2009年06月26日
シーズンの余韻冷めやまぬ中、大型トレード
NBAシーズンが終わって間もない、そしてドラフト会議が始まる1日前に衝撃が走った。
フェニックス・サンズの“シャック”こと、シャキール・オニールがキャバリアーズに電撃トレード。
ホンマになんちゅうタイミングや……
こちらは、ファイナルが終わって、ホッと一息ついていたところなのに。
サンズファンの私からすれば、悪いニュースではない。
なにせ、ラン&ガンで一世を風靡したサンズの歯車が狂い始めたのは、シャックが移籍してきてからだからだ。
これで、サンズも“走りまくる”コンセプトに戻せそう。
トレードで補強した選手がベン・ウォレスというのも嬉しい。
私の好きなセンターのひとりだ。
サンズは全員で点が取れるチーム。
ひとりくらいシュートが下手くそな選手がいてもいい。
むしろ、みんなザルのディフェンスで孤軍奮闘してくれたら、素晴らしいケミストリーが起こるかもしれない。
今年の台風の目になるぞ。
止めるぞぉ! 王朝レイカーズを。
世紀の愚策に…… ならなければいいが
にしても、キャブスは思い切った策に出た。
これが、吉と出るか凶と出るか?
蓋を開けてみないとわからないが、個人的にはとんでもない愚策だと思っている。
今季ファイナル進出が確実視されていたにもかかわらず、カンファレンスファイナルでマジックに足元を救われたのは、もう説明するまでもない。
本当に敗因を分析したのだろうか。
そして、その結論がシャックの獲得だったとしたら、今季のキャブスにも嘆かわしい結果が待っているような気がする。
私は、何もシャックの存在を否定したいわけではない。
むしろ、大好きな選手でもある。
37歳とはいえ、まだまだ動けるし、なにしろ彼には輝かしい栄光の足跡と大きな経験がある。
ルーキーからプレーしたマジックでは、手のつけようがないセンターだった。
1度ファイナルも経験している(スイープを喰らってしまったが)。
そして、レイカーズ時代はコービーと黄金期を築き上げた。
3度のチャンピオンリングと3度のファイナルMVP。
これだけでも殿堂入りは確実だろう。
そして、コービーとの確執からヒートに移籍。
お払い箱をくった感もあったが、その移籍先ヒートでも、自身4度目のチャンピオンに輝く。
そして、NBAでの風物詩ともなったオールスターでの彼のパフォーマンス。
最高のエンターテナーでもある。
年齢以外は言うことなしではないか、と思われるファンもいるかもしれない。
事実彼の栄光の日々には、最高のパートナーたちがいた。
レイカーズではコービー(世間では色々言われていたが)、ヒートではウェイド。
彼の存在感もさることながら、彼は超一流のパートナーたちと最高の結果をもたらし続けた。
だがしかし、ことレブロン・ジェームズとなるとどうなのだろう。
彼の売りは、その強烈なドライブ。
インサイドでドデンと構えて動かないシャックが邪魔になってしまわないのだろうか。
コービーやウェイドはシューティングガードでしなやかなアウトサイドシュートがあった。
インサイドを制圧するシャック、そしてアウトサイドのオールラウンドプレーヤー。
これが、相手チームに脅威を与え続けていて、そして最高の結果をもたらしていった。
レブロンのシュート力も昨年劇的に改善されたとはいえ、やっぱり彼も怒涛のドライブがある。
彼が切れ込んで行った際、インサイドが満員電車状態になってしまう恐れもおおいにある。
そして、このふたりは共通の弱点抱えている。
もうお気づきかもしれないが、“フリースロー”。
“ハックザシャック(シャックにわざとファールしてフリースローを打たせる戦術)”という言葉があるくらい、シャックはNBAでもトップクラスのフリースローの苦手な選手だ。
そして、レブロン唯一の弱点といえば、フリースロー。
こんなふたりが同じチームでプレーして、ゲームの終盤大事なフリースローを立て続けに外すなんてことはないのだろうか。
私は今から想像できてしまうのだが……
そういえば、マジックに敗れた際、レブロンのフリースローは大不調だった(それが敗因とも言われている)。
これにシャックが入るなんてことになると、えらい事態が想像できてしまう。
というか、キャブスは元々インサイドの弱いチームではない。
イルゴウスカスやバルジャオと言ったNBAでも屈指のセンターがいる。
むしろ、補強点としては、レブロンの負担を減らすためのアウトサイドシューター(3Pシューター)ではないのか。
こんなセンスのないトレードを見るのは久しぶりだ。
そして、トレードで安易に成績が上がるというわけでもない。
そんな失敗例はごまんと見てきた。
今季マイク・ブラウンHCは最優秀HC賞に輝いた。
でも、それは成績が反映されただけのものであって、私は彼の手腕を評価していない。
キャブスほど戦力であれば、大概のHCは結果を残せるだろうから。
そして、今回のトレードが彼の本性が出たと言ってもいい。
キャブスファン、そしてレブロンファンには申し訳ないが、あえて言わせてもらう。
今季、昨年の悔しさをバネにしてキャブスがファイナルに進むこと、そしてチャンピオンに輝くことは、
「ないと思います」。
サッカーや野球と違って、ボールゲームは足し算じゃない。
だから面白いのに。
良いところをさらわれてしまったドラフト
今日は、この電撃トレードの余韻冷めやまぬままNBAドラフトがあった。
私が大注目していた、スペインの“神童”リッキー・ルビオはティンバーウルブスへ。
もうちょっと、骨のあるチームへと期待していたのだが、こればっかりはウェバー制では如何ともしがたい。
数年後、彼がNBAで大旋風を起こすことを期待しよう。
NBAの話題は当分休もうと考えていたのに、やっぱり人気プロスポーツにオフはない。
休めるのは選手だけや……
posted by uzura176 |14:03 |
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2009年06月17日
先日、本田圭佑選手のことを書いたのですが、自分でも信じられないくらいの多くの反響があり、驚きと共に彼の注目度を窺い知ることができました。
嬉しさ反面、皆さんのご意見を隅々まで読んでいると、自らの見識の甘さ、浅はかさに思い至り、情けない気持ちにもなってしまいました。
メールでの転送でパソコンもパンク状態……
なんにせよ、多くのご意見感謝致します。
ありがとうございました。
これからも、本田選手の活躍(言動も?)には注目していきたい。
皆さんのご意見をまとめると、“アスリートたるもの言葉より結果を!”ということ。
昨年のオランダでの活躍は、目覚ましいものでした。
今季のさらなる飛躍を心より願って。
岡ちゃん、日本には活きのいい若い選手がいっぱいいます。
是非是非、多くの選手を試してやって下さい。
本当は、時間も試合数(特に真剣勝負の場は)は足りないと思う。
それでも、“ベスト4”は今のままじゃ、正直かなり苦しいはず。
救世主までとはいかなくても、南アフリカには世界を驚かす掘り出し物を持っていこうっ!
