2009年10月25日
シニガミ / bronco
~wikiより転載**************************************************
基本的に、死神は悪い存在として扱われる事が多いが、死神には
『最高神に仕える農夫』という異名もあり、この場合、死神は、「死を
迎える予定の人物が魂のみの姿で現世に彷徨い続け悪霊化するのを
防ぐ為、冥府へと導いていくという役目を持っている」といわれている。
人間の「死」は「誕生」と共に人生にとって重要な位置を占めるもので
あり、性質上「悪の存在」的な認知をされているが、殆どの場合死神は
宗教の中で最も重要な神の1つとされ、最高神もしくは次いで位の高い
神となっている場合が多く、崇拝の対象にしている宗教もある。
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彼は決して「ソレ」ではない。緑の宗主が旅立ったのは別の理由である。
だが、その時、その場には「シニガミ」がいた。
きっと、疲れすぎた宗主を冥府へ導く定めを天界から知らず知らずのうち
に受けていたんだ。「他の方法があっただろ!まだ早いだろ!」天界の主
には文句は言いたいが、それが宗主の運命とされてしまった。その運命を
伝える悲しき伝道師を、本人の意図にかかわらず演じさせられることに
なっただけなんだ。
それに耐えうる強さと優しさを備えていたから、天界の主は彼を選んだんだ。
小橋でも、秋山でも、丸藤でもなく・・・。
そう、優しくて、誰よりも強いのだ。クリスマス興行の弾け方を見ても、バイソン
という盟友への接し方を見ても、何事にも真面目で本気なんだ。誰よりも。
潮崎とのGHC戦での禊は終わった。宗主もきっと喜んでいる。白装束を
苦笑いで見つめながら。
シニガミよ、また鎌を振れ。今よりもっと。全てを吐き出せ。キミなら出来る。
キミだから出来る。そして弾けてくれ。残された仲間と共に。
宗主はソレを望んでいると思う。broncoも。みんなも。そしてワカッテル。
そう、緑のマットの「シニガミ」は”悪”じゃない。
posted by upro |22:48 |
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2009年08月02日
< 様式美 ~ キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! / bronco>
様式美とは「洗練された手順や形式に存在する美しさ」のことである。
下世話な言葉にすると「お約束」。
関西赴任中、吉本新喜劇を毎週TVで見ることができた。大御所
達はいつも同じ所作で、同じギャグを言い放ち、そして大爆笑を誘って
いた。関西圏の方々は、何年も何年も「同じ」言葉や動きを見ている
はずである。もう、飽きるほど。でも、必ず笑う、笑ってる。
無想正宗がゆっくりと弧を描いたら、狂四郎は円月刹法を繰り出すの
である。
金さんがベラんめぇ口調になって右腕を折り懐忍ばせたら、悪人はひれ
伏す一歩手前なんである。
「これが出るとおしまいなんだよ、返すこと、撥ね退けることなんてできない
んだよ」
その直前。独特の動き。それを見たら、どんな技か、みんな解る。
「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」ってことになる。
池乃めだか師匠が発作を起こし、寝そべって猪木vsアリ体制になった
のなら、名台詞とともに
「木曽の山中に篭る事十余年、あみ出したるこの技"必殺カニ挟みぃ"」
が必ず出るのである。
あぁ~、痺れるぅ。思いっきりの「お約束」。相手も解ってる。近づいては
いけないコトを。でも近づいてしまう。そして決まるのである、「決める」の
である。
手順を経るからこそ、お約束が映える。美しい。
それを「認めさせること」ができれば、そして続けば、続けることができれば、
美しい芸に昇華しているのである。
認められるために彼らは、大変な努力をしてきたのだと思う。その手順を
確立させることは、一朝一夕ではできないこと。継続が力を生み、力が
魅力を生み、意味をなし、美しさを奏で始める。そうなれば衆意が伴う。
リング中央でRock様が恍惚の表情でエルボーパットを投げ捨てる時、
それはもう、知っているヒト達には何事にも変えられない瞬間なのである。
解ってる。足を踏み鳴らし、リズムをとったら、その相手は甘くエクスタシー
にも似た音楽を聴きながら、顎を砕かれ、崩れ落ちるんだ。
解ってる。白目をむいた首切りポーズを見たのなら、もう相手はR.I.P
