2011年11月07日
気づいたらもう11月。2ヶ月もブログに書き込んでいませんでした。すみません・・・。
ニューヨークシティマラソンは、女子はたった今、女子トップがフィニッシュラインに駆けこんだ。エチオピアのフレスウォット・ダドが2時間23分15秒で初優勝。2位もブズネッシュ・デバ(エチオピア)でエチオピアが1、2フィニッシュ。スタートから飛ばしたメアリー・ケイタニー(ケニア)は後半に失速し、2時間23分39秒で3位。アップダウンの激しい最初の5kmを16分4秒で飛ばしすぎたつけが最後に回った。
一方、男子は世界最速男、ジョフリー・ムタイ(ケニア)が30kmを過ぎたあたりからスパートをかけ、独走中。もしムタイが勝てば、ケニア男子は、4月のロンドン(エマニュエル・ムタイ)、ボストン(ジョフリー・ムタイ)、9月世界選手権(アベル・キルイ)、9月ベルリン(パトリック・マカウ)、10月シカゴ(モーゼス・モソップ)に続き、ケニアでグランドスラムを達成することになる。ちなみにこれらの大会すべてでケニアは1、2フィニッシュを果たしており、その強さがうかがえる。
男子はケニアの時代が到来といっても過言ではないだろう。
あ、って言っている間に、ムタイ勝っちゃった。
posted by オイカワ |01:31 |
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2011年09月09日
今回の世界陸上に両脚義足の選手が出場したけれど、ちょっと疑問に思ったことをいくつか。
オスカー・ピストリウス(南アフリカ)の400mの選手で、自己ベストは今季7月に出した45秒07。この記録は世界陸上と来年のロンドン五輪のA標準を切るもの。IAAF(国際陸連)が義足の選手の出場を認めていなかったため、ピストリウスはCAS(国際スポーツ裁判所)に申し立て、CASがピストリウスの意見を認め、今回晴れて出場することができた。
①ピストリウスのつけている義足がパフォーマンスに有利になるのではないか
これは以前から、そして今回も多くの人々が感じている点。ピストリウスはスタートから加速が健常者の選手よりも遅いけれど、後半、皆が疲れてくる300mからの伸び、つまり推進力がすごい。ホームストレートでバテバテの選手達を「ピョンピョーン」と跳ねるように交わしていく光景を見たら、やはり首をかしげたくなる。CASはピストリウスの義足を検査し、有利になるような点は見られないとしているが、いかがなものか。
②マイルリレーは1走に限る
この公式文書を私自身は見ていないけれど、国際陸連の会議において「ピストリウスのマイルリレー参加は1走に限る」と決められ、声明が出されたらしい。これはほかの選手と接触した際に大けがを負わせる可能性があるから・・・だと思われるが、「カッコ書き」をつけた出場許可が出ている時点で、不公平・不公正さがあると思わざるを得ない。もちろんピストリウスも南アフリカも1走以外で使用するつもりはなかったようで、IAAFが「念のため」に先手を打った形になった。しかし今後、両脚義足の選手が800m、1500mなど接触の多い競技に出る場合はどうなるのだろう。テグを訪れていた為末選手が、「ルールは冷酷であるべきなんです」と話していたが、これは温情主義というか、なんというか。ルールをこういった形でねじまげて使用するのは、いかがなものか。ピストリウスがほかの選手と同じくらい練習し、努力しているのはわかるが、それは関係ない。カッコ書きをつけるなら、出させないべきだと思う。
③同情論&感情論
大会前のスポーツメーカーの会見で、ピストリウスは何度も「僕の義足が有利だと正式に発表されたら、いつでも辞める覚悟はできている」、「純粋に戦いたいだけなんだ」ととてもかわいそうな感じで話していたのが気になった。確かに、多くの人たちに「有利なんじゃないか」「ずるをしているんじゃないか」と言われればしょげるの気持ちが出るのは分かる。でも、ピストリウスの発言や姿勢が、なんとなくメディアの同情を乞うような感じで、それがいささか気になった。ただ、ピストリウスを以前に取材した際に、非常に人柄がよく好青年だったので、これはただの杞憂かもしれない。
④コーチの態度
記者会見の後に報道陣がコーチを囲んで話を聞いていた際に、「義足が有利になっているという意見がありますが」という質問に、コーチが切れて(?)「指を切って、義手をつけたらそれも有利だっていうのか?それと同じだ!」と声を荒げて応えていた。全くの的外れな返答に、記者たちは唖然。ピストリウスの態度と180度相反するもので、釈然としない気持ちだけが残った。