一転、話はNBAへ。
この八方美人ぶりには、自分でも少し引いてしまう……
レイカーズは真の王者に相応しい
とうとう、オーランド・マジックは力尽きてしまいました。
これで2008/2009シーズンは終焉を迎えた。
願わくば、今日の第6戦までは楽しみたかったのですが……
今季のチャンピオンはロサンゼルス・レイカーズ!
文句のつけようのない強さでした。
ファイナルの戦績は4勝1敗。
しかも、アウェーで2勝1敗なのだから、マジックとの力量さは相当のものだった。
唯一の1敗もマジックが100%の力を発揮し、レイカーズが多くのミスを起こしてのもの。
それでも、マジックは四苦八苦しての勝利だったので、その3戦目で両者の実力差が出ていたのではないだろうか。
そして、最終戦となった第5戦。
序盤、あとがないマジックがトップギアに入れて攻めたてたが、第1Qまで。
その後は、終始レイカーズがゲームを支配。
唯一マジックがアドバンテージを握っていると思われていたインサイドすら、レイカーズのガソル、バイナムの奮闘で互角。
こうなってしまうと、如実に実力差が出てしまう。
しかも、この日はレフリーが笛を吹かない(ファールを取らない日)。
こうなると、ホームの利も活かせないマジック、そしてディフェンス力で上回るレイカーズに分があるのは致し方ない。
これまでのマジックのホームゲームでは、コービーひとりが孤軍奮闘でしのいでいた感があったが、この日のレイカーズの攻撃は非常にバランスがとれていた。
控えのオドムを含む6人誰でも点が取れる。
そんな余裕の試合運びでした。
ここで感嘆させられるのは、MVPを獲得したコービー。
オフェンスに力を割かなくてもいいとなると、ディフェンスでチームを引っ張る。
この日、一番ディフェンスが冴えわたっていたのは、間違いなくコービー。
彼が何本のターンオーバーを誘発したことか。
単なるスタッツだけで、MVPを取ったのではなく、間違いなくオフェンスディフェンス両面でチームをプレーで引っ張っていた。
背中でチームメイトを鼓舞するとは、こういうことを言うのでしょう。
7年間チームと共にくすぶり続けた“執念”のようなものを感じました。
コービーとジョーダンと比較するのはナンセンスだし、もう飽き飽きしている。
でも、今の彼はジョーダンを意識するレベルにまで来ていることを、彼自身感じているかもしれない。
そのくらい彼は成熟期に入ってきているし、チームも6回優勝したブルズに負けないくらい洗練されたチームになりつつある。
黄金期が来るのか?
レブロン、ウェイド、カーメロなどの次世代を担う選手やチームたちが、どうやって止めるのか?
今季大躍進を果たしたマジック、昨季の王者セルティックスの巻き返し。
安定感抜群のスパーズやピストンズ。
来季からは、“ストップレイカーズ”が全チームの合言葉になりそう。
それにしても、レイカーズのフィル・ジャクソンHC。
なんとHCとして10個目のチャンピオンリングを手に入れた。
正に生きる伝説。
ジョーダン、コービー、シャックなどのスーパースターに恵まれたとはいえ、穴のないチームをいとも簡単に作りあげてしまう。
今プレーオフでも動揺した素振りを一切見せず。
チーム力の勝利であるのと同時に、そのチームを築き上げたHCの勝利とも言えるのではないでしょうか。
マジックの快進撃にも拍手を
そして、勢いそのままにファイナルへと駒を進めたマジック。
やはり、勢いでだけでどうにかなるほどファイナルは甘くなかった。
でも、彼らの健闘には拍手を贈りたい。
若さや経験値の足りなかった彼らには、今回のファイナルは、もしかしたらレイカーズ以上の財産になったのかもしれない。
ハワードは、5戦目で完膚なきまでレイカーズディフェンスにやられました。
彼は、NBA歴代ナンバー1センターになる資質がある。
今回の経験をいい意味で糧にしてもらわねば。
フリースローの重要性も、今回のファイナルで痛感したでしょうから。
もし、彼がフリースローの安定感を増したなら、マジックは常にEASTの優勝候補筆頭になるはず。
更なる飛躍を願って。
今日から、猛特訓! と言いたいところですが、まずは体をゆっくり休めて。
バンガンディHCの采配やPGのネルソンの起用法などが取り沙汰されているようですが、それは結果論に過ぎません。
もし、彼らが最高の働きをみせていたとしても、今回の結果は覆らなかったような気がする。
そのくらいレイカーズは強かったし、全く隙がなかった。
勝者を称賛しよう。
シーズンが終わったあとの儚さ
これで、シーズンが終わった。
どんなスポーツでもそう。
最後に最高潮の盛り上がりをみせてシーズンを終える。
この物悲しさったらない……
来期のNBAにはどんなドラマがまっているのか。
もう開幕が待ち遠しい。
ちょっとどころか、かなりの勇み足……
今日は、サッカー日本代表のオーストリアとの天王山。
観たい……
でも、その時間は秩父宮でU20ラグビー世界選手権の準決勝。
垂涎のカードばかりだ。
でも、時間ががっちりカブってしまう……
非常に迷う。
というか、神様のイケズとしか思えない。
秩父宮に足を運ぶか? それとも家で、未来のサッカー日本代表へ想いを馳せるか?
まだ、迷ってる……
最後は、あみだクジででも決めようか、と優柔不断満載の締めで終わります。
posted by uzura176 |08:44 |
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2009年06月12日
もったいない……
レイカーズの2勝1敗で迎えたファイナル4戦目、マジックホーム・アムウェイアリーナ。
3戦目は、ホームの力を借りて四苦八苦しながらの勝利。
そして、今日もオーバータイム(同点の末延長)に持ち込まれる接戦。
勝ったのは…… もう言いたくもない!
