2010年10月31日
待ちに待ったNBAの開幕
3ヶ月ぶりの更新となってしまった……
人気のないブログとはいえ、ここまで放置してしまったことを反省、いや猛省。
話を本題に戻そう。
先週NBA2010-2011シーズンが開幕した。
今季はなにかと話題の多いシーズンである。
華の2003年ドラフト組がFA権を獲得したことによる、大型移籍が相次いだ。
その代表格がレブロン・ジェームズとクリス・ボッシュのマイアミヒートへの移籍だろう。
ヒートの顔とも言えるドゥエイン・ウェイドと共に歴代最強ビックスリーとも言われる。
この華々しい世代のドラフト1、4、5位が同チームに所属するのだから、えげつないことこの上ない。
オバマより話題をかっさらった男
現地アメリカでは、この話題で今オフはもちきりだったようだ。
そしてそれは、キングことレブロンへの強烈なバッシングがほとんど。
「ジョーダンと比較され続けてきた彼は、最も安易な方法でNBAチャンピオンを手に入れようとしている」と。
特に前所属チームのクリーブランド市民の怒りは凄まじい。
とんずらをかまされたあげく、移籍後にレブロンがキャブスの悪口を並べるものだから、泥沼化状態である。
これから10年以上遺恨を残すことになるだろう。
理想と現実のギャップは簡単に埋めれない
さて、今回の移籍でヒートは優勝候補筆頭に名乗り出た……というわけではないらしい。
感情論は抜きにしても、NBAファンの冷静な意見である。
さすがバスケット大国アメリカだ。
バスケットが単に足し算だけでは成り立たないことをクールに分析している。
確かにこの3人の昨年の平均得点を合わせると70点である。
3人で70点なんて数字を毎試合たたき出せば、ほぼ負けることはないだろう。
だが、バスケットボールはそんなに単純なものではない。
なぜなら、彼らはいわずもがなチームのエースだったわけである。
1人あたりのシュート試投数が圧倒的に減ることは間違いない。
1人平均5点近く減ってしまうと考えるのが妥当である。
しかも自らシュートを連発してリズムを作る選手たちだけにFG率の低下も心配だ。
ヒートが抱える問題点はひとつやふたつではない
ヒートの弱みはこれだけでない。
レブロンとウェイドは、圧倒的なスピードを誇る典型的なペネトレイターであり、ふたりの長所が重複してしまい、コートのスペースを殺しかねない。
そして、最も大きな問題点。
それは、3人以外のポジションがあまりにも弱いのだ。
しかもそのふたつのポジションはポイントガードとセンター。
間違いなく、バスケットボールで要のポジションである。
その片方が欠けてもチーム力は著しく下がるといってもいい。
そのふたつのポジションの弱いヒートが、NBA最高峰にのし上がることは少し考え辛い。
まだある。
3人の得点力があるのは間違いないが、彼らの中にピュアシューターと生粋のポストプレーヤーがいないのだ。
ウェイドとレブロンのドライブ力はNBAでナンバー1,2と言っても過言ではない。
だが、彼らの3ポイント成功率はNBAの中でも決して高い方ではない。
そして、その3ポイントシュートの成功率を上げるためには、強力なリバウンダーとポストプレーで相手ディフェンスをインサイドにひきつけることが重要である。
ボッシュがその役目を一手に引き受ければ良いじゃないかという考えもあるようだが、そう簡単にいかないというのが本当のところなのではないか。
確かにボッシュはサイズもあり、テクニックもパワーフォワードとしては優れている。
だが、彼はパワーと高さを生かすタイプではなく、ミドルシュートや巧みなフェイクで得点を重ねるタイプのパワーフォワードである。
さらに言えば、彼ら3人にパスを出す、そしてゲームを作るポイントガードがない。
結局は3人各々の1on1に終始するしかないチームなのである。
背が低くても、スピードがなくても、シュート力がなくても、なんでもいい。
彼らをひとつにする影響力の強いベテランPGがいればいいのだが……
ひとつのチームだけでタラタラと書いてしまった
以上、延々とヒートの悪口と弱点を並べてしまった。
ヒートファンの方、このビック3に期待している方、すんません。
悪気は一切ございません。
なんやったら、私はウェイドとレブロンのファンなんですから。
なんだかんだ言われながらも、現時点でヒートは2勝1敗で幸先のいいスタートを切った。
シーズンの成績はおそらくイースタンで1位2位を争うような成績を残すと考えている。
だが、プレーオフでその進化を発揮できるか……
ウェイド以外はポストシーズンの成績が乏しいから、大事な局面で空中分解なんてこともあるかもしれない。
ヘッドコーチのスポールストラも実績に乏しいのも気がかりだ。
05-06シーズンのときのように、名将パットライリー(現GM)がしゃしゃり出てきておいしい所を横取りなんてこともなきにしもあらず。
そうなった方がファンにとってはうれしいのかもしれないが……
今季のNBAもつれる……ような気がする
あぁぁ、もっともっと今季のNBAのこと語るつもりでいたのに、ヒートの話題に終始してしまった。
まぁ、それだけヒートが注目を集めているということだろう、ってことで片付けよう。
次は、優勝候補のチーム、今季にかけるチーム、台風の目になるチーム、勝手に応援しちゃうチームを紹介していこう。
いつになることやら……
その前に、せっかく始めたブログ。
週1くらいは更新せねば、と前にもこんなことを言ってたような気がする今日この頃。
あぁぁ、俺ってアカンたれ!
posted by uzura176 |22:52 |
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2010年07月15日
W杯が終わった。でもスポーツは、地球は回り続けている
この1ヶ月、南アフリカワールドカップに夢中で、他のスポーツのことは疎かになっていた。
4年に1度の大イベント、そして日本の予想外の躍進と、観るべき要素が多すぎた。
他の競技の感心が失せたわけではないので、御了承を。
にしても、スペインの優勝で幕を遂げたW杯は、一生記憶の中に残り続けることだろう。
“キング”ことレブロンは違う意味で時代を変えた
今日は久しぶりにバスケのことを書きたい。
私が他の競技にうつつをぬかしている間に、NBAではとんでもない出来事が進行していた。
そう、“キング”ことレブロン・ジェームズの移籍が決定したことである。
今年のFA目玉選手であったことには間違いないが、まさか本当に移籍するなんて、長年NBAファンをし続けてきた当方にとっても、非常意外でびっくりさせられることだった。
20世紀までのNBAは、FA制度や移籍市場もまだ確立されておらず、チームの顔となるスーパースターは、最初に入ったチームでその現役生活をまっとうすることが常だった。
マジック・ジョンソンもラリー・バードもひとつのチームでその現役生活を終えた。
マイケル・ジョーダンは、ワシントン・ウィザーズで現役生活を終えたが、彼は2度目現役復帰ということもあって、例外とも言えるだろう。
やはり彼はシカゴの顔である。
おそらく、今現役最高選手の呼び声高いコービー・ブライアントもロサンゼルス・レイカーズで引退を迎えることになるだろう。
レブロンはお金も情も選ばなかった、欲しいのは優勝だ
しかし、これからのNBAを背負っていくことであろうレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズで現役を終える道を選ばなかった。
もちろん、クリーブランドで現役生活のすべてを捧げていたら、永久欠番だけでなく銅像も建っていただろう。
彼の決断、そしてFAは選手の権利であって、もちろん彼の権利でもある。
だから、その権利を行使することに何の異論もない。
ただ、もうすでにクリーブランドで、確固たる地位を築き上げていて、町の象徴でもあるレブロンが移籍するなんて、噂でいくら言われようとも信じ切れなかった。
ヒートはNBA版銀河系軍団を結成した
そして、なにより驚かされたのは、彼が選んだチームがマイアミ・ヒートということである。