⑤南アフリカ陸連の態度
マイルリレーの予選でピストリウスは1走を走り、45秒2という素晴らしい記録を出したものの、決勝ではメンバーに入れず。しかもメンバー入りできない旨をピストリウスは決勝の朝、つまり南アフリカ陸連がスタートリストを提出するはるか前にTwitterで発表し、物議をかもした。
理由は「予選のメンバーで一番遅かったから」と400mハードルの銅メダリストで、マイル決勝でアンカーを走ったヴァンジルが話していたが、これも腑に落ちないもの。なぜなら、1走の選手はほかの選手よりも長く走るため、タイムが一番遅くなるのは仕方のないこと。しかも決勝で入れ替わったのは400mハードルの選手。ピストリウスのプライドが傷ついたのは間違いない。
どう考えても南アフリカ陸連が「なんらかの理由で」ピストリウスを出場させたくなかった、としか思えない。
ピストリウスは、すでにロンドン五輪のA標準を切っているが、南アフリカ陸連の規定により、もう一度切らなければ個人種目での出場はならない。来年の7月までまだまだこの騒動は続きそうな気配だ。
posted by Oikawa |23:54 |
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2011年09月04日
あまり食事に出る機会はないけれど、何度か韓国料理をいただきました。
※サムゲタン
※石焼きビビンバ
※冷麺
posted by Oikawa |15:58 |
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2011年09月04日
※「軽食をご用意しました」というアナウンスにわくわくしていくと。
※じゃがいも
※オレンジ
※バナナ
うーーーーむ。軽食の定義が崩壊(笑)韓国ノリ巻きだったら、うれしかったんだけどなー。
posted by オイカワ |15:46 |
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2011年09月02日
仕事がとてつもなく遅いので、今日は必死。いや、いつも必死だけど、もっと必死。というわけで、今日は写真だけです。すみません。
※開会式
※座っている席の上から「いけーーーーー」と声が聞こえたので、ついパチリ。織田さんです。
※プレスのワークルーム
※プレスのワークルームの棚。色々な資料が配られます。
※仲良しのFlotrackのライアン爆睡中。連日朝2時、3時まで働いてるので…
※うわさの「表紙の呪い」がかかっている?デイプロの配送。恐怖の瞬間!?
※ミックスゾーン。選手が通過するときにコメントをもらいます。
※記者会見。
posted by おいかわ |16:18 |
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2011年09月01日
6日目の午前中。競技場には強い日差しが照りつけていて、暑くて暑くて、頭がぽーっとしてくる。現在、男子5000mの予選、男子砲丸、女子やり、女子走り高跳などが行われているけれど、選手の体感温度は40度を近いのではないだろうか。集中力を保つのは難しいと思う。
昨日は女子20kmだけで午後の種目はなかったけれど、その間の出来事をいくつか。
①どこに行っても、ボルトのフライングの話ばかり。もちろん、世界陸上関係者のいる場所で…という但し書きつきだけど、「どう思う?」「俺はね・・・」という会話ばかり。ボルト本人が、フライングについての詳細を話していないので、すべて憶測かつ想像で話が進んでいるのが興味深い。
でも、ある選手からはスタート前の精神状態など、選手にしか分からない精神状態などの話を聞けたので、大きな収穫。こういう大きな事件が起きないとフライングの話をしないというのは問題なのかもしれない。もっと前から深く話をするべきだった、と反省。
②選手村事情・・・食事がひどいというのは開幕前から耳にしていたkだれど、食堂のある場所が地下駐車場・・・と聞いて驚愕。スイス男子の400mリレーのメンバーが、「食事するっていう雰囲気じゃないんだよね」とぽつり。選手にとっては、観光に来ているわけでもなく、競技のほかは食べることだけが楽しみなので、やっぱり食事がまずしいと凹むのは分かる。チーズやワインを置いてくれと言っているわけではないけど、やはりフレッシュで美味しいものを食べたいと思うのは、当然。
