2007年05月27日
記録なんかどうでもいい。その挑戦に意義がある。
ウォッカの強さに酔いしれました。 ダービーの牝馬優勝は64年振り。一生に一回遭遇できるか否かの快挙を目撃できたことを嬉しく思います。 数年前、競馬の生産牧場のドキュメンタリー番組を見た事を思い出しました。 それを見て、馬の世界では圧倒的な男(牡馬)社会だということを知った。 仔馬が産まれてまず気になるのは“牡か牝か”らしい。牡だと”ヨッシャー“で、牝だと”あぁあ・・・“ということ。何十年も前の人間社会では、男の子が生まれて”よくやった、でかした“ということもあったという話も聞くが、現代社会ではそんな事も稀だろう。むしろ、そんな事を言う人は時代遅れだと思うし、女性蔑視とも取られかねない。だが、競馬の世界では、今も昔も変わらない。 もちろん、理由があってのことです。 競走馬は大成すれば種牡馬という道が待っている。当然、牝馬にその道はない。年間100頭以上種付けできる種牡馬と1頭しか身篭ることしかできない牝馬。ビックマネーが動く競馬社会ではその生物学的違いは大きい。 必然的に仔馬の値段違ってくる。相場では倍くらいでしょうか。生産牧場は決して恵まれている(裕福)とは限らないので、女の子が産まれた時、落胆する気持ちもわからなくもない。 そして何より、牡馬には”ダービー“という絶対的な目標がある(というよりも夢でしょうか)。 今回のウォッカのように牝馬でも出走する権利はある。だが、競馬関係者は牝馬が生まれてきた時点でその想いを断ち切る。夢を通り越して”無謀”になるからだろう。馬に携わる人がそう思うのだから、一般人の想像を絶することなのでしょう。 もしかしたら、ウォッカはダービーに64年振りに勝つ以前に、その常識を打ち破る出走という“挑戦”をしたことが、最も賞賛されることなのかもしれない。 桜花賞で苦汁をなめたウォッカだが、オークス(牝馬のダービー)に出走すれば、ダービーより圧倒的に勝つ確率が高かったはずだ。いや、むしろオークスに出走するのが筋だ。オークスだって牝馬にとっては一生に一回の大レースなんですから。 そんな全ての常識や概念を打ち破り、決断した馬主さんや厩舎たち英断が、今回の大快挙の立役者とも言える。 それにしても、強かった。男馬たちの間をかいくぐり、そして突き放す姿には惚れ惚れしました。もう自分が男であることが辛くなるくらいに。 競馬で“たられば”なんて言ってはいけないが、ダントツの1番人気フサイチホウオー(7着)が引っかかって(それが敗因と言われています)いなかったとしても、今日のウォッカには敵わなかったのではないでしょうか。男馬たちが青息吐息の中、ブッちぎるあの姿を魅せられたらそう思わざるえない。 ダービーは運と強さを兼ね備えていなければ勝てないと言われる。でも、今回のウォッカは運ではなくチャレンジ精神と、そして絶対的な強さがあったからこそ、この快挙を成し遂げたのである。 ここ数年、女性の社会的地位向上が叫ばれて久しい。私生活でも女性にうだつの上がらない私は、それをかなり実感している・・・ スポーツの世界でもゴルフなどの競技で女性が男性に挑戦したり、台頭に渡り合う時代が来つつある。 ウォッカのダービー制覇は、そんな多くの女性たちにも希望を与えるものだったのではないでしょうか。 ディープインパクトというスターホースが去った今、これからの競馬界を支えるのは間違いなく彼女でしょう。凱旋門賞への挑戦プランもあるそうですが、怪我なく元気に競馬生活をおくってもらうことを切に願います。 馬券も買っていないのに、熱くなってしまった。 もし馬券を買っていたら? 感動はしながらもズッこけていると思う・・・
posted by uzura176 |23:44 |
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第74回日本ダービー 【O塚政晴と愉快な仲間達】
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Re:記録なんかどうでもいい。その挑戦に意義がある。
ご無沙汰しております。
かなり前に、NFLの記事にコメントをした者です。
ダビスタで牝馬が生まれると嬉しいものでしたよー。
牝馬なら、繁殖にあげて自牧場においておけますし。
でも、現実は違うんですね・・・。
最近は、シーザリオがアメリカンオークスを制したり、
スイープトウショウが宝塚記念を制したりと牝馬も強くなってますし、
これからは、牝馬もバカにできませんね。
それに、この馬の血統を見て知りましたが、
ウォッカの馬主さんは、すごいですね!
オーナーズブリーダーで親子2代でダービー制覇!
牝馬での制覇もすごいですが、血統表の両親のところに
同じ冠名がついた馬がいることに驚きでした。
posted by マサキ | 2007-06-06 04:41
Re:マサキさん
返事遅くなって申し訳ございません。
もちろん、覚えていますよ。なんせあまりコメントを頂けない(サボり続けているつけなんですが)ブログですから、投稿して頂いている方の名前はほとんど頭の中に入ってますよ。
ゲームはほとんどやらない私ですが、10年前くらいにダビスタをやった経験があります。牝馬が生まれたら売らずにそれをてこにすごい血統の馬を生産していた記憶がおぼろげながら残っています。
現実の生産牧場は1年1年が勝負なので、生まれた牝馬をまた買い戻すなんてことは難しいのでしょうね。
人の世界もお馬さんの世界も女性が強い時代になってますね。
ウォッカの馬主さんは確かタニノギムレットと同じだったでしょうか。牡馬牝馬ともにダービーを制覇した馬主さんは彼だけなんでしょうね。
豆情報ですが、ウォッカにタニノの冠名をつけなかったのは、彼女があまりにもスケールが大きく強かったので、どうしてもきつい強いお酒の”ウォッカ”という名前にしたかったらしいですよ。
馬主、調教師、厩務員、調教助手、騎手と多くの人間のファインプレーが今回の快挙につながったのでしょうね。
ウォッカは凱旋門賞だけでなく宝塚記念への朝鮮プランも打ち上げたようですね。
挑戦には賛辞を贈りたいですが、強い馬につきものは怪我。大事に使っていってあげてほしいと思っています。彼女の子供が走る姿も楽しみですから。
posted by uzura176 | 2007-06-11 00:53
Re:記録なんかどうでもいい。その挑戦に意義がある。
コメントありがとうございます。
ウォッカの名前は、そうみたいですね。
ただ、タニノをつけて、血統表にその名を刻むのも素晴らしいことかと思いますが。
宝塚、確かに登録をしたようで・・・。
いままで、大した感覚を空けずにレースに使ってきたみたいなので、ここは無理しないで欲しいものです。
個人的には、早めに現地に移動後、休息をとらせ、その後、調教→ステップレース→凱旋門賞でもいいと思うのですが、どうなんですかね。
やっぱり強い馬には、その子どもを残す役わりもありますから、大事にしてやって欲しいですよね
posted by マサキ | 2007-06-11 15:53
Re:マサキさん
またまた遅れてしまいました。
馬主さんが単なる酒好きだったりして、なんて言ったら怒られますよね。
ダービーは競馬関係者にとって縁だとも言いますが、この馬主さんは凄い強運の持ち主なんでしょう。
宝塚は決定したみたいですよ。四位騎手は減量してでも乗るみたいですね。
私も宝塚は来年でもええやんか派です。凱旋門は斤量の関係で今年が大チャンスなだけにそっちにターゲットを絞ってほしかったです。
そうですよね。競走馬はただの怪我じゃ済まない最悪のケースもあるから、余計心配になっちゃいます。
posted by uzura176 | 2007-06-16 04:31


