2009年02月27日

途中経過を知りたいなぁ。

「途中経過」 / 薬


私は薬剤師である。
薬のことに関しては、ちょっとだけ詳しいつもり。

慢性的に病院にかかっている方っていらっしゃいますか?
そこで、血圧の薬をもらったり、痛み止めの薬をもらったり。
そのときの薬って何日分処方してもらっていますか?

多くの薬は、処方する日数の上限は決まっていません。
(昔は決まっていました)
だから今は、一部を除いては2ヵ月分でも3ヵ月分でも、
処方せんに書くことは可能です。
でも、何でこの処方せんは1ヵ月分なんだろう?
それは、ほとんどの場合、あなたの途中経過をみたいから。

ひょっとしたら、様態が悪くなっていないか。
ひょっとしたら、症状が改善していないか。
ひょっとしたら、薬による重大な副作用が発現していないか。

そんな感じに、途中経過を知りたいんですよ。
処方する日数の上限は決まっていなく無制限なんですが、
薬を出しっぱなしで長期間そのままということは、
薬の副作用発現を見落としてしまったりすることがあるんですよ。
副作用といっても、取り返しのつかない場合もあります。
だから、途中経過って大切。
医師も途中経過を知りたいし、薬剤師も途中経過を知りたい。

では、その間隔ってどのくらい?
これは、病気の種類や、そのときの様態によって違うんですよね。
2週間ごとに途中経過をみなければいけない場合もあるし、
半年ごとに途中経過をみればいい場合もあるし。

途中経過で何も変わりが無くっても、
それは何も無くって「良かった」ということ。
また次の途中経過をみさせていただきます。

途中経過で何らかの変化があったとき。
それは早く変化に気がついて「良かった」ということ。
次への一手が素早く打つことができます。


遅ればせながら、テレビ放映された棚橋-中邑戦を見ました。

正直なところ「途中経過」という印象の試合でしたよね。

前回、武藤敬司戦からの途中経過
次回、カートアングル戦への途中経過
棚橋の連勝街道への途中経過

なんか、中邑の価値が落ちてきてしまっていますね。
IWGP戦3連敗ですから。
ちょっと昔なら、海外修行へ行くところなのかもしれませんが、
今ならノア修行がちょうどいいのかもしれないですね。

新日での中邑の試合は、もう目新しさが無くなってしまったのですが、
ノアでの中邑なら全てが目新しく感じられます。
非常に楽しみですね。

でも、テレビ放映が無くなってしまうと、結果しかわからないんですよね。
途中経過を知りたいなぁ。

posted by upro |22:55 | | コメント(0) |
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2009年02月27日

昇天は、バーナードにでもくれてやれ。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

          「昇天」


 3/1、NOAHの日本武道館大会に、新日本プロレスから中邑真輔とミラ
ノコレクションATが参戦することになった。 対戦相手は、杉浦貴と潮崎豪。
中邑は三沢を引っ張り出すためにも、この試合には勝たなくてはならない。
でも、パートナーは後藤洋央紀から、ミラノに格下げしちゃってるんだよね。
 永田裕志との闘いで、左ヒザを負傷してしまった後藤。 万全じゃないから
ミラノに差し替えたって、菅林社長は言ってるけど、大人のファンはわかって
いる。 武道館では中邑組は負ける番なのだ。 ドームで負け役を引き受けた
杉浦が、今度は一本取り返す。 その雑巾がけをミラノにやらせることにした。
だって、後藤に負けさせるわけにはいかないのだから。
 後藤は、新日本にとって大事な選手だ。 一昨年に、メキシコから凱旋帰国
したときは、いきなり棚橋弘至の持つIWGPヘビーに挑戦させた。 昨年の
ドーム大会では、グレート・ムタと対戦させた。 そして何より、G1クライ
マックスを、初出場で初優勝させてしまった。 後藤はもう、新日本の看板を
背負っている。 だから、杉浦クラスに負けるわけにはいかないのだ。
 後藤は、ストロングスタイルを継承している選手だ。 黒のリングシューズ、
黒のショートタイツで、ケンカ腰のプロレスをする、そんな伝統的なヤングラ
イオンの姿は、棚橋、中邑からはイメージできない。 棚橋も中邑も、階段を
2段飛ばし、3段飛ばしで駆け上がってきた選手である。 プロレスにはそう
いうエリートのスターも必要だが、叩き上げて作った、団体を象徴する選手も
必要だ。 後藤は、新日本の伝統的なプロレスラー像を体現している男なのだ。
ザ・新日本プロレスなのである。
 そんな後藤に、僕は少し不満がある。 それは使っている技が、あまりにも
伝統的でないと思うのだ。 後藤のフィニッシュホールドである「昇天」は、
ブレンバスターのように持ち上げた相手を前方に270°回転させて、後頭部
をマットに叩きつける技だ。 これがどうにも説得力がない。 どうして対戦
相手は、普通に着地しないのだろうか。 ジャイアント・バーナードみたいな
長身の選手が使うのならまだ理解もできるが、後藤の身長は182センチだ。
自分よりも上背のある相手に、この技を決めることなんて不可能なはずなのだ。
後藤は、もっと違う技を使うべきなんだと思う。
 後藤には、猪木の技を継承してもらいたい。 アリキック、延髄斬り、イン
ディアン・デスロック、卍固め、ナックルパート、逆さ押さえ込み。 これら
の技は猪木が現役の頃は、恐れ多くて誰も使えなかった。 猪木とカブること
がなくなった今こそ、もう一度、これらの技に光を当てて欲しいのだ。
 後藤の延髄斬りなんて、結構いいと思うよ。
 昇天は、バーナードにでもくれてやれ。