なんだ。
思いっきりのお約束。そう、美しい。美しいのは、それが誰にも真似出来
ないものだから。思いっきりのカタルシス。ミンナ知ってる。それがイイ。
「ゴー・トゥー・ヘル!!」ロープに振られ、ジャンピング・ニーが出たら、
「OHHHHHH(オホォー)」と右手を挙げて一緒に叫んでいたんである。
「青春の握り拳」が出たら、「ペチペチマシンガンチョップ」でフル回転なん
である。
「腕折」が出たら、「青義の白眼 - キラー・永田」に痺れるのである。
「1,2,3」と叫ばれたら、「ダァーーッ!」っとこれまた右手を挙げ、咆哮
するんである。
もう、掛け値なしに美しい。知らない人には解らないであろう様式美。
解るヒト達の特権。彼らにとって、彼らを待つファンにとってはある意味、
フニッシュにも代えがたい。
長らく居を一としている同居人様は、日曜深夜、「ペチペチ」を当初は
鼻で笑っていた。しかし暫くすると、絶対王者の握り拳と叫びとともに必ず
待ちわびていたのである。「アレ?今日は出ないのぉ?」と。「出さなきゃ、
コハシ(この辺がプロレス素人)ぢゃないぢゃん。ダメぢゃん!」とまで・・。
そして待ちわびたマシンガンがでると叫んでいた。
「アーーーッ、ペチペチ、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」
イヤラしく、コーナー上で腕を広げてくれないかな。「100年に一人の逸材、
おナルなプロレス・アーティスト」の体(てい)で。
コーナーの上でニヤついて、両手を広げたら、相手はもう抵抗なんて出
来ないんだ。だってもう、それが出れば「お約束」だもの。どんなにヤラレて
いても、必ずポーズをキメてから、鍛え上げられた美し肉体は飛んで行って
欲しい。様式美を体現してから。
なぁ~んて。でもヤってくれたら、土曜の深夜、二人で叫ぶよ!愛しちゃう
かもよ!
「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
ハァイ・フラァイ・フロォーーーッ!!」
posted by upro |23:32 |
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2009年02月27日
<カタカナ> / bronco
それはセリフではない。瞬間の、感情を孕んだ言葉。「念」が籠もった言葉。
マイクパフォーマンスの一部にも垣間見えた。
broncoが思うにそれを発していたオトコの言葉は代名詞的に
「ナンダ、コノヤロー」なんて歪曲して伝わってたりする。
瞬間的なその言葉は尖って幼き耳目に届いた。そう見えた。
瞬間的なそれは、筆記表現するとカタカナ以外には表記文字が見あたらない。
オトコの感情が、オーラがそうしのだろう。カタカナで尖っていた。
「ナンダコノヤロー」は強ち間違いではないとも思える。
その発せられた言葉は、聞き取りずらいものでもあった。でも映像を見れば、
彼の動きでその意味が想像できた。オトコは間違いなく「敵」を凝視して
それを吐いていた。それは殺気を孕み、情念が籠もり、そして鋭く尖った
「カタカナ」だった。
オトコはそれを武器にし、天下を取った。
そして時代は過ぎ、オトコは表舞台から去る。継承する適格者を選びきれない
まま。もう「カタカナ」を諦めたのだろう。もうそういう時代ではないと。
しかしオトコはそれを蘇らせ、残そうとした。やはりそれが必要だと感じた
のであろう。もの足りないと。必要なのは尖ったものであると。そして刺客
を送り込んだ。その刺客のTシャツの胸には後に
「目ヲ覚マシテクダサイ」
と書かれていた。
それを拒絶した結果、迷走が始まった。仕掛けたそのオトコは、今は外の世界
でコトバを甦らそうと暗躍している。ジョシュなら全部カタカナになるし(笑)。
その時の刺客は今、何をすべきかわからずに戸惑っているようだ。
尖らせることが、カタカナを発することが出来なかった者達は天下を取り損ね
ている。一度天下を掌握している男は漢字「咬犬」からイデオロギー闘争を
仕掛け、「キレテナイ」で頂点に立った。今でこそ、おフザケの感じで伝わって
いるが、当時はれっきとした鋭いコトバであった。やはり漢字のみではなく、
それは必要だったのか。
しかし最初に尖らせたオトコも、今では「ダーッ!」しかなくなり、喘いで
いるように見える。尖らせ方も鈍ったか、確実に過去の尖らせ方では時代は
動かなくなっている。
「プロレスが一番スゲェんだよ~」
「愛してまぁぁぁす」
は尖っていない、新たなコトバとなり得るのか。尖ったコトバを払拭できるか?
