2008年07月10日
「DREAM4&戦極3」 ■ 平田
DREAM4と戦極3を比べてみました。
すっきり度はメインで日本人が勝利を収めた、戦極でした。
しかし、藤田和之の敗北はショックでした。
DREAMは桜庭の敗戦が今後どう響いてくるのかが、ある意味で
楽しみであります。
桜庭がまた再起するのか?それともまたあのうじうじトークで
ド真ん中から去って行くのか?
この二つのイベントは同日に行って興行戦争を起こすべきです。
闘いは注目を集める格好の材料です。
もっと言えば、プレスに開催を発表するのも同時に行い、記者が
どちらに行くか?各社どちらにも派遣するであろうが、とにかく、
同時に行うことでどちらかが相手の様子見などできない状況で
競争していくことがこの分野の活性化に繋がると思います。
興行もよきライバル、その中で行われている試合内容もよいとなると
年末にもし合同興行が行われるとなると激しい興奮をファンに与える
と想像に難くありません。
冷めきった時代に共存共栄はありません。
潰し合いのみが
冷めた心に火をつける、
熱さが必要な時代ですね。
夏にこんな熱い話をして、読者の皆さんに不快感を与えるでしょうが、
夏の暑さに便乗して、プロレス界も熱くなれ!
posted by 平田 |19:14 |
平田 |
2008年06月12日
「生命線」 ■ 平田
ガソリンが高騰しておりますね。
桃太郎さんも書かれておりましたが、輸送や製造に直結するため物価も
上がりますが、それだけでなく、必需品が売り切れ続出で入手できない
状況も容易に想定できます。
昔アメリカに喧嘩をしかけた第一理由とされている所以でもありましょう。
やはり、敵に生命線を握られた状況で生活するのは生きた心地はしない
でしょう。現代での敵は経済や資源の綱引きだと思います。
つまり、膨大なエネルギー消費国はそれぞれの思惑で闘い続けなければ
ならない宿命であるのでしょう。
この闘いに勝つために必須なものは「人」であるため、オイルを扱う商社が
高給であり仕事として人気が高いのもうなずけます。
プロレス界での生命線は
金も重要ですが
やはり「人」でしょう。
金はスポンサーやファンから集めますが結局は「人」をどれくらいひきつ
けられるか。そして「人」をひきつけるためには「人」である選手が最重要
です。ファイトマネーの高騰がPRIDEの崩壊を招きましたが、そもそも
テレビがつかなくなってからも、ファイトマネーを下げることができな
かったというのは主力が外国人であったからではないかと思います。
日本人だけであったならば歴史を紡ぐためにファイトマネーが半分以下に
なっても人情で繋げたかもしれません。
残念ながら、日本人だけのPRIDEなんて無理な状況であったのは事実で
あります。戦極はPRIDEに比べて地味ではありますが、日本人的なリングで
あるかなと思いました。これからは各スポーツ格闘技界で功績を上げて引退
した人が自分のジャンルを広めるために代表者として戦極のリングで異種格
闘技戦を行うようになればおもしろいと思います。
ハッスルエイド2008でインリン様が去りましたが、このダメージは
大きいでしょう。また新たな華のある女性キャラを育てなければハッスル
の存続は厳しいでしょう。逆に言えばインリン様の次の美女キャラは誰か
なあという期待があるのも前向きな楽しみですね。
坂田亘は総合格闘技のリングよりもファイティングオペラのリングがマッチ
した。今、総合格闘技をやっている選手も、もしかしたらファイティング
オペラの方がマッチする選手がいるかもしれませんね。
KIDとか魔裟斗がハッスルのリングに登場したらすごいかも。
posted by 平田 |19:21 |
平田 |
2008年06月03日
「ドリーム」 ■ 平田
ドリーム2の最後の桜庭のコメントには夢が冷めました。
ファンに夢を与えたいというならば、リングの上での発言だけでは期待を
持たせてほしかった。
クールな発言をすることで人気を集めてきた桜庭ですが、それはいつも
挑戦者の立場だったからだと思います。
世界からの強豪を迎え撃つ日本代表としての立場では聞くに堪えない。
今の世の中で夢を描くのは困難である。
その苦難にあえて立ち向かわなくてもいいでしょというネガチィブな発言の
ようにも聞こえました。
たぶん、桜庭は全盛期を過ぎたためトーナメントではお客を満足させられる
パフォーマンスができない、とのプロ意識から発言したと想像します。
だからといって、馬場さん化してスペシャルマッチしかやらないとなると
