2006年07月31日
今日でやっと49代表が揃った。
と思いきや、宮城大会の決勝は延長15回を闘って0-0の引き分け再試合らしい。連戦、連投が続く中の0-0は凄いなぁ。
さすが名門、東北と仙台育英。ここ数年の宮城県の躍進を考えれば、特例で2校とも甲子園行き、ってなわけにはいかないんでしょうか。高野連も頭堅いからなぁ…もうチョイ臨機応変っていうか、柔軟っていうか、適当っていうか、やってみたらええのに。49も50も大差ないでしょ。
それだけ決勝戦の、15回スコアレスドローって価値があると思います。明日、どっちかが散ると思うとやっぱり不憫に思えて仕方ない。でもこれが高校野球。ここまで来て、悔いを残すななんて言えない。
今日は、我が近畿の代表3つが決まった。しかも、3試合とも1点差の大接戦だったらしい。2試合延長、1試合サヨナラゲームと聞けば、素晴らしい試合が展開されたことは想像に難くない。
今回の出場校を見渡すと(まだ48校だが)、どうしても九州と四国に目が行く。スポーツ留学全盛のこの時代に公立校ばかり。
アンチ私立の私にとっては、この時点で今年の甲子園の御贔屓地域やチームは決まったも同然。久しぶりに四国の高校の優勝が見てみたいと思っている次第です。まぁ、この地区は元々野球が盛んな地域なんですが。四国リーグに負けんな。
とまぁ、とりとめもないことをグダグダとやっているんですが、先日少し変わったニュースを耳に入れた。
もう記憶も薄れて、なにひとつ明確なことは言えないが、こんなくだりだったと聞いています。
試合終盤で大量リードしているチームの監督が、自チームの生徒に三振をしてくるように指示を出した。
雨が強く降り始めていて、ノーゲームになることを恐れて、早く試合を終わらす為の作戦だったらしい。
この行為に対して、高野連は怒り心頭。その指導者に始末書を出させたということです。
相手チームの監督は、試合後「試合に負けるよりも屈辱的なこと」と、こちらも高野連に負けず劣らずオカンムリ。
と、こんな経緯で8割がた間違いないと思う。
私はこのニュースを聞いて、何が悪いのかさっぱりわからなかった。
わざと三振したら駄目なの?スポーツマンシップにのっとっていない?卑怯?故意に三振をしたら、正々堂々と闘っていないことになるの?
私には理解できない。所詮はスポーツ。そして、そのスポーツには勝負というシビアな要素がある。勝利を得る為に、なんのルールにも違反していない作戦を取って何が悪いのだろうか。
昨今の学生スポーツの勝利至上主義に、疑問を投げかける人も多い。確かに、行き過ぎの面もあるだろう。でも、勝敗という要素がある限り、全力でそれを掴み取りにいくのは当然だとも思う。
よって、私はこの作戦に物言いをつける気は一切ない。
現ヤンキースの松井選手が5打席連続敬遠された時と比較されていたが、今回の件といい、松井選手敬遠の件といい、どちらもルールには抵触していない。
ただ、青春だの感動だの感傷的なものを前面に押したがる高野連、もしくは高校野球にお涙頂戴を求めるファンの気分を害しただけだ。
前半で「50チームになってもええやん」と言っていた奴の意見とは思えないが、それと今回の件を一緒にしないでほしい。
なにわともあれ、あと一週間で開幕。今年はどんな熱戦が見れるのだろうか。今から楽しみ。
準決くらいに観にいけたらええなぁ。
昨年はビールを飲みすぎてフラフラになってしまったので、今年は気をつけよ。
っていいながらも、同じことやってしまうんやろなぁ…
posted by uzura176 |23:43 |
高校野球 |
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2006年07月29日
もう後半戦も始まっているのに、オールスターの感想を少し。
何にかんしても後手後手なのは私の悪いところなんですが…もう治りそうもない。これからも時代から少し取り残されながらも、3歩後を進んでいきます。
昨年から始まった交流戦とともに、その是非を問われ始めたオールスター。相変わらず、冠にドデーンと企業名がついておるんですが…絶対取らんつもりなんでしょうね。ここまでくると意地なんか?まぁ、そのせいもあってか、各賞の受賞者のご褒美の額もでかいんでしょうが。
と文句を垂れてみたんですが、今年のオールスターは中々盛り上がったようです。2試合のうち、半分も観ていないんですが、選手も観客も非常に楽しんでいた。一番盛り上がっていたのは、テレビの解説陣の方々のような気がしないでもないが。
大イベントといえば、今年引退を表明した新庄選手。あれを観ていると、彼が野球選手の枠に留まるのが、もったいないというのも納得。もちろん、プレーでも魅せてくれました。
同じファイターズの森本選手のコスプレも大したもの。あれだけのメイクをして肌は荒れないのだろうか?といらぬ心配までしてしまいました。特大ホームランも放ち、新庄が去った後も心配無用といった感じか。
藤川、クルーンの両剛速球投手の競演もファンを楽しませてくれました。一度でも野球を経験したことのある人であれば、誰よりも速い球を投げることを夢みます。野球センスなんて言葉がありますが、結局憧れる所は、単純で古典的なものなんですよね。
私も彼ら2人の投球をみて野球少年に戻ることができました。投手経験もないくせに…
そして、オールスターといえばキヨーマー。三振ばっかりしてるのに、まるで大活躍したような存在感。やっぱり別格なんでしょうね。ファンだけではなく、選手たちも彼を見る目が輝いていますから。野球界の永遠のヒーローとでもいいましょうか。風貌は程遠いんですが…
