2011年03月31日
心がからっぽ
ただなんとなくパソコンに向かっている。
3月11日から3週間になるが、身体に、心に、思うように力が入らない。
スポーツを楽しむということは、心が呼吸してナンボなんだ、とつくづく思い知らされる。
被災者ではない。
なのに、あの受け入れがたい事実があまりにもしんどい。
亡くなった人、大切な命を奪われた人、被災されながらも懸命に生きる人、絶望的な状況でも捜し続ける人、見えない悪魔に立ち向かう人。
「人」があまりにも辛い。
ままならないが、あえて
それでもあえて、スポーツの話をする。
心が入っていないので内容なんてほとんどない。
お許しください。
今この苦境の中で、スポーツのあり方が問われているような気がする。
スポーツの力を信じてきた。
「スポーツ狂」を自負している自分ですら、スポーツの意味や必要性がわからない状況になった。
かけがいのない命を失った人、まだその命の行方すらわからない人に、スポーツは響かないだろう。
それでもスポーツには力があると思う。
そんな偉大なスポーツでも「救い」までは与えられない。
カズがカズたるゆえん
昨日、多くのサッカー選手たちは、人々に多くのことを感じさせてくれた。
あの難しい状況で、ただひたすらに自分たちのやれること、できることをやりきった。
スポーツ報道は「カズのゴールが被災地に勇気を与えた」と。
その通りだ。
あのゴールに心揺さぶられなかった者などほとんどいないはずだ。
でも、カズの立ち振る舞いや言動を見て思う。
「自分ができるのは、最高でここまでなんだ……」という虚しさ、歯がゆさ、無力感を。
カズの人間としての素晴らしさは、それを嫌というほどわかっていることなんじゃないだろうか。
スポーツの世界でも言葉がいっぱい生まれた
ある野球選手は言っていた。
「こんな時にボールを打ったり、投げたりしていいのか」と。
乱暴である。
仕事放棄ともとれる。
下品な言い回しである。
配慮に欠ける。
感情的すぎる。
でも、この選手の人間臭さには説得力がある。
彼の魅力はアスリートとしての能力だけじゃない。
ある野球選手は、今回の震災について一言も発していない。
彼の言葉の力は絶大なはずだ。
それでもなにも言わないのは「沈黙」というメッセージだと思う。
その内容はわからない。
でも、それはとても重く感じる。
選抜高校野球の選手宣誓。
16歳の少年が言った「生かされている」。
その一言を聞けただけで、もう充分。
命、そして野球ができることへの感謝。
その気持ちがある高校生たちには、夢の舞台を大いに満喫してほしいと心から感じた。
今日は思う存分脱線させてください
全然スポーツの話じゃない。
なんかやっぱり上手く心を操作できていない。
話が逸れている惰性そのままに突っきってしまいます。
祈りを
今回の大震災と津波で、もっとも印象に残ったフレーズ。
それは「祈り」。
当然単語として知っていたし、意味も理解しているつもりでいた。
もっと言えば、この言葉にあまりいい印象をもっていなかった。
なにか偽善くさく、恩着せがましさみたいなものを感じていた。
実際、震災直後に海外の多くのアーティストや有名人が「日本に『祈り』を捧げます」「日本に『祈り』をおくります」と言っていた。
白々しさ感じずにはいられなかった。
だが日がを経つにつれ、どんどんその言葉が重くなっていく。
宗教的な差異もあるのだろうが、日本という国は「祈り」よりも「願い」の方が強いと感じる。
そのふたつの意味の違いを明確にはできない。
でも、やはり決定的に違うなにかがあるような気がしてならない。
そして今、「祈ろう」としている自分がいる。
『悼む人』
ある小説の話。
主人公は、ただただひたすら全編を通して「祈り」続ける男性である。
全国を巡り、死者を悼み、祈りを捧げる。
それを続ける。
なのに、宗教的な要素はほとんどない。
そうせずにはいられない。
生きれない。
そして彼にも「救い」はほとんどない。
「それに意味があるのか?」。
当時は、そんな風にも思った。
でも今にして思うと、「祈り」は意味を見出すものじゃない。
というのもわかるが、やはりよくわからない。
もう一度読み返してみようと思う。
心はずっと
実際問題、現状では物質的なもの(金銭も含め)が求められている。
人も足りていない。
それでも、時間はかかるが徐々にいい方向に向かうだろう。
日本は、日本人は、東北は、東北の人は強い。
復興を信じてやまない。
でも、“心”はそんな簡単にはいかない。
むしろ、だんだん辛くなっていくのではないだろうか。
今は心が張り詰めて、生きることに必死になっているだろうから。
でもその緊張の糸が緩むと、一気にその悲嘆がくる。
そして、その嘆きは一生続く。
悲嘆に解決はない。
心に復興はない。
それを承知の上で向き合い続けなければならない。
ほんとうに苦しいことだ。
「祈り」は今だけじゃ祈りじゃない。
ずっとずっと「祈り続ける」。
なにもできない。意味がない。でもせずにはいられない。
わかりもしないことを偉そうに書いてすいません。
実際、私は「祈る」方法がよくわかっていないし、できていない。
じゃ、なにができるか。
私は、今回の悲しい震災のことでずっと心を痛めよう、苦しもうと思う。
それは、被災者や大事な人を亡くした人になんの足しにもならないことはわかっている。
それこそ、意味がない。
悲嘆や痛みは分け合ったり、共有したりすることはできない。
心は物じゃない。
当事者の気持ちをわかったつもりになるなんて傲慢だ理解している。
それでも、想像して少しでも共有したい・しようと思う。
それが私なりの下手くそで不器用で意味のない「祈り」。
スポーツの力
スポーツが今できること。
ほぼ何もないと言ってもいいと思う。
でも、彼らの悲嘆や苦しみを一瞬でも忘れさせ、少しでも解消できたら……
そんな素晴らしいことない。
スポーツの力を信じたい。
頑張れスポーツ、頑張れアスリート。
最後までわけのわからない、とりとめもない駄文にお付き合いさせ申し訳ありません。
ありがとうございました。
ちゃんと心を強くして(戻して)、またスポーツブログを再開します。
『祈ろう』
posted by uzura176 |23:56 |
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2011年02月08日
物足りなさを感じた第45回スーパーボウル
グリーンベイ・パッカーズがNFL45代チャンピオンに輝いた。
ビンス・ロンバルディ杯の奪還、NFL唯一の市民球団、NFC第6シードから快進撃と話題は尽きない。
でも、なぜか今回のスーパーボウルはここ10年で最も見応えのないゲームに感じたのは、思い過ごしだろうか。
31対25というスコアだけで考えれば、“ナイスゲーム”と言いたいのだが、例年のような心臓に鳥肌がたつような感慨はなかった。
勝者と敗者の間にあったもの
勝負を分けたもの。
このゲームにかんしては、100人中90人以上が「ターンオーバー」と考えるでしょう。
異論なし。
むしろ正解中の正解だと思う。
アメフトという競技でターンオーバーが3(スティーラーズ)対0(パッカーズ)という数字は、何事にも変えがたい意味を持つ。
ターンオーバーを相手より3つも多く喫して、勝利を手にすることは皆無と言っても過言ではない。
チャンピオン決定戦という超ハイレベルで実力も均衡している中ではことさらである。
じゃあ、「ターンオーバー数が同じ、もしくはひとつふたつ差くらいなら勝者は変わっていたのか(得点差から考えて)」と考える。
“たら、れば”の話は意味がないしきりがない。
事実スティーラーズは2つのインターセプトと1ファンブルを喫したのだから。
それでも無理から想像する。
私は、もしターンオーバーというファクターがなくとも、パッカーズが勝利していたと思う。
このゲームの勝敗を分けたものは、もっと目に見えづらい、数字では表れないものだったのはないか。
それは3つのターンオーバーを喫したスティーラーズオフェンス陣(褒められたものではないがその程度の実力だったようにも感じる)ではなく、ディフェンス陣である。
スティーラーズの強み・恐さとは
スティーラーズディフェンスは名実とも現在NFLナンバーワンである。
それはNFLファンなら皆知っているし、スタッツにも表れている。
だがスティーラーズと同等の、レイブンズ、ジェッツ、ベアーズ、パッカーズ、ジャイアンツ、ファルコンズのように優れた守備力を持つチームは多い。
それでもなぜ、スティーラーズディフェンスが最強なのか。
それは、このチームだけがもつ「凶暴性」にある。
彼らは、OLBのジェイムズ・ハリソンやSSトロイ・ポラマルを中心とした11匹の獣たちの群れだ。
相手オフェンス選手、特にQBやRBというボールを持つ選手の「心を折る」。
これが彼らの最大のミッションなのである。
「心を折る」とはどういう意味なのか。
簡単に言ってしまえば「敵に恐怖心を植えつける」。
というか、そんなことが容易にできるのか?