③韓国食・・・選手には申し訳ないけれど、私は繁華街近くに泊まっているので・・・。冷麺、石焼ビビンバ、サムゲタン、ブテチゲ(?)、海鮮焼きなどをいただきました。ひとつだけ、生ビールではなく瓶ビールが多いこと。泊まっている怪しい(笑)モーテルの隣に、ビールを出すカフェがあるけれど、夜は12時まで。連日、競技場から帰れるのは夜中の2時くらいなので、飲めない・・・・。生ビール飲みたい・・・。不謹慎でスミマセン。
④韓国の人々・・・とにかく親切。とっても親切。3月にサンディエゴに行った際に、為末選手が、「歴史的な事情もありますからね・・・」と話していたので、私も心構えをしてきたのだけれど、大きな肩透かしを食らった。いい意味で。ついた初日にはモーテルの女将さんに夕飯をふるまっていただき、シャトルバスの運転手さんには(なぜか?)ブドウをいただき、行きつけのノリ巻き屋さんでは、日本語を話せる男性にノリ巻きをごちそうになってしまった。
ぐっときたのは、室伏選手が金メダルを取った時のこと。観客の方々の大きな声援、そして表彰式で日の丸が流れた時も席を立ってくれた。拍手もほかの選手へのそれよりも大きかった(ように思う)。国大綱のスポーツ―野球やサッカーなどーとは異なり、陸上は個人スポーツなので、そういった歴史的な感情を「応援に」いれにくいのかもしれない。そういう気持などまったくなく、心からの声援だったのかもしれない。いずれにしても、テグに来てから日本人だという事で嫌な思いをしたとか、そういう事はなく、むしろ親切にしていただいている。
Twitterもよろしくお願いします★ @AyakoOikawa
posted by オイカワ |10:28 |
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2011年08月30日
3日目、4日目に男女の400mが行われた。女子はボツワナのアマントレ・モンショ、男子はグレナダの18歳、キラニ・ジェームズが優勝した。アメリカは男子は4連覇中、女子は連覇がかかっていたけれど、両種目でタイトルを失うという事態に。
エースのラショーン・メリット、アリソン・フェリックスともに、「らしからぬ」レース運びだった。メリットは、昨日の準決勝で44秒34で今季最高を出したが、そのレースはとても伸びやかで、2008年、2009年の走りをほうふつとさせるものだった。しかし、決勝では極度の緊張からか、その走りは消え失せ、かたい走り。思うような差をつけることができないままホームへ。焦りから体が動かず、万事休す。連覇を逃した。
一方、アリソンは決勝で自己ベストを更新したものの、こちらも緊張からか硬い走り。アリソン特有の伸びやか&しなやかな走りは見られなかった。
彼らのように場数を踏んだ選手も失敗レースをする。世界大会のむずかしさを痛感させられた。
Twitterもよろしくお願いします★ @AyakoOikawa
posted by オイカワ |23:51 |
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2011年08月29日
目の前で起きたのに、TVのスクリーンを通して見ているような、そんな感覚だった。
2010年1月から適用されたフライングの一発失格。フライングをした選手は1度目で失格になるというルール(以前は2度目にフライングをした選手が失格)は、①円滑に大会を運営するため、②テレビ放送のスムーズな進行のため、③フライングを利用してレースの駆け引きを行う選手のそういった行動を阻止するため、にあった。
適用される以前もされてからも、関係者の間では様々な議論がなされてきた。選手たちは、「スタート・スティーラー(フライングも十分、頭に置きつつも、一か八かで飛びだす選手のこと)」が減少するのはプラスだとしながらも、①フライングを恐れることにより、記録が伸び悩む点、②ブロックやスターターの不安定さから、故意ではなくてもフライングを取られるのではないかと言う不安、③横の選手が動いてつられて動いた際に自分がフライングにみなされるのではないかと言う不安・・・から、反対を訴えてきた。