ヒートと言えば、レブロンと同期入団で、1度チャンピオンズリングを獲得していてスーパースターでもあるドウェイン・ウェイドがいるチームである。
彼も今年FAの年だったが、早々にヒート残留を決めていた。
このアメリカのNBAのスーパースター2人が同じチームに同居する衝撃は、NBAファンの方ならわかっていただけるだろう。
そして、もうひとつのサプライズがあった。
そのヒートにトロント・ラプターズからクリス・ボッシュまでもが移籍してきたのである。
もう、頭の中では整理しきれない。ちょっと落ち着こう。
ボッシュがFAで移籍してきた。
ラプターズのエースであり、オールスター常連選手でもある。
ちなみに、レブロンがドラフト1位で入った2003年シーズンは、ドラフトの当たり年であって、その世代はアメリカでも黄金世代と言われ、今のNBAそしてアメリカ代表を支えているメンバーである。
その将来を担うスター選手たちが今年一斉に、FAの年を迎えたのである。
それは、昨シーズンが終わる前から話題にのぼっていたことで、特にレブロンがどうのような選択をするのかで、全米中で話題になっていた。
そして、ウェイド、カーメロ・アンソニーにボッシュの動向も頻繁に話題にのぼった。
この当たり年のドラフト1位と4位と5位が今年から同じチームでプレーことになったのである。
まさかこのうちの3人がヒートという同じチームでプレーすることになることなど、どこの誰が予想したことだろうか。
セルティックスの“ビック3”が結成されたときは、NBAファンは騒然となった。
優勝に全く縁のなかった、ポール・ピアース、レイ・アレン、ケビン・ガーネットがサラリーという重荷を振り払って、ひとつになったのである。
正しく、チャンピオンズリングに対する執念が彼らを突き動かしたのである。
そして彼らの執念が叶い、そのビック3は今年もファイナルに進み(惜しくもレイカーズに優勝を譲る)、一昨年は悲願の優勝も遂げた。
しかし、今回のレブロン、ウェイド、ボッシュの“ビック3”は、セルティックスの“ビック3”とはわけが違う。
ヒートの3人は、年齢的にも旬でもあり、ひとりはもうすでにチャンピオン経験者である。
当たり前であるが、北京五輪のドリームチームに3人とも名を連ねている。
ちなみに、セルティックスのビック3は、ひとりもアメリカ代表(北京五輪の)に選ばれていない。
こんなビックネームがひとつのチームに終結したことは、もしかしたらアメリカスポーツ史上初と言っても過言ではない。
例えは悪いかもしれないが、日本のプロ野球でジャイアンツという王者に、ダルビッシュ、涌井、岩隈の3人が移籍してひとつのチームでプレーするようなものである。
それでも、バスケットボールはチームスポーツである。
いくらビックスターを集めたからといって、上手くいくとはかぎらない。
プロ野球のジャイアンツがエースと4番バッターを集めて失敗しただとか、レアル・マドリードが“銀河系軍団”を作りながらも、優勝を逃したことなど、そういう失敗例も枚挙に挙げればきりがない。
しかしである。
今回の3人が同じチームに所属するということは、やっぱり冷静に考えても頭で整理できないショッキングな出来事なのである。
NBAでリーグ最多勝記録を作ったシカゴ・ブルズもマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンというスター3人を揃えていたではないか、という声も聞こえてきそうである。
それでも、このチームはなんだかんだ言っても、ジョーダンという圧倒的な存在がいて、後の2人、もしくは4人が彼のバックアップをしていたチームに過ぎない。
今回結成された“ビッグスリー”は、3人ともひとつのチームでエースを任される存在なのである。
その3人がひとつにチームに集まって上手くいくのか、それとも3人が互いの持ち味を相殺してしまい歯車がかみ合わないのか。
こんな、末恐ろしいトリオを私は観たことがないのでなんとも言えないが、もし3人が噛み合うようなことがあれば、5年も6年も王朝を築く可能性すら秘めているのである。
“キング”が下した決断の余波も大きい
ただ、レブロンがクリーブランドを去ったことに、市民は落胆を隠せない。
チームのオーナー、ダン・ギルバートはレブロンに対し、ここでは書けないような暴言を連発して罰金10万ドルを食らっている。
マブスの名物オーナー、キューバンも、今回のヒートのやり方はあんまりではないか、と疑問を呈している。
それだけ、今回の移籍は、個人レベルやNBAレベルにはとどまらず、全米で波紋を起こしているのである。
私は応援しない!でも、心の底では楽しみだ
個人的には判官びいきの私は、こんなドリームチームクソ食らえ、だと思っている。
他のチームのモチベーションはどうなってしまうんだ、と思わずにはいられないくらいである。
それでも、また王朝期をつくりつつあるロサンゼルス・レイカーズ(2連覇中)を止めるには、こういう強引なやり方も必要なのかもしれない。
そしてもし、今季ヒートがぶっちぎりの強さでNBAを制することになれば、NBAの価値観も変わっていくのかもしれないし、また摩擦を起こし違ったルールが制定されるのかもしれない。
それだけ、来季のNBAは注目せざるえないシーズンになるはずだ。
マイアミの市民は今から胸躍らせているはずだろう。
それ以上に世界中のNBAファンがヒートというチームの動向から目が離せないことだろう。
にしても、すごい事になったもんだ……
レブロンの次はファーブ。アメリカはスポーツの話題に事欠かない
今アメリカでは、レブロンの移籍先が決まったことにより、次はNFLの生きる伝説でもあるブレッド・ファーブが現役を続けるか否かに注目が集まっているそうだ。
私は、彼の勇士を来シーズンも観られることを信じていますが。
アメリカではワールドカップのベスト16進出で、サッカー熱も上がってきているらしい。
アンリも移籍することですし。
そして、今回の騒動が終わってすぐに、今度はファーブの動向に国民は固唾を飲んでいる。
そして、昨日のMLBオールスターの盛り上がり(日本はオールスターのあり方を問われている状況なのに)。
この国が大好きとは言わない。
でも、確実に、市民の草の根までスポーツ文化が染み込んでいるのだと実感する次第である。
スポーツ狂の私としては、来世はアメリカに生まれてもいいかな、と勝手な妄想を抱いている。
だって、面白いでしょ、こんなスポーツの話題ばっかりで盛り上がれるのって。
posted by uzura176 |14:51 |
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2010年06月21日
常軌を逸した生活をしている自分が恐い
昨日の夕方からW杯を3試合テレビ観戦。
でも、あえてそれにはあまし触れない。
強いて言うなら、前回王者に対し、アマチュア軍団が死に物狂いに戦う姿に心打たれた。
最も期待していた南米No1対アフリカNo1対決が非常に後味が悪い結果に。
しかもそれをすべて見終えた後に、先週の金曜日に行われたNBAファイナルを録画観戦。
今日はそのことが本題だ。
なぜ、今週までそれがずれ込んだって?
よくぞ、聞いてくれました(もうひとりトークするくらいイッてます)。
私事なんですが、先週の木曜から体調に異変を感じていたのだが、金曜日の夜になってそれがピークになり、意識が朦朧と。
体温計を脇に突っ込むと40度を越えている……
病院に直行で、2時間も点滴。
W杯が終わるまでに、もう1回くらいの点滴もありそうだと予感してる自分が情けない。
30過ぎると体力も衰える一方……いや、普段の不摂生に問題ありか。
なんにせよ、絶対書きたいと決めていたNBAファイナルの最終戦。
体調もなんとか持ち直してきたので、やっとの思いで書ける。
でも、フラフラで観ていた試合……ほとんど記憶が曖昧だ。
というわけで、HDDに録画していたもので月曜の早朝から復習。
でも、ここにきてやっぱりきた、睡魔が……
いやいや、これ以上ずらしてしまうわけにいかん。
いざ、出陣!