posted by upro |08:28 | 桃太郎 | コメント(0) |
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2009年02月27日

中嶋選手には中邑真輔選手の持つIWGP最年少戴冠記録をぜひ更新してほしいですね。

「プロレス彩強伝説'2009」 /彩

    「ジュニア王国」


 2月はこれまで前半に大きなジュニアの選手権試合が行われました。
 ひとつは6日の世界ジュニア選手権試合丸藤vsカズ。
 もうひとつは11日のGHCジュニア選手権試合、KENTAvs中嶋。

 双方ともおおかたの見方を覆し、チャンピオンが交代したようです。いや、
ふたつとも見たかった。

 ただ、この2試合とも私は足を運びたかった試合ですが、ちょっとあおりとい
った点では不足していましたね。
 丸藤vsカズは平日の後楽園って王座が移動すると普通思わないですから。
私は3月の両国でカズ戦は良かったように思いましたし、なにより丸藤の集
客力は抜群ですからあと半年引っ張れたと思います。

 そして、夏の両国大会で近藤が二度目の挑戦で戴冠、ってのがよかったで
すね。というか、近藤にとらせてあげたかった。
 でも苦言を呈してばかりではいけないですが、全日本にベルトが戻ってきて
よかった。

 中嶋vsKENTAはぜひ見たかったのですが、まさか王座が移動するとは思い
ませんでした。ベストバウト候補にはなるとおもいましたが、こんなに早く中嶋
選手がGHCのベルトに届くとは思いませんでしたね。

 中嶋選手は世界ジュニアもとったこともありますし、中嶋、KENTA、丸藤は
今のところ横一線に並んでいるランクにあると思います。桃太郎さんはGHC
バブルの崩壊と以前書きましたが、私は中嶋選手デビューのWJ後楽園も見
ましたし、新日本デビュー戦(たしかライガー戦)も見ましたので、この選手が
ベルトを巻くとほんと嬉しいんです。

中嶋選手には中邑真輔選手の持つ
IWGP最年少戴冠記録を
ぜひ更新してほしいですね。
 20歳で世界のベルトをとってしまうと30歳の頃にはどうなっちゃうんでしょう
かね。30歳でまだ若手みたいな顔をしている選手っていっぱいいるんですから。

 丸藤が全日本vsNOAHのジュニア全面戦争をぶち上げましたが、健介OFFICE
も巻き込んだ抗争を是非見てみたいです。

[彩的今週のおすすめ]
3.1NOAH(日本武道館)☆☆☆☆☆
健介vs秋山は一見の価値あり。


posted by upro |08:25 | | コメント(0) |
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2009年02月27日

そう、カタカナだったんだよ、それも。

<カタカナ> / bronco


それはセリフではない。瞬間の、感情を孕んだ言葉。「念」が籠もった言葉。
マイクパフォーマンスの一部にも垣間見えた。

broncoが思うにそれを発していたオトコの言葉は代名詞的に
「ナンダ、コノヤロー」なんて歪曲して伝わってたりする。

瞬間的なその言葉は尖って幼き耳目に届いた。そう見えた。

瞬間的なそれは、筆記表現するとカタカナ以外には表記文字が見あたらない。
オトコの感情が、オーラがそうしのだろう。カタカナで尖っていた。
「ナンダコノヤロー」は強ち間違いではないとも思える。

その発せられた言葉は、聞き取りずらいものでもあった。でも映像を見れば、
彼の動きでその意味が想像できた。オトコは間違いなく「敵」を凝視して
それを吐いていた。それは殺気を孕み、情念が籠もり、そして鋭く尖った
「カタカナ」だった。

オトコはそれを武器にし、天下を取った。

そして時代は過ぎ、オトコは表舞台から去る。継承する適格者を選びきれない
まま。もう「カタカナ」を諦めたのだろう。もうそういう時代ではないと。

しかしオトコはそれを蘇らせ、残そうとした。やはりそれが必要だと感じた
のであろう。もの足りないと。必要なのは尖ったものであると。そして刺客
を送り込んだ。その刺客のTシャツの胸には後に