でも彼らはそれを遂行してきたからこそ、最も恐れられているのだ。
特にQBはオフェンス頭脳の中枢である。
QBの頭の中に「恐怖心」というウィルスを植えつければ、そのチームのオフェンスは間違いなく崩壊する。
それが例え有能な頭脳であっても、そのウィルスに冒されればひとたまりもない。
実際NFLのQBは、試合前日からその恐怖心苛まれ眠れないらしい。
事実、スティーラーズはスーパーボウルに勝ち上がってくるまで、多くのQBやRBの頭脳や心を破壊してきた。
野獣たちからエースを守り続けたいぶし銀たち
では、なぜスーパーボウルでスティーラーズディフェンスは、パッカーズQBロジャーズに恐怖心というウィルスを植え付けることができなかったのか。
MVPを取ったロジャーズの精神力が強靭であったことは言うまでもない。
彼の成長なしに今回のスーパー制覇は語れない。
でもそれ以上に彼のハートと頭脳を守り続けたオフェンスライン、そして四方から襲い掛かるスティーラーズのブリッツをピック(ブロック)し続けたRB陣たちが、パッカーズのスーパーボウル制覇の立役者だった。
この試合の勝負を分けたもの、それは間違いなくパッカーズの「パスプロテクション」。
彼らは、ゲームを通して名前を呼ばれることすらない。
そして中継(1ショット)で映されることもない。
もし紹介されるようなことがあれば、彼らがミスをしてQBがサックされたり、怪我をしたときだ。
そして、彼らがヒーローになることは絶対と言っていいほどない。
つくづく損な役回りである。
どんな競技でも、強いチームには素晴らしい「汚れ役」や「影の職人」がいる。
このスーパーボウルでは「最強・最凶・最狂」のスティーラーズディフェンス陣から、自軍のエース(QBロジャーズ)を守りぬいたパッカーズオフェンスライン陣にもっと賞賛の声があってしかるべきだと思う。
ちなみに昨年のパッカーズの被サック数は31(リーグ30位)という散々なものだった。
この1年で最も成長したのはオフェンスライン陣なのかもしれない。
ロジャーズはこの試合で3度もサックを受けた。
この数字は決して少なくない。
だが、そのどれもロジャーズの心を折るほどのものではなかった。
しかもひとつ目が、後半の第3Q残り9分という、かなり遅い時間帯である。
それまで(36分の間)にロジャーズは完全な自信を獲得していた。
そして、60分を通して1度も心が折られることはなかったのだ。
パッカーズが他の31チームより優れていたもの
もうひとつパッカーズの勝因を挙げれば、彼らのチーム力と結束力である。
この試合でもオフェンスのキャプテンWRドライバーとプロボウルCBウッドソンが怪我で試合途中に退いた。
かなりの戦力ダウンになる、はずだった。
しかし、そうはならなかった。
2人のベテランはサイドラインでチームメイトを鼓舞し続け、支持を出し続けた。
本来なら、こういう大舞台で怪我によって退く選手は、その無念さで心ここにあらずというケースも少なくない。
ドライバーに関してはゲーム序盤早々に怪我をしたのに、最後までショルダーパットを外さなかった(フィールドに出られない選手はつけていても意味がないので外すのが普通)。
彼は足にギブスをつけながらも「最後まで俺はオマエたちと一緒に闘っているぞ」という意思をチームメイトに伝えていたのではないだろうか。
こういう姿勢が若い選手のハートに火をつけ、交代選手もそれを粋に感じずにいられなかった。
もうひとつ、パッカーズがNFLの定説を覆したことがある。
NFLで勝ち残る(優勝する)には、怪我人がでないことが絶対条件と言われる。
しかし、今季のパッカーズはシーズン中から怪我人が続出した。
そしてスーパーボウルでも中心選手が相次いで怪我をした。
それでも、日替わりヒーロー、多くのシンデレラボーイやラッキーボーイがその都度出てきた。
しかも無名の選手やドラフト下位指名の新人選手が活躍。
なんか、昨年のロッテ・マリーンズを思い出す。
アップセットの連続という意味でも似ている(パリーグ3位から日本一)。
サッカーアジアカップを制した日本代表のかぶる部分が多い。
共通するのは、怪我人が出ても、他の選手がレギュラー選手に勝るとも劣らないプレイで貢献したことだ。
お互いが100%の力を発揮したスーパーであってほしかった
最初に書いた、この試合がなぜ凡戦に感じたか。
スティーラーズは「らしさ」をみせられずに終わったこと、パッカーズは「らしさ」どころか実力以上のものをみせつけたことにあるような気がする。
パッカーズはチャンピオンに相応しいチームだった。
でも、どうせなら強くて「らしい」スティーラーズを倒してのものであってほしかった。
大舞台では体力・知力・気力どれがもっとも大事なのは?
結局最後まで戦術やプレイをそっちのけで、精神的な部分やメンタル面ばかりピックアップしてしまった。
戦術的なところを少し言えば、スティーラーズは最初からランでゴリゴリやってれば(それがこのチームの伝統でもある)、何の苦もなく勝利していたのでは?
わざわざ派手なショットガンやノーバックのようなフォーメーションを繰り返すのは、自分たちの長所を消してしまったような気がしてならない。
最後の明暗を分けるのはやはり気力
で、結局のところ、毎年勝負を分けるあやは、勝利への貪欲さであったり執着心であったりするんですよね。
20年近くアメフトファンをしているが、最終的にはここに落ち着いてしまう……
それくらい、近年のNFLは戦力が均衡している。
実力的に、20チームくらいには優勝の可能性を秘めている。
それにしても、あのスティーラーズがメンタル合戦で負けるとは思わなかった。
ここ5年で3度目のスーパー進出。
しかも、今回を除く2回がチャンピオン獲得。
自分たちでは気付かないくらいの慢心があったり、勝利への執着心が薄れていた部分があったような気がしてならない。
アメフトとは「準備のスポーツ」とも言われる。
パッカーズは「準備力」という意味でもスティーラーズを上回っていた。
長々やったのに薄っぺらい……
今回はこれでおわり。
でも、今季のNFLは非常に充実したシーズンであった。
次回にて。
そして、日本のアメフト中継・放送についても考えたい。
今回観ていた視聴者の気持ちを代弁できるとまでは思っていないが、ちょっと救いようがないものだった。
日本のスポーツ報道や中継は本当にあれでいいのだろうか。
作り手の自己満足やエンターテイメント性だけ追求してしまう姿勢が残念に思えてならない。
第45代チャンピオンは
人口10万の小さな町にあり
そんな朴訥さ表現したような緑と黄色の地味なユニホーム
NFLで唯一特定のオーナーを持たない市民チーム
チームと市民の距離がもっとも近く
下町情緒あふれるホームスタジアム(ランボーフィールド)
20年近く君臨し続けた英雄(ブレッド・ファーブ)から新たな英雄が誕生
NFL随一の伝統と格式があり(初代スーパーボウル優勝チーム)
チームに和と温かみがある
攻守のバランスがもっともとれたチーム
今年のチャンピオン、グリーンベイ・パッカーズは、そんな誰からも愛されるチームだ。
posted by uzura176 |21:36 |
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2011年02月06日
ただひたすらに反省
私は長らく冬眠期間を過ごした駄目ブロガーである。
開き直ってシレッと再開しようという魂胆お許しを。
今日は何の日?
さぁ、書くぞ!
何を?
そりゃ、この時季のスポーツっていやぁ、あれしかないでしょ。
アメフト、NFL、いやあえて断定させてもらう。
スーパーボウル!
2月の第1日曜(日本時間では月曜日の早朝)はアメリカの人々、そして世界のアメフトファンにとって、特別な日なのである。
残念ながら日本では、特別な日とは認知されていない。
悲しい……
だからこそ今日はアメフトに感心がない人のために書こうと思う。
こんなノリだと「アメリカかぶれしやがって」とか「アメフトなんて面白いのか」とか思われることだろう。
いやもっと言えば「余計なお世話だ、馬鹿野郎」ってな話だ。
うん、そう思われてもしょうがない。
でも、騙されたと思って1度このイベント、そしてアメフトという競技を観戦してほしい。
なぜ、ここまでゴリ押ししてくるのかって?
単純なんです。
アメフトという競技を知らずに、そして楽しまずに生涯を終えるのは大損。
ここで皆がまた「余計なお世話だ」とつっこむ。
そんな聞こえはしない罵声を感じながらも、私は性懲りもなく繰り返す。
やっぱ、損や。
アメリカ人の国技であることはその名からもみんな察しているだろう。
でも、なぜか世界に広めよう、普及させようとしない。
アメリカの4大スポーツのベースボール、バスケ、アイスホッケーは、五輪競技であったり大きな世界大会がある(一応アメフトも4年に1度世界選手権があるが小規模なもの)。
でも、アメフトに関しては内弁慶のスタンスなのである。
なんでもかんでもビジネス化するのになんで?