まずはこの涎垂ものの状況を理解してもらわねば
まずは舞台設定から。
なにも状況を知らない人もいるので、手取り足取りいこう。
NBAファイナル(4戦先勝)EASTはロサンゼルス・レイカーズ、WESTはボストン・セルティックスの1戦。
舞台はレイカーズホームのステイプルズセンター。
互いに3勝をしている状況で第7戦目。
正しく、ファイナル中のファイナルというわけである。
そして、この1試合で世界一のチームが決まる
第7戦目までもつれ込むのは2005年シーズン以来5年振り。
そして、これは主観だが、今回のファイナルは私が観てきた21世紀のファイナル史上(たった10年だが)最高の闘いであった。
これを死闘と言わずして何と言う。
W杯の裏では、こんな劇的スポーツドラマも展開されているのだ。
その唯一の違いと言えば、4年に1回と毎年の違いだけである。
やっぱり今年もイエローカラーは強かった
ここ数回バスケットボールのことを書くときは試合結果を最後までとっておいた。
だが、今回に関してはもう結果が出て3日も経っている。
NBAファンに迷惑をかけることもないだろうから、結論から言ってしまおう。
第7戦の死闘を制し、見事2009-2010シーズンのチャンピオンになったのは、昨年の王者ロサンゼルス・レイカーズ。
第7戦のスコアは83対79で、レイカーズ2年連続16度目の優勝を果たした。
対するセルティックスは2年振り18度目の優勝を逃したことになる。
もちろん、この優勝回数は全チームとトップと2位の成績である。
伝統あるファイナルであったことが窺える。
何度もファイナルでも顔を合わしており、今回で11度目となる。
対戦成績はレイカーズの3勝8敗ということになった。
いいプレーだけが心震わすとは限らない
私はこの試合を観戦しながら、何度も涙しそうになった。
それは体調を崩していたからではない。
好ゲームだったわけだからでもない。
むしろ、とてもとても泥臭いゲームであった。
両チームともシュートは入らない、ターンノーバーは連発する、ボールが手につかない、フリースローすら入らない。
これが本当に東西のチャンピオンチームなのかと、疑いたくなるような試合に観えた。
でもこれが、両チームベテラン選手が多い中、最終戦までもつれ込んだ結果なのである。
人々の心震わすゲームというのは、どちらのチームも持ち味を思う存分発揮し、互いの長所と短所がぶつかり合う試合のことを指す場合が多い。
しかし、この試合はお互いのシーズンからの持ち味どころか、選手が疲労困憊でフラフラの状態だった試合だった。
だから、私は心打たれた。
そして、これまでの6戦までがどれほどの激しい戦いであったかをこの第7戦で見てとれた。
「死闘」とは、お互いに命をかけて戦うというよりも、試合が終わった後、互いにエネルギーの1滴も残らないような闘いを指すのではないだろうか。
この試合は正しくそんな試合だった。
だから、ゲームは観るも無残なミスばかりのものだった。
結果的にはMVPに輝いた、そして今現在NBA最高のプレーヤーでもあるコービー・ブライアントさえも、普段は絶対みせないような凡ミスをこの日は連発していた。
普通、ミスまみれの試合は観ていて気持ちいいものではない。
まして、NBAファイナルという世界一決定戦であれば尚更である。
ただ、私は死に物狂いでチャンピオンズリングを手に入れようとしているコート上の彼らを観て、感動せずにはいられなかった。
普段はカッコ悪く見えるものでも、角度を変えて観るとまた違った風景があるのだと実感した。
バスケ、NBA、ファイナル、他にスパイスは必要ない
私の感情論ばかり綴ってもしかたない。
この激闘を制した、レイカーズには心から賛辞を送りたい。
実は私、お気づきの人も多いと思うが、下馬評が低かった相手チームのセルティックスを応援していた。
それは好きな選手と判官びいきの私の正確がそうさせたのだろう。
でも、予想はちゃっかり4勝3敗でレイカーズ(見事当たっているのだが)にして自分の厭らしさにも嫌気がさす。
で、第7戦の最後のブザーを聞いた瞬間、そんな私の小さな感情論など、スポーツそしてバスケを愛するものにとってどうでもいいことなどだと思い知った。
今回のファイナル、そしてこの第7戦は後世に受け継いでいってほしい。
悪童がヒーローになった日
そして、この第7戦最も輝いた男は、レイカーズのパワーフォワードのロン・アーティストである。
NBAファンならこの選手をいい意味でも悪い意味でも知らない者はいないだろう。
いい意味は、最優秀守備選手賞にも輝いたこともある守備のスペシャリスト。
悪い意味は、ある試合で観客に対して暴行をはたらいたとんでもない悪党でもあること。
こんなふたつの側面を持つ男は、今季王者レイカーズにやってきた。
その時のインタビューで彼は、「リーグ連覇に達成できなかったら俺の責任だ」と言ってのけた。
本当に彼らしい言動である。
そしてそれを有言実行したところも、彼の男気のようなものを感じさせる。
ちなみに、彼は悪名高き選手だが、今回のレイカーズ移籍にあたって大幅の給料ダウンを受け入れている。
NBAにはサラリーキャップ制度があり、レイカーズ高年俸選手が多いゆえにそれを受け入れない限りレイカーズに入団できなかったのだ。
彼がどれだけチャンピオンズリングを欲していたかが窺えるエピソードでもある。
レイカーズの優勝は2年連続だが、アーティストの加入なくして優勝はなかったのかもしれない。
もしかしたら、ジョーダンよりも神に近い人
そして、もうひとり忘れてはいけない男がいる。
レイカーズのフィル・ジャクソンHCである。
今回の優勝で彼はヘッド・コーチとして11個目のリングを獲得した。
しつこいようだが、もう1度言う。
11回目の優勝なのだ。
歴代最高回数であることはもちろんのこと、これからもその回数は更新されるかもしれない。
サッカー、野球、アメフト、ラグビー、数多くの監督を私は見てきた。
でも彼以上の指導力、そして戦術眼を持ったコーチは未だ存在しないと私は思う。
マイケル・ジョーダンが「神」たるゆえんは、フィル・ジャクソンとの出会いを切っても切り離せない。
そして、そのジョーダンの影を追い続けるコービーが神に近づきつつあるのもフィル・ジャクソンあってこそなのである。
ちなみにジョーダンもコービーもジャクソンの下以外では優勝経験がない。
スポーツファンに限らず、覚えて損のない名前である。
NBAはファンを失望させるか?いやないだろう
さぁ、これで今シーズンは幕を閉じた。
そして、もう来季は始まっている。
レイカーズの3連覇成るか?
フィル・ジャクソン4度目の3連覇成るか?
コービーの2度目のスリーピートなるか?
それとも、ストップ・レイカーズのチームが出現するのか?
“キング”ことレブロン・ジェームズはチームに残留するのか?
解体されるセルティックスは復活を遂げるのか?
楽しみは尽きない。
あぁ、来シーズンが待ちきれない!
と、ファイナルが終わるたんびに言っているNBAファンでした。
あっ!