「目ヲ覚マシテクダサイ」

と書かれていた。

それを拒絶した結果、迷走が始まった。仕掛けたそのオトコは、今は外の世界
でコトバを甦らそうと暗躍している。ジョシュなら全部カタカナになるし(笑)。
その時の刺客は今、何をすべきかわからずに戸惑っているようだ。

尖らせることが、カタカナを発することが出来なかった者達は天下を取り損ね
ている。一度天下を掌握している男は漢字「咬犬」からイデオロギー闘争を
仕掛け、「キレテナイ」で頂点に立った。今でこそ、おフザケの感じで伝わって
いるが、当時はれっきとした鋭いコトバであった。やはり漢字のみではなく、
それは必要だったのか。

しかし最初に尖らせたオトコも、今では「ダーッ!」しかなくなり、喘いで
いるように見える。尖らせ方も鈍ったか、確実に過去の尖らせ方では時代は
動かなくなっている。

「プロレスが一番スゲェんだよ~」

「愛してまぁぁぁす」

は尖っていない、新たなコトバとなり得るのか。尖ったコトバを払拭できるか?
"LOVE"という英字の呪縛は形而上、取り除いた。あとは残った亡霊を
もう一度消し去らなければ、この先もカタカナに怯えることになるだろう。

無口を通した、寡黙な巨人はリング上ではコトバを最後まで発することを
しなかった。だが発する必要のない世界を作った。それはやがて継承され、
昇華していった。コトバの少ない世界は最近まで安定した地位を築いていた。

寡黙な巨人のコトバ。名台詞はあったけど。有名なのは「アッポー」。
茶化されてる。でも結構認知されてたような。ゲームタイトルにもなったなぁ。
それが今、その世界にも足りないんだろうなぁ。だから・・。

そう、カタカナだったんだよ、それも。



posted by upro |08:21 | bronco | コメント(0) |
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2009年02月22日

今もエースは、猪木だった。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

         「隠し味」


 2/15に、両国国技館で行われたIWGPヘビー級選手権は、棚橋弘至が
ハイフライフローの2連発で中邑真輔を下し、名実ともにエースの座を手中に
収めた。 試合内容も、互いの持ち味を引き出して、とてもいいものだったの
だが、実は正直に言うと、僕は何か「物足りない」とも感じていた。
 棚橋vs中邑の一週間ほど前、テレビ朝日は、開局50周年の記念番組として
「テレビ朝日が伝えた伝説のスポーツ名勝負」という番組を放送した。 そこ
には、1976年のアントニオ猪木がいた。 当時の猪木は33歳、ちょうど
今の棚橋と同じくらいである。 76年の猪木は2月にウイリアム・ルスカと
闘い、6月にアリと闘った。 ルスカ戦では腕ひしぎ逆十字固めに苦しめられ、
アリ戦ではルールに縛られる中、苦肉の策でアリキックを開発したりした。
アリ戦のために、密かに練習していたのは延髄斬りだった。 それ以前の猪木
の試合には、腕ひしぎ逆十字固めもアリキックも、延髄斬りもなかったという
ことになる。
 猪木は戦跡の記憶を、自分の「得意技」としてコレクションした。 僕らが
80年代に魅了された猪木の試合は、そんな勲章たちのお披露目の舞台だった。
1試合1試合が、アントニオ猪木史の朗読会だった。
 棚橋は1月に、武藤敬司を破ってIWGP王者になった。 中邑は一年前に
カート・アングルを破って2本に分かれていたIWGPベルトを統一した。
そんな歴史を経てのエース決定戦だったのに、あの試合の中には武藤の臭いも、
アングルの影もなかった。 きっと、そのことが僕に「物足りない」と感じさ
せたのだと思う。 猪木なら、何かを仕込んだはずだ。
 棚橋はフィニッシュに持ち込む前に、ムーンサルトプレスや、シャイニング・
ウィザードを出せばよかった。 中邑はアンクルロックを使ってもよかったし、
武藤に敗れたときのフランケンシュタイナーや、三沢光晴との対戦で体験した
フェイスロックを繰り出してもよかった。 右肘にサポーターを巻いてくる手
もあった。 そんな細工をしてくれたなら、棚橋と中邑の後ろに、武藤とアン
グルと三沢の顔を思い浮かべることができて、この試合に重厚さをもたらした
ことだと思う。 惜しかった。
 プロレスファンは想像力がたくましい。 細かいところまで、目を凝らして
見ている。 逆に言えば、どんな些細な仕掛けでも、キャッチするアンテナを
持っているということだ。 棚橋も中邑もいい味の「ラーメン」を出すように
なったが、まだ舌の肥えたファンを満足させるところまでは行っていない。
ファンを唸らせる「隠し味」がないのだ。
 それにしても、猪木と比較されたのは、アンラッキーだった。
 今もエースは、猪木だった。

posted by upro |22:11 | 桃太郎 | コメント(0) |
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