アメリカの小ぶりな陰謀?は考え過ぎか
おそらくである。
彼ら(アメリカ)は、この面白いスポーツを独り占めしようとしてるんじゃないか?
もっとやらしい見方をすれば「この面白さは他の国の奴らにはわからんやろ」って見下している。
どっちゃでもいいが、なんか悔しいし、腹立たしい。
でもこういう上から目線もなんかアメリカらしいちゃあアメリカらしいのだが。
多くの人がアメフト(NFL)を楽しむ資質がある
じゃあ、やっぱり日本人はアメフトを楽しめないものなのか?
イカーーン、騙されちゃ!
今から、挙げる項目にひとつでもあてはまる人はアメフトにのめり込める人である。
●球技が好き。
●格闘技が好き。
●ゲームが好き。
●戦術論を語るのが好き。
●囲碁や将棋が好き。
●どちらかというと理系。
●分厚い説明書を読むことが苦じゃない。
●郷土愛が強い。
3つ以上の人はもうアメフト通になる資質あり。
2番目と5番目に引っかかる人は特に。
「格闘技は安易やし、言い過ぎやろ」とつっこむ声が聞こえてきました(幻聴か?)。
ここで説得力に欠ける説明をしよう。
ここで問題。
NFLでは、1試合で両チーム合わせて80人くらいがプレイします。
この中で試合を通じてボールに触れる選手は何人くらいいるでしょう。
正解。
20人前後(統計はとってませんがおそらくこれくらい……)。
「他の60人は球技やってへんがな!」って言ってやって下さい。
ハイ、ある意味正解です。
でも、通はボールよりも、この人と人のぶつかり合いやコンタクトを中心にして観戦している。
いわば、球技でありながら、ボール以外のところの闘いが勝負のあやになるという不思議な球技なのである。
では、もう1問。
元アメフト選手の格闘家は?
3人挙げればあなたは格闘技通でもあります。
「囲碁と将棋はこじつけやろ」って声も聞こえてきた。
でも、これは絶対です。
なぜなら、アメフトは“フィールド上の格闘技”とも形容されるが、それ以上に“フィールド上のチェス”と呼ばれることが多い。
体力はもちろん、知力を争う競技でもある。
いや、むしろ本場アメリカでは知力の方を重視する声もある。
監督(ヘッドコーチ)やコーチがいるのは他競技と共通するが、その他にも「コーディネーター」という役職があるのはアメフトくらいだ。
「NFLでは馬鹿は成功しない」「インタビューの受け答えが駄目な奴は大成しない」というのは定説だ(一部面白キャラもいるが、それも計算ずくのような気がする)。
選手にも、運動能力はもちろん知性や知能も求められるし、見られている。
まぁ、どのスポーツの世界でも優れた選手は知性や品格もあることが共通しているんですが。
スーパーボウルはアメフト抜きにしても見所満載
なんか、1人もアメフトに興味をもった人が増えていないような気がする……
このままじゃ、ヤバイ。
ここで、スーパーボウルというイベントだけにスポットを当てよう。
今年行われるのはテキサス州アーリントンのカウボーイズスタジアムの紹介(開催地は毎年変更)。
収容人数10万人!!!
これだけで驚くことなかれ。
10万人収容の巨大スタジアムなのにドーム……
想像できますか?私はテレビで観てもまだ信じがたい。
町ひとつを屋根尽きにしてしまうようなノリです。
しかも9分で開閉できる(福岡ドームで何分でしたっけ?)。
さらにドームなのに天然芝。
さらさらにさらにすんごいのが……
屋根から吊り下げられた幅50mの4面オーロラビジョン(実はこのビジョン日本社製、鼻高々)。
なんかもう、このスケールは人間の許容を超越しちゃってる。
夢というより「大人の悪ふざけ」である。
じゃあ、これを作ったのは誰?っていったら、確かにこんなものを作りかねないオッチャンである。
その名もジェリー・ジョーンズ。
この名を知らないアメリカ人はいない。
オラオラ系の爺さん。
ナベ恒とアブラモビッチとマイク・キューバンを足して3で割ったような爺さんと言えば想像つきます?
今年のハーフタイムショーは伝説になるかも……いやなってほしい
スタジアム説明だけでエライ字数を喰ってしまった…
じゃ、全部はしょってスーパーボウルといえば?
やっぱ、ハーフタイムショーでしょ。
まず、試合の前でも後でもなくて真ん中だというのが無茶苦茶だ。
だって、試合の途中にフィールド上にコンサート会場運びこんでしまうって……
ドリフのセットチェンジのノリである。
それを何百倍の規模だから、やっぱりアメリカはスケールがでかい(というより節操ない)。
やりかたは豪快で無茶だが、なんとしてもスーパーボウルを世界最高峰のイベントにしようという意気込みはヒシヒシと伝わってくる。
良い悪いは別にして、「エンターテイメントの国だこらっ!文句あっか?」嫌いじゃない。
歴代ハーフタイムショーの演者でアメリカ版紅白でもする気か
もちろんここで歌うミュージシャンは、そんじゃそこいらの奴じゃない。
日本では、やっぱりマイケル・ジャクソンのハーフタイムショーが有名なのかな?
確かにあのショーはアメリカでも伝説になりつつある。
ノーギャラで引き受けて寄付に回してもらう、さすがキングオブポップたるゆえん。
妹ジャネットは違う意味で伝説になってしまいましたが……内容割愛
もちろん毎年超大物が。
意外にもイギリスのミュージシャンも多数。
挙げたらきりがないんでやめとこ。
興味のある人はお調べ下さい。
私のお気に入りは06年のローリング・ストーンズ(あんなカッコええ爺らおらんで)。
世界で老若男女問わず愛される奴ら
ほんでもって今年は?
ブラック・アイド・ピーズ!
キッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音楽の好き好きは人それぞれだから、あまり主観ではものを言いたくないが、今もっとも世界で愛されているグループ。
難しいこと言いません。
幸せになったらええねん。
気持ちよくなったらええねん。
そして今スポーツシーンで彼らの音楽は切っても切り離せないものになりつつある。
アメフトのスタジアム、バスケのアリーナ、頻繁に彼らの曲が流れているのでスポーツファンにとっても聴いたことのある曲が多いはず。
“I Gotta Feeling”
この曲は絶対やるはず。
そして、おそらくかなり大掛かりで面白いパフォーマンスをやるだろう。
それは観てからのお楽しみ(ヒント:彼らはいつも通りなんだけど……)。
“Where Is The Love?”
やらないかもしんないが……
もう何百回聞いたかわからない。
ヒップホップの概念を覆した曲(オーケストラが入る部分はかなりカッコいい)。
そして、「愛」「平和」「戦争」「差別」を懇々と詩に刻む。
そんなものは、ボブデュランやジョンレノンやボブマーリーの二番煎じだと思われるかもしれない。
確かにそうだ。
でも、彼らが歌うからこそ意味がある詩でもあるのだ。
4人グループの彼らなのだが、全員アメリカ人でありながら、実は皆人種が違う。
そんな彼らがひとつになって紡ぎだす曲は、世界各地の、そして人間の匂いがする。
そういう4人が歌うからこそ「愛」の意味が深くなるのではないか。
皮膚の色、眼の色、思想、宗教、、、地球はごっついから千差万別で当然。
それを(自分と違う他者)認め合えるようになったらええなぁ、とアホなり思う今日この頃。
そういう意味で彼ら4人はアメリカ社会の象徴とも言える。
いや、アメリカに限らず、今や国境という壁がどんどん低くなっていっているという意味では、人類のシンボルになってもらいたい。
やっぱ、この曲はやってもらわな困る。
でも、主催者側(アメリカ)からストップがかかりそうな詩でもある。
うーーーん微妙……
もう面倒臭い!
やれったら、やれっ!
