絡み合っているからこそできたもの。

しかし、2勝2敗の五分五分で迎えた一発勝負の決勝。
そして、3戦目に韓国が勝利した後のあの行為。
むしろ、プライドを傷つけられた日本の方に“チャレンジャー”精神が植え付けられたような気がしてしまう。
本当の意味で、五分五分でこのゲームは始まった。


そして、勝負を決めたイチロー選手の決勝打。
あのシーンにその「プライド」のすべてがあった。

10回表、3対3の同点、2アウト1・3塁、バッター、イチロー。
1点勝負のこの場面で韓国は、あえてイチロー選手との“勝負”を選んだ。

私は“敬遠”という作戦は、常々「愚策」だと考えている。
それは、無条件にランナーを出すという意味だけではない(もちろんそれも理由のひとつです)。
なぜなら、次打者の自尊心を傷つけ、そして闘志に火をつけてしまうからだ。
さらに言えば、自ら選んだとはいえ、投手に“逃げ”の心が生まれてしまうから。
統計を取っていたわけではないのですが、私が“敬遠”のシーンを観たときは、7割近くの割合でその作戦が裏目に出ている。

だが、韓国はこのシーンは“敬遠”を選ぶべきだった。
結果論で言っているわけではない。
右打席とか左打席の問題でもない。
イチロー選手が本調子でないからでもない。

しつこいようですが、私が“敬遠”を「愚策」と考えるのは、次打者の「プライド」を傷つけ、闘志を燃えたぎらしてしまうから。

でも、この場面。
この偏った考えの私でさえ、敬遠を選ぶべきだったと、思えてならない。

なぜなら、“敬遠”されなかったこの男は、「世界一プライド高きバッター」であった。
“敬遠を選ばれなかったこと”で、逆の意味で、世界一の安打製造機のプライドに火をつけてしまった。

逃げなかった(そして、信頼を得ていることを感じた)韓国投手は、このときとんでもない闘志のこもったボールを投げていた。
普段の場面、そしてこの打者でなければ、確実に打ち取っていたであろう、そんな激しい直球を投げこんでいた。

しかし、あの球をもってしても、世界一の打者の自尊心に触れたことで、何も意味を成さなくなったのではないでしょうか。

私は今大会のNo1監督は韓国の監督だと思っている。
選手の掌握術、起用方、思いきった戦術眼、投手交代、すべてが他の監督よりも秀でている。
と、多くのベースボールファンは感じていたのではないでしょうか。

ただこの場面だけは、彼は見誤ってしまったのではなかろうか。

選手(投手)を信頼していたからこそ、という考え方もできるでしょう。
もちろん、彼がイチロー選手のことを知らないはずがない。
イチロー選手の実績、日本代表での立場、技術、調子、すべてが頭の中に叩き込まれたうえでの“勝負”だったと思う。

でも、彼の頭には「イチロー選手のプライド」までは、インプットされていなかったのではないか。
それは、日本の野球ファンであれば誰もが知っている、イチロー選手の「誇り高きプライド」を……

こんなに手に汗握る展開が続く中でも、野球はたったひとつの場面で勝負が決する。
そして、そのたったひとつの場面が、名将唯一の采配ミスだったような気がしてならない。


野球という競技は、本当に奥が深い。
そして、なによりおもしろい。
そう感じてやまないゲームだった。

日本は“ベースボール世界一”になった。
しかも、2連覇だ。

でも、あえて今日のゲームを観て、言いたい。

ベースボール世界一ではなく、「野球 イズ ナンバーワン」と。

posted by uzura176 |16:07 | 野球 | コメント(17) | トラックバック(0)
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2009年03月23日

米に完勝。”リーダー”と”ムードメーカー”との違い

いやぁ、やりましたね。

2大会連続の決勝進出。
いえ、2大会連続のチャンピオンと信じたい。

今日は、ベースボール母国とがっぷりよつの勝負で、完膚なきまでやっつけました。

アメリカも、これだけ自分たちに有利なルール作りをしてもダメなんだから、もう「野球大国」の名を我が日本に譲ってほしいものです。
いや、3回目はもっとえげつない設定を作ってくるかも……
まぁ、これだけ辞退者が続出する国に負けるわけにはいきません。

勝因を探ってみたんですが、走・攻・守、全ての部分で日本が少しずつ上回っていたような気がします。
特に、守備の部分では日本とアメリカでは雲泥の差があった。
これは今回に限らず、ベースボールボール文化の違いだとも思います。
アメリカはあくまでも“より多く点をとる”ベースボール文化。
それに対し、日本は“どれだけ得点を許さないか”という野球文化。
こういう、一発勝負では後者の方に分があるのは必然だと思います。

