2008年11月30日
「他人の不幸を糧にする?」 ■ 平田
兵庫県知事の「関東大震災が関西再興のチャンス」という発言に
非難が集中しておりましたが、他人の不幸を糧にする例はよく
見受けられます。しかしながら、それを表に出して発言したことに
関しては問題であることは確かであります。
UFCの親会社が潰れそうというニュースを見たときに、プライドを
買収し、特に何もせずに消滅させた、報いを受けるのかなと
思いました。UFCが潰れればレスナーもまた日本を主戦場にするかも
しれないし、ノゲイラらも戻ってくるでしょう。
新日本プロレス、全日本プロレスが倒産した場合、ノアにレスラーが
行くかというと、たぶん新たな団体を旗揚げするでしょう。
ファンもノアに流れるということもなさそう。
ノアが倒産した場合もノアのレスラーが新日の方へ行くかと言うと
やはり新団体を立ち上げると思われます。
ファンが新日系に流れることもなさそうです。
プロレス界では他方に不幸があっても誰も糧にならない。
そういう意味では純粋なジャンルであるなあと思いました。
この純粋さを頼りにし過ぎたのかな?ファンの人の良さに依存した
ために、ファンの希望を何度も裏切っても団体や選手が楽に儲かれ
ばよいと、冒険を惜しんだ結果の衰退なのかもしれません。
ファンとしてはレスラーの不幸が糧となり、いつまでも幸せでは
離れて行ってしまうわけであります。
猪木は上手である、ファンを掴んで離さない。不幸な逸話が多い
のも魅力ではないか。「元気があればホームレスもできる」・・・
幸せな人の発言ではないですよね。
ジャイアント馬場はずっと幸せであったと思います。
だからこそ、ノアが誕生したとも思えます。
今、新日はベルト流出という不幸に見舞われておりますが、
ファンを掴む上でよい戦略であると言えます。
大激震の不幸に見舞われるのは見たくないのが本音ですが、
プロレスリング上では起きてほしい、もっともレスラーの命が
失われるという不幸だけは勘弁です。
ノアファンにはノアの敗北、
新日ファンには新日の敗北、
それくらいの衝撃ある抗争、感激ある闘争、現状では
難しいでしょうか?
posted by upro |18:49 |
平田 |
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2008年11月22日
「語ろう! プロレス」 // mitu
第104 回 「鉄人」
1985年11月4日。
「ジャンボ鶴田は世界史。長州力は日本史。その違いを見せてやる」--。
ジャンボ鶴田は、長州力との一騎打ちの前にこうに語った。そして、
結果は60分時間切れの引き分け。だが、試合後、リングで仁王立ちし
ていたのは鶴田。長州は立ち上がることができなかった。大物同士の
一騎打ちで、必ずしも明確な決着がつけられなかった、古き良き昭和の
時代。でも、この日の勝者は、明らかだった。若き日から世界を相手に
してきた怪物・鶴田だったのだ。
鶴田が語った「世界史」の重み。それは、力道山、馬場と受け継がれ
た、「王道」の後継者にだけ語ることが許されるものなのかもしれない。
長州達が去った全日マットでは、天龍革命の狼煙が上がる。長州が本気
にできなかった、世界史の怪物・鶴田を、天龍が目覚めさせ、全日本は
活気を取り戻す。その天龍が新天地へ旅立った後、四天王・三沢らは、
来る日も来る日も、本気になってしまった鶴田に叩きのめされながら、
確たる地位を築いていった。しかし、その怪物・鶴田も病には勝てず、
第一線から離れることになる。
その後、全日本は「鎖国」体制の中、四天王同士による、身を削るよう
な、激しく悲しいまでの消耗戦のような戦いが繰り広げられていった。
そんな、鶴田と天龍がいなくなった全日本に、私はいつの間にか、熱い
ものを感じなくなっていった。
時代は流れ、御大・馬場の逝去。そして、大量離脱があり、ノアが出発
する。でも、なんだか、悲しいくらいに激しかった全日本が物分りよく
変に洗練された感じになっただけのような気がして、いまいち乗り込め
ていけなかった。
さらに時は流れ、2005年7月18日。
ノア・東京ドーム大会。
三沢vs川田、小橋vs健介、天龍vs小川。
おそらく、後にも先にも、ノアのドーム興行でこれ以上のものはできな
いであろう、奇跡的な興行。
それまでの、私の中のさめた感じを吹き飛ばしてくれたのは、圧倒的な、
小橋と健介の、肉体と肉体の激突だった。
これこそ、究極のプロレスリングだった。
小橋も、健介も、どちらかというと好きなタイプのレスラーではなかった。