私にとって、ブラックアイドピーズとスーパーボウルは、共に青春時代を駆け抜けてきた同士。
どちらも十年以上の付き合いである。
だから、今回彼らがこの大舞台に経つというのは感慨深い。
先導するつもりが暴走……このパターン何回目や
なんかもう、スポーツブログでもなんでもなくなってしまった……
申し訳ない……
でも、最低それでもいい(居直り……)。
アメフトに興味がなくても、世界一のスポーツイベントの雰囲気、今世界でもっとも脂ののったミュージシャンのショーを満喫。
アメフトがわからなくても充分楽しめるはず。
押し付けがましいのは承知の上でビデオ予約を。
「まぁ観なはれ。損はさせません」。
日本人唯一のフルタイム・アスレチック・トレーナー磯さん
もひとつ。
この最高の舞台に日本人女性が立ちます。
当然にテレビでも紹介されるはずです。
私にとって彼女は同じ日本人として「誇り」。
しかもトレーナーとして2個チャンピオンリングをもっている。
彼女の活躍も注目(本当のところ彼女は活躍しないほうがいいのですが)。
今日は徹夜決定
延々と脈略のないこと書き連ねて、ほぼゲームのことを書けなかった。
あぁぁぁ、どうしよう。
ってことで、夜中に自分の復習のためにこの試合の見所を書こう。
どうせ、例年通り興奮で一睡もできんのだから。
ある意味反省文だ。
でも楽しんで書けそう。
QB?RB?嫌でも目に入る。つべこべ言わず奴らを観とけ
最後に初スーパーの人に、こいつらに注目という選手を。
プレイだけじゃない。
キャラも凄い。
全米トップクラスの人気を誇る2人を紹介(ジータやコービーに負けないくらい)。
スティーラーズの#43トロイ・ポラマル。
パッカーズの#52クレイ・マシューズ。
彼らのビジュアルだけでも楽しめること間違いなし。
ちなみにポラマルのそれには何億円とも言われる保険金がかけられているらしい。
共に守備の選手だが、彼らのプレイが勝敗を分けると言っても過言ではない。
テレビで彼らだけの動きを追っかけるだけでも、NFLの迫力・凄みをいやというほど実感できるでしょう。
日本時間AM8:00
Dont miss it!
posted by uzura176 |19:29 |
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2010年11月30日
アメリカで最も嫌われるアスリート
皆さんはアメリカで最も嫌われている選手は御存知だろうか。
これを知っているのはかなりのスポーツ通であり、アメリカ通である人に違いない。
これは、今年6月に行われた(かなり前で恐縮だが)有名誌のアンケートで発表されたものである。
あなたは誰を予想しますか?
日本人であればとか、サッカー選手ならとか、スポーツに限らずとか、であれば案外出てくるものかもしれない。
しかし、アメリカのスポーツ選手となれば知っている選手もかぎられてくるだろう。
もったいつけるのもこれくらいにしよう。
その選手の名はマイケル・ビック。
アメフトファンに限らず、1度は耳にしたことがある人も多いのでは?
NFL(世界最高峰のアメリカンフットボールリーグ)のフィラデルフィア・イーグルスでQB(クォーターバック)を務める。
さすが、アメフト発祥の国であり、アメリカ1の人気スポーツである。
1位から3位まではNFLの選手が独占である。
この国におけるアメフトの地位の高さが、こんなネガティブなデータでもうかがえる。
ある意味は“嫌い”は好きの裏返しでもあり、注目度が高いということとも考えられる。
嫌われる訳とは?
なぜ彼が最も嫌われているか?
それは、アスリートとは違う部分で大きな汚点を持っているからに他ならない。
アスリートとしては超がつくほどのスーパースターである。
彼は2007年に闘犬賭博と犬への虐待という罪を犯した。
アメリカでは法で闘犬が禁止されており、もちろん虐待なんてものはもってのほかのである。
事実彼は有罪となり、アスリートとして脂ののった時期に、1年以上も服役することとなった。
しかし、刑に服し出所した彼に対してもアメリカ社会の目は厳しかった。
当然といえば、当然かもしれない。
アメリカは動物愛護精神の強い国でもあり、罪を償ったとはいえ、彼の行った行為は消えるものではない。
ある意味動物への虐待は、人に対する犯罪よりもその印象は強いのかもしれない。
当時は私も彼のファンであり、裏切られた気持ちではらわたが煮えくり返ったものである。
帰ってきた元スター
しかし昨年、彼はNFLのフィールドに帰ってきた。
世の中の厳しい批判にさらされたまま。
もちろん、彼には厳しい目が向けられたままである。
それが今回のアンケートに反映されていたことは言うまでもない。
そしてNFLという過酷な舞台で、2年というブランクは致命的なものである。
ならず者のレッテルを貼られ、このまま人間失格の烙印をおされたまま消えていくことを誰もが予想していた。
しかし、今年の彼は不死鳥とも言えるプレイでファンを虜にしている。
罪を犯す前から彼はスーパスターであったが、現在のプレイ振りはその当時を凌駕している。
彼のプレイを表現するのは容易ではない
何が凄いのか?
これは彼のプレイを観るのがてっとり早いのだが、あえて出来える限りここで紹介しよう。
前にも書いたが彼のポジションはQBである。
チームで唯一も言えるパスを投げる選手でもある。
野球でいうとこのピッチャー兼捕手のような花形ポジションである。
もっと言えばチームメイトに指示を出す監督のような役割も求められる。
だからこのポジション選手はボールを投げる能力はもちろんのこと、知的でもなければならない。
必然とも言えるがQBの選手は、体が大きくそしてのろまである。
なぜのろまかというと、基本的にQBに俊敏性は求められないからである。
フィジカルが強いとかスピードに秀でている選手は他のポジションをするが普通だ。
しかし彼はというと、そのQBという概念を覆した男なのである。
パスはさして上手くない、体もQBにしては小さい、知性派というわけでもない(罪を犯したというのとは別の意味で)。
だが、彼にはとんでもない俊敏性とスピードがある。
だからどうなんだ、と言われればそれまでだが……
ちなみに彼の体型は身長183cm体重98kg。
なんだ結構縦も横もあるじゃないか、考える人もいるかもしれないが、NFLのQBではかなり小柄な部類だ。
確かに一般人でこの数字を聞かされると結構メタボ気味の大柄なオッサンを想像するのだが。
もちろんアスリートであるから、かなりシェイプされた100kg弱である。
でも、野球選手やサッカー選手で100キロ近い選手を想像してほしい。
大概の選手はスピード型ではなく、パワー型である。
イチロー選手やメッシやクリロナは何キロ?
あの長身のウサイン・ボルトでさえ100キロあればあんなに速くないはずだ。
だが、ビックのそのスピードは体重なんて概念はないに等しく感じられるものである。
アメフトにはRBというボールを持って走るのが専門のポジションの選手もいるのだが、その選手よりも彼は速いのだ。
はっきり言って彼が出ている試合を観ると、笑ってしまう。
感動するというより、「そんなんありかいな?」という感じである。
QBが走るプレイは「スクランブル」と言う。
その名の通り緊急発進である。
普段は滅多に走ることのないポジションだけに、走ること自体が緊急事態なのである。
でも、彼の場合はその緊急性がまったく感じられない。
むしろ必然のような錯覚さえ感じる。
更に進化し続けるモンスター
そんなスピードスターQBの彼なのだが、今年はちと違う。
大幅に進化しているのだ。
なんと現時点で彼のQBレーティングがNFLトップなのだ。
このレーティングというのは、野球でいう投手の防御率のようなもの。
当然パスの能力値をあらわした数字なのである。
走るのが異様に速い上に、パス能力も凄いとなれば、鬼に金棒もいいとこである。
バスケだったら、得点王、アシスト王、リバウンド王みたいなもの。
いやそんな数字的なことはむしろどうでもいい。
彼のプレイには魅せられて仕方ないのである。
今週の木曜には、BSで彼の試合の録画中継がある。
1度見てほしい。
スポーツの概念が変わる。
アメフトの概念が変わる。
QBの概念が変わる。
そして何よりアメフトが好きになるのではないだろうか。
なんせ観ていて面白い。
彼はスポーツ観戦の醍醐味を彼は味あわしてくる。
償うことはできない。でも彼にはやるべきことがある
アメリカ社会は、まだ彼を許していない。
動物愛護団体なんかは、彼を鬼畜扱いしている。
動物好きも彼みたいな者は許せないだろう。
私も彼を許したわけではない。
でも、彼は単に服役しただけではなく、過去の過ちを大いに反省している。
そして悔いている。
罪をスポーツで償うことは不可能である。
だが、彼のプレイを観ていると成長したというだけでは片付けられないようなものがある。
彼には犯罪者というものが一生ついて回るだろう。
一生嫌われ者かもしれない。
それでもいいと思う。
応援しているわけじゃない。
でも、頑張っている彼の姿はいい。
そして彼のプレイは観る者の心を必ずといっていいほど掴む。
それだけは変えようのない事実でもある。
戦前の予想が低かったイーグルスは台風の目となっている。
彼の予想外とも言える活躍があってのものかもしれない。