あの藤川投手との真っ向勝負も見応えがありました。清原選手が怪我をしていることもあり、ボールが前へ飛ぶ感じがしなかったですが、力と力の勝負は観るもの全てを魅了した。
彼の三振を喫した後の悔しそうな顔は、正に野球少年の顔でした。彼があの表情ができる間は、まだまだ現役を続けることができそうです。問題も多い彼ですが、今の野球界には不可欠な選手なんだと実感しました。
その他にも見所満載でした。
私は2戦目の宮崎の球場(もうスタジアム名を忘れました…)が印象的でした。雰囲気のあるいい球場でしたね。アメリカのボールパークや神戸グリーンスタジアムのように、内野にも外野同様に天然芝が張られている。
一度あんなスタジアムでプレーしてみたいもんです。私は内野しか守れないので、芝生の上を転がってくるゴロに四苦八苦しそうですが、それはそれで楽しいんでしょうね。
やっぱ野球は、大空の下、フッカフカの芝生の上でやるに限る。雨で順延になったのはご愛嬌。
野球は屋外競技であることが絶対的な条件。コンクリの上だとか、ビニールの芝生もどきの上だとか、空調の効いた屋根の下なんて論外。
あのスタジアムは野球の原点を思い起こさせてくれた。
オールスターにはまだまだ課題が山積みだと思う。それはファンもわかっている。
でもこのイベントがなくなると、ファンは困るし悲しい。これからも存続していけるよう最大限の努力を尽くしてほしい。その前にプロ野球の存続を心配せなあかんような気もするが…
来年は新庄はおらんねんぞ。
posted by uzura176 |23:45 |
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2006年07月28日
今日はサッカー日本女子代表のW杯予選をテレビ観戦。
今日の準決勝で勝利すると、出場権獲得だったのですが…惜しくもオーストラリアの敗戦。
ここ数年の日本スポーツ界では、オーストラリアが鬼門なっているのかなぁ…サッカーのW杯といい、アテネ五輪の野球といい、そして今回のサッカー女子代表といい。
別に、互いにライバル視しているわけでもないんと思うんですが…大事な局面ではいつも当たるんですよね。そしていつも苦渋を舐めさせられる。これはちょっと対策が必要やな。
こんだけ、オージービーフ輸入してんのやから、もっと感謝されてもおかしくないんですけどねぇ…
余計な話はこれくらいにして。
今日の試合の感想を少し。
女子もやっぱり、男子と同じような要因で負けた。いや、もしかしたら男子よりもそれは顕著なような気がする。
オーストラリアのような大型チームと戦う時、いつもテーマに上がるのはフィジカル。それは男子よりも女子のほうが顕著なのは当然。
なぜなら、女子サッカーは男子と同じ大きさのフィールド、そして同じ試合時間を戦うのだから。生理的に体力が男子より劣る女子が、男子と同じ条件で戦うと体力面の差がより際立つ。
いつも見ていて思うのは、やはりキック力。キック力が違うだけで、あれだけサッカーの質が変わるんですよね。
でも、そのフィジカルの差だけを言い訳にしていたら、日本(女子)サッカーは、変わらないし、勝てない。それは、関係者も選手も重々承知だと思う。
でも、今日の試合を観ていて、そのフィジカルの差を言い訳にしようとしているようなとプレーが頻繁に見られた。
それは、女子サッカーを見る時にいつも感じる感覚なのだが、今日はより一層感じられた。
競り合っても負けるボールはある。でもそれをわかった上で勝負しなければならない場面もあるのではないか。
相手ディフェンダーに囲まれた状態で勝負するのは無謀だ。でも、玉砕覚悟で抜きに行く場面もあるのではないか。
今日の試合を見ていて、日本選手は皆、妥当なプレーを選択していたように思う。もっと、無茶で勝手で無謀なプレーもあってもよかったのではないか。
そんな強引で無骨なプレーはオーストラリアには多く見られた。
そこだけが勝負の分かれ目だとは思わないが、今、日本に必要なものはスマートさではないと私は思う。
技術的なことやテクニック面では、日本は世界トップクラスなのだから。フットサルだとオーストラリアなんて相手にならないんじゃないでしょうか。もちろんそれとこれは別だが。
今日のオーストラリア戦を見ていて、サッカー(女子)技術の勝負ではないのだと痛感した。
今年のバスケのWJBLのファイナル。あれを観ていた人は、今日の日本代表に足りなかったものがわかると思います。
今日は結果論で悪くばかり言ってしまいましたが、見所もたくさんあったし、有望な若い選手も多く出てきている。
そして何よりまだW杯の道は閉ざされていない。
最後の最後まで戦い抜いてほしい。
posted by uzura176 |00:02 |
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2006年07月26日
ブログを書くのは久しぶりだ。
書きたいことは山ほどあるのに、なかなかペンが進まない(パソコン打ちだが)。これはスランプかな?なんて言いたいが、そんなエエもんじゃない。ここ最近は頻繁になっている。これをスランプだなんて言ってたら、本当にスランプの人に怒られる。
スポーツを観たり、スポーツのことを考えるのはきつくない。ただ、その想いをぶつけることに疲れる時がある。そんな大層な主張をしているわけではないとは思うんですが…
と、意味不明な言い訳ばかりしていても仕方ない。切り替えてやってきます。
先週の土曜日。ボクシングWBA・Sフライ級タイトルマッチをご覧になられましたか?
