2009年06月19日

秩父宮観戦記。たまにはこんなこともあっていい

一昨日、秩父宮までU20ラグビー世界選手権準決勝を観戦に。

何を今さら……というかんじもしないでもないが、20歳以下とはいえ、オールブラックス(ニュージーランドVSワラビーズ(オーストラリア)というゴールデンカード。
もう1試合のイングランドVS南アフリカ(こちらもすごいカード)は、サッカーを観るため泣く泣く諦めたのだが、1試合でも充分元をとれるほど満喫できた。
2試合目はちゃんとテレビの再放送で観戦しときました。

秩父宮へは、もう2桁を超すほど足を運んだので、もう慣れたものだ。
最初の方は、迷いまくりだったので……


いつものように、バックスタンド側から入る。
さすが、準決勝。
キックオフ30分前だというのに、結構な客入りだ。


     隣の席の兄ちゃんが醸す異様なオーラ

ひとり観戦のメリットは、特等席にポツンと空いた席に潜り込むことができることだ。
ゾロゾロ連れだっていくと、こうはいかない。
いつものように、角度高さとも申し分ない浮いた席をひとつみつけ、そこに潜り込む。

この日は、日本代表の試合はない。
だから、客席をよーく観察すると、なるほど玄人っぽいファンが多い。

隣の席の兄ちゃんも真っ黒に日焼けして、腕の太さ首の太さが尋常じゃない。
私と背丈は同じくらいなのに筋量が20倍くらい違う。
しかも、かなりの男前ときた。
なんか、闘ってもいないのに敗北感を味わう。

ん?
なんか、みたことがある。
絶対ある。
でも、思い出せない。
まぁ、いっか。


     生“ハカ”に感激
そして、両国家の国歌斉唱。
この国際試合ならではの、厳かな雰囲気は好きだ。

そして、ニュージーランドの“ハカ”が始まる。
今日のお目当てのひとつ。
生で観ると、とてもつもない迫力だ。
巨人たちの荘厳の舞。
腹の底から湧き出る大音声。
たった数十秒にもかかわらず、彷徨の気分を味わう。
やっぱり20歳以下でもオールブラックスはオールブラックス!


そして、キックオフ。
なるほど、このレベルの高さは、国際舞台で日本が部外者扱いされるのも無理ない。
若干、オールブラックスに分があるように見えるが、それも微々たるものだ。

私の後ろに座る大学生たちも興奮し、皆ウンチクを並べる。
さっきの隣の兄ちゃんも、連れの友人たちに基本中の基本やルールを解説。
ほとんどの客は経験者なり、ラグビー通なのだ。


     やっぱりタダ者じゃなかった

あっ!
やっと気付いた。
というか思いだした。
さっきから、いちいち的を得た解説をするとなりの兄ちゃん。
トップリーグの某強豪チームで活躍するA選手じゃないか。
しかも、現役バリバリの日本代表……
そら、凡人離れしている体格をしているはずだ。
ジーパンにTシャツだとわからないものなんですね。

でも、今日本代表はフィジーにいるはずだ。
やっぱり人違いなのか? と、帰って彼のブログを観ると、怪我明けということ。
なるほど納得。
実力的に彼が代表に招集されないなんてこと考えられないですから。
間違いなく本人でした。

それにしても、凄い人の隣で観ることになったものだ。
しかも、フィールド上では、緊迫したレベルの高いゲームが粛々と行われている。
もう、どこを観ていいものかわからない。

A選手に握手を求めたい衝動に駆られるが、今試合の真っただ中で、しかも彼は友人との観戦。
失礼のないよう、グッと抑える。

まぁ、彼は私が応援している神戸製鋼コベルコスティラーズのにっくきライバルチームに所属する選手。
ミーハー心があるとはいえ、「頑張ってください!応援してます」なんて嘘はつけない。
神鋼ファン20年の名が廃る。
とはいえ、やっぱり気になって仕方ない。

そして、私の後ろで観ている大学生3人の会話が面白い。
「オレもあんなキック一度はしてみてーよ」
「ドロップキックがなんであんなに飛ぶの?」
「オレと一緒にサークルでやってる奴高校時代花園出てたんだよ」
「ドロップゴール狙えよ!」
と自慢話ともつかない、通ぶった話を延々としている。

その度、私は心の中で“いや、この隣の兄ちゃんの方がすごいぞ”と突っ込まなければならない。
斜め前だから、気づいてもいいものなのに……
それとも、こんな有名な選手を知らないのか?
じゃ、ラグビー通じゃないやないか! とまた心の中で叫ばなければならない。

もう、こんないい試合が目の前で繰り広げられているのに頭に入ってこない。
そうこうしているうちに、ハーフタイムへ。
同点。
ナイスゲーム!のはず……

ここで、隣の有名選手が席を立つ。
私もここでやっと気が抜ける。
でも、帰ってくるなり、おにぎりを一口で食うわ、ポッキーを5、6本まとめて口に突っ込むわで、また度肝を抜かれる。
やっぱり大物は違う……とちょっと的外れな意見。
でも、やっぱり豪快だ。

これだけ見せつけられても、相変わらず後ろの大学生は気付かない。
こいつら、ラグビーどうこうの前に鈍感過ぎるだろ!

結局、ゲームのことはひとつも書けなかった。
まぁ、2日も前のことだし、テレビ観戦もあったことだし、いいでしょ。
と、スポーツブログとは思えない思想だぁ……

こういうのを開き直りというんでしょうね。
でも、やっぱり一番目についたもの、気になったものを書く。
と、自分を慰める。

この日は、オールブラックスのハカと勝利を見届けた。
そして、初めて有名選手の隣で観戦した。
これだけで大満足。
ちなみに、A選手は私が気付いていることに気付いたらしく、2人の間には微妙な空気が流れていました。
気を使わして申し訳ない……


     最後くらいは真面目観戦するぞ!

明後日も秩父宮。
なんか雨っぽいが、これだけ足を運んで決勝戦をキャンセルってわけにはいかない。
世界一はオールブラックスか、はたまたラグビー母国のイングランドか?
下馬評は、やはりオールブラックスですが、W杯では毎回優勝候補に挙げられながら結果を残せないオールブラックス。
プロ選手を揃えるイングランドだから、一筋縄ではいかないような気がする

決勝くらいは、ちゃんとラグビーのことを書きたい。
でも、また違うことに気を取られたりして……

現場に足を運ぶと予想だにしないドラマがある。
だから、スポーツ観戦はやめられない。

posted by uzura176 |22:39 | ラグビー | コメント(0) | トラックバック(0)
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