それも寂しいものであります。
一ファンとしての意見としては、選手生命をかけてやってほしいところ
ですが、気軽に言えることではないことは確かです。
引退はありえないでしょう。
ドリーム参戦選手中、最高のパフォーマーであることは確かなので、
ネガティブな発言を流すくらいなら、桜庭の要望を受け入れることも
重要だと思います。
トーナメントに参加しないことでファンがなんらかのアクションを
起こしたら桜庭も考えるでしょう。
メインイベントのあおりのVTRはおもしろかった。
入場につながる部分もおもしろかった。
ここまでよかったのに最後のあの発言、残念でした。
おいしい食後のあとにデザートが出てきて、その中に虫が入っていた気分。
桜庭からネガティブな発言を
引き出すようなドリーム運営陣に
ドリームを語る資格はない。
桜庭自らがトーナメント出場を請うような情勢になった場合、ファンも
盛り上がっているような状況にあると思います。
裏方が表に出過ぎて、表舞台の選手を傷つけないことが重要では。
楽しみな興行であることは確かなので、ドリーム描きたいですね。
posted by 平田 |00:26 |
平田 |
2008年05月30日
「教育」 ■ 平田
ちょっと前のコラムに「教育をテーマにしたプロレス」なんて
ことを勢いで書きましたが、具体的にはどんなことか考えてみました。
教育の「教」という字は「孝」と「攵」というパーツから成り、人に
感謝することの大切さを表しているという。
よって、教育とは人に感謝する心を育てるということでありましょう。
棚橋のリングでのアピールや武藤のプロレスラブなどの信条はファンへ
の感謝も含まれていると思います。
プロレス興行へ足を運ぶ、または映像で観戦してくれるファンへの感謝、
勝たせていただいた相手への敬意を伴う感謝、興行を影で支えてくれる
人々への感謝であります。
武藤がIWGPのベルトを奪取したときにはこれが前面に出た試合後
インタビューであった。
これには賛否両論ありましょうが、私としてはあからさま過ぎたと
感じました。やはり、大きな視点からコメントをしてほしかった。
つまり、ベルトはプロレス界を大きくするために奪取した、ファン
の期待は裏切らない、三沢との防衛戦も辞さないなどの煽りである。
夢をいだかせる内容がほしかった。
後藤がアピールしたのだから、次は後藤とやって若いエキスをもっと
吸いたいというコメントでも次なる闘いへの夢があった。
プロレス界の状態が悪いことは明白であり、それをチャンピオンが
意識しすぎるのは格好悪い。会社代表としてのコメントとレスラー
としてのコメントを分別していただければよいと思います。
世間の人がどこを注目するのか、武藤がベルトを巻いたということは
世間では些細なことですが、今話題を呼べるのは高田の遺伝子との
遭遇だと思います。武藤がドリームのリングに登場するというのは
面白い。もちろん、試合をするわけではありません。
前田や船木が呼応して真剣勝負できないプロレスラーがノコノコ現れる
リングではない、場違いだという批判がくるかもしれない。
「それは違う、真剣勝負だ、俺らの試合を実際に観てから言え!」
と武藤が主張。全日、新日のリングを観に来い、総合格闘技とはルール
が異なる、プロレス古来のルールの枠組みの中で真剣勝負が繰り広げられ
ている、とアピールしてプロレス界の格を総合格闘技と同格まで上げる。
そして、桜庭がそこに噛み付いて「武藤さん、俺とプロレスのルールとやら
の真剣勝負をしてください」なんてコメントがでたら面白い。
ここからは武藤対ドンフライの世界である。
あの試合は本当に武藤がフライの強烈なマウントパンチでやられると思った。
プロレスには頭突きがあったんだなどといろいろ励まされる部分があった。
武藤が新日本のリングでIWGP戦を闘うにあたり、煽り映像では
武藤対高田の試合がクローズアップされた。
高田が最強プロレスラーとしてヒクソンに挑戦できたのも、IWGPを
武藤から奪取した歴史が噛んでいることを忘れてはならない。
高田に恩がある人々は武藤に挑みプロレスを学んでほしい。
武藤がドリームに登場なんて試合しなくてもドリームがあるよ。
武藤はプロレス教育者、プロレスラブ、明るい部分を前面に押し出し、
これからメディアでは大好きな下ネタはそこそこにして、かっこいい
姿をみせつけてほしい。
かっこいい姿、リーダーシップ、相手のいい部分を引き出した上で
自分が輝く、総合格闘技のように相手の良さを如何に殺して相手を