ハワードはアンタッチャブルな存在になりつつある
マジックはインサイドを完全に支配。
ドワイト・ハワードはレイカーズインサイドの2枚看板、ガソルとバイナムを完膚なきまで叩きのめした。
今のハワードは2人をもってしても止められない。
ファールで止めるのが精いっぱい。
必然的にレイカーズは、ファールトラブルに陥る。
しかも、それが前半からだ。
こうなると、レイカーズはベンチプレーヤーでハワードを抑え込むしかない。
でも、NBAトップレベルのセンター2人が止められないのに、ベンチプレーヤーに勢いに乗ったハワードを止められるはずがない。
それにしても、互いにシュートが入らなかったことを抜きにしても、1Qでの11リバウンドは異常な数字だ。
気分屋のハワードが息を吹き返したのは、マジックにとって非常に大きい。
前半はハワードの活躍もあって、マジックの10点差リードで折り返す。
油断大敵とはよく言ったものだ
私は前半が終わったとき“もう、今日は決まったな”と思い込んでしまった。
そのくらい、前半のマジックはレイカーズを圧倒していた。
10点差で済んだのが不思議なくらい。
この点差で済んだのは、コービーがなんとか凌いだからだろう。
ということは、終盤のコービーはバテる。
第3戦のように。
この私の気の緩み。
スポーツ観戦者としてまだまだだ。
そして、私と同様気が緩んだマジック。
ファイナル進出チームとしてまだまだだ。
そして、ハーフタイムでレイカーズの逆襲を予期していなかったバンガンディHCもまだまだだ。
でも、やっぱりレイカーズを褒めなきゃなりません。
ハーフタイムのたった数十分で、別チームに変えたフィル・ジャクソンHCは、どんなマジック(ややこしい……)を使ったのか。
後半のレイカーズが変わったところ。
それは、ディフェンス。
もっと言えば、マジックのアウトサイドシュターたちへの執拗なプレッシャー。
各々が、ものすごい近い間合いでついていた。
あれは一種の賭け。
あれだけ間合いを詰めれば、抜かれるリスクも増えるし、体力的にもかなりきつい。
でも、レイカーズの各選手は3Qの頭からビタビタにつく。
終盤のことなど頭にはないと言わんばかりに。
これが功を奏す。
3Q伏兵アリーザのシュートが面白いように決まり逆転。
単に逆転しただけではない。
ここで大エース・コービー・ブライアントの体力を温存できたことが大きい。
ここでコービーが楽できたことが、先々でものをいうことになる。
そして、大ベテランのPGデレク・フィッシャーが4Q
残り4秒とオーバータイムに決定的な3P。
正に“職人芸”。
彼は、この試合、相手PGアルストンにいいようにやられていたのに……
経験というものは、こういう大舞台には本当に大きい。
やるべきことをきちんとやらねば
マジックは勝てた。
これだけは、負け惜しみでも何でもなく言える。
そのくらい、チームの調子は悪くなかった。
敗因はふたつ。
バスケットボールで絶対やってはいけないことをしてしまったこと。
フリースローを落としつづけたこと、そしてターンオーバーを20も喫してしまったこと。
このふたつに集約されている。
これらがなければ、前半で20点近い差をつけられたはず。
そして、後半になってもリードしている気の緩みからか、修繕してこなかった。
これらは、技術や体力ということよりも、どれだけ気を使うか、配れるかで改善できる。
それを怠った選手、そしてHC。
今さら悔やんでも悔やみ切れないだろう。
大事なところでのターンオーバー。
大事な局面でのフリースローミス。
結局後半に入ってもそのままだった。
ターンオーバーは、単純に考えれば4点の差がつく。
それを20もやってしまったら勝てる試合も勝てない。
フリースローは、点数もさることながら、相手のファール(ミス)が成功になってしまう。
ファールをした選手の安堵感、そしてフリースローを外してしまった選手の喪失感、詳しく説明しなくても想像がつくことでしょう。
ここからは感情論しかない
いずれにせよ、マジックは負けた。
これでレイカーズの3勝1敗。
チャンピオンリングにリーチがかかった。
しかも、残された3戦のうちレイカーズのホームは2試合。
もう言うまでもない。
九分九厘レイカーズに栄冠は輝くのだろう。
恐いのは、気の緩みくらい。
だが、NBAナンバー1の名将、そして経験豊富な選手たち。
そこに期待するのは無理がある。
マジックが残り1%をものにするには……
もう“開き直り”しかない。
とりあえず、自分たちのバスケをする。
インサイドには絶対的存在がいる。
そして、高精度のシュターたちもいる。
100%の力を残り3試合で発揮することができたら、奇跡が起こらないとも言い切れない。
私は、スポーツで多くの奇跡を観てきた。
選手はもちろんだが、私もまだまだあきらめていない。
まずは第5戦のホームを自分たちらしいバスケで勝つ。
そこからでしょう。
にしても、マジックは本当に惜しい星を落とした。
ファイナルが終わったあと、キーはこの第4戦にあったということになるような気がしてならない。
少なくとも、6戦目まではいってくれ。
マジックよ、こういうのを日本では“意地”って言うんだぞ。
日本時間15日の第5戦、マジックの“意地”を観たい。
posted by uzura176 |14:24 |
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2009年06月11日
スポーツにおけるホームの大きさ
NBAファイナル第3戦、アウェーで2連敗を喫したマジックが一矢を報いた。
スコアは、108対104。
最後のブザーが鳴るまでわからない息詰まる展開だった。
これぞ、ファイナル。
点数といい、点差といい、バスケットボールの面白いものが凝縮されていた。
バスケに関心のない方に、是非観てほしい。
そんな、試合だった。
今日のマジックの勝因を挙げると、数限りなくある。
それくらい、ベンチプレーヤーを含める全員が当たりに当たっていた。
しかも、誰かということではなく、まんべんなく皆が自分の仕事を遂行した。
FGが60%を超える確率は、ファイナルというプレッシャーのかかる、しかも後がない状況では秀逸。
そして、マジックが生き返った要因の最も大きい部分は、やはりホームゲームということだろう。
我が家は、落ち着くだけの場所じゃない。
勇気とパワーを与えてくれるところ。
それがスポーツにおけるホームゲームだ。
アウェーで、いいところなしに終わった、大黒柱ハワード、そしてPGのオルストンが水を得た魚のよう。
まるで、別人になったかのように。
私はとても同一人物に見えなかった。
あんなに弱きプレーを終始していた彼らが、今日はリングに向かうのなんの。
オーランドファンには17年前の苦い記憶がある(初ファイナル、スイープでの敗戦)。
今日は、ファン自らがその呪縛をとりはらった。
アメリカのスポーツは、ファンがゲームを楽しむことに原点がある。
でも、今日のマジックファンは、サッカーやラグビーファンのように、選手と共に闘っていた。
それが選手たちやコーチにのりうつり、自信を喪失していた選手たちを蘇らせた。
最もホームの心地よさを感じたのは、選手たち自身だろう。
やはり、バスケはひとりで戦えない
今日のレイカーズは決して悪くなかった。