後は日本のバスケ界にももっともっと光がほしい……
posted by uzura176 |09:39 |
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2010年06月14日
こんなハードな日程はやってられん
いやはや、寝れん……
まさか4年に1度のW杯とNBAファイナルの日程がガチンコでかぶってしまうなんて想定外。
ここ数年このふたつのイベントを楽しみにしてきたスポーツ狂にとっては、嬉しいやら悲しいやら。
こんな有意義な時間をダブルで満喫できるなんて喜ばしいことなんだけれども、いかんせんこれじゃ体が持たんでしょ……
だから、私はW杯の1次リーグはそこそこに、序盤NBAファイナルを中心に観戦予定。でもよくばってどっちも観て体調崩してしまうんやろなぁ……
って、引越しまでしちゃうもんだからテンヤワンヤ。
もう、知らん。
成せば成る精神で突っ切ろう。
今年のファイナルは間違いなく熱い
そこで今日は先ほど終わった(7時間も経つが)NBAファイナル第5戦ロサンゼルス・レイカーズVSボストン・セルティックスについて。
やっと今日BSが観れる環境が整い、この大一番を生観戦できることができた。
うーーん、感無量とはこのことを言う。
しかも、私がファイナルを観れずに悶々と過ごしている間も、実力均衡のデッドヒートが繰り返されていたようで、第1戦レイカーズ、第2戦セルティックス、第3戦レイカーズ、第4戦セルティックスで2勝2敗の五分と五分。
久しぶりに最終戦までもつれこみそうなファイナルとなった。
そして、今日の第5戦。
舞台はボストンのホームアリーナTDガーデン。
6戦目、7戦目はレイカーズのホームとなる今季、是が非ともこのラストホームゲームをセルティックスはものにしたいところだ。
いつもなら、結果を先に言っちゃってしまう私だが(で読者をしらけさす愚か者)今日のような緊迫したゲームは、最後においしいところを取っておこう。
今晩8時からの録画中継を楽しみにしているNBAファンもたくさんいるでしょうから。
そんな人たちは試合を観てから、このブログを読んでみてください(そんな暇な人いないか……)。
その後日本代表のサッカーの試合ですもんね。
慣れもしない試合経過を辿る風に書いてみた
というわけで第1Q。
両チームとも、4戦目までの反省もあり、すこし硬い立ち上がり。
どちらもボールの回りもよくなくFG率も上がってこなかった。
ちなみに膝を故障中のレイカーズのセンターバイナムは強行出場。
膝の水を抜いて試合に挑んだそう。
さすが、後がないファイナル。
選手の意気込みもちょっとやそこらで説明できないものなのだろう。
第1戦目から4戦目まで観れなかったものにとってびっくりさせられたのは、レイカーズのエース・コービー・ブライアントが相手PGとマッチアップしているところ。
これは、相手セルティックスのPGレイジョン・ロンドへのリスペクトの意味もあるのだろうが、そんなミスマッチをこなすコービーのスピードったらやっぱり只者じゃない。
そして、相手エースと互角に張り合うロンドの成長も計り知れない。
ちなみにレイカーズ・オフェンスの時は、コービーにはレイ・アレンやポール・ピアースや控えのトニー・アレンがとっかえひっかえ付いていた。
常に元気なディフェンスのスペシャリストと対峙するコービーは大変だろうが、これがNBANo1オフェンスプレーヤーの宿命か。
第1Qは22-20のロースコアの接戦でセルティックスがリード。
さぁ、勝負はここからだ。
第2Q。
ここでセルティックスのベンチメンバーがどっさり出てくる。
唯一セルティックスの下馬評が高かったがこのベンチメンバーたちの面々だ。
ディフェンスのために雇われているようなトニー・アレン(コービーにすっぽん)。
ミニシャックことグレン・デイビス(まるでぷっちんプリンのような体型)。
NBA最小で最強のダンカーでもある、シーズン終了間際に移籍してきたネイト・ロビンソン。
NBA最凶であり、最も背の高い3ポインターでもあるラシード・ウォレス。
彼らの活躍がレイカーズベンチを凌駕して、第4戦目はセルティックスが勝ったようだ。
この日も、この4人のいぶし銀の活躍で2Qはセルティックスが優勢に。
やはりベンチはセルティックスに一日の長があるといったところか。
第2は23-19。
前半は45対39のセルティックス6点リードで折り返す。
ただ、30分残しての6点差はあってないようなものだ。
私は後半にそなえて、口の中へ飯をかっ込む。
さぁ、いよいよ後半の開始だ。
第3Q。
いきなり、セルティックスはビックスリーで得点を重ねる。
特にこの日のポール・ピアースは絶好調である。
しかし、この3人をひとりで相手に獅子奮迅の活躍した選手がいる。
もう説明の必要もないのかもしれないが、コービーである。
3P、レイアップ、ミドルシュートどれをとっても落ちない。
いやはや全く落ちない。これを“ゾーン”に入ったというのだろう。
観ていて鳥肌が立ってしまった。
まるで冗談かのようにリングへボールが吸い込まれていくのだから。
コービーの孤軍奮闘でなんとかレイカーズは離されずに第3Qを終えた。
それでも28-26でセルティックスが殴り合いに勝った格好だ。
これで8点差。まだわからない。
そして運命のラストクォーター
第4Q。
ここでも、セルティックスはベンチプレーヤーを含めた10人で攻撃守備ともバランスよくこなす。
コービーもなんとかひとり踏ん張るが、3Qでの体力のつけが最終クォーターにきてしまったというかんじだろうか。
そして、さすがのコービーもひとりじゃ、ファイナルという大舞台を乗り切れない。
結局、セルティックスがリードを守りきり92-86で逃げ切った。
これでセルティックスの3勝2敗。
チャンピオンズリングに王手がかかったわけだ。
これで勝負ありとみるのは早計だ
しかし残り2戦、カリフォルニアの熱狂的なファン(ジャックニコルソンも込み)が待っているレイカーズホームということでこの時点でもまだ尚イーブンか。
いや、むしろレイカーズ有利と言う声もあるし、下馬評はレイカーズだったのだから、ここから何がまっているかわからない。
勝敗を分けた分岐点とは
最後の頼まれてもしないが、このゲームの勝負の分かれ目はどこだったかを考えよう。
もちろん、ホームゲームアドバンテージというのが最も大きいのは百も承知だが、この試合はもっと違う場所にキーポイントがあったような気がしてならない。
それはインサイドの攻防である。
バスケットはなんだかんだ言ってインサイドを制したものゲームを制す。
今日はリバウンドの数は互いに互角だったが、セルティックスのインサイドのディフェンスの意識はかなり強かった。
パウ・ガソルとバイナムのツインタワーがなにもさせてもらえなかった。
しかもブロックショットの数が、7対1。
他のスタッツは似たり寄ったり。
ブロックショットの数が試合の行く末を決めるゲームは非常に稀である。
そういう意味では、ビッグプレーを幾度も観れた今日のゲームは見応えたっぷりであった。
明後日にはどんなドラマが待っているのか?
さあ、第6戦は明後日16日(日本時間で朝10時)。
ここで、一気に勢いに乗ったセルティックスがレイカーズを下して決着をつけるのか?
それとも、レイカーズが意地を見せ最終戦までもつれ込むことになるのか。
個人的にはレイ・アレンファンなのでセルティックスなのだが、もう2試合観たいというわがままな気持ちもある。
ベストは4勝3敗でセルティックスを望んでいるがそうはいかないような気がする。
セルティックスが勝つなら6戦目が4、5戦目の勢いのあるうちに勝利で決めてしまいたい。
やっぱり日本人だからどんなに悲観論が多くても観ちゃう
あっ!今日はサッカー日本代表にとっても大事な緒戦。
それについては明日にでも書こう(みんな書いてパンクしちゃいそうですが)。
まっ、明日はNBA休養日。
ゆっくり、サッカー観戦と行きましょう。
頼んまっせ!日本代表。
posted by uzura176 |19:03 |
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2010年06月03日
W杯前の大決戦
さぁ、いよいよ今日からNBAファイナルが始まる。
BS中継が観られない環境にいる私だが、胸がときめいてしまう。
でも、5戦目から観れそうなので、なんとか終盤までもつれ込んでほしい。
このカードの予想にあんな人まで噛んでるとは
