2008年09月28日
「プロレスとは、桃源郷なり」 / 桃太郎
「フナキ奪回作戦」
9/23、DREAM6で、船木誠勝はミノワマンをヒールホールドで破り、
復帰後初勝利をおさめた。 昨年末の桜庭和志戦、今年4月の田村潔司戦では
いいところなく完敗しており、さすがにもう無理かと思われていた。 元々、
38歳でのカムバックということで、周囲もそう多くを期待してはいない。
新日本プロレス出身、元キング・オブ・パンクラシスト、ヒクソンと闘った男、
そんな肩書きに価値が残っている間の短い参戦だ。 これからベルトを狙って
いくとか、トーナメントで優勝を目指すだとかという立場にはない。 落日の
フナキマサカツを見せ続けるだけだ。 だから、今回の勝利には意味があった。
総合格闘家としての寿命が延びたとも言えるし、これで一区切りついたと言う
こともできる。 どちらもアリなんだと思う。
プロレスファンの僕としては、船木には新日本プロレスに戻ってきて欲しい。
パンクラスで闘えなくなった鈴木みのるも、プロレスラーとして再生した。
鈴木よりも上等のプロレスラーだった船木のことだから、期待の量も大きい。
もし、船木が、1/4、東京ドームに現れることになったら、それはまさしく
新しい年の始まりになるだろう。 意外と裏側では話は進んでいて、武藤敬司
からベルトを獲るのは、中邑真輔じゃなく、船木だったりしてね。 同期入門
の蝶野正洋とAKIRAがセコンドについたら、ちょっとウルウルしちゃうよ。
船木は誇り高き男でもある。 新日本を辞めてUWFに行ったのも、藤原組
を離れてパンクラスを作ったのも、そちらに崇高さを感じたからだ。 だから、
船木をプロレスに戻すためには、プロレスに誇りが感じられるようでなくては
ならない。 道場では驚くほどの練習量がこなされており、選手たちは卓越し
た身体能力を持つ。 リング上では見せないけれど、ヤっちゃう度胸と技術も
備わっている。 そんな姿を見せることができたなら、船木は堂々とプロレス
に再入門するだろう。 果たして、今の新日本に、船木の気持ちを動かす底力
はあるのだろうか。
船木を総合ルールで倒すこと。 それができれば、船木も決断するかも知れ
ない。 船木の将来は、プロレスラーに戻るか、トレーナーに戻るかしかない。
どちらに誇りを感じるのかで、船木の進路は決まる。 そして、それは同時に、
僕たちの進路をも決めるのだ。 このまま、プロレスから無くなった夢を総合
格闘技に求めていくのか、それとも、やはりプロレスに誇りを持ち続けるのか。
フナキ奪回作戦は、プロレスファン奪回作戦でもある。
船木の次の対戦相手は、
新日本の誰かでなくてはならない。
これが最後の闘いだ。
posted by upro |23:46 |
桃太郎 |
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2008年09月19日
「プロレスとは、桃源郷なり」 / 桃太郎
「ファミリー」
9/6、NOAHの日本武道館大会で、健介オフィスの佐々木健介が、森嶋
猛からGHCヘビー級ベルトを奪取した。 これで、IWGPヘビー、三冠選
手権、GHCヘビーのメジャー3タイトルを制覇したわけで、この日のことは
日本プロレス史に深く刻まれることになるのだろう。
森嶋と健介が対峙したとき、その体格差には驚いた。 森嶋が190センチ、
145キロ、健介が180センチ、115キロ。 テレビ画面にはそう表示さ
れたけど、映像を見ると10センチ、30キロの程度の違いじゃなかった。
これじゃ、健介は勝てそうもない。 そう感じていながらも、僕は健介が勝つ
と考えていた。 それは、それまでの働きぶりが顕著だったからだ。
チャンピォンベルトを巻くためには、どうしたらよいのか。 強くなるのは
もちろんだけれど、それだけでいいわけではない。 団体の顔として働かなけ
ればならないわけだし、歴史にも名前を残すことになる。 その団体に信頼さ
れている人でなければ、看板のベルトは任せられない。 馬場さんがNWAの
ベルトを3回巻き、猪木さんが1度も巻けなかったのは、強さだけじゃなく、
NWAからどう評価されていたかの差なのだ。 今回、健介がGHCヘビーの
ベルトを巻くことができたのは、三沢社長の信頼を獲得したという証でもある。
健介にとっては、そちらの方が重要だったのかも知れない。
NOAHは「SEM」という若手中心の興行を行っているが、今年から健介
オフィスが半分を主催することになった。 NOAHからすれば、シリーズの
合間に行われるSEMをサポートしてくれる人たちは有り難いわけで、リング
上だけでなく、リング下でも活躍してくれる健介たちに感謝していたはずだ。
これからもお互いに協力して、一緒に大きくなりましょう。 NOAHサイド
からそんな提案がされたとしても不思議ではない。 きっと、このGHC戦の
前に、北斗晶と三沢光晴は会談をしたはずだ。 そこで、今後も協力していく
約束が結ばれたから、健介はベルトを奪取することができた。 大人のプロレ
スファンである僕は、そんなことを想像する。
NOAHと健介オフィスはファミリーになったのだ。 健介と中嶋勝彦は、
今後もNOAHにレギュラー参戦するだろうし、ひょっとしたらマサ斎藤さん
も、何らかの役職に就くのかも知れない。 健介オフィスの将来を考えたなら、
北斗社長の選択は正しかったと思う。 ただ、できればそういう関係を新日本
プロレスと結んで欲しかった。 健介は新日本で育ってスター選手になったの
だから。
たぶん、中嶋が、GHCジュニアのベルトを巻く日も近い。