アメリカでは、ここ数年“スモールベースボール”という言葉が頻繁に使われているようですが、それを何十年という歴史を積み重ねた日本にかなうはずもない。
いわば、こちらが本場みたいなもんですから。
たった3,4年の真似ごとじゃ、こちらには太刀打ちできませんよ。
それは、WBCの裏でやっている高校野球(スタンドはガラガラでしたが)を観ていれば、いやというほど実感させられます。

桑田投手がメジャー挑戦の際、頻繁に「日本の野球の方が誇れる、優れている部分がいっぱいある」という言葉は、うなずけます。
彼やイチロー選手が細やかなベースボールの伝道師みたいなもんですから。
ルール作りや大会方式をいじくるのではなく、どうぞこちらの“野球”から学んで下さい、とまで言ったらアメリカの人に「調子に乗るな」と叱られそう。


そして、短期決戦における絶対的存在は、“ムードメーカー”ではないでしょうか。
高校野球でも、勢いのあるチームには必ずと言っていいほど“ムードメーカー”がいます。
それは、打って・投げて・走るという直接的な部分とは違い、チーム全体の雰囲気作りに徹することができる選手。

アメリカでは、選手全員(首脳陣やファンも含めて)でムー勢いを作るというところがある。
“リーダー”がそれを多く担う部分がある(もちろん今回の米代表はジーター選手)のでだろうが、それはプレーで引っ張る意味合いが強い。
ただそれは、プレーが伴わないと、チーム全体にも影響してしまう。

日本では、やはり“リーダー”はイチロー選手になるのでしょう。
ですが、彼は決して“ムードメーカー”タイプではない。
でも、日本は“リーダー”が不調であろうとも強いし、勝てる。
何故か?
それは、日本には絶対的なムードメーカーがいるからに、他ならない。

日本での“ムードメーカー”は川崎選手であることは間違いない。
今日はかなりの活躍をしていましたが、たとえプレーが奮わなくとも、彼にはチームを勢いづかす何かがあります。
ベンチの中でも大声を張り上げ、インプレーでないときの全力疾走、そしてチームメイトの笑顔を絶やさない配慮などなど。
“やろうと思えば誰でもできること”のようにも感じますが、これは普段からの“行い”がものをいう。
ホークスファンの方なら、それを嫌というほど知っているはずです。
しかも、日本代表に選ばれるような超一流選手であれば、こういう行為は、自尊心が邪魔するものです。
でも、彼は正しく“野球少年”のようにそれをごくごく当たり前のようにできる。
もっといえば、練習ではどうにもならないもの。
私は、”ムードメーカー“になれる選手こそ、持って生まれた才能だと思っています。

野村監督の「“足”に”スランプなし」は有名な台詞ですが、私は「“ムードメーカーに”スランプなし」と言わせていただきたい。

川崎選手は、決勝戦でベンチかもしれないですが(相手は左投手みたいですから)、彼が日本代表に存在しているだけでもチームに貢献できる。
そして、彼のような存在がいるからこそ、日本代表は常に世界トップクラスのチームであり続けるのだと思う。
そして、これからもまた、彼のような“天性のムードメーカー”が現れる。
それも、日本野球の真髄なのかもしれません。


明日は5度目の日韓戦。
「最初から3戦先勝で世界決定戦をやれ」なんて皮肉も聞こえてきそうですが、これぞ天王山。
ケリをつけましょう。

そして、どちらが勝とうが“世界一”にふさわしい。
もちろん、日本の2連覇を信じてやみませんが、今の韓国野球はかなりのレベルにあり、そして勢いがある。
準決勝のベネズエラ戦を観ても、それは嫌というほど感じました。
実は6:4で韓国、と思っています(非国民と言わないで……野球好きの客観的な見方ですので)。

それでも、2対1で日本の勝利!
今の岩隈投手が崩れることは予想しがたいので、ロースコアの勝負ですね。
守りあいっこ、我慢合戦、これも韓国よりこっちが本場で歴史あり。

勝とうっ!

posted by uzura176 |13:52 | 野球 | コメント(3) | トラックバック(1)
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2009年03月21日