アメリカ1のダーティーヒーローが2月スーパーボウルでのその雄姿を見せる可能性も0ではない。
posted by uzura176 |23:56 |
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2010年10月31日
待ちに待ったNBAの開幕
3ヶ月ぶりの更新となってしまった……
人気のないブログとはいえ、ここまで放置してしまったことを反省、いや猛省。
話を本題に戻そう。
先週NBA2010-2011シーズンが開幕した。
今季はなにかと話題の多いシーズンである。
華の2003年ドラフト組がFA権を獲得したことによる、大型移籍が相次いだ。
その代表格がレブロン・ジェームズとクリス・ボッシュのマイアミヒートへの移籍だろう。
ヒートの顔とも言えるドゥエイン・ウェイドと共に歴代最強ビックスリーとも言われる。
この華々しい世代のドラフト1、4、5位が同チームに所属するのだから、えげつないことこの上ない。
オバマより話題をかっさらった男
現地アメリカでは、この話題で今オフはもちきりだったようだ。
そしてそれは、キングことレブロンへの強烈なバッシングがほとんど。
「ジョーダンと比較され続けてきた彼は、最も安易な方法でNBAチャンピオンを手に入れようとしている」と。
特に前所属チームのクリーブランド市民の怒りは凄まじい。
とんずらをかまされたあげく、移籍後にレブロンがキャブスの悪口を並べるものだから、泥沼化状態である。
これから10年以上遺恨を残すことになるだろう。
理想と現実のギャップは簡単に埋めれない
さて、今回の移籍でヒートは優勝候補筆頭に名乗り出た……というわけではないらしい。
感情論は抜きにしても、NBAファンの冷静な意見である。
さすがバスケット大国アメリカだ。
バスケットが単に足し算だけでは成り立たないことをクールに分析している。
確かにこの3人の昨年の平均得点を合わせると70点である。
3人で70点なんて数字を毎試合たたき出せば、ほぼ負けることはないだろう。
だが、バスケットボールはそんなに単純なものではない。
なぜなら、彼らはいわずもがなチームのエースだったわけである。
1人あたりのシュート試投数が圧倒的に減ることは間違いない。
1人平均5点近く減ってしまうと考えるのが妥当である。
しかも自らシュートを連発してリズムを作る選手たちだけにFG率の低下も心配だ。
ヒートが抱える問題点はひとつやふたつではない
ヒートの弱みはこれだけでない。
レブロンとウェイドは、圧倒的なスピードを誇る典型的なペネトレイターであり、ふたりの長所が重複してしまい、コートのスペースを殺しかねない。
そして、最も大きな問題点。
それは、3人以外のポジションがあまりにも弱いのだ。
しかもそのふたつのポジションはポイントガードとセンター。
間違いなく、バスケットボールで要のポジションである。
その片方が欠けてもチーム力は著しく下がるといってもいい。
そのふたつのポジションの弱いヒートが、NBA最高峰にのし上がることは少し考え辛い。
まだある。
3人の得点力があるのは間違いないが、彼らの中にピュアシューターと生粋のポストプレーヤーがいないのだ。
ウェイドとレブロンのドライブ力はNBAでナンバー1,2と言っても過言ではない。
だが、彼らの3ポイント成功率はNBAの中でも決して高い方ではない。
そして、その3ポイントシュートの成功率を上げるためには、強力なリバウンダーとポストプレーで相手ディフェンスをインサイドにひきつけることが重要である。
ボッシュがその役目を一手に引き受ければ良いじゃないかという考えもあるようだが、そう簡単にいかないというのが本当のところなのではないか。
確かにボッシュはサイズもあり、テクニックもパワーフォワードとしては優れている。
だが、彼はパワーと高さを生かすタイプではなく、ミドルシュートや巧みなフェイクで得点を重ねるタイプのパワーフォワードである。
さらに言えば、彼ら3人にパスを出す、そしてゲームを作るポイントガードがない。
結局は3人各々の1on1に終始するしかないチームなのである。
背が低くても、スピードがなくても、シュート力がなくても、なんでもいい。
彼らをひとつにする影響力の強いベテランPGがいればいいのだが……
ひとつのチームだけでタラタラと書いてしまった
以上、延々とヒートの悪口と弱点を並べてしまった。
ヒートファンの方、このビック3に期待している方、すんません。
悪気は一切ございません。
なんやったら、私はウェイドとレブロンのファンなんですから。
なんだかんだ言われながらも、現時点でヒートは2勝1敗で幸先のいいスタートを切った。
シーズンの成績はおそらくイースタンで1位2位を争うような成績を残すと考えている。
だが、プレーオフでその進化を発揮できるか……
ウェイド以外はポストシーズンの成績が乏しいから、大事な局面で空中分解なんてこともあるかもしれない。
ヘッドコーチのスポールストラも実績に乏しいのも気がかりだ。
05-06シーズンのときのように、名将パットライリー(現GM)がしゃしゃり出てきておいしい所を横取りなんてこともなきにしもあらず。
そうなった方がファンにとってはうれしいのかもしれないが……
今季のNBAもつれる……ような気がする
あぁぁ、もっともっと今季のNBAのこと語るつもりでいたのに、ヒートの話題に終始してしまった。
まぁ、それだけヒートが注目を集めているということだろう、ってことで片付けよう。
次は、優勝候補のチーム、今季にかけるチーム、台風の目になるチーム、勝手に応援しちゃうチームを紹介していこう。
いつになることやら……
その前に、せっかく始めたブログ。
週1くらいは更新せねば、と前にもこんなことを言ってたような気がする今日この頃。
あぁぁ、俺ってアカンたれ!
posted by uzura176 |22:52 |
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2010年07月21日
今年は遅めに来たような気がする野球の季節
例年ならこの時季は、スポーツシーンは野球一色のはずである。
しかしながら、今年は4年に1度の祭典サッカーW杯があった。
しかも、南半球で冬開催ということで、6月から7月というイレギュラーな時季になったこともある。
そんな私も、W杯開催中は朝も夜も関係なくテレビにかじりつきサッカーのための生活をおくってきた。
そんな、日本中がそして世界中が熱狂の渦にある間も、プロ野球は淡々と行われていた。
そして、サッカーW杯が終わった。
プロ野球から離れてしまっていた私は、正しく浦島太郎状態である。
チームの成績や個人成績もほとんどわからない。
そして、先週あたりからやっと野球を観戦する体になりつつある。
にしても、昨日のプロ野球は見所満載だった
昨日の劇的な試合の連続からもう野球モード全開といったところだろうか。
セリーグ3試合の劇的なサヨナラ劇。
47歳工藤投手の元気な姿。
10年にひとりとも言われた中田の遅すぎるプロ第1号。
正直、1日で楽しむには贅沢過ぎる。
スポーツニュースを何度観てもニヤついてしまうくらいだ。
もう充分、野球モードに体が戻ったことをわかって頂けるだろう。
やっぱり夏は野球と生ビールに限る。
実力伯仲のパリーグは今もっともスリリングなリーグ
昨日だけに限ったことではない。
今シーズンのプロ野球はなにせ混戦の様相であることが盛り上がりに一段と火をつけている。
特にパリーグの混戦ぶりは、まるでサラリーキャップ制度でも導入されているかのような激戦モードである。
各チーム90試合近く消化した時点で、まだまだ1位から6位までどう転がるかわからない状況である。
まして、3位以内が条件となるプレーオフに関してはどこのチームにもまだまだチャンスがある(正直楽天イーグルスは黄信号だが)。
生粋の関西人で、阪神タイガース文化の中で育った者が言うのもなんだが、ここ10年のパリーグは面白い。
戦力均衡もさることながら、キャラクター濃い選手が目白押しである。
特に各チームいる絶対的なエースピッチャーは皆大リーグにも劣らない存在感を示している。
交流戦が始まって以来、セリーグに煮え湯を飲ませ続けてきているのは、このエース投手たちの存在あってに他ならない。
早くもプレーオフ進出チームが決まったかのようなセリーグ
そして、毎年人気実力ともパリーグに押され気味セリーグ。
前半戦終了時点で、もうプレーオフに進出チームは決まってしまったようである。
ここ10年の上位と下位の実力さ(経済格差ともいえるか)は深刻である。
我がタイガースがその上位組に位置していることは、昔のタイガースを知る者にとっては喜ばしいのだが、この2分化現象はセリーグの魅力を半減させてしまっているような気がしないでもない。
そこが近年のセリーグとパリーグの差なのではないか。
だから、人気も拮抗しつつある。
そういう意味では、“人気のセ”とか“実力のパ”などという言葉が、過去の遺産になっていることを1プロ野球ファンとして喜ばないといけないのかもしれない。
オールスターは夏の風物詩、意味がないなんて寂しいことは言わないで
今週末は、オールスター。
顔ぶれを見てもフレッシュな選手が多く楽しめそうだ。
交流戦が始まって以来、オールスターの意義を問われ続けているが、やっぱりオールスターは、選手の目標のためにも、ファンの楽しみとしても不可欠なものだと思う。