もちろんボクシング好きの私は観ました!と言いたい所なんですが…
不覚にも見逃してしまった…
いや、不覚なんてもんではない。こんな大快挙(日本人選手の世界王座獲得スピード記録。デビューから8戦目)を見逃すなんて、たわけ者以外の何者でもない。
その日はタイムリーに観戦できないことをわかっていたので、録画で後から楽しもうと考えていました。ほんの半日前までは、当事者くらいにドキドキワクワクしとったのに…アホやアホや!
しかも、下馬評が低かった名城選手が勝ったので尚更悔しい(もちろん同じ日本人として応援しようとは思っていたが)。
その大失態に気付いてからは、新聞やネットで記事をむさぼるように読みあさったが、やっぱり違う…試合を観てなかったらなんにもならんわ。
よって、この試合のことは何も言えません。なんだったら、少しでもどんな試合展開だったかを教えてほしいくらいです。ほんの20~30秒のスポーツニュースでも凄まじさが伝わってきたので、試合通して観た人は大満足なんでしょうね。
家からそんなに遠くない所でやっていたのが、悔しさを倍増させます。
今回、快挙を成し遂げ、一躍ときの人となった名城選手ですが、実は今回のタイトルマッチ以前にも話題を呼んだ選手です。
6戦目の日本タイトルマッチで、相手王者の田中聖二選手が試合後に亡くなった。田中選手の所属ジムが現WBCスーパーフライ級チャンピオンの徳山昌守選手と一緒だったので、マスコミにもよく取り上げられた(徳山選手がナバーロとの防衛戦を控えていた時期)。
名城選手はこの訃報を聞いた後、ボクシングを辞めようと決意していた。
当然だと思う。正式なルールにのっとった上での不慮の事故。だが、なんと言おうとも、相手選手は死に追いやったというレッテルを貼られてしまう。そして、どんな奇麗事を並べてもその呪縛から逃れることはなできない。
こんな理不尽で、悲しいことはない。これを乗り越えるのには、常人では及びもつかない葛藤があったはず。ほとんどのアスリートがこんな辛い体験をすることがないだろうから。
事実、名城選手のプロ7戦目は散々な結果だったらしい。結果は判定勝ちだったが、相手選手を本気で殴れないのは、誰の目から見ても明らかだった。
でも、その彼をもう一度奮い立たせたのは、田中選手の父親からの一言だった。「息子の分までボクシングを続けてほしい。そして息子の叶えられなかった夢を叶えてほしい」と。
今回の名城選手は、多くの後押しを得てタイトルを手にした。なんて、そんな感傷的なことは言いたくない。
でも彼自身、ひとりで闘っているつもりはなかっただろう。
こんな大事な試合を見逃して言うのもなんだが、本当に彼の勝利はうれしい。
でも、試合を観ていない奴の言葉に説得力は無い…
ほんまに観たかった…
posted by uzura176 |23:54 |
スポーツ全般 |
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2006年07月23日
イビチャ・オシム氏の日本代表監督就任が正式に決まった。
これでひと段落。
ホックリしている場合でもないのかもしれないが、焦っても仕方がない。ゆっくり見守ることにします。
とはいっても、前監督のようにのんびりやり過ぎるのも困る。1年1年が勝負だとは言わないが、前監督同様4年契約とは如何なものか。
どっちやねん!と突っ込まれそうですが、その兼ね合いが難しいんでしょう。まぁ、あれだけの実績がある人だから。着実に一歩一歩進歩し続けてくれることを信じていますが。
結果が全く出ない場合は、それなりに叩かなければいけないだろうし。
でも、今の彼を奉るような報道に、少し違和感を感じている。なんか4年前も同じことしてませんでしたっけ?私の勘違いであればいいんですが…
最近「オシム語録」たるものが話題を集めている。サッカーファンならずとも一度は聞いた覚えがあるのではないでしょうか。
オシム監督がサッカーや人生を様々なものにたとえて表現する。
確かにユーモアが溢れているし、納得させられる。日本人監督にはないセンスだとも思う。
でも、そこばっかり取り上げるのも可哀想な気がする。今、ファンやマスコミは彼の発言ひとつひとつに聞き耳を立てている。これ自体は、注目されるべきポストについているのだから当然だろう。
でも、彼はサッカー監督としてではない何かまで求められている。こんな酷なことことって、そうないですよね。まぁ、自分でハードルを上げてしまった感もあるが…
彼の言葉を集めた本も出版されているようだ。かなり売れているそうです。でもあれって、面白いものやユーモラスなものを抜粋しているはず。ずっとあんなこと言い続けているオッサンだったら、ちょっと変わりもんですもんね。でも、あんな本出されると誤解する人も多いんでしょう。