"LOVE"という英字の呪縛は形而上、取り除いた。あとは残った亡霊を
もう一度消し去らなければ、この先もカタカナに怯えることになるだろう。
無口を通した、寡黙な巨人はリング上ではコトバを最後まで発することを
しなかった。だが発する必要のない世界を作った。それはやがて継承され、
昇華していった。コトバの少ない世界は最近まで安定した地位を築いていた。
寡黙な巨人のコトバ。名台詞はあったけど。有名なのは「アッポー」。
茶化されてる。でも結構認知されてたような。ゲームタイトルにもなったなぁ。
それが今、その世界にも足りないんだろうなぁ。だから・・。
そう、カタカナだったんだよ、それも。
posted by upro |08:21 |
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2009年01月22日
< ニオイ > / bronco
昔の外人選手は独特のニオイがしたと思う。
怖いニオイ、狡賢そうなニオイ、胡散臭いニオイ、すんゲェ強そうな
ニオイ、弱そうなニオイ・・。
古い小さなTVから、毎週2回の午後8時、それが伝わってきた。
きっと、幼少期の「幻想」。でも絶対にソコにあった。
入場シーンだけでドキドキしてた。
レイス、ニック、ボック、ローデス、マードック、フレアー
凶器、流血とは一線を画していた、ヒールな輩たち。タイプ的に
は”イヤなヤツ”。狡猾で上手くて完全な”外人”。憎悪の対象で
あったはず。だがその魅力は、幼きbroncoに強烈なインパクト
を残していた。マスカラスや当時のファンクス、バックランドには感じ
なかったものを。
近づくと睨まれ、殴られるような恐怖感、威圧感がTV越しに
伝わってきた。仄暗い地方の体育館、入場してきただけで、画
面でUPになるだけで、対として入場してくる我らがベビーフェイス
達がヤられてしまうだろう、翻弄されてしまうだろう感がプンプンと
した。でも何故かキライではなかった。それがないと物足りないと
さえ思った。畏怖に近い感情だったのだろうか。
少し大人になって、それが特有のモノと知る。彼らが紡ぎだす
「雰囲気」であると気づく。もっと大人になって、それはオーラで
あり、そして「色香」だと知る。そう、妖しいニオイ。ベビーフェイス
にはワクワク感があったが、艶っぽくはなかった。ハンセン、ブロディ
らには猛々しさを感じたが、色香は感じなかった。
それはキラキラの「ロングガウン」を着こなすことができた、稀代の
レスラーこそが持っていると思っている。
オーラほど神々しくなくていい、「ニオイ」を纏った姿が見たい。妖し
い色香を、誰かを振りまいてくれないか。あの時の、あの感じ、もう
味わうことができないのだろうか。
情報過多のこの時代、もう無理なのかなぁ。
当時あの「ニオイ」を纏っていた彼らは、きっとケンカも強かったと
思うんだ、絶対。だからもう一度「幻想(ゆめ)」を・・。
posted by upro |19:55 |
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