甲子園も高校野球も独特の「匂い」は変わってない

今日、選抜高校野球選手権が開幕しました。

今治西高校の高市君の選手宣誓。
17歳とは思えない堂々とした立ち振る舞いに感嘆。

と同時に、リニューアルされた甲子園も初お目見え。
いやぁ、以前の「匂い」そのまま。
変に、近代チックにかわっていないか、かなり気にかけていたのですが、胸をなで下ろしました。
オールドファン(は言い過ぎかもしれませんが)としては、嬉しいかぎり。

水が撒かれたあとのあの独特の内野の黒つち、まるで絨毯のような外野の天然芝、関西風味たっぷりの企業広告と。
そして、なにも変わらない球児のハツラツプレー。

銀傘は、その大きさが1,5倍になったそうです。
以前のものも圧巻のスケールだったので、ちょっと生で見るまではイメージがわきづらいですね。
早く見たい。
アルプススタンドは、グッと前にせり出して迫力が増したようです。
甲子園代名詞でもあったファールグランドの広さが、少しなくなってしまったのは少し残念ですが、それもファンを意識してのものだろうから、そこは目をつぶりましょう。

私と同様の気持ちのファンの方も多かったのかもしれません。
開幕式からスタンドは超満員。
1試合目から地元・金光大阪高校が出場するとはいえ、選抜大会では異例のことだと思います。
私も足を運びたかったというのが本音ですが、東京からそう頻繁に通うわけにもいかず、夏までは我慢というところです。
“盆は絶対行こう(夏の選手権)”と胸に秘めて、今日の試合をテレビ観戦していた次第です。


今日は、新装甲子園に負けない熱戦、接戦の連続。
今年の球児たちは、WBCと重なる部分もあって少し同情していたのですが……
いやいやなんの。
テンポがある投球、インプレーでない時の全力疾走など、プロの世界ではなかなか見られない球児たちに、魅せられました。
緊張感はあるけど、倦怠感もあるWBCとは違い、また面持ちの違うベースボールを観ることができました。
やっぱ、高校野球はオッサンになってもやめられません。
選手宣誓を見ても思ったのですが、彼らの姿勢やプレーは、大人が忘れかけたなにかを思い起こさせてくれます。
大人が子供たちから学ぶことって、実はいっぱいあるんですよね。

今日は、我が故郷の大阪が惜しくも負けてしまいましたが、倉敷工のネバネバ野球を褒めてあげたい。

「選抜は投手力」なんて格言もありますが、私は選抜大会「粘り強さ」次第だと思っています。
もちろんそこには、投手力も含まれているのですが。
それを大会で一番実践できるチームが優勝すると。
大会前は、予想も頻繁にやっているようですが、蓋を開けてみれば、ダークホース的な高校が勝つ場合が多い。
そのチームに共通するのが、1点差の接戦をものにしてきたり、後半戦で逆転するようなチーム。
この時季は、実力差が思いのほか小さいこそ、精神的に「粘れる」チームが頂点に立つことが多いのかもしれません。

なんか、優等生コメントばっかりなので、ちょっと毒も吐いておきます。
これは、2年前にも書いたことなんですが、バッターボックスで頻繁にキャッチャーのミットを見る仕草が見られました。
ルールに反していないのかもしれませんが、非常に残念な行為です。
私は、高野連のように野球を「教育」の一環とはとらえていないのですが、「スポーツマンシップ」という意味では、いかがなものかと……
以前書いたときも、同じ高校だったのですが(あえて校名はふせます)指導者がその行為に対して、なんの罪悪感も感じていないのではないでしょうか。
優勝も狙えるくらいの素晴らしいチームだと思う。
事実、能力の高い選手もいっぱいいました。
でも、あの行為だけですべてが台無しになってしまう。
また、これからも頻繁に甲子園に出場してくる強豪校です。
次に観るときは、もうあの姑息な動作は勘弁してもらいたいものです。
どうか、この声がその高校の監督さんに届いてほしいのですが、ありえないでしょうね……


明日、関西は雨らしい。
なんか、甲子園は中止の匂いがするので、東京体育館まで足を運んでJBLのファイナルを観戦に行こうと考えています。
3戦先勝で、現時点で1勝1敗の五分らしいのでかなりの好ゲームを期待。
東京マラソンとガチンコになりそうで恐れているのですが……
まぁ、東京都にとっても一大イベントなので邪魔されても我慢我慢。

ランナーのためにも、私のためにも、こっちは降らないでくれっ!

posted by uzura176 |23:39 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年03月19日