しかし、国際陸連はプラス面を強調し、選手たちの意見に耳を貸さなかった。ルールが適用された2010年は陸上のグランプリシリーズ、『ダイヤモンドリーグ』が始まった年。国際陸連は、陸上、そしてダイヤモンドリーグをビジネスとして成功させるためにテレビ局との関係を良好、いや蜜月に保つ必要があった。そのために、選手たちを完全に置き去りにした。
選手たちは、「これは僕らのためじゃない。テレビのためだ」と口にしてきた。必死に訴える姿は悲壮ですらあった。
世界ランク8位くらいの選手たちは、「もしトップの選手が動いて、自分がそれにつられて動いたら、自分がフライングを取られる」と被害妄想的な考えを口にする選手も多くいた。彼らの言うトップ選手とは、ボルト、ゲイ、パウエルの3人。運営側は主役を生かすために、弱い虫を容赦なく叩き潰すのではないか・・・そんな恐怖を抱えて、選手たちは2010年からスタートラインについていたのだ。
トップ選手のなかで、最初から反対を表明してきたのが、タイソン・ゲイとヴェロニカ・キャンベル・ブラウンの2人。彼らの考え方の軸はずっとぶれがなかった。
一方、「どちらかと言えば賛成もしくは関与したくない派」だったのが、ボルトだ。
ボルトは、「自分はスタートが苦手だし、フライングしないから、(ルールは)気にしない」と語っていたのを覚えている。反対派の選手たちは、国際陸連やテレビ局に大きな影響力を持つボルトに、一緒にルール改正を戦ってほしかったはずだ。しかし、ボルトは関与せずを貫いた。
そして昨日の決勝。
皮肉としかいえない結果になってしまった。ボルトと戦う選手たちが抱えていた不安は、霧が晴れるように解消され、ボルトはスタジアムから姿を消した。
ボルトは今、フライング一発失格のルールをどう思っているだろう。これからも「自分には関係ない」と言い続けるのだろうか。
posted by オイカワ |09:39 |
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2011年08月28日
2日目午前セッション。
男子110mハードル。劉翔のハードル間のインターバルは、今まで以上のキレで、もしかして決勝では世界記録?という予感。ロブレス、オリバーも悪くはなかったけれど、スムーズさでは劉翔が上。
男子400mのメリットは、7レーンに入ったけれど、6&8レーンがいなかったため、最初から飛ばしまくり44秒35という今季世界最高でフィニッシュ。
ちなみに『記録の神』こと野口さんによると、メリットの記録は、世界陸上の400m予選最高記録とのこと。
メリットは、「楽に走れてこの記録だから」とうれしさを表現した。メリットは2009年10月に禁止薬物を摂取したことで、今年7月末まで出場停止を受けていたが、「毎日、必死に練習してきた。試合に出られないのはつらかったけれど、タイムトライアルを試合代わりにつかってきたんだ」と説明。
ワイドオープンだった400mから一歩抜け出す形となった。
posted by オイカワ |17:19 |
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2011年08月28日
女子マラソンでケニアメダル独占の後は、女子1万mでもケニアが独占。『ケニア祭り』状態。
夜の主役はやっぱりボルト。実質的に「走った」のは、10歩目まで。
60mくらいで完全に流し状態に。
予選というのは、トップ選手にとって「通過するため」のレースではなく、それぞれ確認したい部分を、細かにチェックするもの。ボルトは「確認したいこと」をたくさん持って、テグに乗り込み、予選ですべてチェック出来た満足感で溢れていた。
予選後にこんなに晴れ晴れとした表情をみたのは、本当に久しぶり。安堵というよりも、満足感と自信を取り戻した感じだった。今季負けなしとは言っても、ベストと言えるレースはなく、心にはもやもやとしたものがあったに違いない。
霧が晴れて、いざ決勝に出陣!用意はできた!
という感じだろう。
迷いのないボルトは強い。
決勝は爆走するだろう。
もうひとつ、男子100mのあとで気になったこと。ジャスティン・ガトリンが「韓国の選手がフライングで失格になった。地元なのに。でも、それで分かった。皆に平等だってことが」。
あいまいな判定で自分が被害をうけたくない、そんな気持ちを素直に表した言葉だった。
さて、今夜は準決勝と決勝。
posted by オイカワ |16:54 |
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