それは、MLBのオールスターを観ても、改めて実感させられる。
まぁ、あちらさんは、ワールドシリーズのアドバンテージが懸かっているという裏事情もあるのだが。
日本も2戦制なんて中途半端な形にしないで、1発勝負か3戦制にして、日本シリーズの開幕戦を決める形をとってもいいのに。
まぁ、勝負は交流戦でついているということでしょうか。
今年は1位から5位までパリーグ独占でしたもんね。
秋まで、プロ野球満喫させてもらいます。
ワールドカップでサボった分まで。
posted by uzura176 |23:38 |
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2010年07月15日
W杯が終わった。でもスポーツは、地球は回り続けている
この1ヶ月、南アフリカワールドカップに夢中で、他のスポーツのことは疎かになっていた。
4年に1度の大イベント、そして日本の予想外の躍進と、観るべき要素が多すぎた。
他の競技の感心が失せたわけではないので、御了承を。
にしても、スペインの優勝で幕を遂げたW杯は、一生記憶の中に残り続けることだろう。
“キング”ことレブロンは違う意味で時代を変えた
今日は久しぶりにバスケのことを書きたい。
私が他の競技にうつつをぬかしている間に、NBAではとんでもない出来事が進行していた。
そう、“キング”ことレブロン・ジェームズの移籍が決定したことである。
今年のFA目玉選手であったことには間違いないが、まさか本当に移籍するなんて、長年NBAファンをし続けてきた当方にとっても、非常意外でびっくりさせられることだった。
20世紀までのNBAは、FA制度や移籍市場もまだ確立されておらず、チームの顔となるスーパースターは、最初に入ったチームでその現役生活をまっとうすることが常だった。
マジック・ジョンソンもラリー・バードもひとつのチームでその現役生活を終えた。
マイケル・ジョーダンは、ワシントン・ウィザーズで現役生活を終えたが、彼は2度目現役復帰ということもあって、例外とも言えるだろう。
やはり彼はシカゴの顔である。
おそらく、今現役最高選手の呼び声高いコービー・ブライアントもロサンゼルス・レイカーズで引退を迎えることになるだろう。
レブロンはお金も情も選ばなかった、欲しいのは優勝だ
しかし、これからのNBAを背負っていくことであろうレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズで現役を終える道を選ばなかった。
もちろん、クリーブランドで現役生活のすべてを捧げていたら、永久欠番だけでなく銅像も建っていただろう。
彼の決断、そしてFAは選手の権利であって、もちろん彼の権利でもある。
だから、その権利を行使することに何の異論もない。
ただ、もうすでにクリーブランドで、確固たる地位を築き上げていて、町の象徴でもあるレブロンが移籍するなんて、噂でいくら言われようとも信じ切れなかった。
ヒートはNBA版銀河系軍団を結成した
そして、なにより驚かされたのは、彼が選んだチームがマイアミ・ヒートということである。
ヒートと言えば、レブロンと同期入団で、1度チャンピオンズリングを獲得していてスーパースターでもあるドウェイン・ウェイドがいるチームである。
彼も今年FAの年だったが、早々にヒート残留を決めていた。
このアメリカのNBAのスーパースター2人が同じチームに同居する衝撃は、NBAファンの方ならわかっていただけるだろう。
そして、もうひとつのサプライズがあった。
そのヒートにトロント・ラプターズからクリス・ボッシュまでもが移籍してきたのである。
もう、頭の中では整理しきれない。ちょっと落ち着こう。
ボッシュがFAで移籍してきた。
ラプターズのエースであり、オールスター常連選手でもある。
ちなみに、レブロンがドラフト1位で入った2003年シーズンは、ドラフトの当たり年であって、その世代はアメリカでも黄金世代と言われ、今のNBAそしてアメリカ代表を支えているメンバーである。
その将来を担うスター選手たちが今年一斉に、FAの年を迎えたのである。
それは、昨シーズンが終わる前から話題にのぼっていたことで、特にレブロンがどうのような選択をするのかで、全米中で話題になっていた。
そして、ウェイド、カーメロ・アンソニーにボッシュの動向も頻繁に話題にのぼった。
この当たり年のドラフト1位と4位と5位が今年から同じチームでプレーことになったのである。
まさかこのうちの3人がヒートという同じチームでプレーすることになることなど、どこの誰が予想したことだろうか。
セルティックスの“ビック3”が結成されたときは、NBAファンは騒然となった。
優勝に全く縁のなかった、ポール・ピアース、レイ・アレン、ケビン・ガーネットがサラリーという重荷を振り払って、ひとつになったのである。
正しく、チャンピオンズリングに対する執念が彼らを突き動かしたのである。
そして彼らの執念が叶い、そのビック3は今年もファイナルに進み(惜しくもレイカーズに優勝を譲る)、一昨年は悲願の優勝も遂げた。
しかし、今回のレブロン、ウェイド、ボッシュの“ビック3”は、セルティックスの“ビック3”とはわけが違う。
ヒートの3人は、年齢的にも旬でもあり、ひとりはもうすでにチャンピオン経験者である。
当たり前であるが、北京五輪のドリームチームに3人とも名を連ねている。
ちなみに、セルティックスのビック3は、ひとりもアメリカ代表(北京五輪の)に選ばれていない。
こんなビックネームがひとつのチームに終結したことは、もしかしたらアメリカスポーツ史上初と言っても過言ではない。
例えは悪いかもしれないが、日本のプロ野球でジャイアンツという王者に、ダルビッシュ、涌井、岩隈の3人が移籍してひとつのチームでプレーするようなものである。
それでも、バスケットボールはチームスポーツである。
いくらビックスターを集めたからといって、上手くいくとはかぎらない。
プロ野球のジャイアンツがエースと4番バッターを集めて失敗しただとか、レアル・マドリードが“銀河系軍団”を作りながらも、優勝を逃したことなど、そういう失敗例も枚挙に挙げればきりがない。
しかしである。
今回の3人が同じチームに所属するということは、やっぱり冷静に考えても頭で整理できないショッキングな出来事なのである。
NBAでリーグ最多勝記録を作ったシカゴ・ブルズもマイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンというスター3人を揃えていたではないか、という声も聞こえてきそうである。
それでも、このチームはなんだかんだ言っても、ジョーダンという圧倒的な存在がいて、後の2人、もしくは4人が彼のバックアップをしていたチームに過ぎない。
今回結成された“ビッグスリー”は、3人ともひとつのチームでエースを任される存在なのである。
その3人がひとつにチームに集まって上手くいくのか、それとも3人が互いの持ち味を相殺してしまい歯車がかみ合わないのか。
こんな、末恐ろしいトリオを私は観たことがないのでなんとも言えないが、もし3人が噛み合うようなことがあれば、5年も6年も王朝を築く可能性すら秘めているのである。
“キング”が下した決断の余波も大きい
ただ、レブロンがクリーブランドを去ったことに、市民は落胆を隠せない。
チームのオーナー、ダン・ギルバートはレブロンに対し、ここでは書けないような暴言を連発して罰金10万ドルを食らっている。
マブスの名物オーナー、キューバンも、今回のヒートのやり方はあんまりではないか、と疑問を呈している。
それだけ、今回の移籍は、個人レベルやNBAレベルにはとどまらず、全米で波紋を起こしているのである。
私は応援しない!でも、心の底では楽しみだ
個人的には判官びいきの私は、こんなドリームチームクソ食らえ、だと思っている。
他のチームのモチベーションはどうなってしまうんだ、と思わずにはいられないくらいである。
それでも、また王朝期をつくりつつあるロサンゼルス・レイカーズ(2連覇中)を止めるには、こういう強引なやり方も必要なのかもしれない。
そしてもし、今季ヒートがぶっちぎりの強さでNBAを制することになれば、NBAの価値観も変わっていくのかもしれないし、また摩擦を起こし違ったルールが制定されるのかもしれない。
それだけ、来季のNBAは注目せざるえないシーズンになるはずだ。
マイアミの市民は今から胸躍らせているはずだろう。
それ以上に世界中のNBAファンがヒートというチームの動向から目が離せないことだろう。
にしても、すごい事になったもんだ……
レブロンの次はファーブ。アメリカはスポーツの話題に事欠かない
今アメリカでは、レブロンの移籍先が決まったことにより、次はNFLの生きる伝説でもあるブレッド・ファーブが現役を続けるか否かに注目が集まっているそうだ。
私は、彼の勇士を来シーズンも観られることを信じていますが。
アメリカではワールドカップのベスト16進出で、サッカー熱も上がってきているらしい。
アンリも移籍することですし。
そして、今回の騒動が終わってすぐに、今度はファーブの動向に国民は固唾を飲んでいる。
そして、昨日のMLBオールスターの盛り上がり(日本はオールスターのあり方を問われている状況なのに)。
この国が大好きとは言わない。
でも、確実に、市民の草の根までスポーツ文化が染み込んでいるのだと実感する次第である。