それにしても、ああいうのに簡単に食いつくのって、日本人(マスコミ)らしいですよね。自分たちがおもろくないもんやから、サッカー監督にそこまでお願いするか、って感じです。
昨日、日本協会の監督会見を見ていて、気持ち悪さを感じたのは私だけなのでしょうか。
今日、ネットで改めて読み返してみてもその気持ち悪さは変わらなかった。
なんかオシムさん、無理にたとえ話をしようと必死なんですよね。どう言ったらいいのかわかりませんが、進んで発言しているというより言わされている感も入り混じった言い様に感じました。
昨日は、日本サッカーや日本代表や日本協会を結婚や車に例えていましたが、それはちょっと…?だったような気がしないでもない。
一昨日の晩に考えたネタなんかな?それともアドリブ?おそらく前者でしょう。だって今の彼は、それも仕事の一部ですから。
挙句の果てには、オシムさんと同時に会見した反町監督(U21日本代表監督に就任。同時にA代表のコーチにも就任)までもが感化されてしまう始末。
彼は、選手選考のことを料理に例えていた。彼自身が素材を活かし、オシム監督のスパイスが加わることによって云々…
ちょっとなぁ…ありきたりやし、センスもなぁ…
両者ともインテリジェンス溢れる人だからこそ、変に期待もされてしまう。反町さんのサッカー解説を聞いていても、それはわかります。
でも、2人ともそこは二の次でええんじゃないでしょうか。そこが本業やないんやから。それで頭一杯なって、本末転倒になったなんて言わんといて下さいよ。
余計なお世話だろうが…
ユーモアとかユーモラスって難しいですよね。「笑い」とはまた違うんでしょうし。どちらにせよ、センスがいるもんなんでしょうが。
これからのサッカー監督はこんなものまで求められるんだから大変です。
今日はくだらない話を延々としてしまった(今日だけか?)。
オシムさんや、日本サッカーのことはこれからナンボでもしゃべれますからね。
それにしても、こんなおもしろくなくて、冴えない文章を書いている奴が、こんなことをシャアシャアと言っていいもんだろうか?
大丈夫やろっ。
ユーモアのセンスは負けてるけど、謎かけとかモノマネのセンスはこっちの方が上のはずや。
と、訳のわからん方向で,オシムにライバル心を燃やすアホでした。
posted by uzura176 |03:06 |
サッカー |
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2006年07月22日
FIFAからジダンとマテラッツィの処分を決定したことにより、この騒動は終焉を迎えた。
と、とっていいものなのだろうか?
FIFAは結果的に「喧嘩両成敗」を掲げることで、ことの本質から話を逸らしているように感じてならない。
どちらの選手も過ちを犯したことには変わりない。
だが、あまりにも対照的でもある。一人は、スポーツ選手が一番やってはいけない行為をした。片やもう一方は、人として言ってはならないことを言った(とされている)。
いわばひとつのフィールドで起こった問題だが、実は同じフィールドに乗せてはならない問題でもある。
だが、FIFAは問題の集結を急ぐ為に、一番やってはいけない方法を使ったように感じてしまう。
ここ数年のFIFAは人権問題に真剣に取り組んでいた。いや、そう見せることに躍起になっていた。
今回の事件で、それは確固たるものになったのではないのだろうか。私には臭いものには蓋をして、ファンがその匂いを忘れることを願っているだけにしかみえない。
この問題は一朝一夕にはいかない。だれもわかっている。でもFIFAはまるでその問題は解決したかのように振舞う。
早期解決があり得ない問題を早く終わらそうとする。これってどういうことなんでしょうか。なにかきな臭いものを感じてならない。
この問題は風化させてはいけない。
今回の事件で両者の間に差別発言はなかったということで結論づいた。
実際、そういうやり取りがあったか否かは依然ハッキリしない。いや、させていないのか?でも当事者の2人がそう言うのだから、周りがゴチャゴチャいうことではない。
元イタリア代表のキャプテン・マルディーニは「イタリア人やイタリアサッカーを軽視した判決」だと言った。それが、正しいかどうかは知らない。ただ、そこに人種や国の話を入れること自体、ナンセンスなんだと思う。
サッカーのええところって?って聞かれると、よく言われる言葉がある。
ボールひとつあれば、場所、人数、環境問わず楽しめると。ホンマか?それはただの綺麗ごとやないのか?
今回の事件で、サッカーは誰しもが環境に関係なく楽しめるスポーツではないことが証明された。
サッカー界が今回の事件で大きなものを失った。いや、やっと表面化しただけか?