今年のカードはEASTがボストン・セルティックス、そしてWESTがロサンゼルス・レイカーズ。
因縁深い対決となって心も躍る。
このカードを予想した人は少ないだろう。
EASTには昨年ファイナルに進出したマジックと“キング”ことレブロン・ジェームズ率いるキャバリアーズがいるのだから。
ここまでのセルティックスの躍進を予想した人は少ない。
だが、アメリカ合衆国大統領はこのカードをシーズン前から予想していたというから、彼のバスケ好きも相当なものだ。
ホワイトハウスで大学の全米選手権の予想までしてましたから、筋金入りの本物バスケ好き。
我が国の長も、熱狂的なスポーツファンってのもいいんやけどなぁ。
日本の政治家さんたちは、スポーツなんてお構いなしという方が多いのがちと残念……
数々の死闘を演じてきた永遠ライバル
話がそれた…… それはそうとファイナルの話だ。
なんてたって今日から、目が離せない激闘が始まるのだから。
一昨年も同様のカードで、その時はセルティックスが4勝2敗で勝利した。
レイカーズのその時のリベンジと2連覇(昨年は優勝)を目論んでいるというわけだ。
それにしてもこの両チームの因縁といったら数え始めたらきりがない。
このカードのファイナルでの対戦はなんと12回目を数えるそうだ。
11回の対決のうち、セルティックスが9勝2敗と圧倒的な成績を残している。
これは、ビル・ラッセルの黄金期とラリー・バードが活躍した80年代の功績がものをいっているのだろう。
その9勝のうちの1勝が一昨年の勝利ということになる。
データ的にみるとセルティックスなのだが……
今までの戦績を見ると圧倒的セルティックス有利の様相かと思いきやそうでもないみたいだ。
全米メディアの予想は、圧倒的にレイカーズ有利が占めている。
そりゃそうだ。
昨年のチャンピオンの上に、更に今年はロン・アーティストというディフェンスのスペシャリストを補強して、シーズン前から優勝候補に挙げられていたくらいなのだから。
それに対し、セルティックスはビック3(ケビン・ガーネット、レイ・アレン・ポール・ピアース)の高齢化で今季はシーズン前から苦戦が予想されていた。
その予想の通り、ウェスタンカンファレンスではシーズン3位の成績。
しかも、1位キャブス2位マジックのかなりみずをあけられての3位である。
もちろん、プレーオフでも1位のキャブスに敗れると全米では予想されていた。
が、プレーオフに入るとビック3が水を得た魚のように躍動し、そして今季大ブレークしたラジヨン・ロンド(ポイントガード)もシーズン以上の活躍。
そして、移籍組のラシード・ウォレスやネイト・ロビンソンが想像以上にやってくれたおかげで1位2位を撃破しアップセットの連続。
その代償でロンドやウォレスが怪我してしまうということもあったのだが、なんとか全員ファイナルには間に合いそうである。
じゃないと困る。
セルティックスがレイカーズを上回っているひとつのポイントベンチ層の厚さという側面もあるのだから。
私見丸出しのキーポイントを挙げる
今年はNBA観戦がほとんど出来なかった私が偉そうに言うのもなんだが、ファイナルを楽しむ見どころを幾つか挙げておこう。
まずは、セルティックスのエース・ピアースをレイカーズのエースキラー・アーティストのマッチアップ。
ここがチャンピオンズリングの命運を握るといっても過言ではない。
なにせ一昨年のセルティックスの優勝には、ピアースのオフェンスをレイカーズが抑えきれなかったことがある。
しかし、今季はまるでセルティックスがファイナルへ進出することを予想していたかのようにロン・アーティストを獲得した。
うーんポジションもろかぶり。
ここでの攻防は、「これぞNBAファイナル」という激しいものになることは間違ない。
そして、セルティックスのケビン・ガーネット対レイカーズのパウ・ガソルのビックマン対決も見ものである。
一昨年のファイナルでは、経験や能力で上回るガーネットに一日の長があった。
しかし、パウ・ガソルもスペイン代表での世界選手権優勝や3年連続のファイナルで相当の経験も積んできた。
“インサイドを制するものが試合を制す”というのはNBAに限らず、バスケの鉄則である。
ベテラン・ガーネットの意地か、それともガソルのリベンジか。
ここも大きな見どころひとつである。
そしてなんといっても忘れてはいけないのが、レイカーズの大々エースであるコービー・ブライアント(コービーの名の由来を知っている人はかなりのNBA通です)をセルティックがどのようにして止めるか。
今や彼はNBAを代表するスーパースターである。
一昨年のファイナルでは、セルティックが戦術で上回った。
ひとりだけでコービーを止めることは不可能。
しかも、ついている選手はディフェンスだけで消耗してしまう。
だから、ドッグ・リバースHCは時間帯によってコービーにつく選手を変え、そして大事な局面では、ダブルチームやトリプルチームでコービーを抑えにいった。
これが功を制し、セルティックス頂点に輝いた。
しかし、その策が今年も通用するとは限らないだろう。
雪辱に燃えるコービーを止めるのは容易ではない。
しかも、ロン・アーティストはディフェンスのスペシャリストでありながらオフェンス力も侮れない。
セルティックスディフェンスがコービーだけを抑えにかかると他の選手にやられる可能性が高い。
それだけ、昨年のチャンピオンにはつけ入る隙がない状況と言える。
しかも、一昨年は怪我で絶不調だったレイカーズのセンター・バイナムにもめどがたった。
これは、レイカーズのインサイドにとっては心強い。
バイナムとガソルのツインタワーはセルティックスのインサイドを苦しめることになるだろう。
そして、なんといってもレイカーズのHCの存在である。
名前を教えろって?
いわずもがな、あのフィル・ジャクソンです。
チャンピオンズリングを両手の指だけでは収まりきらないくらいもっている彼だからこそ、レイカーズ有利は変わらないのだろう。
今、ありとあらゆるスポーツの中で最も優れたヘッドコーチであるかもしれない。
なんと彼は禅の思想まで、バスケに持ち込んでいるというからもうビックリするしかない。
後はポイントガード対決でしょうか。
セルティックスのロンドは今季オールスターに選出されるまで成長した。
その相手レイカーズのデレック・フィッシャーはスピードの衰えは隠せないが、ここぞという時に大きな仕事をする大ベテラン選手である。
ポイントガードはバスケの試合を観るうえで重要なファクター。
余裕のある人や観戦玄人の人は、ポイントガード対決を楽しみにしているかもしれない。
結局はここに落ち着いてしまう、うーーん小心者!
というわけで私は4勝3敗でレイカーズの優勝という無難な予想に落ち着かせてもらおう。
しかも、今年はレイカーズにホームゲームがひとつ多いということもある。
でも判官びいきの私はセルティックスを応援させてもらう。
そして7戦目までもつれ込んで、手に汗握りながら一発勝負を見守りたい。
私の大好きなレイ・アレン、3Pバスバス決めたってや!
さぁ、黄色(レイカーズ)と緑(セルティックス)の競演が幕を開ける。
絶対見逃すなっ!
にしても、今季のサンズは惜しかった……
10年以上サンズを推していたNBAファンは、ナッシュがファイナルで輝く姿を観たかった。
でも、相手があのレイカーズじゃしゃーないかぁ……
posted by uzura176 |04:30 |
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2010年05月17日
あなたはバスケット(NBA)の怖さを知っているか?
いやはやバスケットボールという競技は恐い。
NBAは恐い。
プレーオフという制度は恐い。
そして、バスケットボールは個人競技ではなく、団体競技だということも存分に知らされた。
そんなことをまざまざとみせつけられたクリーブランド・キャバリアーズの敗退であった。
キャブスという裸の王様
2年連続のリーグ最高勝率は一体なんだったのだろうか。
2年連続のレブロンのシーズンMVPなんだったのだろうか。
そう思わざるえないキャブスの敗退(廃退?)であった。
一昨年のNBA王者ボストン・セルティックスに2勝4敗。
4戦先勝のプレーオフでは、この数字がすべてである。
負けゲームでのトリプルダブルや得点数などの個人記録は何も意味を成さない。
第6戦孤軍奮闘の活躍を見せたレブロン・ジェームズをもってしても、老獪に立ち回るセルティックスにしてやられた。
キャブスは間違いなく強い!