いや、アウェーにもかかわらず、最後の最後までマジックを苦しめるのだから、やはり強い。
前半はコービー・ブライアントのひとり舞台。
とんでもないショットを立て続けに決める。
決して、相手マークマンが手を抜いていたわけではない。
NBAというバスケ最高峰の舞台でも、手のつけられない選手は何人かいる。
その中のひとりがコービーだ。
でも、そこに落とし穴があった。
今日のマジックは、終始コートにいる5人で戦っていた。
しかも、全員が好調ときている。
だが、レイカーズは前半から接戦を演じる。
それは、コービーの活躍なしにはありえない。
もし、バランスを考えたバスケをしていたら、前半から大差でマジックが優位に立っていたことだろう。
コービーの孤軍奮闘でレイカーズは前半を互角で乗り切る。
でも、ここでのコービーの使い詰めのつけが、後半になって出てしまう。
シーズン中のコービーは前半を抑えて、後半の勝負所で爆発することが多い。
でも、この試合では前半の無理がたたり、後半にガス欠を起こしてしまった。
それが、最後の最後でフリースローを外してしまったり、コービー自身が一番大事な場面でターンオーバーを喫するに至った。
彼を責めることはできない。
最後まであのペースであったら、それは化け物だ。
そんな選手が数年前までいましたが、あの人は“神”だから。
コービーもよく比較対象にされるが、それは酷だ。
レイカーズはコービーのワンマンチームではない。
それは、後半9点差のビハインドから1度追いついたことでもわかる。
ガソールやオドムも他のチームにいけば、エースを張っていてもおかしくない。
もしかしたら、今日の敗因は名将フィル・ジャクソンにあるのかもしれない。
彼はコービーが後半たれることがわかっていた。
でも、出鼻から調子の良いマジックに点差を離されたくなかったから、最初からコービーを酷使するしかなかった。
もし、フィル・ジャクソンが前半からコービー以外の選手を信頼して、ゲームをつくっていれば……
まぁ、こういう“たれ・れば”は言っても仕方ないのですが。
名将も2戦連勝したことで、少し気が抜けていたのかもしれない。
それでも、苦しいマジック
今日のマジックはこれ以上ない出来だった。
そして、地元ファンの後押しもあった。
それでも、点差は4。
しかも、最後までわからない、常にレイカーズのプレッシャーに怯えながらの勝利。
正に、薄氷を踏む想いでとった、やっとこさとった1勝。
これが何を意味するか。
やはり、このファイナルはまだまだレイカーズ優位ということだろう。
しかも、順当にいけばホームゲームが1試合多いレイカーズに分があって当然。
もし、マジックがこのファイナルで番狂わせを起こすとすれば、今日を含め4連勝しかないだろう。
いわば、4勝2敗でしかマジックの栄冠はない。
断言し過ぎの自分が恐いが、1戦目2戦目を観ていて普通のマジックがレイカーズをアウェーで倒すことは考えにくい。
ホームを3つとって、勢いに任せて6戦目まで突っ切る。
どちらを推しているわけでもないが、やっぱり私のような天の邪鬼人間は前評判の低い方に肩入れしてしまう。
7戦目まで観たいけど、マジックが勝つなら6戦で終わりだ。
まぁ、どちらによ、今日のマジックの勝利でもつれることは必至。
長い間、ファイナルを楽しめそうだ。
実は、それが一番の喜びだったりする。
こんな最高の舞台、たった4つで終わったら寂し過ぎだもん。
まだまだ、夢の舞台を観ていたいから。
posted by uzura176 |02:32 |
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2009年06月09日
NBAファイナル第2戦。
初戦とは違い、オーバータイムになるほどの接戦となった。
とはいえ、やっぱりレイカーズ……
ホーム2連勝。
これで、かなりの確率でレイカーズがチャンピオンリングに近づいたと思います。
にしても、マジックはもったいない。
今日のレイカーズは、決して褒められたバスケをしていなかった。
対して、マジックの大型シューター、ラシャード・ルイス、そしてターコルーは大当たり。
カンファレンス・ファイナルを思い出さすような3Pをバスバスと決める。
なのに、マジックは勝てない。
何故か?
そう、エースで大黒柱のドワイト・ハワードの絶不調。
特に、オフェンス面が厳しい。
スピードでレイカーズのパウ・ガソルには勝てると言われていたのだが……
はっきり言って互角。
自信喪失が、あまりにもわかりやすくプレイに反映されている。
弱気の虫が出てしまったセンターほど、脆いものはない。
ポジション取りも、全然あの雄大な体を活かして押し込めていない。
逆にガソルは、国際舞台や昨年のファイナルと経験豊富。
ハワードを混乱させているのは、レイカーズディフェンスの彼に対する執拗さ。
ガソルが粘っている間に、他の4人が下でボールを狙っている。
それが気になってリングに集中できていない。
彼の若さや経験不足が、この大舞台で露呈してしまっている。
タイムアウトを取っても、HCバンガンディは精神論を叫びまくっている場面が多い。
それが、ハワード不調を物語っているのではないか。
でも、ハワードとバンガンディの関係の悪さもあるので、あまり効果的ではない。
ファイナルという大舞台で、センターでエースで大黒柱の心が揺らいでいる。
マジックにとって、こんな危機的状態はない。
彼が本来の姿に戻るには?
もはや、チームメイトやHCの力ではどうしようもないのではないだろうか。
そう。
3戦目から帰るオーランドファンの後押しと声援が、彼を蘇らせる。
残念だが、それしか今は想像できない。
レイカーズの2勝、マジックの0勝。
ここから、オーランドホームで3試合。
もし、オーランドが初優勝を遂げる可能性があるとすれば、ホームの3つをものにして、6戦目をその勢いそのままにもぎ取るしか考えられない。
簡単に言っちゃえば、3戦目からの4連勝。
もう、空想の世界に近い。
レイカーズは強い。
間違いなく。
そして、名将フィル・ジャクソン率いるレイカーズはしたたかだ。
アウェーだからといって、すべてくれてやる気など毛頭ないだろう。
彼らは、アウェーの3戦のうち、たったひとつをとればチャンピオンは確定的なのだから。
マジックに流れが傾くようであれば、すぐに知将(今回リングを取ると両手全部にはめれる)は奇策を打ってくるだろう。
そして、NBA No1プレーヤーがこのチームにはいる。
隙を探す方が至難の業だ。
もはや、マジックは風前の灯だ。
劇的なことが起こらない限り、結果は見えている。
ハワードが本当にスーパーマンになるか(彼の代名詞になりつつある)、怪我が癒えて間もないPGのネルソンがいきなり全盛期の動きを取り戻すか、それとも相手チームにアクシデントが起こるか……
いずれにせよ、誰もが予期せぬことが起こらぬ限り、この流れは止まらない。
嫌な予感もしてきた。
いや、予感どころかマジックの奇跡より可能性が高い。
せっかくのファイナル、スイープ(4連勝)なんてことだけは勘弁してくれよ!
ハワードよ。
もし、このまま何も変わらないのなら、今季数々の賞を受賞したことがなんの意味も成さなくなるぞ。
レブロンのMVPが、敗北によって色褪せたように。
さぁ、水曜日。
たった2日でどこまで変われるか?