スポーツ狂の私としては、来世はアメリカに生まれてもいいかな、と勝手な妄想を抱いている。
だって、面白いでしょ、こんなスポーツの話題ばっかりで盛り上がれるのって。
posted by uzura176 |14:51 |
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2010年07月12日
この1ヶ月は地獄のような天国だった
1ヶ月にも及ぶサッカーの祭典が終焉を迎えた。
この不規則生活ともやっとおさらばできる安堵感と、まだまだこのお祭りを楽しみたい気持ちが入り混じった複雑な気持ちで、最後の決勝戦を観戦した。
最後、栄冠に輝いたのは、事前の予想で1番人気のスペインに収まった。
初戦に敗戦したときは、どうなるかと思ったが、彼らの初優勝はこれからのサッカー界にとって大きなものになったに違いない。
日本代表は好結果に浮かれていたし、今でも少し浮かれている。
でも、サッカーの質自体はそんな悠長なことを言っていられないくらい世界との差があったようにも感じられる大会だった。
特に優勝した国は、日本人とも体格差もほとんどない。
そういう意味では、目標となる道標をスペインという国が暗示してくれたのかもしれない。
その道は限りなく険しいものなのだが……
予想外の泥試合になってしまったことが少し残念
決勝戦は、試合前の予想というよりも、期待していた展開にはならなかった。
圧倒的なポゼッションサッカーとパスサッカーで相手ディフェンスを凌駕するスペイン対伝統的な攻撃型のチームで3度目の決勝戦に進んだオランダ。
誰もが、双方の攻撃的で美しいフットボールを期待にしたに違いない。
だが、そうはならなかった。
それが決勝戦というものなのかもしれない。
互いに相手の攻撃をファールで止めるサッカーに終始したというのも事実である。
特に、オランダはプライドもかなぐり捨てた、激しくそして汚いファールを連発していた。
でも、だからこそ、そういうサッカーができるようになったからこそ、この2つのチームが決勝に駒を進めたのかもしれない。
現実的に一発勝負のワールドカップの決勝戦で、きれいごとなんて言ってられないという、選手や監督の気持ちもわかる。
でも、それでも、相手の長所を消すだけのサッカーではなく、自分たちらしいサッカーを展開してほしかったというのが、決勝戦を観戦したファンの気持ちではなかろうか。
そんな中、どれだけ悪質な反則を受けても、自分たちのサッカーを貫き通したスペインに勝利の女神は輝いた。
本当に紙一重の試合だった。
オランダが勝利してもおかしくない決定機も何度もあった。
結果を分けたのは何? と問われれば、私は“運”とくらいしか答えれない。
でも、やっぱりただの結果論じゃなく、若い年代からの育成や勝負のあやや選手たちのメンタリティーなど、数え切れないものが絡み合って、延長1-0でスペインの勝利ということなのでしょう。
強いて言えば、「らしさ」を7試合貫き通したスペインにあのカップを掲げる権利があったのかと思う。
そして、勝負を決めた決勝シュートを決めたのが、そのスペインサッカーの代名詞とも言えるイニエスタであったことも、なにかサッカーの神がそう導いたように思えてならない。
美しいサッカーのオランダを観たかった
個人的には、昔からオランダサッカーファンだっただけに、オランダをひいきめにして試合を観戦していた。
でも、そこには私の好きなオランダサッカーは展開されなかった。
というよりも、させてもらえなかったの方が正しいのかもしれない。
あれだけ、スペインにボールを保持されたら、自慢のポジションチェンジを頻繁に行うトータルフットボールもウイングが奔放に駆け回る4-3-3のサッカーが成りを潜めるのも仕方がないのかとも思う。
そんな中、110分以上我慢し続けるメンタリティーを手に入れたことを賞賛しなければならない。
そんなこと、これまでのオランダ代表には考えられなかったことだから。
クライフ氏は、「あんなものオランダサッカーではない」と非難するかもしれない(
事実、オランダ人でありながら彼はスペインを応援することを公言していた)。
それでも、やっぱり勝負にこだわり続けた彼らは、クライフやトータルフットボールという呪縛から解き放たれたのかもしれない。
残念ながら、結果は伴わなかったが……
もしかしたら、これからが、オランダサッカーの本当の正念場なのかもしれない。
1度成熟したサッカーをまた違う形で醸造し直す作業なのだから。
スペインは自国のサッカーアイデンティティーを守り続けた
そして、ユーロ2008に続き、今回のワールドカップを連覇したスペイン代表そそして、スペインの方々、そしてスペインサポーターの皆様、おめでとう!
やっとの思いで、世界一の座を手に入れましたね。
名実とも世界一であることは、あのサッカーを見せつけられ、そして実際優勝したのだから間違いないこと。
スペイン代表というよりも、やっぱりバルセロナの功績が大きいのでしょうか。
試合では、スターターの半数以上がバルサの選手でした。
いや、バルサに限らず、リーガエスパニョーラでも、多くのチームがパスサッカー、ポゼッションサッカーを展開している(Jリーグも試合前に水を撒きましょう)。
そして、ひとつにならなかった国民もスペイン代表を後押しした。
多くのものが結実したスペインは、正しく無敵艦隊の名にふさわしい。
これから4年間は、世界中がスペインを目標にし、そして打倒スペインで挑む。
王者として挑む2014年大会も楽しみだ。
そのときは、真の王国が開催国として待っている。
気は早いが4年後にスペインとブラジルの王者対決を目にしたい。
なんにせよ、スペインが優勝したことを日本人として、日本代表を応援するものとしても喜びたい。
今大会は場外闘争も多かった大会だった。で次は?
にしても、今大会は初もの尽くしでした。
優勝国は8番目のワールドカップの優勝国だし、アフリカ大陸での試みも初だ。
そして、サッカー以外にも注目が集まる大会でもあった。
ブブゼラはもちろん、タコ占いや、誤審や、選手を悩ましたジャブラニ(公式球)。
いっぱい楽しませてもらいました。
いずれによ、サッカーというスポーツに魅力があって、そこから波及したもの。
誤審なんて、スポーツにはつきもの。
決勝も得点シーンの前のゴールキックが誤審だったが、それも御愛嬌。
誤審が全くないスポーツなんて逆に人間味がなくて味気ないものなのかもしれません。
4年後日本代表はブラジルのピッチに立っているのか。
もちろんそうであると信じてます。
4年後は、南米開催、今回以上の南米旋風が吹き荒れるのか?
そのとき、アルゼンチンのカリスマお騒がせ監督はまだいるのか?
開催国ブラジルは、またファンタスティックなサッカーをとりもどすのか?
まだまだ、挙げ始めたらきりがないが4年後が待ち遠しく、遠いようで色んな想像をかきたてるのには、丁度いい期間のような気もする。
フットボールは世界の人々の最高の娯楽であり最高の文化である
そして、今大会再認識したこと。
サッカーは、人類が破滅するまでNo1人気のスポーツであり続けること。
サッカーのある時代に生まれてよかった。
と、スポーツオタクですらそう思うワールドカップだった。
4年後のブラジル大会も成功と多くの奇跡が起こることを願って締めにしよう。
posted by uzura176 |16:12 |
南アフリカW杯 |
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2010年07月08日
伝説が幕を閉じた日
7月3日“芦毛の怪物”オグリキャップが逝った。
25歳の生涯に幕を閉じた(人間でいえば90歳くらい)。
30そこいらのオッサンがオグリのことを語るのは100年早い、と長年の競馬ファンに怒られそうだ。
確かに、彼が活躍していた頃は小学生で記憶といっても曖昧である。
でも、後に彼がどれほどのスーパーホースであり、時代の寵児であったことがわかる。
時代が彼を求めていたのかもしれない
もし、彼の存在がなければ、今の競馬事情もぜんぜん違ったものだったかもしれない。
時はバブル全盛の80年代後期、世間は浮かれているな、と子供ながらに思っていた時代である。
そんな時、彼が現れた。
なんでも、公営笠松競馬場という地方競馬出身の競走馬らしい。
その時は「中央」も「地方」もわからなかった。
ただ、今わかることはその両者の間には大きな隔たりがある。
そして、大きな壁がある。
だが、その壁をかぎりなく小さくしたのは、紛れもなくオグリキャップだった(現在は競馬界最高峰のレース“ダービー”にも地方出身馬も出走できる)。
血統という概念をくつがえした名馬
サラブレッドとは、血統の世界でもあり、その極限を目指し、強い競走馬を作る世界である。
だが、彼の血統は2流どころか3流だった。
だからこそ、中央ではなく地方からの出発だったのであろう。
そんな彼が3歳に中央競馬(JRA)に移籍し、中央のエリート血統の馬たちをバッサバッサと切り倒す。
それが、どれほど痛快な光景だったのだろうか、若かった私に走る由もない。
正しく、怪物だった。
その当時は“幻のダービー場”とも呼ばれていたらしい。
今も昔もオグリは競馬界の常識を突き破った
私の大学の頃のゼミの先生に、1度淀(京都)競馬場にゼミでオグリの応援をしにいった話を聞かせてもらったことがある。