”アマ最強”の称号が裏目に出ちゃったキューバ

今日は、安心して観れましたね。

“岩隈投手に尽きる”のではないでしょうか。
ひとつ目のストライク、イニングのひとつ目のアウトをいとも簡単にとる。
投手として、もっとも基本的な部分を確実に遂行できていました。
3番手とみられがちですが、松坂投手やダルビッシュ投手よりも「堅実性」という意味では、数段優れていると思います。
決勝戦で、もう一度あの大人びた投球を観たいものです。


それにしても、今大回のキューバには拍子抜け。
いくら、選手が揃わなかったとか、ルールを把握できていなかったことを抜きにしても、情けない野球をしていました。
国際大会に発揮する、あの無類の強さはどこにいってしまったのでしょうか。
結局、いいところを見せぬまま、終焉を迎えてしまった。
キューバといえば、「アマチュア最強」の名をほしいままにしたチーム。

ん?確か、昨日「アマチュアイズム」の話をしましたよね……
韓国の強さは、プロ意識と相反する「アマチュアイズム」だと。

じゃ、今回のキューバの弱さは説明がつかないのでは?とお思いの方もいるに違いありません。

でも、私はこの「アマチュアイズム」はもろ刃の剣であるとも、思っています。
今回のキューバチームは、それが「負」の方に出てしまったような気がしてなりません。

韓国の「アマチュアイズム」は、怪我を恐れぬ、その果敢さにある。
そして、それを最初からトップギアに入れる。
昨日の1回を観ていても、様子見なんて気持ちはさらさらない。
1回から鬼様な形相で猛攻をしかけ、そして後は忍耐強く耐え続ける。

日本の『武士道』は言い過ぎですが、「忍ぶ」「耐える」力を感じさせます。
これは東洋圏独特の文化とも言えるものではないでしょうか。
もちろん、我が日本もそうです。
いや、本場はこちらだと信じてます。

それに対し、キューバは、正にラテンの「アマチュアイズム」と言ったら、いいんでしょうか。
“イケイケドンドン”スタイルと言えば軽すぎますが、「勢い」や「流れ」が鍵を握る。
それが、序盤に流れをつくれないと、プレーだけでなく、ずるずるとメンタリティさえも後退してしまう要因だと思います。

今日の4回のエラー(あれをミスで片付けるのは可哀そうな難しい打球だったと思いますが)での失点で、それが決定的になった感じがします。
もし、あれが好捕されていたら、ラテンのノリをいかんなく発揮して、かさにかけた怒涛の猛攻があったような気がしないでもありません。

でも、あそこで流れを失うミスが出た。
それが、今回のキューバチームのすべてを物語っているように思います。

その後のキューバ選手たちの覇気のないプレーぶりが、それを象徴している。
凡打の後も全力疾走をしない、スライディングをしなければいけない場面も立ち止まるような走塁と……
イライラしている選手、なんとかして選手を鼓舞しようと荒れ狂う首脳陣と、「アマチュア」としての悪い面ばかりが出ていて、敵ながらちょっと同情してしまいました。

腐ったキューバに打ちのめしても、あまり喜べないベースボールファンも、いたのではないでしょうか。


今日は4回の地点で、勝負が決した感があったので、また勝負とは違うところばかりを観ていました。
私の悪い癖です……

“このスタジアム、雰囲気エエなぁ”と。
崖っぷちのチームを応援する危機感ゼロです。反省。

ペトコスタジアムですか。
外野フェンスの形もさることながら、試合中でも霧が出たり、晴れ渡ったりと。
ほんでもって、風も自由気ままに色んな方向をと。
たった3,4時間でスタジアムが色んな表情を見せる。
やってる本人たちはたまらないんでしょうが、こっちからしたら「1粒で2度おいしい」気分にさせられます。
あんな素晴らしいスタジアムが、ベースボール母国には何十個ってあるんだから、その歴史や文化の重さを感じさせられます。
そして、ベースボールに対する想いも。

歌人、正岡子規が野球を「の・ぼーる」と表現したのには、こんな意味が多く含まれているのでしょう。
やっぱり、野球は大空の下、自然と格闘しながら、芝や土の上でボールを追いかける。
これが、原点なんだと私は信じてやみません。

と、また屋根付きや人口芝ばかりの我が国を批判してしまいました。


明日は、また日韓戦……
「もう、ええやろ」とお思いの方もいるでしょうか。
しかも、双方準決勝進出が決まっているから、ちょっと極端な表現をすれば「消化試合」でもある。
かといって、もう韓国に煮え湯を飲まされたくもない。
複雑な気持ちで迎える1戦になりそうです。

サッカーの世界(W杯)では、こんな時どういう戦い方、そして選手を起用するか?
ファンの方なら大体見当がつくところでしょうが、原監督にはそういう世界観があるのかなぁ。
変な意味でですが、明日の原采配には注目してみようと思います。


それにしても、今日の勝利で一番喜んでいるのは、選手やファンよりも、テレビ局やそのスポンサー企業さんたちかもしれませんね。

と、ちょっと皮肉って今日はこれにて。

posted by uzura176 |18:01 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2009年03月18日

またしても……勝負のあやはどこに?