ただひとつ言えることは、今回の決定からして、FIFAはこの損失を取り替えそうとはしていない。
posted by uzura176 |11:44 |
ドイツW杯 |
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2006年07月20日
先日18日、前高野連会長・牧野直隆さんがお亡くなりになられた。
夏の甲子園を間近に控え、関係者そしてファンも驚かれたことでしょう。
私は朝日新聞を購読しているのですが、さすが夏の大会の主催社だけあって、大々的に取り上げていました。
高校野球ファンにとっては名物会長でもありましたが、数々の実績と功績(選手としても監督としても運営側としても)を残された方と知りビックリしています。こんなことを言っては失礼ですが、どこかの会社から天下りしてきただけと想像していましたから。
会長になられてからは、選手の体の管理に尽力を尽くされたようです。
練習の週休1日を提唱し、ベンチ入りメンバーやリリーフ投手を増やすことによって投手の肩を守る。最近では、大会前の検診や投手の試合後の肩のアイシング等は当たり前になっています。
でも、彼の存在がなければ、高校野球は将来ある若者の芽を摘み続けていたのかもしれない。今、プロ野球で活躍している選手が存在していなかったかもしれないんですから。
高校野球で将来を棒に振った球児は五万といる。だが、高校野球はその後先を考えない頑張りを美談にすることが多かった。それに歯止めをかけるのには、並大抵の尽力ではなかったことでしょう。
彼が高校野球、いやアマチュア野球、いや野球界に残したものは多い。
新聞の受け売りで、知ったようなことを言ってますが、長年高校野球を見続けてきたファンからしたら、もっと親近感のある存在だったような気がする。
私は、閉会式でいつも長々と挨拶をする爺さんくらいにしか思っていませんでした。
また、それが大の大人がするような大層な内容でもないんですよ。接戦になったカードを淡々と挙げていく。最初聞いたときは、「それでええの?」と子供ながらに思っていました。
でも毎年、あれが楽しみになってきてしまうんですよね。不思議なもんです。あれがないと大会が終わった気がしないんです。長々と読み上げている間、早く読んでくれいう気持ちと、この爺さんがこれを読み終えたら今年の甲子園も終わってしまうんや、という儚さが入り混じった複雑な気持ちになる。
上手いこと言えないんですが、高校野球ファンにはなんとなくわかってもらえるような気がします。
こんな失礼な発言を連発した私が、ご冥福をお祈りしますと言うのも気がひける。
でも、牧野さんが成仏されるのは9月になってからでしょう。
予選真っ盛りのこの時期に逝かれてしまい、未練たっぷりでしょうから。彼ほどの野球馬鹿は、最後の一回まで観ないと、気が済まないはずだから。
牧野さん。今年はどんな大会になるんでしょうか?
最後にもう一度聞きたかったなぁ。
「今大会は、スローインのミスが大変目立ちました」って…
posted by uzura176 |23:28 |
高校野球 |
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2006年07月19日
鬱陶しい季節ですが、高校野球シーズンの到来。
今年の夏は、高校野球に本腰を入れようと意気込んでいたのですが…W杯後の反動で心身とも抜け殻状態。
野球のことを書くのも久々。サッカーにうつつをぬかしていた人間が今さら帰ってくるな、とお叱りを受けそうですが、昨年から心に秘めていたことも多々あるのでやっていきたい。
プロ野球も忘れているわけではないんですが、この時季は駄目なんです。
高校野球シーズン到来を最も感じる時。それは、沖縄の代表校が決まる時と言っても過言ではない。
例年ですが、いつも沖縄代表が甲子園一番乗り。予選が始まるのも早いし、出場校も少ないので当然なんですが。それにしても2校目が決まる一週間近く前に決まる。1日で10試合以上の決勝戦が行われる日もあるんですが、沖縄だけダントツでトップ。なんか理由はあるんでしょうか?梅雨の時季が早いからかな?もう私は予選名物くらいに思っていますが。
今年は前評判通り、八重山商工。春夏連続出場ですが、夏は初出場。夏もまた、離島初なのかな?春は野球とは関係ないところで騒がれ過ぎていたような気がしないでもない。夏は1代表として見守ってあげてほしいもんです。
センバツ大会では甲子園初勝利も挙げた。2回戦で優勝校の横浜に惜敗しましたが、圧倒的な強さを誇った横浜を一番苦しめた。昨秋の九州大会で優勝するほどの実力だから、なんら不思議ない結果なのかもしれませんが、周囲が騒ぎすぎて変なプレッシャーがかかっていたのかな?夏はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
春の2試合はざっくりとですが、観ることができました。
リトルリーグ時代に、世界大会に出場した選手たちが大半を占めるチームで、個々のポテンシャルはかなり高いように感じました。単純に、打つ・投げる・走るの能力だけなら横浜高校よりも上だった。
だが、かなり大味で大雑把な野球をするチームだとも感じた。競った試合になると脆さが出るのかな。横浜戦も1点差だったが、その差は大きいとも思いました。
別にそれが悪いとも言いません。近頃は「スモールベースボール」たるものが世界の野球界を席巻しているようだが、私はこんなクラシックな野球も嫌いではない。
監督さんの方針でもあるのかな?選手もさることながら、監督さんも中々味のある人でした。今の生徒たちとは、10年以上の付き合いらしい。選手と監督の信頼関係はどこにもひけをとらないんでしょう。
センバツの八重山商工を見ていて思い出したことがある。
昔、北海道の代表校で(今みたい強くない頃)砂川北という高校が甲子園に出ていた。監督の名前も選手の名前も思い出せない。1回戦負けだったことは覚えているんですが…
このチームは、監督の方針で送りバントをしなかった。地方大会でも一度も使ったことがないらしい。そして、甲子園唯一の試合でも使わなかった。何度かやってもいい場面もあったんですが、自分たちのスタイルで闘う姿勢を崩さなかった。そして散った。
でもそのポリシーとも言える戦いを見ていて、野球、いやスポーツって結果とか勝ち負けだけではないんやなと…高校野球の代名詞と言ってもいい送りバントをかたくなに拒否し続けた砂川北。上手いこと言えないですが、その無骨な姿勢が単純にかっこよく感じました。
今年はまだ勝ち残っているんやろか…
無理やり感たっぷりのこじつけになってしまいました。砂川北と違って、八重山商工は優勝候補に挙がるようなチームですからね。環境も間逆ですし。いや、逆にそれが共通性を生むのかな?
