2009年07月23日
今年も熱く、そして儚い夏がやってきた
全国各地で、夏の高校野球・地方大会の熱戦が繰り広げられている。 甲子園の切符を手に入れたのは現時点で4校。 来週あたりには、続々と各都道府県の代表校が名を連ねることだろう。 球児の夏は儚過ぎる…… それにしても、夏の高校野球はなんとも儚い。 1日ごとに、何百校の夢が散り、そして何万もの球児の夏が終わる。 秋、春と全国大会はあるが、3年生にとっての夏は高校野球生活最後の舞台。 ノックアウト方式の残酷さを感じながらも、彼らの1球に懸ける姿は、観てるこちらがいくつになろうとも胸高鳴らせる。 汗や泥まみれで白球追う姿は、この国の野球文化の財産とさえ想う。 WBCの2連覇やプロ野球、そしてMLBで活躍する選手たちだけが野球ではない。 そして、そのトップに立つ彼らも必ずと言っていいほど、この高校野球を経験している。そしてそれを糧にして今の野球人生がある。 公立の雄、そして春の覇者が散る…… 昨日、選抜の覇者・長崎の清峰高校の春夏連覇の夢が断たれた。 私は、選抜のベスト4から甲子園に足を運んだのだが、あの冷静沈着で5試合でたった1点しか取られなかった今村投手が3点も奪われるなんて、想像だにしなかった。 優勝候補、春夏連覇のプレッシャーが彼のなにかを狂わせたのか。 それでも、インタビューで「すべてを出し切った」と言い切った彼は立派である。 彼の野球人生はまだまだ続くだろう。 陰ながら、あのクールガイは見守りたい。 1球の重みが3年間を物語る ひとつの失投、ひとつの負けがすべてを終わりにする高校野球。 取り返しがつかないし、やり直しも効かない。 負けが決まった瞬間、選手たちの頭は真っ白になるのか、3年間の苦しい練習や思い出が走馬灯に脳裏を駆け巡るのか。 どちらにせよ、それは一生の財産になると私は信じているし、選手たちにとってもそうあってほしい。 最後の最後まで笑えるチームはたったひとつ。 4000校近い高校は、最後の夏を負けて終えるのだから。 燃えて燃えて、燃え尽きるまで最後の夏を謳歌してほしい。 柳ヶ浦球児よ、君たちは強い! 大分の柳ヶ浦高校が開会式に向かう途中、凄惨な事故にあったことは全国のニュースでもトップニュースとして流れた。 ひとりの球児の尊い命が失われ、そして多くの怪我人も出た。 だが、彼らはベンチメンバーが多くいなくなり、そして心の傷を背負ったまま辞退することなく闘い抜いた。 結果、2回戦で優勝候補の日田林工に接戦で敗れはしたが、どんな精神状態におかれても最後までやり抜く姿勢に、心揺さぶれるものがあった。 そして、彼らには他の球児たち以上に大きな経験と得たものがあったはず。 決してあってはならない事故であることは言うまでもない。 でも、どの高校にも起こりえること。 そんな中、どれだけ自分たちが現実と向き合い、そして立ち向かうかが、彼らの将来を左右するのではないか。 辛い経験をし、そして敗退した彼らを褒めることは、間違っているのかもしれない。 それでも、私は柳ヶ浦高校球児たちに心から拍手を贈りたい。 彼らは勝者にはなれなかった。 でも、君たちは敗者ではない、と届かない声だが言ってあげたい。 行くの?行かないの?どっち? みなまで言わすな! 個人的には今年から大阪を出たので、選手同様“遠い甲子園”となってしまった。 例年のように足しげく甲子園に通うこともできなくなってしまう。 高校野球観戦、自分のバイブルみたいなものだったので、こんな悲しいことはない。 東京に出てくる時点で、甲子園観戦は諦めるつもりでいた。 でも、やっぱり行ってしまうのだろう…… テレビでも観れる。 幼少期から腐るほど球児たちの姿は見てきた。 もう充分じゃないか、と自分でも思う。 でも、高校野球狂の自分は行ってしまう。 そんな気がする。 お盆だから帰省とか、ひとり暮らしの母を慮って(とんでもない親不孝者のくせに)、と色々な口実をつけて。 甲子園の夏の暑さは尋常なものではない。 私にとって“肌を焦がす”とは海水浴ではなく、甲子園である。 浜風なんて、ただの熱風だ。 今年も暑く、そして熱くなるだろう。 そうだ。 それでいいんだ。 もう覚悟はできている。 だって、それが甲子園、そして高校野球なんだから。 晴れの舞台に駒を進める球児たちよ、今年も高校野球狂のオッサンが君たちの雄姿を見届けるからな。 夢の舞台に来たからといって満足せず、全身全霊のプレイをオッサンに魅せてくれ! 最後に一曲 また巡り来る 夏の日に 心 奮わす人がいる あれが 確かに 青春と 胸に 瞼に 刻み込む 時よ 止まれよ ただ一度 奇跡 起こした 若者に 雲が沸き立つ 甲子園 君よ 8月にぃーーー、あっつくなっれっーー♪ 高校野球ファンの人ならわかってくれるはず。 って、3年前にもこの曲をブログで紹介していた自分が恥ずかしい(でも実は関西人しか知らんらしい)。 この詩ええと思いません?(曲もなかなかのもんです) 高校野球凝縮って感じで。 って思うのも関西人だけなんかなぁ……
posted by uzura176 |08:28 |
高校野球 |
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今年も熱く、そして儚い夏がやってきた
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石川県からは「航空石川」が出場します。県大会では逆転につぐ逆転で昔の「逆転のPL」を彷彿。
でも「星稜対箕島」の延長17回の熱闘はいまだに忘れられません。9回裏、箕島、最後のバッター?がファーストファールフライを上げて星稜勝利の瞬間、信じられない!一塁手がポロリと落球したのです。
そのあと箕島のバッターは同点ホームランをかっ飛ばし延長に入りました。壮絶な点の取り合いで結局は星稜は箕島の前に力尽きたのですが、高校野球史上に残る名勝負だったと記憶しています。あの少年達は素晴らしい経験をしたと思います。
今年もあのような「名勝負」を期待して観たい思っています。
posted by こやちゃん | 2009-08-04 14:18
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