昨年、シャックをシーズン途中で補強したキャブスも強かったが、今年は更なる補強をして批のつけどころがない強さだった。
あの面子を揃えられて、シーズンで他の追随を許さない力を見せつけられて、弱いなんて口が裂けても言えない。
ただ、結果はNBA東カンファレンスの準決勝で敗れ去ったということだ。
キャブスファン、そしてレブロンファンからすれば「どうやったら、その戦力で負けるんだ」とヘッドコーチを罵りたいところだろう。
キャブス唯一の弱点をここだと感じる
強いて敗因を探れば、純粋なポイントガードがいなかったことだろうか。
このポジションの重要性を嫌というほど痛感させられる。
もちろん、レブロンができないわけではないが、彼はひとつの枠に収まるような選手ではない。
だから常に彼はコート上で王様であり、常にどのポジションもやっている(悪い意味で)。
ただ、私はいつも思っている。
レブロンをマジックのようなポイントガードに育てることができれば、キャブス王朝になるのではないかと……
このチームには得点を獲れる選手やビックマンは嫌というほどいるのだから。
それだけ、ポイントガードというポジションを甘くみないでほしいと思うのだ。
にしても、スポーツの世界、勝負の世界は本当にシビアなものだ。
いつになったら観れるのか?あの夢の対決を
私は特にキャブスファンというわけではないのだが、レブロンとコービー(レイカーズ)の最強決定戦を今年も観られないのかと思うと無念の気持ちでいっぱいである。
というか、もしかしたら実現しないのか、とさえ思えてならない。
毎年この2人の対決が観られるのは、東西で分かれて戦うオールスターだけである。
でも、やっぱりオールスターは見世物のであって、真剣勝負ではない。
コービーとレブロンが真剣に戦う姿をどうしても観たいのだが……
おそらく、ふたりの相乗効果によって、とてつもない光景を目にすることができるはずだ。
あのマジック(レイカーズ)とバード(セルティックス)が永遠のライバルであり続け、そしてふたりがその相手を高めあってスターダムへとのし上がっていったように。
だが、今年も夢の対決はおあずけだ。
それだけはもう決まってしまったことなのだから仕方がない。
そう割り切っても割り切れないくらいの口惜しいのだが……
キャブスが散っても今年のNBAはまだ散っていない
済んだ話を延々としていてもきりがない。
これで両カンファレンスの決勝のカードが決まった。
キャブスのていたらくはあったが、4チーム全てがここまで勝ち進むのに相応しい顔ぶれだ。
西のレイカーズ、サンズ、東のマジック、セルティックス。
何がうれしいって、この4チームが4者4様のバスケットスタイルなのがいい。
レイカーズはフィル・ジャクソンHC十八番のトライアングルオフェンス、サンズは日本人が見習わなければならないくらいの走って走って走りまくるラン&ガン、マジックはドワイト・ハワードを中心としたハーフコートオフェンスと3P、セルティックスはビックスリーを中心とした1on1を中心としたオフェンスと激しいディフェンス。
見どころ挙げ始めるときりがない。
それでも無論、優勝候補筆頭は昨年王者のレイカーズである。
それはプレーオフが始まる前からわかっていたことである。
それでもファンは期待してやまないだろう。
他の絶好調3チームがレイカーズ王朝の牙城を崩すことを。
こんなことを言っていると、ジャック・ニコルソン(熱狂的なレイカーズファンであることはもうお馴染み)に怒られそうだが。
なんにせよ、1か月後に控えたサッカーの世界一決定戦の前に、バスケットボール世界一決定戦は必見である。
レブロンはまだ真の“キング”には成りえていない
それにしても、レブロンがチャンピオンズリングを手にするのいつになるのだろうか?
いや、その前にファイナル進出という大前提があるのだが……
“キング”の称号を与えられた5年間、彼はまだ一度もその高みに達してはいない。
個人としては、もうNBAナンバー1選手と言っても過言ではないのだが。
同期には、ドェイン・ウェイドとカーメロ・アンソニーがいる。
この年はドラフトの中でも当たり年と言われた黄金期である。
もちろん、個人としてはレブロンが一番上の評価をされている。
しかし、この3人の中でチャンピオンリングをもっているのはウェイドだけなのである。
3人とも五輪の金メダルは持っているのだが(アテネ五輪は3人とも出場)。
だから通の見方によれば、この中でトップを走っているのはウェイドであると。
それでも“キング”の称号を与えられている限りは、3人に限らず、NBAの中で常にトップであり続けなければならない。
それには、どうしてもチャンピオンズリングが必要なのである。
あのマイケル・ジョーダンが初めてチャンピオンズリングを手に入れてから“神(ゴッド)”という称号が与えられたように。
レブロンよ。期待しているぞ。
来季、君が本当の意味での“キング”になることを。
posted by uzura176 |10:49 |
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2010年03月17日
久しぶりのNBA生観戦
NBAもシーズン終盤戦、盛り上がってきました。
先日、久しぶりのNBA生観戦(と言ってもテレビでですが)。
カードは王者ロサンゼルス・レイカーズVSフェニックス・サンズ。
サンズファンとしては、なんとか昨シーズン王者に土をつけてほしいと願っていたのだが、結局健闘虚しく敗れてしまった。
まぁ、両チームともプレーオフ進出は決定的なので、さほど激しいゲームにはならず、実力通りの結果となった。
にしても、ちょっと悔しいというのも本音なのだが……
サンズの戦いぶりが好きだ。そしてあの選手を忘れてはいけない
私がサンズファンなのは、スティーブ・ナッシュを中心としたハイテンポオフェンス(日本ではラン&ガンの方が親しみあるかも)に心惹かれるからだ。
もちろん、ナッシュとスタウドマウアーのファンなのだが、この試合に関しては違う選手を中心に観ていた。
というか、目を奪われた。
過去の栄光にすがらない彼が眩しい
その名も、グラント・ヒル。
今年NBA15年目を迎える老兵(言葉が悪いかなぁ……)。
90年代のNBAファンならもうたまらない選手なのではないでしょうか。
FILAのバッシュがこの時は流行ったもんだ。
M・Jことマイケル・ジョーダンの後継者とも言われた時期もあったし、デビューイヤーの1994年には、ジェイソン・キッドとともに新人王にも輝いている。
デューク大学時代にはNCAAチャンピオンにも2度も導いている。
しかし、彼の現役生活は決して順風満帆だったとは言い難い。
3年目までは、オールスター得票でもトップを獲るような華々しい活躍を魅せていたのだが、その後は怪我怪我怪我の連続。
もう、なんで彼にだけこんなにも不幸襲いかかるのだろうかと、不思議なくらいに。
チームもピストンズから始まり、マジックと渡り歩き、今現在サンズに在籍している次第である。
どんな苦境にも、彼は腐らずプレーヤーであり続けた
そんな絶頂期を過ぎた彼なのだが、なんと昨シーズンは全試合に出場。
そして、今季もチームの不動のスターターをはっている。
37歳、必ずしも全盛期の華麗なプレイを見せてくれるわけではない。
しかし、相手マークマンを嘲笑うかのような、老獪なプレイぶりは必見である。
一時期は、期待が大きかっただけに、物足りないとの批評を受けた時期もある。
事実、現役15年の中でまだファイナルの経験もない。
本来なら自分に嫌気がさしたり、マスメディアに翻弄されて、自分を駄目にしてしまった可能性もあるだろう。
だが、彼の躍動する(は言い過ぎだが)プレイを観ていると、そんな大きな壁や怪我を含めてすべて乗り越えてきたことが窺える。
スピードもジャンプ力も落ちた。
格別FG%が上がったわけでもないし、ディフェンスのスペシャリストでもない。
ただ、純粋にバスケットボールをそしてプレイを楽しんでいる姿がそこにはあった。
全盛期を知る者にとっては寂しい姿かもしれない。
でも私には、そんな風には観えなかった。
脂の乗り切った時期はほとんど怪我でプレイできていない。
そんな時間をひとつひとつ取り返すようにプレイする彼の姿が、愛おしくてならなかった。
この試合でも、今やNBAナンバー1プレーヤーとも言えるコービーとマッチアップする機会が幾度とあった。
懸命にディフェンスし、そして物怖じせず果敢に1on1を仕掛ける姿は、どこか「まだまだ若い者には負けん」と言っているような気がしてならなかった。
スターの競演もいい。でもそれだけではスポーツは楽しめない
コービーのアクロバティックなプレイにはやはり目を奪われる。
レブロン・ジェームズのキングたるゆえんのプレイにも目を見張るものがある。