でも、現実的にここ数年、甲子園の頂点に立つチームは繊細でそつのない野球をするチームばかり。
沖縄予選決勝で戦った相手チーム(中部商)の監督さんは「八重山商工は春よりも強くなっている」とインタビューで応えていた。
これは、より豪快な野球に磨きがかかったのか、それとも甲子園で優勝を狙うために繊細な野球に切り替えたのかはわからない。
ただ、私は前者であることを願ってしまう。
そして、その時代と逆行した野球で日本の頂点を目指してほしい。
離島とか、元世界一とかはどうでもいい。高校野球史上に新たな1ページを刻むような豪放な野球を観たい。
決勝戦で、昨夏の優勝校と南北大会って可能性も大いに期待できますね。
やっぱこの時季が来たらワクワクしてまうな。
posted by uzura176 |23:53 |
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2006年07月17日
前回は誰も頼みもしていないのに、W杯での守備の流れを勝手に復習した。
どんなスポーツも守りからだと、ひとり息巻いている私にとっては楽しいものでした。
今回も頼まれていないが、攻撃の復習。
ある意味、攻撃と守備は相反するものであり、相通ずるものでもある。片方だけでは、そのスポーツの本質は掴めない。でも、バランスだけをとれば勝利に直結するというわけでもない。スポーツって奥が深い。とひとり納得しとる次第です。勝負事だから当たり前なんですが…
前回、今大会の得点数が極端に少なかったことは紹介しました。確かに得点王のクローゼすら5得点。やっぱり、期待されていたほどFW陣の活躍がなかったということか。
でも、それだけで片付けてしまうのはちょっと酷かもしれない。得点が少ないのは事実だが、チーム戦術としてより守備的になっていることも否めない。そのとばっちり受けたのが攻撃陣(FW)。後ろを固めるあまりに前へ人を割かないようになっている。
その際たるものが、FW1人のワントップ。私はディフェンスのシステム3バックか4バックについては大差ないと考えている。
だが、FWが1人と2人とは大違い。これも試合の中で流動的に変わるものだろうが、ワントップと最初から決めているチームは常にその1人が前線で張っている(孤立している?)。
この点を奪う気があるのかないのかわからないシステムがワントップ。
実は今大会非常に目立った。ここ20年2トップが普通中の普通であったのに、今回は半分位のチームが採用していた。これを伝統的に使っていたのはオランダだけのはず。それが優勝候補のチームもこぞってこれを使い始めるのだ。これは大事件だ!と感じていたのは私だけ?
オランダ、アルゼンチン、フランス、スペイン、ポルトガル、チェコ、イングランド、韓国。これらのチームは大会通じてほとんどがワントップ。優勝したイタリア、あの攻撃の鬼ブラジルでさえワントップで戦う時が多かったくらいだ。サッカーファンでなくとも、これだけの国の名が揃えば、どれだけ現代サッカーは攻撃に人を割かないのが常識となっているかをわかっていただけるだろう。
そして、このワントップを採用したチームのエースストライカーは、結果はいかに?