楽しみと不安の狭間で過ごそう。
でも、今日は秩父宮でラグビー観戦。
こっちの方が、よっぽど頭の切り替え上手いぞ!
posted by uzura176 |02:22 |
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2009年06月05日
今日はファイナル初戦。
思わぬワンサイドゲームに……
楽しみにしていたファンからしたら、拍子抜けに。
ちょっとスイープの心配も出てきた。
そんな試合でした。
私は、CS放送で観ていたのですが、その中継前に行われていた98シーズンファイナルの第6戦の方がよっぽど見応えがありました。
ジョーダン率いるブルズが2度目のスリーピートを達成した最終ゲーム。
あの、ジョーダンの伝説のショット。
相手のお尻を軽く押して(今でもファールじゃないかと、波紋を呼ぶあのシーンです)決めた最後のショット。
数々の伝説のシーンを演出してきた彼ですが、今観てもあのシュートはつい昨日のことのように思い出されます。
まず、あの切羽詰まった状況を楽しんでいる。
それがまず異常です。
“プレッシャー”の意味は神にはわからないのかもしれない。
いや、そんな状況だから楽しめる、それが“神”たる所以でしょう。
スローVTRが何度流れても、美しい。
そうとしか表現できません。
このゲームは、相棒ピッペンが怪我でほとんど仕事をできなかったのですが、そういう逆境も彼を燃え上がらせる要因になるのでしょう。
もう、コートの中でひとりだけまったく別次元のオーラを身にまとっている。
それは、テレビ画面で観ていても明らかにわかるんですよね。
コービーやレブロンがいくら凄かろうとも、あのオーラはやはりジョーダンにしか出ないものなんでしょうね。
だから、比較されることはちょっと可哀そうだとも思ってしまいます。
話を今年のファイナルに戻しましょう。
嫌な予感が的中してしまいました。
マジックの選手は、完璧にこの大舞台にのまれていた。
ついでにゆうと、HCまでもがテンパっていた……
そして、経験豊かで、NBA随一の名将が要するレイカーズはしたたかだった。
これだけで全部説明がつくくらいの圧倒的な内容のゲームでした。
スコア100対75。
ファイナルを楽しみにしていたファンには、とっても悲しいスコアです。
特にマジックが厳しかったのは、大黒柱がその若さと経験知のなさを思いっきり露呈しまったこと。
ハワードは、今日の経験がいい方に出ればこれから楽しみなんですが、はっきり言って今日は自信すらも喪失してしまいかねないやられっぷりでした。
14年前マジックがファイナルでスイープを喰らった嫌なことを思い出してしまった。
“ハック ザ シャック”という戦術が有名ですが、今日はその現代版“ハック ザ ハワード”という言葉がぴったり。
レイカーズのフィル・ジャクソンHC。
やはり戦い方を知っているし、相手エースの弱点をとことんついてくる。
いやらしい……
でも、マジックにはひとつ光明も。
6か月ぶりにポイントガードのネルソンが復帰。
しかも、そのブランクを感じさせない動き。
さすが、オールスターガード。
彼は、レイカーズに無類の強さを発揮する選手なので、彼がこのシリーズのキーマンになるかもしれない。
レイカーズにかんしては何も言うことなし。
えげつないディフェンスを披露してました。
というより、ファイナルはそういうもの。
いつも通りやろうとしていたマジックの方に問題がある。
コービーの活躍に関しては、あんなもんでしょ。
彼にとって、あれは普通です。
普通にやって、彼を止めようとしたマジックが間違っている。
昨年のセルティックスのように、マークマンを変えながらでもチーム全員で彼を止める意識をもたないと、好き放題やられて当然です。
まぁ、ホームファンの後押しも大きいでしょう。
アリーナにはそうそうたる面々が顔を揃えていました。
さすが、ハリウッド。
2戦目は3日後ですか。
今度は、マジックのホーム、オーランドでのゲーム。
短い期間でどれだけ切り替えられるのか?
バンガンディHC頼みますよ。
っつうか、今日はネルソン以外の奇策は何もなし。
カンファレンス・ファイナルからかなり経つのになにをしとったんや!
相手は、王者レイカーズですよ。
普通にやって勝てる相手じゃない。
セルティックス、キャブスを撃破した勢いそのままにいこうとしていたのかもしれないが、それじゃあまりにも芸がない。
頑張ろう! だけじゃ勝てないのがファイナルなんだから。
まぁ、都合のいい考え方ですが、今日くらいおもっいきりやられても1敗は1敗。
割り切って、次戦からがファイナルが始まると思いましょう。
頼むでマジック。
ファイナルを長い期間頼ましてや。
じゃないと、キャブスを喰ったこと一生恨みます。
さぁ、今からラグビーを観よっと。
さすがに、この雨じゃ観に行けん!
まぁ、今日の相手は私の応援などなんの意味もなさない強国なんで。
ということを、言い訳にして。
こんな、安っぽい言い訳ばかりする癖直さなあきません。
posted by uzura176 |23:05 |
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2009年06月02日
いよいよ、NBAファイナルが始まります(日本時間5日)。
カードは、ロサンゼルス・レイカーズVSオーランド・マジック。
東西両カンファレンスの横綱レイカーズとキャブスを予想していた方が9割を超えていたと思いますが、マジックの大躍進。
大方の予想ほど恐いものはないと、今回痛感させられました。
おもしろいもので、プレーオフでは圧倒的な力をもつレイカーズが四苦八苦しながらファイナルに進み、怒涛の勢いを見せていたキャブス(プレーオフ初戦から8連勝)がマジックに足元をすくわれるかたちとなりました。
特に目を引くのがマジック。
ファーストステージでは、若手の勢いがある76ersにやっとこさ勝利(4勝2敗)。
カンファレンス・セミファイナルでは、昨年王者のセルティックスとの死闘を制す(4勝3敗)。
そして、カンファレンス・ファイナルでは、心身とも疲れ切っていた状況で、“キング”ことレブロン率いるキャブスを粉砕(4勝2敗)。
“シャック”と“ペニー”が率いたときから数えて、14年ぶりのファイナル進出。
「オニールの後継者」とも言われるドワイト・ハワードを擁しての快挙には、なにか因縁めいたものを感じてなりません。
もちろん、ハワードの活躍なしに今回の大躍進は語れません。
でも、彼は予想以上というより実力通りの活躍をしていたにすぎない。
でも、第3シードのマジックがEASTカンファレンスを制したのには、プラスアルファのものがあったにほかなりません。
ここ数年のマジックといえば、インサイドはハワードの力で圧倒的に支配できても、どうしてもワンマンチームの感が拭えませんでした。
でも、今シーズン、そしてプレーオフは全く違うチームへと変貌していた。
特にプレーオフでは、アウトサイドシューターたちの活躍が目覚ましい。
3Pの確率は驚異的です。
絶対的なセンターと絶好調のアウトサイド。
こうなってしまうと、ディフェンス側は止めようがない。
インサイド抑えに行くと3P、3Pをケアしてディフェンスを広げるとハワードの豪快ダンク。
いやぁ、守る側からしたら、たちが悪い。
キャブスも翻弄されていました。
そして、もうひとりのキーパーソンがPGのオルストン。
実は彼、元々スターターではない。
マジックには、オールスター経験もあるネルソンがいる。