だが、ヒルのようなベテラン選手が、懸命にプレイする姿にも私は心揺さぶれる。
それは、バスケットプレイヤーに限らず、峠を過ぎたにもかかわらず、現役にしがみつきプレイするアスリートはやはり輝いている。
カズでもゴンでも工藤投手でも皆共通しているのは、自分の衰えを感じつつも、今ある精一杯のプレイをするプロ魂。
私たちファンは、そういうベテランアスリートから何かを感じないといけないのではないだろうか。
佳境に入ったNBA。4月にはどんなドラマが待っているのか
あと1カ月もすれば、NBAはプレーオフへと突入する。
観戦をかまけていた私には、とやかく言う資格はないのかもしれないが、今から楽しみだ。
そして、ヒルが所属するサンズもそのプレーオフには、ほぼ確実に出場することになるだろう。
しかし、彼がNBAファイナルに進出すること、そしてチャンピオンズリングを手にすることは限りなく可能性がないに等しい。
それは、冷静に観ているファンならご存知のはず。
それでも私は、彼の残り少ない現役生活をこの目にしかと焼き付けたい。
プロの世界は結果がすべてだという人もいるだろう。
でも、試合に負けようが打ちのめされようが、心揺れ動かす選手もいる。
そんな彼らを観るのもスポーツの醍醐味といってもいいのではないか。
ヒルには届かないが、彼に言いたい
拝啓グラント・ヒル様
あなたのプレイ、いや衰えを隠せない今のプレイが私は好きだ。
華麗なダンクも相手を翻弄するようなプレイじゃなくてもいい。
ただただ、あなたがバスケットボールを楽しむ姿を1年でも、いや1試合でも多く見せて下さい。
それが、NBAオールドファンの切実な願いでもある。
そんなファンは決して私だけではないはずだ。
posted by uzura176 |23:41 |
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2010年03月11日
もう帰ってこないのかA・Iよ
今シーズン、古巣のフィラデルフィア・76ersに復帰したA・Iことアレン・アイバーソンが今季中に戦列に復帰しないことがわかった。
現地2日のニュースなのでもう古いなのだが、NBAでのプレイを心底喜んでいた私にとっては、なんとも悲しいニュースである。
現地では、もうアイバーソンがNBAでプレイすることはないと報じられているし、そうなってしまう可能性も高い。
離脱の理由が物悲しい
離脱の理由は、4歳になる娘の看病にあたるというのだが、それ以上に家庭崩壊の危機に瀕しているともいう。
奥さんが裁判所に離婚の申し立てを行っていることからも、事態は深刻なことが窺える。
アスリートにとって家庭がプレイにどれだけ影響するかは、タイガー・ウッズの例からもわかるように一筋縄ではいかない。
そして、また元のように戻ることがどれだけ不可能に近いかは、言うまでもないだろう。
悔しいが、アイバーソンのプレイは今季が見納めになってしまうだろう。
ファンとしては歯がゆい気持ちでいっぱいである。
もし、このまま引退となっても彼の栄光は色褪せない
ここでも、アイバーソンのことは何度も取り上げてきた。
私が彼の大ファンであることもそうだが、それ以上に彼には如何なる苦境も乗り越えてほしかったからである。
リーグMVPや4度の得点王、チャンピオンという称号以外はほとんど手に入れた彼だからこそ、尻つぼみや退行していくような様は観たくなかった。
でも現状は、このまま過去の栄光にすがり、そして過去の人になってしまうのだろう……
彼のプレイのことはもう書く必要がないと思っている。
ここでも散々紹介してきたし、ファンの脳裏にはあの華麗なプレイは目に焼き付いているだろうから。
だからこそ、来季も彼のプレイを観たい。
まだ年齢的に老けこむ歳ではないのだから。
自分が過ちを犯した経験があるからこそ彼のことが他人事に思えない
それにはまず、家庭修復が最善の道なのだろう。
でも、そう簡単にいくとはどうしても思えない。
女性は強い。
一度決めたことは、そう簡単に覆すことはないだろう。
何故ここまで、彼の将来を憂いているかというと、ファンであることはもちろん、自分も10数年付き合った恋人と別れを経験しているからだ。
自分と彼と比較するのはおこがましいことは重々承知の上だが、プライベートのことであるからとも考える。
アイバーソン自身、また元のような家庭に戻りたいはずだ。
もし、それが上手くいかないようであれば、彼の現役生活はピリオドを打つことになるに違いない。
それだけ、私生活がプレイに及ぼす影響が大きいのはアスリートならではである。
一般の社会人とは比べようもない。
私自身も別れを経験した時は、食事も喉を通らず、通っても味がしない、睡眠も全く取れない状況に陥った。
元々線が細い自分が10キロ以上痩せてしまうほど苦しかった。
もう、2度とあんな経験をすることはないだろう(というかできません)。
今、アイバーソンはどんな心境なのだろうか?
おそらく、私ほどではないとしても、パニックに近い状況に陥ってしまっているのではないだろうか。
それが、今シーズンのプレイはしないという決断になったと私は考える。
プレイをしないというよりも、できない状況なのではないだろうか。
だからこそ、来シーズンは帰ってきてほしい。
もしかすると、離婚して家庭はもうないかもしれない。
それは、こちらが想像する以上に辛いことだろう。
でも、その苦難、苦境を乗り越え、ファンにまたあのプレイを魅せることが今の彼の最大の試練でもあり、義務だと思う。
心さえ満たされれば、必ずまたあのA・Iが観れると私は信じている。
帰って来い!A・Iよ、そして誰しもが君を待っている
今回は自分のこともあり、少し感情移入し過ぎてしまった感がある。
ブログとはいえ、公私混同もいいところだ……
まだまだ未熟だと自戒しながらキーボードを叩いている次第である。
まぁ、自分のことはさておき、やっぱりA・Iにはこのまま終わってほしくない。
数々の栄光と数々の奇跡的なプレイが私生活の失敗ですべてが水の泡になるのはあまりにも悲しいし、虚しい。
やっぱり、躍動する彼がいないとNBAは盛り上がりに欠ける。
「ジ・アンサー」NBAでニックネームをつけられる選手は、ごく一部の選手だけだ。
彼もその一人。
そんな彼が、またコートに帰ってくるとことを願って、今日はこれで終わりにしようと思う。
私は待っている。
あのつぶらな瞳、曲芸のようなショット、忍者のようなスピード、目にもとまらぬドライブ、誰しもが憧れるレッグスルーやクロスオーバー。
どんな形でもいい。
絶対に帰ってきてくれ!
彼の出す「答え」を信じてやまない。
posted by uzura176 |06:37 |
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2009年11月27日
あってはほしくない事実
撃的なニュースだった。
いや、衝撃を超えて愕然とした。
できたら、こんな内容は書きたくなかったというのが本音だ。
気持ちの整理がつかず、まだキーボードを打つ手がおぼつかない(いつもだが)。
それでも、この現実を受け入れなければならない。
アメリカのそして日本のヒーローがコートを去る
A・Iことアレン・アイバーソンの引退が決定的になったようだ。
昨日、アメリカのスポーツニュースで流れていたので、ほぼ決定的なのだろう。
ここでも何度も取り上げてきたが、皆さんの声を聞いていただけでも、彼がどれだけ愛されていたかがうかがえる。
日本のバスケットボールファンで彼を嫌うものなどいないのではないだろうか。
当地アメリカでも彼は不動の人気を誇る。
だが、彼のプレイスタイルぶり、その歯にきせぬ物言いで良しとしないファンも多いと聞く。
その点、日本人と体格的にさほど変わらず、されど大男に勇敢に立ち向かう姿は、日本人ファンの心を鷲掴みにした。
ただ単に人気者ということだけではない。
得点王4回、シーズンMVPなどなど、チャンピオンズリング以外の栄光はほぼ手中にしてきたことは今さら説明の必要もないだろう。
今シーズン、新天地を求めメンフィスに移籍した際は、これでなんとか彼のプレーを見続けることができると安堵したものだが、それもたった3試合という短さで彼のプレーは見納めとなってしまった。
書いていても上の空
もう、なにを書いていいのかわからない。
ここでは、自分でも頭が悪いとしか思えないくらい彼のことを語り尽くしてきたのだから……
私にとっては、彼はもしかしたらMJやマジックよりも大きな存在だったのかもしれない。
世界一のエゴイストだからかっこいい
ファンの方には、“彼はセルフィッシュなプレーヤーではない”という意見を数多く頂戴しました。
確かに、アシストもできれば、ディフェンス能力も高い。
しかし、私はあのなんともいえない“エゴイズム”がたまらなく好きだった。