ギブアップさせるかなんてひどいもんである。
相手を重んじるとともに、自分も輝く。そして、自分よりも輝ける
後進に身を譲る際も、自分を最後に輝かせてくれた上でフィナーレ
を飾ってくれる後進にスリーカウントをとられる。
アメリカでは最近そんな引退試合がありましたが、日本では武藤が
棚橋か諏訪魔との引退試合がそれになればいいなと思います。
高田は格闘家としては引退したが、プロレスラーとしては引退して
いないようなので、まだ楽しみだ。
田村との引退試合で高田の良さが全く観られなかったのは、
プロレスの試合ではなくPRIDEの試合であっただけのこと。
また、昭和の大物たちが自分の幕引きをうまくできなかったことが、
惨めでありまして、これは教育を疎かにしたためです。
ベビーフェイスにしろ、ヒールにしろ徹底しなければならない。
でも、金に飢えてプロレスラー皆がヒールに見えてしまったらおしまい。
藤波のようにベビーフェイスのイメージしかないレスラーは、
もっと世間に対して何かできたはずである。自分の地位に甘んじて
地味なことをしてしまったのかもしれない。
地味になるということは一部のファンには喜ばれるかもしれないが、
時代の流れ取り残されるのは明らか。
馳はその点、すごいレスラーである。
武藤への期待は留まるところを知らない。
レスラー自身が楽しみ他者もそれを喜ぶ、こういう関係の輪が広がること
こそが、教育のプロレス、感謝のプロレスではないでしょうか。
ハッスルがそういうプロレスかもしれませんが、真剣勝負のピリピリ
した雰囲気はやはり勝負には必要。
ピリピリ感もありつつ
世の中に受け入れられるプロレスが、
今芽生え始めているのではないか
と感じている。
いずれにせよ、基本軸は「教育」である。
posted by 平田 |23:38 |
平田 |
2008年05月25日
「風化と伝承」 ■ 平田
ミートホープという会社の食肉偽装事件があったときの記者会見で、
息子が社長の父親に対して、「本当のことを言ってください」と
偽装を認めるように進言したシーンがありました。
映像を観る限り、息子は義憤で父親に罪を認めてもらい、
社会に誠実に謝罪したいということであったのだろう。
その後、この会社が倒産し、社員たちの行く末はわからないが、
ワンマン社長の悲劇であったろう。
このような悲劇が起こる前に対処する方法はなかったのであろうか。
子が親を見放す、恩人を裏切るということが当たり前のような時代になり、
様々な肉親の中で起こる凄惨な事件や同族経営による汚職などが風化して
いっております。
人の行いは連鎖しており、幼少期に虐待された人が自分の子どもを虐待
するという負の連鎖、「情けは人のためならず」の世界観で正の連鎖に
分けられると思います。
多分、ミートホープの社長の息子たちは会社の重役を任されているくらい
なので、父親に大切に育ててもらっているはずです。
それにもかかわらず、公然と裏切った。
私も落ち着いて考えるまでは、悪い父親をよくぞ説き伏せたという思いが
ありましたが、非常に危ういことであることに気がつきました。
この息子、今後どうやって食って行くつもりなのだろうか?
全財産被害の弁償にあてなければならない。その会社の重役にあったの
だから、責任がないわけではなく父親よりも若い分、長い間苦しまなけ
ればならない。そんな覚悟があっての諫言とは思えない。
マスコミは聞いた話は聞いた話として真実であるかのように報道するが、
実際は誇張したり粉飾して、世間受けするようおもしろく報道する。
報道被害というものはインターネットの発達から現在はすごいものがある。
人のふり見て我がふり直すではなく、人がやっているから自分もよいという
妙な価値観が誕生し、マスコミが報道しているから正しいと言う間違った
価値観が常態化した。
プロレスも世間から見放されてしまった背景には暴露本やそれに乗じた
マスコミによる偏見報道があるのは明らかであります。
これを逆手にとって商売をうまくやっている人もいる。
プロレスもやられはしたが、盛り返すにはこれを利用するしかない。
やはりそれがハッスルだったのでしょうが、猪木がハッスルに登場
しなかった理由が理解し難しい。
ハッスルの流れで猪木が登場するのではないかと臭わせる展開が
何度かあったが、結局登場しなかった。
それどころか猪木はIGFというリングを立ち上げてハッスルのメイン
レスラーを獲っちゃった。
猪木のワンマンぶりをミートホープの社長の末路と比べてどうか?