小橋は、「さわやかな、村の青年団長」。
健介は、「長州の二番煎じ」。
でも、あの夜、そんな「偏見」は吹き飛んだ。
鍛え上げられた者同士だけに許される、圧倒的な世界最高峰の戦いがそこ
にはあった。
しかし、いいことばかりは続かない。その後、小橋も、健介も、病に倒れ
ることになる。
特に小橋の背負った病は、腎臓がん--。本人の話によると、主治医から
「私は小橋さんをプロレスラーに戻すために手術したのではない。生きる
ために手術したんです」とまで言われたそうだ。想像を絶する苦しみだっ
たろう。
でも、小橋はリングに帰ってきた。
鶴田のように、世界史を背負っているわけでもない。
いうなれば、村を一歩も出たことのない、究極の好青年が小橋だ。
たとえ村の青年団長でも、鍛錬に鍛錬を重ね、宿命を乗り越え、自分に
勝った今の小橋には、鶴田にも、長州にも、三沢にもない、強く、重い、
命の奥底からにじみ出るような輝きが感じられる。
村を一歩も出なくたって、一つの道に徹し抜いた時に、人は世界市民に
なれるのだろう。
小橋は、ある雑誌のインタビューで語っていた。
「リングでは自分の生き方そのものが出るんです。だから自分ができる
ギリギリまでやりたい--小橋建太には世代交代はない。これだけは言
いたいですね」
小橋建太の現在。
いま、彼は両肘を手術し、またもや長期欠場中だ。
でも、彼は必ず帰ってくる。
なぜなら、彼は「鉄人」だからだ。
そんな彼の復帰を、心からの拍手で迎える日が、待ち遠しい。
posted by upro |05:15 |
mitu |
2008年11月21日
「プロレスとは、桃源郷なり」 / 桃太郎
「相見積」
相見積(あいみつもり)とは、複数の業者から見積書を取ることである。
複数の業者から見積書をとって比較・検討することで、よりよい条件での契約
を勝ちとる。 クルマを買うときにディーラー間で比較してみたり、折り込み
チラシを見比べてお店を決めたり、僕たちは知らず知らずのうちに「相見積」
や「入札」をしているものだ。
入札によらず、任意で決定した相手と契約することを「随意契約」という。
随意契約は信頼関係がベースにあるから、発注する側は安心して任せることが
出来る。 でも、競争して出てきた価格じゃないから、高い買い物にはなって
しまう。 例えるなら、クルマを付き合いの長い営業マンから買うと決めてて
交渉するとか、チラシも見ずに近所のスーパーで買い物するみたいなことだ。
お金じゃない、安全・安心という付加価値を買っている。
僕たちは、ずっと自民党と「随意契約」してきた。 それは他の政党が信用
できなくて、契約を履行できないんじゃないか、事故でも起こすんじゃないか
と心配していたからだ。 だけど、財政危機というお金の問題が深刻になって
きた以上、高い買い物は見なおさざるを得ない。 今度の選挙は「相見積」に
よる入札になる。 そして、自民党は1回負けるべきだとも思う。 そのこと
で競争性が増し、僕らにとっては「よりよい条件」が引き出せるのだから。
MMAへの転向を表明した、金メダリストの石井慧。 もう、DREAMに
行くことが当たり前のように報じられているけど、どうなんだろうか。 相見
積をとった方がいいんじゃないのかなあ。 いや、相見積を持っていけ。
今回の石井の選択肢に、プロレス団体はない。 だから、石井の手元にある
見積書は格闘技団体のものだけのはずだ。 そこへ新日本プロレスも「相見積」
を持っていけばいい。 呼ばれてなくても持っていけ。 ダメでもともとなん
だから。
DREAMよりいい条件を出せればよい。 「ウチは石井慧プロジェクトを
立ち上げ、石井選手の闘いたい相手と直接交渉します」と言えばいいのだ。
石井をひとつの駒として扱うのでなく、石井のための興行、石井のための交渉、
石井のためだけの活動をすると約束すればいい。 それは他の選手との中立性
を維持しなければならないDREAMや戦極にはできないことだ。 かつて
「アントニオ猪木」という大ヒット商品を出した、新日本プロレスだからこそ
提示できる見積書なのだ。
値打ちな話は、買う気のなかった人も買う気にさせる。
最高の見積書でもって、
石井を振り向かせろ。
posted by upro |06:07 |
桃太郎 |
2008年11月09日
「柔道からプロ格闘家へ」 ■ 平田
柔道からプロ格闘家へ転向する流れがありますね。
今日の読売新聞で人材流出という見出しで記事がありました。
世間一般から見るとオリンピックで金メダルを連続でとり続ける方が