個性がない、アイデンティティーが希薄だと言われる日本人にとって、彼の強烈なリーダーシップ、そして自我とも言えるエゴを押し通す姿は、憧れでもあり、見習いたい存在だったと言える。
彼のプレイスタイルは、とりあえずは1on1、そしてボールをやみくもに触りたがる姿勢。
協調性を問われるバスケットボールという競技の中では異彩を放っていた。
でもそれが彼の魅力のひとつでもあった。
そんな彼だからこそ、バスケをする環境を失ってしまったのは皮肉なものだが……
だが、私は自我を消してまでチームに溶け込もうとする彼、ベンチに座り続ける彼にどれだけの魅力があるのだろうか。
私は、コートで躍動するアイバーソンでなければ、アイバーソンではないとまで言い切ってしまっていいと思う。
これが“潮時”と言ってしまえば、そうなのかもしれない。
年齢による衰えがないといえば嘘になる。
やっぱりここが彼が刀を鞘に収めるその時なのかもしれない。
でも、充分どころか嫌というほど彼の雄姿は魅せてもらった。
本当にお疲れ様、そしてありがとうという言葉しか思いつかない。
神をも手玉にとったバッドボーイに幸あれ
私には、どうしても忘れられないシーンがある。
マイケル・ジョーダンが全盛期の時に、果敢に1on1を挑み、あの“神”を手玉にとったあのシーンを。
あれは幻でもなく事実である。
あの“神”をきりきりまいさせたのだ。
あのプレイだけでも私の中では殿堂ものである。
私の青春もひとつ終わった……
今回彼の出した“The Answer”は決して喜ばしいものではない。
ただ、最後の最後まで彼の出した答えは潔くかっこよかった。
私は彼の“答え”を尊重する。
涙をこらえながら……
posted by uzura176 |09:20 |
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2009年09月09日
何故この男には運がないんだ……
不遇の男である。
A・Iことアレン・アイバーソン(デトロイト・ピストンズ)。
今の彼には、この言葉がぴったりと当てはまってしまう……
数年前までは、“ポストMJ(マイケル・ジョーダン)”とまで謳われた彼が、今苦境に喘いでいる。
身長が183cm(実際はそんなにはないらしい)の彼は、NBAファンの私に限らず、日本人ファンには偉大かつ心揺さぶられるプレーヤーである。
人気だけではない。
得点王4回、シーズンMVP1回、2000年からオールスターに10回連続出場(しかもそのほとんどがファン投票)。
2000-2001年シーズンには、チーム(フィラデルフィア・シクサーズ)をファイナルまで導いた。
しかし、まだチャンピオンズリングを手に入れることはできていない……
高校時代はアメフトプレーヤーとしても数々の記録をもつ。
数々の栄光と記録、そしてあのプレイスタイルの記憶。
すべてが超1流であることを証明している。
今年34歳の彼にファンはなにを求めるのだろう。
波乱万丈のNBA生活の中でも、彼にとって今季は進退を賭けた年になるのかもしれない。
昨季のファイナルから早3か月。
このシーズンオフ、各チーム補強やドラフトやトレードで、着々と来季に向けてのチーム作りが進んでいる。
ビンス・カーターやシャキール・オニールなど大物も、移籍市場を賑わせている。
そしてもう、各チームの来季のスタメンや戦術は固まりつつある。
行き先が決まらない苦しみ
しかしである。
これだけ移籍市場が動くさなか、A・Iの立場はまだ宙ブラリンの状況である。
皮肉なもので、NBA人生初のFA権を得た今季、彼にはまだ移籍先が決まっていない。
デトロイトに残留という可能性は限りなくないに等しい。
ピストンズは、彼と同じポジションで同じスタイルのベン・ゴードンをブルズから獲得し、A・Iは戦力外、は言い過ぎだが、お払い箱状態にある。
もうひとつネックになっているのは、彼の年俸。
全盛期に比べればかなり抑えられたものになっているが、サラリーキャップ制が採用されているNBAでは、彼の給与は決して安いものとは言えない。
そしてもうひとつ。
多くのチームが彼を獲得したがらない理由のひとつに彼のプレイスタイルがある。
ここ数年のチャンピオンチームは、チーム力や総合力でその栄光を手にしてきた。
昨年チャンピオンチームのレイカーズのコービー・ブライアントでさえ、今やチームの得点リーダーという役割ではなく、チームを引っ張る真のリーダーに変貌している。
それに引き替え、A・Iといえば、未だそのプレイスタイルがいい意味でも悪い意味でも全盛期のままなのである(ある意味この年齢であの1on1をやり続けることは凄いのですが)。
13年間、彼がチャンピオンリングを手にしていないということは、“彼のような選手がいるとチームは優勝できない”ということを暗にほのめかしているようなものなのかもしれない。
だから、彼を欲しがるチームが少ない。
これは、ある意味必然であるのかもしれない。
彼をみつめるファンの気持ちは複雑だ
ただ、ファンにとってはこんな悔しいことはない。
確かに、勝利も優勝も大切だ。
“結果がすべてではない”なんて甘っちょろいことは言いたくない。
でも、彼の見せてきたプレー、そして心意気(背の低いものが高いものに立ち向かう)やその姿勢を、“結果が出ないから”という一言ではどうしても片付けたくない。
それに誰よりも勝利を欲しているのは、彼自身であることをみんなわかっている。
それは13年間であれだけの成績を収めながら、一度もリングを掴んでいない彼だから尚更であろう。
彼の残りのバスケット人生は少ない。
プレイスタイルや体格、そして怪我の多さを考えると、ジョーダンやシャックのような年齢までというわけにはいかないだろう。
喉から手が出るほど欲しいチャンピオンリングを、彼は残りの現役生活の中で手に入れることができるのだろうか……
そこには、多くのハードルがある。
まずは、彼のプレイスタイルを変える必要性。
そして、チャンピオンを狙えることのできるチームへの移籍。
そして、ベンチプレーヤーであることをのむ必要性。
どれも、ファンからすればあまり観たくない彼の姿である。
でも、理想と現実を天秤にかけると、彼が変わらなければならない点は多い。
彼の人気にあやかりたいチームは多い
実は彼の獲得に名乗りを挙げているチームがないわけではない。
むしろ、虎視眈々と彼を獲得しようとしているチームは少なくない。
だが、そのどのチームも決して優勝争いに絡んでくるようなチームではない。
唯一可能性があるのは、マイアミヒートくらいだろうか。
そして、そんな弱小チームたちでさえ、彼をベンチからスタートなどの条件や安めのサラリーを彼に飲むように迫っているような状況である。
ちなみに、現時点の最有力候補はメンフィス・グリグリーズらしい(昨年の成績でいえばウェスタンカンファレンス・サウスウエストでダントツの最下位……)
彼を獲得しようとするのにはわけがある。
だって、彼の人気は未だ絶大なものだから。
いわば、“優勝も狙えない”“チームの人気もイマイチ”のチームたちが、彼を客寄せパンダとして彼を獲得しようとしているのである。
こんな悲しいことはないし、由々しき事態だと思う。
だが、これが今の彼に付きつけられた現実であり、現状である。
それでも皆彼の闘う姿を望んでいる
私は彼のどんな姿が観たいのか…… わからなくなってきた。
もちろん、彼には一度はあのトロフィーを掲げる姿をこの目に焼き付けたい。
でも、それはベンチスターターの彼でもないし、チームメイトに合わすことに腐心している彼ではない。
全盛期のようにまではいかないが、大男たちに立ち向かい、そして華麗にかわし、そしてフロアに叩きつけられても何事もなかったように立ち上がる彼の姿。
いい意味でも悪い意味でもエゴイストの彼。
そう、背中でそしてプレーでチームメイトを引っ張り、闘う姿を彼が引退するまで見続けたい。
おそらく、こんな感傷論に浸っていては、彼がチャンピオンになる姿を観ることはできないのだろう。
でもそれでもいい。
媚びて、スタイルや生き方を変えた彼の姿は見たくない。
私にとって彼はヒーローだから。
その答えは彼が決めること
“The Answer”(彼のニックネーム)
彼の答えはどこにあるのだろうか?
今はわからない。
ただ、私は最後まで彼の雄姿を見続けたい。
それがどんな答えであれ……
A・Iに言いたい。
君のことを認めないファンはいるだろう。
でも、君のことを嫌いなファンはいない。
少なくとも私は会ったことがない。
君の明るい未来をみんな望んでいるんだ!
彼の残り現役人生に幸あれ。
posted by uzura176 |23:52 |
バスケットボール |
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