猪木と合わずに出て行ったレスラーの方が現在のプロレス、格闘技界の
主流にいる。小川はいくら猪木の元で遺伝子は小川が引き継いだと
いっても、猪木の価値がモノマネくらいでしか盛り上がらない今、
世界最強の格闘家である猪木は「風化」してしまったがために、
その栄光を引き継ぐことはできない。
恩返しのつもりでIGFに出ているのであれば、それを表に出さなければ
噛み付くばかりで思想が不明なレスラーで終わる。
小川が最も盛り上がったのはPRIDEヘビー級トーナメントに出場した
ときと吉田との大晦日の一戦であろう。
この流れに乗って高田側にいればよいのに、また猪木側に戻るというのは
理解に苦しむが、猪木の幕引きに選ばれなかった悔い、橋本のプロレスラー
としての価値を暴落させた悔いからなのだろうか。
プロレスラー小川としての師匠はまぎれもなく猪木であるならば、
師匠を裏切らずに忠実に従うのはよいことなのだろうか。
ミートホープのようにもうどうにもならなくなった時点で、「猪木の強さは
幻想だった、それに弟子入りした俺が馬鹿だった。」などとカミングアウト
するような事態に陥らないことを願う。
父親に甘えて大した仕事もない形式だけの重役につくくらいなら、自分で
生きる道を探って低所得でも父親と距離を置いて頑張る姿勢が重要であった。
散々甘えておいてから都合が悪くなってから身勝手に裏切る行為を、全国的な
メディアで報道されるのは冷静に考えて、スキャンダルなセックスシーンを
モザイクなしで放映するのと倫理の破綻という観点からはそう大して差はない。
小川が猪木観から脱して小川観を作る気がないのであれば、早々にプロレス界
から身を引いて道場経営で細々と隠居生活を送るべきである。
猪木観を伝承するのであれば、猪木観が否定されてもそれを肯定し続けて、
どんな事態になろうとも一本筋の通った行動を願います。
猪木の栄光は風化しつつあります。それを風化させないための駒になる
のではなく、
小川自身の栄光をより輝かせ
その輝きが猪木の栄光の歴史の続きである
という正の連鎖が必要である。
負の連鎖、猪木は八百長だった。それを受け継いだ小川も柔道の一線で
やる勇気や情熱がなくなったから八百長の世界に逃げ込んだ。
結局、八百長は嫌だとPRIDEのリングに上がったが結局、本当に強い
人には全く歯が立たなかった。お金につられて柔道の後輩に敗れて
みせたりもした。最後は、IGFのリングで八百長やって一儲けしようと
したが、世間に見破られて終焉した。その後は知れない。
正の連鎖、猪木は世界最強であった。身体の衰えを感じたため、
フライ戦を後に引退。後継者に藤田、小川を見据えたが、小川に才覚を
見いだして指導し、当時最強のプロレスラー橋本を下す。誰の挑戦でも
受けるとPRIDEのリングに上がったが、敵地の不利なルールを突きつけ
られ、力を発揮することができなかった。そこで、師匠猪木が遺伝子の
伝承を目的として立ち上げたリングに立つ。そこでは、PRIDEでもトップ
レベルで活躍したバーネットを破るなど快挙を成し遂げたが、猪木は
小川の実力はまだまだそんなもんじゃないと認めない。そんな猪木に
どこが駄目なのかわからないと不満を口にするが、猪木に認めてもらう
ために一途に頑張る。そんな中、猪木は老体を鞭打って再度リングに立つ
決意をした。小川対猪木戦は凄惨を極めた。猪木は試合後意識不明となり、
治療のため日本を去った。小川は猪木のレスラーとしての幕を正式に引く
ことに成功し、その栄光の首を狙ってかつてPRIDEのリングで敗れた
ヒョードルがIGFのリングに登場した。成長した小川は迎撃に成功、伝説
を再び創り始めた。
posted by 平田 |22:12 |
平田 |