そう、あの伝説のマイルチャンピオンシップである(バンブーメモリーとの死闘)。
その翌週にジャパンカップに出走して、ホーリックス(勝ちタイムが世界レコード)の2着も伝説となった。
今現在、2週連続でG1にチャレンジするなど、到底考えられないことだ。
伝説の有馬記念。そこに競馬の神が舞い降りたのかもしれない
そして、90年のラストラン。
舞台は、中山競馬場での有馬記念。
なんと、そこに集まったのは18万人近いファンだった。
競馬場といえば、耳に赤鉛筆をはさんだオッサンのイメージしかなかったが、オグリは競馬場に女性ファンまでをも引き込んだ。
もう1度言うが、18万人である。想像できない……
そして、その背に当時21歳だった武豊をしたがえ、それこそ伝説中の伝説のレースを作った。
もう、峠を過ぎと思われていたオグリが見事引退レースで勝利を収めたのである。
そして、18万人の「オグリ・コール」。
おそらく、その場所にいたものすべてが鳥肌を立てたのではないだろうか。
オグリは競馬を変えただけでなく時代もつくった
今でも彼の功績は色褪せない。
当時のバブルの影響もあるだろうが、彼が出走するレースの売り上げも相当なものだったらしい。
あの、白と黒が混ざった愛くるしいぬいぐるみを記憶している人も多いだろう。
当時、オグリのぬいぐるみは大流行を超えて、ちょっとした社会現象にもなっていた。
もう絶対に出てこないであろう、オグリのような天馬は
よく競馬は「ロマン」だと言われる。
でも、ロマンどころかこれほどにドラマチックなサラブレッドはいただろうか。
彼の後に、ナリタブライアンやディープインパクトが続いた。
でも、彼らはエリートであり、記憶よりも記録が勝った競走馬たちだった。
オグリキャップという馬は記録もさることながら、記憶に最も鮮烈に残る馬だったのではないだろうか。
彼の存在なしに今の競馬界の繁栄はあっただろうか。
ファンは今何を思うのだろう。
ひとりひとりに伝説のレースがあり、伝説の「オグリ・コール」が刻みこまれていることだろう。
私の口からは「お疲れ様でした」「ありがとう」としか言えない。
彼が息を引き取るとき、あの伝説の「オグリ・コール」は聞こえてきただろうか。
君は逝ってしまったけども、君の作った伝説は永遠にファンに語り継がれていくことだろう。
安らかに眠れ。
posted by uzura176 |09:30 |
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2010年07月08日
待ちに待った決勝のカードが決まった
2010年南アフリカW杯決勝は、優勝経験のないオランダとスペインというカードになった。
と同時に、世界中の多くのサッカーファンが求めていたカードになったのではないだろうか。
ここ数年の各国リーグやチャンピオンズリーグでは、守備的な戦術が席巻していた。
「内容よりも結果」その考え方は勝負の世界で至極当然のことかもしれない。
しかも、プロの世界、多くのお金が動く世界では尚更だろう。
でも、今回のW杯決勝は、32カ国の中でも、超攻撃的な2チームが最後に歩を進めた。
しかも、どちらも優勝未経験ということで、ことさら特別な大会になったような気がする。
いずれのチームが勝つにせよ、欧州以外の大会で欧州の国が優勝することは初めてのことらしい。
もし、スペインが優勝となると、初戦で負けた(スイスに敗戦)チームが優勝するのも初めてである。
いやはや、初物尽くしで溢れた決勝戦となるようだ。
そんな、時代の目撃者になれることを素直に嬉しく思う。
今日の試合は、今大会の一番の見所だったのではないか
今日行われたドイツ対スペインの話に戻そう。
サッカーの見方はそれぞれで、主観でものを言うのはあまりよくない。
でも、そういうことを抜きにして、この試合は今大会のベストマッチ(まだ2試合残っているが)だったのではないだろうか。
双方の持ち味がいかんなく発揮されたゲームだった。
こんなことを言うと、得点できずに敗れ去ったドイツには失礼だと思う。
でも、ドイツは共に4得点したときのイングランド戦やアルゼンチン戦と同様の調子だったし、力を発揮していたような気がする。
特に守備にかんしては、あれだけスペインにボールを回されても、全く物怖じせず、ことごとくチャンスの芽をつみ、跳ね返していった。
“ゲルマン魂”という言葉は実際にはないらしいが、ドイツ人の気質や忍耐強さをみせつけられたような気がする。
そして、初の決勝に駒を進めたスペイン。
この国は、ドイツとは対照的に国単位の試合にはめっぽう勝負弱い国だったはずだ。
それは、スペインの文化と風土が大きく関係しているようだが、話すと長くなりそうなのでやめておこう。
ユーロ2008の優勝で、この国何かが変わったことは、熱烈なサッカーファンじゃなくとも感じ取ることができる。
日本代表と比較するのもおかしいが、ひとりひとりの実力は言うまでもないが、チームに一体感がある。
これだけ個性的な実力者ばかりの兵ばかりの中で、これだけのチームを作るのは、やはりデル・ボスケ監督である。
今日の試合は、今大会最もスペインらしい闘い方だったのではないだろうか。
守備が屈強なドイツとはいえ、今大会のドイツはインテリジェンスあふれるサッカーを展開していた。
そのドイツ相手に、あれだけのパス回しとボールポゼッションができるのは、世界中を探してもスペインしかないだろう。
この試合は、ワントップで中盤を5枚にしたことが功を奏したような気がする。
もし、ツートップでやっていたら、もっとドイツのカウンターを喰っていたはずだ。
しかし、6割以上のポゼッションで相手に我慢だけを要する闘いをした。
ドイツの速いカウンターや速攻は、これまでのようななりを潜めていたと言わざるえない。
それだけ、ドイツの選手たちはボールを追い回すことで消耗してしまったのではないだろうか。
やはり勝負どころは千両役者がもっていく
勝負を分けた1得点は、誰もが予想しない展開のものだった。
まさか、スペインが普通に蹴ったコーナーキックが得点に結びつくなんて……
大型選手が揃うドイツに90分間で一瞬の隙ができた。
というよりも、その隙をスペインが作ったような気がしないでもない。
それまでのスペインのセットプレーは、ショートコーナーや直接ゴール前に放り込むのではなく、なにかしらいじくり回してきた。
そんな中、あのコーナーキックだけはいとも簡単にボールを放り込んだ。
そんな当たり前のコーナーキックにドイツ守備陣たちは虚を突かれたのかもしれない。
そして、その値千金のゴールを決めたのが、プジョル。
178cmとセンターバックの中でも小柄だし、ドイツの選手の中に入ればことさらちっちゃい。
そんな彼が、助走を目一杯とってのヘディングは、彼の象徴でもある気合の塊だった。
この試合を彼が決めることを予想できた人はほんの一握りだろう。
サッカーは、戦術やテクニックなど多くが語られる。
そして、今回のドイツ対スペインという対決は、事実上決勝とも言える至極のカードである。
そんな中、勝負を決めたのが気合やファイトであることが面白い。
確かにこの試合には見所がいっぱい詰まっていた。
でも、おいしい所をピッチ上で1番気合の入った者が持っていってしまった。
今大会、世代交代が上手いこといかない国は、ことごとく敗れ去っていった。
4年という周期は、サッカー界ではあまりにも長い。
前回大会旬だった選手が、今大会ではチームのお荷物なんてチームもしばしばあった。
ところが、準決勝の大事な局面で、大仕事をやってのけたのは、チームの中で大ベテランだった。
やっぱり、こういう大きい舞台では、これまでの経験や試練が活きてくるのかもしれない。
オランダVSスペインを予想した人は少ないが……
かくして、決勝のカードは無敵艦隊スペイン対悲願の初優勝(2度決勝に進出している)を目指すオランダとの闘いとなった。
ありきたりの予想だが、やはりユーロ覇者でもあるスペインに分があるように思われる。
でも、日程的にも有利で今回がラストチャンスとも言えるオランダも虎視眈々と狙っていることだろう。
いずれが勝とうが初優勝である。
どうせなら、後世に語り継がれるような攻め合いの試合を観てみたい。
互いにノーガードの打ち合い、3点、4点を奪いあうような試合は、これまでの決勝の歴史でもない。
この両チームにはそれをやる権利と度量と技量がある。
どっちも、1点とって守りきるようなことで納得するような国やないでしょ。
遠い島国から、期待してます。
最後に、私はオレンジ軍団を応援しようと思う。
なぜって? 判官びいきもありますが、欧州の小国が世界を席巻するのって、夢があっていいじゃないですか。
そして、これが本当にラストチャンスだと思うから。
多分いっぱい走りまわされるだろう。
切れずに耐えてがんばってくれ!
こんな日に選挙やなんて……やっぱこの国の国技はサッカーじゃない
日曜日の至高の闘い、今から待ちきれない!
でも、この国はなぜかこんな大事な日に選挙……
1週間くらいずらす融通がほしい。
将来、決勝に駒を進めることを目標とする国として。
まぁ、日本国民として、サッカーファンとして選挙も決勝もどっちも参加させてもらいます。
posted by uzura176 |07:28 |
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