2007年12月14日
「制服って気恥ずかしい。」
「制服って気恥ずかしい。」 by クレメンタイン 中学や高校の制服って、どんなものでしたか?男性の場合は、多くは学ランや ブレザー、女性の場合はセーラー服やブレザーといったところなんでしょうか。 そして、その制服を着ていたころ、いつも着崩していませんでしたか。つまり、 学ランであれば、ボタン開けたまま着たり、女性の場合はスカートを長くした り、短くしたり。そうやって、自分なりのアレンジや、時代に合わせたアレン ジをしていませんでしたか?ちゃんと正規の着こなしをし続けた人というのは、 殆どいないのではないでしょうか。 ですが、一方で年を重ねてから高校生の制服姿を眺めていると、やはりきちっ と正式な着こなしをしている人のほうが、自分なりのアレンジを加えている人 よりも、美しく見えませんか。実際にフォーマルな衣装として、美しく着こな していれば、それだけで男性は精悍に、女性はお淑やかに見えるはずなのです。 ですが、実際には、多くの高校生は、制服を必ずといっていいほど、崩して着 こなします。 では、なぜ彼らは、もしくはかつての自分たちは制服を崩して着こなすのでし ょうか。たしかに時代の流れはあります。その時々によって、流行はあります から、その流行に合わせた形、もしくは近づける形で着こなしというのを、流 行に敏感な若者がやるのは当然のことでしょう。もしくは、大人たちへの反発 の現われとして、そのような着こなしをしている場合もあるでしょう。ですが、 私にはそれだけが原因であるとは、思えないのです。そこには一種の「気恥ず かしさ」があって、それゆえに制服を着崩してしまうのではないか、と考える のです。 私はいまでも、初めて制服を着た日のことを覚えています。私の学校では、学 ランだけでなく、制帽までありましたから、学ランに制帽というのが学校にお ける正装となっておりました。初めてそれを着て、入学式に行った時、どうも その制服が自分には分不相応な感じがして、どうにもむず痒く感じ、すぐにで も楽な格好になりたいと思っていたのを覚えています。つまり、そういったフ ォーマルな衣装を着ると、その中身である自分の小ささが露呈するような気が して、制服が一種の自分の器に対する物差しになっているような気がしました。 時は過ぎて、制服を着ることはなくなったのですが、フラメンコの舞台に出る ようになり、衣装を着るようになりました。ここでも同様のことが起きました。 フラメンコの衣装って、結構気恥ずかしい感じのものが結構あります。たとえ ば、胸まであるピチピチのパンツにサスペンダー、そのうえに丈の短いベスト。 シャツは、胸元にふわふわとしたものがついていて、袖もふんわりとした、い わゆる王子様シャツ。もしくはこれはホストでも着ないよ、と思わせるような 真っ白なスーツ。そういったものがいくらかあります。これを着ると、宝塚み たいで恥ずかしく、出来ることならば、もっとカジュアルにシャツ一枚とかで 踊りたいと思ったこともありましたし、それを実践したこともあります。です が、カジュアルな格好は、自分にとって良くても、観客の反応は良くないので す。それよりもむしろ、気恥ずかしいほどの王子様のような格好のほうが、何 倍も評判がいいわけです。 それは舞台という、一種のファンタジーの世界の中で、観客はそのファンタジ ーを求めてやってくる、という部分もあると思います。ですが、同時に、観客 に自分の気恥ずかしさを悟らせずに、堂々として見せる、つまり虚勢を張るよ うな行為も可能であるのです。しかも、この虚勢を張るという行為、決して舞 台においては悪いことではありません。日常を考えても、やはり着崩して、あ りのままの脱力した自分を見せるほうが、虚勢を張り続けるよりも何倍も楽で す。しかし、無理やりにでも胸を張って、他の人が着られないと思っているよ うな衣装を着こなし、堂々と舞台に出る行為は、それはそれで非常に崇高な行 為といえるのではないでしょうか。そのように考えられるようになってから、 私は衣装を着崩さないで、どこまでもフォーマルな状況を貫こうと考えるよう になりました。 さてはて、またもプロレスの「プ」の字も出てこない、私の文章、一体どこに 着地するのやら、とお思いの方も多数いられると思いますが、ここからが本題。 黒のショートタイツです。某雑誌において、ハチミツ二郎氏が新日本の復活の ためには、「黒のショートタイツ」と声高に叫び続けておりますが、まさにそ のことなのです。私はどうして、昨今のプロレスラーが黒のショートタイツを 着ないかといえば、そこに気恥ずかしさ、自分の分不相応さを感じているから ではないか、と思っております。ハチミツ二郎氏の言葉を借りれば、黒のショ ートタイツはまさに「リトマス試験紙」的意味合いをもつわけです。ですが、 着続けることで、次第に順応していくということも考えられます。あくまで私 見となってしまいますが、ここは気恥ずかしさや、素の自分を捨てて、黒のシ ョートタイツで勝負にいってほしいと思います。ということで、TNAや他団 体との差別化も含めて、東京ドームで新日所属選手は、全員黒のショートタイ ツにするべきである。(ライガーの黒のショートタイツは、まずいか。いや、 可能である。)
posted by クレメンタイン |04:11 |
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