でも、健介はもう戻れなくなった。
posted by upro |06:13 |
桃太郎 |
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2008年09月07日
「プロレスとは、桃源郷なり」 / 桃太郎
「大夢流」
プロレスの魅力と言えば、デカい選手たちがぶつかり合うド迫力だ。 信じ
られないような飛び技や、死んじゃうよと思うような投げ技が飛び出し、顔面
を蹴ったり、イスで殴ったり、関節を変な方向にねじ曲げたり、首を絞めたり、
ビンタしたりもする。 それらの攻撃を、プロレスラーは正面から受け止める。
受け止め合うことで、プロレスというショーは成立する。 技を避けてたら、
ド迫力は生まれない。 相手の技をどこまで受け止められるか、その忍耐力と
精神力で選手たちは魅せる。 より我慢の利く方が優秀なプロレスラーという
わけである。
我慢できるようになるためには、日頃の練習が不可欠だ。 プロレスラーの
練習には、スクワット1000回、腕立て伏せ1000回、受け身を200本
なんて、非科学的なものもあるが、あれは我慢するための地力をつけるための
ものだ。 厳しい練習を成し遂げることでつけた自信が、超えられないはずの
限界点を超えさせる。 プロレスラーのセールスポイントは「折れない心」な
のだ。 我慢なら、他のどの競技者にも負けたりはしない。
今までに何人ものプロレスラーが、総合格闘技に出ては負けてきた。 その
ことによって、プロレスラーの「強さ」に疑問符がうたれてしまった。 プロ
レスラーの売り物は「折れない心」のはずなのに、いきなり致命傷を与えてKO
しちゃうのだから、たまったものじゃない。 あれでもって、プロレスラーが
弱いと言われたら心外なのだ。
エメリャーエンコ・ヒョードルは、本当に強いのか。 プロレスラーよりも
強いというのならば、プロレスの流儀でその実力を試せばいい。 その試薬に
うってつけなのが、最強我慢集団、大日本プロレスだ。 大日本プロレスでは、
蛍光灯や有刺鉄線を使ったデスマッチを日常的に行っている。 このリングに
ヒョードルを入れて、伊東竜二、アブドーラ小林、沼澤邪鬼、葛西純らと同じ
くらいのパフォーマンスができたなら、ヒョードルこそがサイコーと言えるだ
ろう。 できないのなら、総合で惨敗した高田延彦、船木誠勝、永田裕志らと
同じくらいのもの。 あくまでも自分の庭でのチャンピォンということだ。
もちろん、ヒョードルを大日本のリングに上げよ、なんてことを本気で考え
ているわけではない。 ただ、いつかのPRIDEみたいに「全世界60億人
の頂点に立つ、史上最強の王者」なんてことを言い出す格闘技団体が現れたら、
大日本に「ちょっと待った~っ!」と言って欲しいのだ。 猪木の「いつ何時
誰の挑戦でも受ける」に挑戦した、鎖鎌の空手家・水谷征夫みたいにね。
結局、猪木は水谷征夫との対戦を回避し、その後の交流でフルコンタクトの
空手団体ができた。 その名は、寛水流空手。
今度、そんなのができるとしたら、
大夢流になるのかな。
あるいは、大極流。
posted by upro |21:40 |
桃太郎 |
2008年09月03日
「新時代の壁」 ■ 平田
武藤が新時代幕開けの大きな壁になっておりますね。
全日の興行、しかもセミでIWGP戦を行うというのは
大胆不敵でありますね。
次は誰が挑戦するのだろうか、真壁か?諏訪魔との
統一戦か?あり得ないことをする武藤のことだから
期待大です。
新日の権威を徹底的にぶちこわすという意味では、昨今の
展開は興味深いですが、内容としては不満の声の方が
多くても仕方ない状況でしょうか。
プロレス界が求めているのは、未知との遭遇です。
IGFに武藤がベルトを持って上がり、バーネットと対戦
するのも、時代の針は戻りますが、そういう展開もありかと
思います。もっと言えば三沢がIWGPを奪取しちゃうなんて
事件は、プロレスに実は飽きていて、義理でファンを続けて
いる人なんかは、ホントファン続けてきてよかったという
感慨があるサプライズじゃないでしょうか。
武藤がベルトを持っているから世界が広がる。
これを地上波で観れないのが残念・・・
真のサプライズはDREAMのリングで柴田が取り戻す
なんて、奇抜なストーリーを描ける天才はいないかなあ。
往年のファンは、武藤ってまだ現役だったんだ!
PRIDE-DREAM世代には武藤って誰だ!?
野村対内藤なら見逃すかもしれませんが、武藤対柴田の
総合格闘技は進化したプロレスが期待できるし、武藤の
底知れぬ潜在性、柴田の虎狼の潜在性、地上波とのマッチで
注目された中で、至高の世代闘争が観たいところです。
どちらが勝ってもおもしろい。
武藤はもう現役寿命は尽きています。
尽きても燃え続ける姿は、全国に響きます。
やれるなら、船木、桜庭とも絡んで夢をすべて実現して、
想像を絶するレスラー人生のフィナーレを飾ってほしい。
膝の神経を失い、もう立てなくなって車いすでの生活となるくらいに
完全燃焼したならば、猪木を超える伝説のレスラーとなる可能性を
秘めております。
不世出のレスラー猪木を讃える世代、猪木を知らない次の世代に属する
私はやっぱり武藤敬司!その次の世代というのはまだまだ無理。
プロレスというジャンルを広げてそこから、逸材を引き入れつつ、
新日の新星たちがこの逸材を喰って大きくなるか、単なる踏み台に
終わるか、そういうステージが来れば、いや来なければ困る!!
posted by upro |00:33 |
平田 |