三度日韓戦。

うーーん……悔しいというより、歯がゆい。

実力的にはほぼ互角、いや個々の面々をみれば、決して負けてないのに。
でも、結果がすべての世界。
だからこそ歯がゆい……

プロの選手たちをつかまえて、精神論は語りたくないのですが、やはり勝負のあやは、「気迫」の差となってしまうのでしょうか。

1回の攻防がそれを物語っていたような気がします。
韓国選手の1、2番の選手の猛烈なヘッドスライディング。
決して、それは褒められたプレーではない。
これからシーズンを迎えるプロ選手であれば尚更です。
盗塁や一塁へのヘッドスライディングは、手首や指の怪我に直結する。
そんなことお構いなしのあのプレーは、我が日本選手たちは真似したくてもできない。

もちろん、日本選手たちも国を背負って頑張ってくれているのは、十二分に理解しているつもりです。

で、韓国選手との差はどこにあるのか?
いつも考えてしまいます。

「プロ意識」の差と、私は考えています。
誤解しないで下さい。
まったく、逆の意味でです。

怪我をもいとわない韓国選手の方が、「プロ」として闘っている意識が低い、と思えてならないのです。
それこそ、プロ選手として、未来のことなんて考えていない。
それが、身を削るような(デッドボールを狙ったり、無謀かつ激しいヘッドスライディング)プレーに繋がるのだと、思います。
もし、バリバリのメジャーリーガーや日本プロ野球の主力選手たちがそんなことをすれば、彼らに高年俸を払っている雇い主たちは、黙っていませんよね。

韓国選手たちには、そのしがらみがない。
なんてたって国が、選手、そしてチームを後押ししているくらいですから。
それが、こういう短期決戦でどれだけものをいうか。

正しく、アマチュアイズムのベースボールなんです。
韓国野球の死にもの狂い感が、高校野球とダブってしまうのは私だけではないと思います。

日本選手の中で、プロでありながらアマチュア精神をも兼ね備えているのは、現段階では、川崎選手と田中選手くらいでしょうか。
悔しいけど、韓国選手は全員ですもんね。

そして、その殺気だっていると形容してもいい韓国選手たちを束ねる監督は、只者じゃない。
心が煮えたぎっている選手たちなのに、頭の中はクールにプレーさせる。
これは、本当に難しい。
でも、韓国の監督はそれをごく当たり前のように実践させている。

しかも、「実力的に勝っていない」と割り切っているようにも見える。
だから、采配がチャレンジャーのそれなんですよね。
盗塁から始まって、今日はバントエンドランなどありとあらゆる手段を使って揺さぶる。
投手交代も先手、先手。
もし、「自分たちががっぷりよつで戦って強い」という自信があれば、あれだけの手は打てないと思います。

やはり、野球における「将」の存在の大きさを感じざるえません。
韓国では、日本の野村監督のような存在なのでしょうか?

これは、原監督批判ではありません。
彼は、そういう環境で采配をふるったこともないのだから、今日のように動きたくても、動けないのもわかります。
しかも、チャレンジャーとしての立場というわけにもいかないのだから、さらに辛いところです。
まぁ皆さん、監督人事については、いろいろとご意見があることは知ってますが、私はあえて彼を責める気にはどうしてもなれない。
同じような過ちを明日からも繰り返すようなら別ですが。
今日で、何も動けず負ける悔しさを思い知ったでしょうから。

明日からは、期待させてもらいます。
せっかく、「走れる」選手をいっぱい選んだんだから、使わな損損!
もう、崖っぷちなんだから、チャレンジ精神旺盛にいきましょう。

それにしても、雰囲気が前回大会に似てきましたね。
ってことは……
と、愛国心たっぷりの想像を膨らませながら締めにさせてもらいましょう。

とりあえず、明日のキューバ戦は、1回勝ったことなんて忘れて、ぶち当たっていって下さい。

posted by uzura176 |16:22 | 野球 | コメント(9) | トラックバック(0)
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