彼の怪我によって先発を任されたオルストンがシーズン終盤からプレーオフまでチームを引っ張る。
ハワードのインサイドや3Pだけでは淡泊な攻撃になってしまうが、彼のスピードで相手ディフェンスを引っかき回す。
これが、マジックの攻撃のいいアクセントになっている。
もしかしたら、彼がファイナルへの道の立役者と言ってもいいかもしれない。
それくらい、彼の働きが目を引く。
しかし、ここで嬉しい誤算、と言っていいのかどうかわからないが、ネルソンが4か月振りにファイナルで復帰できる可能性が出てきたという。
これにはHCバンガンディーも頭を悩ますはず。
PGは、非常にデリケートなポジション。
怪我明けのオールスター級のPGと今乗りに乗っている元控えPG。
この選択が勝負の命運を握っていると言っても過言ではない。
私は、先発オルストン、勝負所(控え)でネルソンかな? なんて勝手な想像をしていますが、それは5日に蓋を開けてみないとわからない。
1戦目は、ネルソンが復帰するか否か、大注目だと思います。
ラシャード・ルイスやターコルーは、プレーオフで波に乗っている。
特にラシャード・ルイスは止めようがないくらい3Pが当たっている。
彼らはある程度計算できるはずだから、マジックPGの取捨択一が勝負の命運を握る。
HCとしては評価の低いバンガンディさん、腕の見せ所ですよ。
というか、下馬評は圧倒的にレイカーズです。
昨年の雪辱の意味もあるし(ファイナルで敗れています)、コービー・ブライアントは、今世界中を探しても止められる選手はいません。
しかも、パウ・ガソルなどのバックアップメンバーもリーグ屈指。
そこが、キャブスとの違いと指摘する専門家も多い。
下手したらレイカーズのスイープもありえる。
だからこそ、あえて私はマジックを応援する。
夢のカード(コービーVSレブロン)を破壊してしまったのだから、こうなりゃとことんクラッシャーになってしまえ。
それはそれで歴史に残るシーズン、そしてファイナルになると思います。
マジックが優勝すると、チーム発足以来の快挙。
歴史の目撃者になれるか?
超名門王者VS勢いに任せてきた若き挑戦者。
なにか、今年のスーパーボウルと様相が似通ってきた。
ということは、名門のほうか……
いやいや、まだなにも始まっていない。
堪能させてもらいます。
できたら7戦目までもつれるような、もの凄いファイナルになることを期待して。
ファンの皆さんも思う存分楽しんでください。
って、言うまでもですね。
レブロン、キャブスファンは観たくないかも……
posted by uzura176 |23:44 |
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2009年06月01日
5月最後の日曜日は、波乱の連続でした。
NBAでは、優勝候補のキャブスが散った。
これで、誰もが期待してやまなかった夢の対決、コービーVSレブロンの対決がファイナルで観れなくなってしまった……
ジョーダンVSマジック以来のスーパースターの競演、来シーズンに期待するしかない。
1年に1度の競馬最高峰レース「日本ダービー」も、豪雨の中、断然の一番人気アンライバルドがとんだ……
せっかくの大舞台。
真の3歳王者を決める環境でやらせてあげたかったというのが、関係者、ファンたちの素直な感想でしょうか。
そして、仰天ニュースも。
バストットボール田臥勇太(リンク栃木)選手のNBA再挑戦が決まった。
ダラス・マーベリックスのミニ・キャンプに招待されたそうです。
バスケファンにとっては、彼の夢を追う姿が本当に眩しいし、応援したいことだろうと思います。
年齢的にも、これがラストチャンスになる可能性も高い。
是が非でも、このトライアウトに勝ち残って来シーズンのロースターを自らの手でものにしてほしい。
でも、ここで大きな問題も……
4月に発表された日本代表のメンバーに、田臥選手が選出されていたからです。
まぁ、実力からして当然のことでしょう。
でも、今回のオファーを受けることによって、代表の座を辞退せざるえなくなってしまったわけです。
日本協会は、一時代表から離れるという弁解をしてましたが、実質離脱ということになります。
でないと、彼が今まで代表を断り続けてきたことの説明がつかなくなる。
実質、16人の枠はひとつ空席となってしまいました。
しかも、その代表は今月10日(大会までたった11日前の発表)から始まる東アジアバスケットボール選手権大会へ向け、準備を着々と進める中での今回の発表です。
“なにも、こんな切羽詰まった時期に…… ”と関係者、そして本人自身もそう思ったに違いないはず。
もちろん、ファンにとっても心中は複雑。
本人も会見でその苦しい胸のうちを吐露していました。
そして、悩んだ末の決断。
個人的には、快く送り出してあげたい。
代表もNBAもまったく別ものなので、天秤にかけることも難しいのですが、今回のような千載一遇のチャンスを棒に振るようなことをしなかった彼の選択は、賢明だったと感じます。
最後のチャンスと腹をくくっているからこそ、覚悟を決めて、最高のチャレンジをしてきてほしい。
常識的に考えて、彼の念頭のNBA夢がある限り、彼が代表でプレーするのは、非常に難しい状況にあると思います。
それを理解した上で、日本協会は代表に招集しているのですから、もしかしたらこのような事態を予測出来ていたのかもしれません。
でも、今回の協会の対応は、どう捉えたらいいんでしょう。
まるで、“不測の事態”が起こってしまったような振る舞いです。
この時期に変わりの選手を入れるというのは、チームにとってなんのプラスにもならないのかもしれない。
でも、ですよ。
たった16人の枠のひとつを失っておいて、「一時代表を離れるだけ」というのは、あまりにも苦しい言い分じゃなですか。
しかも、今回の代表にはポイントガードが田臥選手を含め3人選ばれていた。
そのうちの1人がチームを離れるということは、2人です。
ポイントガードは非常に運動量も多く、怪我も多い。
そして、ひとりで1試合通して出ずっぱりというのが効かない、厳しいポジションです。
考えたくもないですが、もし不測の事態に陥ってしまったらどうするのでしょうか。
すぐにでもひとり補充するのが(それがたとえ意味がなく、戦力にならなくても)本当の対応なのではないでしょうか。
日本バスケ界のお家騒動にはもう慣れっこですが、「またか……」という気持ちでいっぱいです。
ここで、それこそ無茶で苦しい対応なのかもしれませんが、私は提案したい。
bjリーグのポイントガードを代表に呼ぶというのは。
もちろん、JBLとbjの確執を承知のうえで言ってます。
そして、まだレベルの差がかなりあることもわかっています。
だからあえて、名を挙げることもしません。
でも、今回の「田臥騒動」をきっかけに、少しでも日本協会やJBLとbjが歩み寄るきっかけになればと思うのです。
もし、それが両者の融和につながるのであれば、田臥選手自身も快く代表を離れる(というか辞退)できたのではないでしょうか。
補充された選手(bjの選手)がチームに貢献できなくてもいい。
戦力にならならなくてもいい。
チームで浮いちゃっててもいい。
そんなこと問題じゃない。
みすみす“1人なしで戦います”って、芸のなさが腹立たしい。
私の提案は別にしても、今回の“ピンチ”を“チャンス”に変えようという姿勢が、日本バスケ界にまったく見えないこと自体、何か悲しいのです。
田臥選手のニュースは、本来喜ばしいこと。
でもそれが、煮え切らない気持ちにさせられるのは、なぜなんでしょう。
日本バスケ界よ
変わろう!
