2009年03月01日
ラグビー日本選手権決勝観戦記
時間的には昨日になってしまいますが、今日は秩父宮ラグビー競技場まで足を運びました。 第46回(歴史を感じます)日本選手権決勝、サントリーサンゴリアスVS三洋電機ワイルドナイツ。 に、してもです。 お隣国立競技場では、サッカーの日本一決定戦。 しかも、キックオフが30分違い… どちらの競技にもライバル意識があるのはわかるけど、もう少し配慮してほしかった。 同日は仕方ないにしても、ほんの3時間ずらしてくれれば、私のような両フットボールファンにとっては、1日で日本一決定戦を2度楽しめたのに… お隣でやっているから、余計に悔しい。 こんな状況を作ってしまったら、テレビ観戦がお得になっちゃいますよね。 しかも、ゴッテゴテの大阪人にとって、ガンバを応援できなかったのだから怒らしてください。 どうしても、関東では関西のチームを応援できる機会が少ないから余計に残念。 えてして日本では、サッカーファンはラグビーの“ルールがわからない”といい、ラグビーファンはサッカーを“コンタクトがナヨい”なんて言いますが、どちらも起源をたどれば同じ競技。 互いに尊重し合う気持ちを持ってもらえたら、1スポーツファンとして、嬉しいかぎりです。 私の愚痴はこれくらいにして本題。 もうこんな時間なんで、皆さん結果はニュースなどでご存じだと思います。 24対16で三洋ワイルドナイツの勝利。 スコアだけ見れば快勝にも思えると思いますが、内容的にはかなり伯仲したゲームでした。 玄人好みのゲームだったと思います。 結論から言えば、勝敗の鍵は「メンタルのスタミナ」だったような気がします。 全体をみれば、7:3でサントリーが押していました。 にもかかわらず、このスコア。 やはり、三洋は“心が強い”チームです。 私は2月1日の同一カード(トップリーグプレーオフ準決勝)を花園で観戦したのですが、前半戦はこの時とかなりよく似た展開。 サントリーがFW戦でかなり優位に試合を運んでました。 特にセットプレー(スクラムやラインアウト)では、サントリーが圧倒。 そして、2月1日の試合にも言えることなんですが、キック合戦。 しかも、この日のサントリーSOの曽我部選手のキックが好調。キックパス、ハイパントとかなりの精度で三洋を苦しめていました。 逆にトニー・ブラウンがベンチの三洋は効果的なキックが出ず苦しい。 結果自陣で反則を繰り返し、PGで点を着々と奪われる。 それでも、我慢のディフェンスで9対3サントリーリードで折り返す。 これだけ押されてこの点差は三洋にとって御の字なのかもしれない。 後半の序盤も前半と同様の展開。 このままズルズルといくと思われた15分、三洋が勝負に出る。 3人同時に交代。しかも、その中にはトニー・ブラウンの名が。 ここから、俄然三洋に勢いがつく。 ブラウンのキックはやはり世界レベル。 ただのタッチキックもかなりの地域を奪ってしまう。 そして、相手をねじ伏せるタックルと。 FW戦で優位にたっているはずのサントリーに攻め手がなくなる。 せっかくボールを保持しても、ボールを出すところがない。 ボールも人も動かない。 これはフットボールで一番マズイ状況です。 停滞気味の攻めしかできなくなる。 そして、苦しまみれのハイパントやドロップゴール(もちろん失敗)を繰り返す。 今までの優勢が嘘のよう。 そして、ターンオーバーを食らい、三洋のビックプレー(トライ)に繋がるという最悪のパターン。 焦れて焦れてどうしようもなくなったところを、三洋バックス陣に狙われていた。 それを実践できる三洋バックス陣の出足はスゴイ。 2流の審判であれば、あれはオフサイドに見えてしまうくらいの出足の速さでした。 まとめると、結局、三洋がゲームを支配していた時間は後半の15分から35分のたった20分間。 その20分間(この間に3トライ)がとり立たされると思いますが、私はこの逆の見方をしています。 他の60分間は、本当にサントリーが優位に試合を進めていた。 その60分間を我慢し続ける精神力が、三洋の勝因だと思います。 押していた20分間も含めた80分間、いっときも集中力きらさない“心の強さ”。 これが最初に挙げた“メンタルのスタミナ”ということです。 片やサントリーは、ラグビーの力では決して負けていないのに、集中力が散漫な時間帯がどうしてもある。 そこをものの見事に三洋につかれて、ビックプレーを許す。 スポーツにおける“メンタリティの重要さ”を痛感させられたゲームだったと思います。 三洋は普段からかなり追い込んだ練習をしているはず。 そして、本場NZ仕込みのトニー・ブラウンが“心”の重要性を背中で見せる。 そして、面白かったのは三洋のスターティングメンバー。 なんと、関東学院大出身の選手が7人も。 バックスに至っては、SH以外全員です。 そら、学生時代苦渋を嫌というほど味わされてきたサントリー清宮監督(元早大監督)には、特別な想いがあるんでしょうね。 ラグビーは、ホンマ奥が深い。 実力が拮抗していればいるほど、最後にものをいうのが“ハート”なんですから。 “心の強さ”に運も不運もない。 そして、技術や体格でもない。 だからこそ、鍛えるのが一番難しいのだと思います。 それができる、そして実際にした三洋電機を賞賛したい。 2連覇おめでとう! でも、来年は清宮さんも黙ってないんでしょうね。 そして、不祥事からさらに大きくなった東芝。 大畑選手が現役続行を決めた神戸製鋼。 他にも下剋上を狙うチームも多数。 今シーズンが終わったばかりでいうのもなんですが、もう来シーズンが待ちきれん。 私は、ラグビーシーズンの終わりで、冬の終わり感じる変な男です。
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posted by uzura176 |02:07 |
ラグビー |
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