オランダ。ファン・ニステルローイ。1次予選3試合で1得点。最終戦となった決勝トーナメント一回戦のポルトガル戦は、不調を理由にレギュラーから陥落。
アルゼンチン。クレスポ。5試合で3得点。及第点の成績だが、同僚のサビオラ、テベス・メッシ(彼らはスピードタイプのFWだが)の方が評価は高かった。
フランス。アンリ。7試合で3得点。所属チームのアーセナルのパフォーマンスから考えると、やはり物足りない。孤立してイライラする場面も目立った。
スペイン。フェルナンド・トーレス。4試合で3得点。唯一このポジションで結果を残した選手(予想外?)。でも、基本的に真ん中でドデンと構えるタイプのFWではない。
ポルトガル。パウレタ。7試合で1得点。フランスリーグ得点王の彼がこの体たらく。彼の不調がポルトガルは響いたと言われている。のだが…
チェコ。コラー、バロシュ、ロクベンツ。皆ワントップで出場したが、MF陣ばかり目立って、結果を残せなかった。コラーの怪我は確かにいたかったが…
イタリア。トニ。7試合中3試合はワントップ気味。全ての試合に出場しているが、2得点。セリエA得点王としての期待には応えられなかった。
ブラジル。ロナウド。5試合3得点。ワントップとかツートップ以前に体型ばかりが取り上げられていたが。結果的に最終戦となったフランス戦はワントップ気味。ロナウジーニョが周りで衛星的に動いていたが、機能しなかった。全く守備をしないのでロナウジーニョの負担が増えるばかり。
イングランド。ルーニー。先発した2試合はワントップ。得点なし。ポルトガル戦はフラストレーションを溜めこんで暴発。
全体的に言えることは、皆一様にして期待外れ。
特に注目したいのが、ポルトガルのパウレタ。彼はメディアやテレビ解説者にボロクソに叩かれていた。FWなのに全然得点に絡めていないと。
でもこの報道に私は物言いをつけたい。
彼の運動量や献身的なプレス、センタリングに対して忠実にニアへ走りこむ姿勢を見ていないのか?あれだけ汚れ役をこなしているのに。結果、得点もアシスト少ないが、彼はチームとして求められる動きをこなしていた。どれだけ、マスコミや解説者たちがゲームを見ずに、データだけでものを言っているかが伺える。ちなみに彼はポルトガルのチーム事情(両サイドに強烈なドリブラーがいる)でワントップをしている。タイプ的にはセンターフォフードの選手ではない。別に彼のファンというわけではないが、あまりにも不憫に感じられたのでここで擁護しておきます。
パウレタに限らず、彼らは皆かなり嫌な役回りをしていた。
前線で孤立する時が多い。
ボールをもらっても、すぐに3,4人に囲まれる。
囲まれた後もフォローが少ない、遅い、来ない。
サイドに流れてセンタリングを上げても、中央へ誰も走りこんでいない(ニアへ詰めていない)。
相手ディフェンスラインのボール回しを一人で追っかけ回す(取れるあてがなくとも)。
ポストプレーをすれば、後ろからチャージされる。
もう、やっていて楽しいことなんてほとんどない。唯一報われるのが得点なのだが…それがなければマスコミに叩かれるだけだ。こんな割に合わない仕事はない。
そして、相手DFをひきつけるだけひきつけておいて、おいしい所はMFのミドルシュートときた。もうここまできたらやってられんでしょうね。
それでも彼らは文句ひとつたれずに自らの仕事を全うした。その評価されない働きに私は拍手を贈りたい。
FWは点を入れてナンボと言われる。でも、それはケースバイケースだと私は信じている。野球で言えば、2軍で20勝の投手と1軍で10勝の投手。どっちに価値がある?
でも、一人の人間を犠牲にしてまで、守りに人を割くというのが、今大会の特徴でもあった。
日本は、2トップだったような気がするが、試合が始まってしまえば、実質ノートップかと思うほど存在感がなくなった。もし、ワントップにしていたら…なんて想像するとゾッとするが…考えないでおこう。
なんか、ものすごく幅狭い話になってしまいました。でも、今大会が守備的な大会となったと言われるのには、この話を避けて通れない。
この攻撃よりも守りを重んじる戦術(システム)は他にも影響を及ぼしている。
サッカーのような少ない得点を争う競技では、攻撃=チャレンジと言っても過言ではない。だが、今大会はその意識が非常に低く感じられた。
1対1の局面でも勝負しない。
得点を狙うというよりも、流れを切るためとしか思えない枠外ミドル・ロングシュート。
横パスばかりで縦パスが少ない。
リスクの高いボール回しよりも、ロングボールを使う。etc.
ナンボでも挙げられる。単に、それがチーム戦術と言ってしまえばそうなんだろうが。それにしても度が過ぎる。このままではより守備的、いや退屈なサッカーが蔓延していくのかもしれない。事実、クラブチーム単位ではその傾向はより顕著になってきている。
今年の各国のリーグ戦で優勝したチームの戦いぶりを観ると、やはり守備力を意識したチームが多い。唯一、時代と逆行して結果を残しているのはバルセロナくらい。
次回の南アフリカ大会はもっとスペクタル溢れるサッカーを観たい。
そして、亀のようにガードの堅い守備陣をズタズタに切り裂く新鋭ストライカーが出てくることも期待したい。
それが、日本人であればこんな嬉しいことはないんですけど…
ちょっと甘い?