よいということでしょうか。
プロレスへ転向しない理由は簡単で、資金でありましょう。
今回の石井選手の決断の背景には小川直也の存在が大きいでしょう。
小川は後悔していると思います。橋本とのデビュー戦で金星、
再戦で惨敗しましたが、この惨敗はプロレスのリングに上がって
しまったからであります。
最初から黒パンツのあの毒々しい小川であれば、最初からプライドの
リングを中心にやっていればヒクソンを倒して単なる暴走王ではなく、
格闘王になったかもしれない。全盛期ならヒョードルにももう少し
喰らいつけたかもしれない。
ZERO1などでプロレスにどっぷり漬かったがために吉田秀彦程度に
破れてしまった。ミドル級に破れたらヘビー級ではやれません。
こうして小川の居場所はIGFとかハッスルのリングしかなく、
下手をすれば一道場の運営者で終わってしまう。
そこに石井である。石井は若さを活かし世界一強い格闘家になるべき
である。全盛期より落ちたヒョードルでもいいから著名な格闘家を
負かしてほしいのが日本人の心であります。
そして、次の展開がプロレスのリングであります。
猪木が用意したIGFで世界のモンスターを相手にすればおもしろいし、
小川と高田が用意したハッスルのリングで芸能人と絡んで楽しませて
くれればよいでしょう。
プロレスに来なくて残念という声もあるでしょうが、ここは我慢です。
小川がいる限りプロレス界にいずれはきてくれるでしょう。
私が最も望まない
最悪の結果は曙の例です。
総合で勝てない、プロレスに向いていたというのは許されません。
総合で負けなし、プロレス界に好敵手がいたというのが最高のシナリオです。
posted by upro |22:19 |
平田 |
2008年11月03日
「プロレスとは、桃源郷なり」 / 桃太郎
「裏切りのブリザード」
先日の新日本プロレス両国国技館大会で行われた、チェーンデスマッチ、
天山広吉vs飯塚高史の煽りVTRには「裏切りのブリザード」って、タイトル
がついていた。 「裏切りのブリザード」だなんて「太陽の天才児」くらいに
意味のわからないフレーズなのだが、何となく語呂が良くて耳には馴染む。
まるで、映画か、新曲のタイトルみたいだ。 薬丸裕英さんの奥さんになった
石川秀美さんの「哀しみのブリザード」を思い出したよ。
チェーンマッチに敗れて倒れた天山に、小島聡は駆け寄った。 そして大声
で叫んだ。 「何で、ここまでやらなきゃいけないんだよ~っ」って。 その
とおりである。 なぜ、飯塚はここまで天山を憎むのか、その理由がはっきり
とわからない。 ある日、突然裏切って「友情なんかないんだぞ」って言われ
てもピンとこない。 ベルトだとか、マネーとか、友情と天秤に掛けたものが
提示されないものだから、見てる側は、なかなかこの抗争に乗り切れないのだ。
「何のこっちゃ」って感じ。
今から思えば、飯塚の裏切りは少し早すぎた。 4月の大阪では、真壁刀義・
矢野通組に敗れるだけでよかった。 そのあと、天山がパートナーを小島聡に
替えてIWGPタッグに再び挑戦する。 そして、勝利目前というところで、
セコンドについていた飯塚が「裏切りのブリザード」を仕掛けるのだ。 これ
ならば「嫉妬」という動機を見つけだすことができた。 ずっと「いいひと」
だった飯塚が豹変するには、弱い動機かも知れないけれど、ついでに「ギャラ
がカットされて、嫁さんにも逃げられちゃった」ことにすれば、ストーリーと
して格好はついたんじゃなかったかと思う。
しかし、困ったことになったよ。 この中途半端に始まった抗争の結末を、
いったいどうすればよいのだ。 動機がはっきりしなければ、解決のしようが
ない。 チェーンの次は金網とか、ラダーとかが持ち出されるかも知れない。
そのたびに天山はKOされ、小島は叫ぶ。 「何で、ここまでやらなきゃいけ
ないんだよ~っ」って。
石川秀美さんの「哀しみのブリザード」は、夏の終わりとともに去っていく
彼を、無理してあきらめようとする失恋の歌だ。 一夏の恋に弄ばれた少女の
心に、哀しみのブリザードが吹く。 そういう歌。
そう、飯塚のヒールターンも「一夏の恋」のようなものだった。 だから、
飯塚は裏切られるべきなのだ。 GBHに弄ばれた飯塚の心に、哀しみのブリ
ザードが吹きすさぶ。 そして、裏切られ傷ついた飯塚を、天山と小島が優し
く受け入れて・・。 来年からは、友情トリオを結成して大活躍だな。
でもまた、突然に裏切ったりして・・。
やっかいだなあ、裏切りのブリザード。
posted by upro |05:29 |
桃太郎 |