いや、変わろうとしよう!
財団法人バスケットボール協会理事会会長“麻生太郎”さん。
昨日は東京競馬場行ましたね……
posted by uzura176 |04:32 |
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2009年05月27日
NBAプレーオフ、カンファレンス・ファイナル。
ファイナル候補2チームが、もがき苦しんでいる。
プレーオフが始まる前から、今年のファイナルはレイカーズとキャブスで決まり! と多くの専門家は自信満々に予想していたが、面白い展開になってきた。
シーズン通りの結果なら、プレーオフなんていりませんもんね。
レイカーズと2勝2敗の五分に持ち込んでいるナゲッツ。
むしろ、王者レイカーズを押しているゲームが続く。
ビラップスの経験が活きていることももちろんだが、カーメロ・アンソニーにエースの自覚が出てきたことが大きい。
フルでは観れていないのですが、コービーにしつこく付くカーメロの姿が印象的でした。
北京五輪で、ディフェンスを叩き込まれたのが大きいのかもしれない。
いや、もっとメンタル的な部分の成長だと考えてもいい。
彼はエリート街道を歩みながら、常にレブロンやウェイドと比較され、物足りないという評価を受けてきた。
ただ、今回のプレーオフに対する意気込みはプレイを観ていてわかる。
昔の彼なら、自分のオフェンスのことばかり考えて、相手エースに付くなんてことは考えられなかった。
それがどうだ。
自ら率先して泥臭い役をかってでて、コービーにタイマン勝負。
たとえコービーにやられようとも、チームメイトは彼の背中を見て“俺らもやらねば”という気持ちになるのではないでしょうか。
ナゲッツの大番狂わせ、あるかもしれない。
レイカーズは、ここにきてコービー依存症がぶり返してきたような気がする。
レイカーズの調子のいい時は、コービーが囮になり、味方を活かすフォーメーションが多い。
そして、大事な場面ではエースが点をもぎ取る。
しかし、今はどうだろう。
60分通してコービーが孤軍奮闘しているようにみえる。
これは、レイカーズの悪い兆候。
コービー以外の選手の奮闘がなければ、本当に危ないぞ。
どうする? フィル・ジャクソンHC!
個人的には、バイナムなんてNBAのトップセンターになりうる資質の持ち主なのに、かなり委縮しているようにみえる。
やはり、若さゆえか。
7戦目までもつれること必至。
そういう意味では、まだホームゲームが1試合多いレイカーズが有利なのですが、今のナゲッツには勢いを感じます。
そして、EASTカンファレンス。
やばいぞ、キャブス!
いや、レブロン。
今日もオーバータイムの末敗北。
1勝3敗でオーランド・マジックがリーチをかけた。
2戦目のレブロンの劇的なブザービーターがなければ、スイープされていた可能性もあるわけですから、プレーオフは本当に恐い。
だって、カンファレンス・ファイナルまでのキャブスは、プレーオフ8戦全勝ですよ。
誰も、こんな展開予想できなかった。
しかも、相対するマジックは、カンファレンス・セミファイナルで昨年の王者セルティックスと死闘を演じて、出がらし状態と思われていたのに。
出がらしどころか、昨年の王者を倒したことで勢いが出ちゃったとしか思えない。
ドワイト・ハワードが完全にインサイドを制圧している。
キャブスのイルゴウスカスでは、スピードがあまりにも違いすぎる。
かといって、ベン・ウォレスやバルジャオでは、オフェンス力が低下する。
HCも頭を悩ませていることでしょう。
しかも、マジックのアウトサイドシューターたちの活躍が予想以上。
これは、セルティック戦から言えることかもしれないが、3Pの成功確率が異様に高い。
特にラシャード・ルイスはプレーオフで、スーパースターの仲間入りしたのではないでしょうか。
良い選手だとは思っていたのですが、ここまでくると本人もイケイケ状態。
NBANo1センターと当たりに当たりまくっているシューターたち。
これは、もう止めようがない。
後がなくなったキャブスは、残り3戦を全勝しかない。
でも、ホームゲームは2試合。
次のホームで、よっぽど豪快な勝ち方をしないと厳しいというのが本音。
ポイントは、やはりディフェンスになるのでしょうか。
ハワードを潰すか、3Pを完璧に抑えるかのどちらかに絞るしかない。
それくらい、今のマジックオフェンスは止められない。
個人的には、“ハッカーシャック”のように、ファール覚悟でハワードを止めるしかないのかと感じています。
彼の弱点はフリースローですから。
そんなとこまで似なくていいのに……
オフェンスに関しては、もうレブロンと心中する。
今の彼はもうアンタッチャブルな存在だし、決して調子も悪くないようなので。
ここは、HCの腕の見せどころ。
これであっさりレブロンとキャブスが散っちゃうようだと、NBAファンもどっちらけ。
5戦目のホームは何とかなるとしても、6戦目が勝負か。
5、6戦目キャブスが取るようだと、勢いでキャブスがファイナルへと、と考えてます。
というか、ファイナルでコービーとレブロンの対決を期待している声は聞こえてないけど、私の耳には猛烈に聞こえてます。
いえ、自分の声です。
ナゲッツVSマジックのファイナルになったら、コミッショナーも頭を抱えるでしょうね。
さぁ、今日は朝の4時からチャンピオンズリーグ決勝。
こちらは、世界中のサッカーファンが期待したカード、マンユーVSバルサ。
私は、劣勢を叫ばれているバルサを応援。
というか、トヨタカップでバルサを観たい。
どちらのサッカーも日本代表もクラブチームも真似できないけど、日本の子供たちにはバルサのサッカーを観てほしい。
クリティアーノ・ロナウド対メッシなんて言われてますけど、そんな単純なものではないでしょう。
ディフェンスに一日の長があるマンユーが有利なのはわかる。
でも、あの屈強なディフェンスをいとも簡単に崩す、バルサのインテリジェンス溢れるサッカーを期待。
寝ちゃうと寝過ごす危険あり、なので朝までがんばって起きとくぞ!