ちょっとどころちゃうな…
posted by uzura176 |19:24 |
ドイツW杯 |
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2006年07月15日
W杯が終わって早5日。
先日、J1のゲームをテレビ観戦したが、やはりあの熱狂とは程遠い。
せっかくいい大会だったのに、話題は決勝戦の事件ばかり。日本代表の惨敗には、マスコミの方々も、臭いものには蓋状態。いやな記憶は消してしまうに限るということか。これでは4年後また同じようにことを繰り返すような気がしてならない。
今さらながら、今大会を振り返って生きたい。
撮り貯めたゲームを見てからにしようと思っていたが、それじゃいつになるかわからないので、浅はかな記憶を元にやってしまいます。
ドイツW杯は、W杯史上最もゴール数が少なかった大会になったそうです(出場チームが32チームになってから。正確な数字を知らないのが私らしいが)。たしか日韓大会の3分の2くらいになったんじゃないでしょうか。
得点が少ない=守備的な大会。ストライカーが活躍しなかったからだとも言われている。確かにどちらももっともな考えだ。異論はない。
ただ、それだけで片付けてしまってもいいものか。そんな安易な発想こそ、サッカー途上国の考え方のような気がする。
特に、3試合で7失点も喫し、平均得点向上に貢献してしまった日本代表は、しっかり分析する必要があるのではないか。
まず今大会は、3バックを採用するチームはほとんどなかった。ドイツやアルゼンチンのような伝統的に3バックのチームですら4バック。試合状況にもよるが、3バックをメインにしていたのは32チーム中2、3チーム。1割にも満たない。その中に我が日本は入ってしまっていたが…
私は基本的にシステム論に固執しないほう。3バックや4バックは、ゲームのシュチュエーションで常に変化しているものなので、特に注目する点でもない。だが、ここまで顕著な数字が出ていると、今大会の主流は4バックなのだと認めざるえない。
一概には言えないが、個々(1対1)の強さを前面に出す3バックから、カバーディフェンスを中心とした組織の守りが世界基準になってきた。
でここからが本題。
最終ラインは低く保つチームも目立った。狙ってオフサイドトラップを取りにいくチームも少ない。4バックの方がラインディフェンス(ラインを上げる)に向いているのだが、あえてラインを下げるのだ。これは3バックが主流だった時代のサッカーに近い。
そして、10年前までは最終ラインばかりが気にされていたが、現代サッカーでは中盤でも綺麗なラインを保ちながら守るのだ。2本のラインを引くので必然的に全体的に引き気味になる。そして、スペースを与えない。
今大会ミドルシュートが増えたのは、特殊なボールによるものだと言われている。しかし、本当の要因は違うような気がする。最終ライン裏のスペースがなくなり、そこに飛び出す選手も減った。いわば、苦しまみれ、もしくは相手ラインを上げさすためのミドルシュートが多かったのが本当の所だろう。
でも、それだけミドルシュートを打つチャンスがあれば、ゴール数がこれだけ減るのもおかしい。だって、今大会のボールはミドルシュートでは、絶対的に有利なのだから。でも現実は減った。
これは最終ラインが下がっているからといって、中盤にスペースが空いたわけではないからだ。先程説明したように、中盤もラインを敷き、引き気味に守るものだから最終ラインの前にスペースがない。だから攻撃側がミドルシュートを打ってもプレッシャーがかかりやすい。ゴールの枠をとらえられないシュートが多かったのは、そういう理由もあるからだろう。
ゴール前にFWを除く8人~9人の選手が密集するものだから、ゴールにつながるような有効なスペースはほとんど消されてしまっている。
攻撃側にとってこの状況を打破するには、何本もワンタッチのいいパスが続くか、ドリブルで3,4人ぶっこ抜くか、やけっぱちのミドルもしくはロングシュートしかないのだ。結果、一番手っ取り早い、遠めからのシュートが増えただけなのだと私は感じている。
自分でも頭がこんがらがって来たが、まとめてしまうと4バックで全体が引き気味というのが、今回の守備のポイント。
前線や中盤からのプレッシングが現代サッカー(ディフェンス)の主流だとも言われる。
確かに、そういうプレスの利いたサッカー(守備)をしているチームもあった。でも、夏場の大会でそれを90分間もしくは120分間やり続けるのは難しい。本当に頂点を狙う国は、1ヶ月で7試合こなす戦術も必要だ。上位に進出したチームは、上手い具合に使い分けができていた。
こんな中、日本だけが時代と逆行したサッカー(ディフェンス)をしていたように私は思う。
実質、緒戦のオーストラリア戦にしか使わなかったが、Jリーグで使っているチームが多いというだけで3バックに固執した。
しかも、最終ラインが引いている。これは3バックでは不思議なことではないが、日本人のように体格に恵まれない国にとって、相手の大型FWを自陣のゴール前までやすやすと招いているようなもの。
確かに今回の大会は、最終ラインが低い位置を保つのが目立ったが、そういうチームには絶対的なCBや屈強なCBを擁している。日本が真似るような戦術ではない。
しかも、選手同士の意思疎通がはかれていなかった。DFは後ろに下がり続けている(ラインを下げている)のに、中盤や前線の選手は上がっていってしまう(前に行きたがる)。そして、その間に、できてはいけないスペースができる。そこのスペースを相手が有効に使い、プレッシャーなしでミドルシュートを連発。川口選手が集中砲火を受けていたのには、そんな事情もあるのではないか。
いつもフィジカル的な部分ばかりを言い訳にしていた日本だが、この守り方ではどんなに体格が恵まれていても、フィジカルに富んでいても、まともな守備はできないだろう。
今大会はサッカーが守る競技であることを証明した。
そこを疎かにした日本にはこの結果が妥当だったのかもしれない。
次回の南アフリカ大会も守備的な大会になるのだろうか?そうであってほしくはないが、この流れは変わらないような気がする。
日本はしっかりとした準備をしておかないと、今回の二の舞になるような気がしてならない。
復習すらしない状況では先が思いやられる…
っつうか、出場できるんやろか…
posted by uzura176 |23:59 |
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