2008年05月22日
議論できることがらを提供することがプロレス界存続の鍵です。
「新・異種格闘技戦」 ■ 平田
レッスルマニア24で軽量級のボクサーとビッグショーが異種格闘技戦を
繰り広げていた。ストーリーが非常におもしろかった。
WWEのプロレスに関しては6年程前にマイブームで楽しませていただき
ましたが、やっぱり日本のプロレスの方に興味があります。
そんな心情でレッスルマニア24を見た訳ですが、すんなりとはまったのが
この異種格闘技戦でした。
これは日本でもパクれると思いました。例えば亀田兄弟と安田忠夫の
ボクシング対プロレスの異種格闘技戦をプロレスで行うことが思い浮かび
ました。でも、安田の技力とビックショーの技力を比較した場合、
実現しても駄目だと思いました。ボクサー側には問題ないと思います。
私自身ボクシングに疎いため、この小さな世界チャンピオンは知りません
でしたが、煽りの映像でスッと理解できました。
亀田兄弟もわかりやすいと思います。
実現するリングは亀田父も登場したIGFがよいでしょう。
プロレスラー側はリングに両者が並んだときの体格的コントラストで安田か
曙が適していると思います。
いろいろ思い巡らせてふと思い出したのがホースト対ボブサップのプロレス
リングでの茶番試合。どちらも演技がへたくそで真剣勝負のリングでは名
勝負を繰り広げて感動しましたが、それが冷めてしまうような残念な試合
でした。
亀田兄弟がプロレスのリングに上がることでボクシング界からは追放される
危険があり、ボクシング界から身を引いた亀田兄弟に価値はないので、
やはり日本ではアメリカのようなセンセーショナルな異種格闘技戦は無理
だなあ。
フィギュアスケートの荒川選手が引退して勝負の世界ではなくショーの
スケートを始めたように、柔道、相撲、レスリングなどの格闘技系プロ
スポーツ選手が引退したあとの、ショーの場としてのプロレスのリングは
成り立たない。それは、プロレスの蔑視にあることに他ならない。
各協議会の協力を得た形でのプロレスこそが世の中に認められたプロレス
なのでしょう。
「戦極」がそれかも!?
自分自身の修養という意味の格闘技だけではなく、世に認められるという
こと、すなわち名誉と財を得ることが重要となってきたプロ格闘技。
人材を集めるためにも各協議会が人の流出を抑えるのではなく、ルールを
交渉によりせめぎ合い、その中で真剣勝負だけでなく、前述のアメプロの
ような異種格闘技戦を繰り出せるような懐の深さが必要である。
柔道世界チャンプが現役さながらにプロレスのリングにあがって、ノートン
でも安田でも一本背負いで気絶させる秒殺試合でもいいんです。
それが興行のセミとかその前くらいにあれば、マニアしかわからない
プロレスを脱却できると思うのです。
そしたら柔道世界チャンプと実際のプロレスのチャンプのどちらが強い
という議論や興味が再燃する。これは三沢対武藤論のようにかなわぬ
ことなのです。それがわかっていてもプロレスは議論できる。
議論できることがらを提供することが
プロレス界存続の鍵です。
posted by 平田 |07:30 |
平田 |