このカード、決戦には、生活のリズム崩す価値ありですから。
レイカーズVSキャブスになったら体壊すような気がします……
それでも、やっぱり観たい。
posted by uzura176 |22:44 |
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2009年05月18日
今日のbjリーグファイナル。
有明に行きたかった……
土曜日大阪が負けちゃったんで、テレビ観戦にしました。
ファイナルのカードは、沖縄ゴールデンキングスVS東京アパッチ。
それにしても、アリーナはすごい雰囲気に包まれていた。
それは、テレビ画面からもひしひしと伝わってきました。
観客数は9358人とのこと。
セミファイナルのときでも、ここまでは入ってなかったような気がする。
沖縄ブースターはアウェーにもかかわらず、飛行機でいっぱい駆けつけていたと思う。
じゃないと、あれだけ客席に“金色”はないはず。
沖縄はシード的には上のはずなのに、アウェーシュチュエーションで同情していたのですが、あのブースターの後押しがあれば、そんな心配は無用だったようですね。
にしても、沖縄ブースターの威力はすごい。
東京で沖縄の匂いを作りあげてしまう。
指笛や独特な三味線リズムの応援。
選手たちには、本当に心強い存在。
選手たちも輝いているけど、ブースターも輝いて見えました。
そして、bjが確固たる地位を築き上げ始めていることを象徴していることがある。
それは、ファイナルとはいえ、多くのテレビ中継をやっていたこと。
CS、BSでは生放送。
そして、地上波でも放送(こちらは深夜の録画放送ですが)。
メディアも協賛企業も、bjの理念に何か感じるものがあるということではないでしょうか。
企業チームじゃなくても、ちゃんと運営できる。
プロリーグって、本来こういう形であるべきなのではないでしょうか。
リーグ、チーム、ファン、地域、協賛企業すべてが一帯になって運営する。
バスケのレベルは、後からついてついてくるもの。
10年経ったbjはどうなっているのでしょう。
もしかしたら、物凄い可能性を秘めているのかもしれない。
見習おうとするプロリーグがいっぱい出てきたら、1スポーツファンとして心の底から喜びたい。
って、またどうでもいい話ばかりしてしまった。
せっかくのファイナル。
ゲームの話をしましょう。
個人的には、今年は大阪の3連覇を止めた沖縄に勝ってもらわないと困る、と思いながら観戦してました。
リーグ戦でも断トツの1位の成績ですしね(昨年はなんと断トツの最下位だったから驚きです)。
しかも、アウェーですし。
そしてなにより、走りまくるスタイルはカッコいい。
そして運命のティップ・オフ。
どちらも序盤、動きは硬い。
そして、ボールも動かない。
疲れもあって体も少し重そう。
いきなり、沖縄のPG澤岻(#1)からのスティールから始まる。
そして、最初からゲームが荒れる。
どちらも、ファイナルという舞台でナーバスになっていることもあり、ボールのないところでの小競り合いが頻繁に行われる。
審判もなんとかいさめようとして、頻繁に笛を吹くが、逆に選手やHCにフラストレーションがたまる悪循環。
東京のHCジョー・ブライアント(レイカーズのコービーの親父さんです)までも、テクニカルファールを取られるような展開。
結果は、もう皆さんご存知だと思うので、先に言ってしまいますが、沖縄ゴールデンキングスが見事4代目チャンピオンになりました。
実況や解説は、好ゲームと頻繁に繰り返していましたが、結果1度もリードも奪われないまま沖縄が逃げ切りました。
一番点差が詰まったのでも4点差。
沖縄の完全勝利だと思います。
そして、勝負の命運を分けたのは、沖縄ガード陣の奮闘。
特にこの試合は、セミファイナルで持ち味を出せず苦しんだ金城(#6)が大活躍。
ほとんどシュートを落とさないし、全選手の中でもコートで一番走り回っていた。
そして、見逃せないのが金城選手や澤岻選手の控えとして出場していた菅原(#13)。
彼のハッスルプレー、そしてルーズボールに対する執着心がチームに流れをもたらしていた。
この日は、前日50点を叩き出し、大阪エヴェッサを倒す原動力になったジェフ・ニュートン(#50)が絶不調。
というよりも、昨日の試合で体力を使い果たしていたのかもしれない。
その大黒柱の不調を他の4人、そして6thマンの菅原選手を合わした皆でカバーしていた。
エースがこんな状況でも、リードを1度も許さなかったということが、沖縄の底力なのではないでしょうか。
そういう意味でも、シーズン(シーズン1位の成績)と合わしても沖縄の完全優勝と言える。
プレーオフMVPはニュートン選手になりましたが、正しくチーム全員で勝ち取った栄冠。
しかも、参入初年度の昨年の最下位からの頂点。
大々下剋上劇。
今年のbjリーグはドラマチックな締めくくりとなりました。
付け加えますと、東京もかなりいいチームでした。
特に外人選手の力がバランスよく、それを見事に使い分けるブライアントHCの手腕も賞賛されていいと思う。
ファイナルに関しては、日本人選手のキーマンとも言えるSGの城宝(#31)のファール・トラブルが非常に痛かった。
相手SGの金城選手が大活躍した分、そこのポジションの差が命運を分けてしまったのかもしれません。
城宝選手は昨年もファイナルで涙を流したが、今日は悔しくて寝れないと思います。
大舞台で本来の力を出せないほど、悔しいことってないでしょうから。
あと、勝負を分けた分岐点はフリースローの差。
バスケの中では地味で面白みに欠けるシーンではあるが、実はこの成功率が勝敗を分けることは非常に多い。
ファイナルでの、沖縄のFT成功率と本数は東京をかなり上回っていた。
もしかしたら、これもブースターの成せる業かもしれない。
そのくらい、沖縄ブースターの相手チームへのフリースローのプレッシャーは強烈です。
東京は、この悔しさをもって、来年もファイナルに来てほしい。
個人的には、大阪VS東京を期待していますが。
いや来年、他の12チームは“ストップ沖縄”がテーマでしょうか。
今年のメンバーがそのまま残るようなことがあれば、やはり沖縄が優勝候補筆頭だと思います。
なんにせよ、4年目のbjは大いに盛り上がった。
いや、年々その勢いは増しているように思えてならない。
1チーム増える5年目も今から楽しみ。
bjリーグはおもしろいし、楽しいし、魅力的だ。
バスケといえば部活のイメージしかない日本。
どうか、bjをとっかかりにしてバスケシーンが盛り上がればと思う。
観てばかりじゃなく、早くやりたい!
と思う膝が壊れている中年のレポートでした。
さぁ、これからはNBAのプレーオフも観なきゃ。
5月はバスケットボールの月、と思っているのは私だけか?
posted by uzura176 |05:32 |
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