2008年05月10日
今のニーズは「教育」である。教育によいプロレスを展開すればそのうち間違いなく栄える。
「暗黒」 ■ 平田
-プロレス「暗黒」の10年-元「週刊ファイト」編集長の井上譲二氏の
著書を拝読させていただきました。
長年プロレスマスコミの中心でご活躍された方の書であり、非常におもしろく
読ませていただきました。
どこがおもしろかったかと言いますと、プロレスの衰退経緯がよくわかった
からです。時間軸というものは非常に重要であります。
ここからは辛口に書かせていただきます。
そもそもゴールデンウィークに田舎に帰省してふとみると、棚の上に無造作に
この本が置かれており、それを手にして読み始めたのがきっかけ。
購入した弟曰く「売却予定の本で棚に積んでいた」とのこと。
この言葉に私はこう返した「50円にもならんぞ」と。
弟曰く「最近出版された本だし、そりゃねえぞ」。
それに対して「50円以上出して誰が買う?」と返したら、「ふっ・・・」。
弟の感想は「読み始めはおもしろいが後はつまらん」。
この会話の時点ではまだほとんど本文に目を通しておりませんでしたが、
弟がすぐに売る予定という話を始めた時点で大した内容ではないことが
容易に想像されました。
実際読んでみたらやっぱり、ほとんど筆者の愚痴本か自慢本でありました。
夕プロでのmituさんの記事を思い出した部分もありました。
橋本対小川の対決が前日の新幹線の中での猪木の鶴の一声で勝敗が入れ
替わったという話であります。
結局暴露本が衰退の原因と言っておきながら、この本も結局暴露本かよと
失笑してしまいました。
でも、おもしろく読ませていただいたのは事実です。
それはやはり筆者がプロレスを愛しているからだと思いました。
結局この本は売られることもなく私が奪って家に持ち帰りました。
残念ながらプロレス雑誌を購入して読んだ経験がほとんど皆無なので、
ネタとなるプロレスのリングが衰退したからそれを報道する機関もろとも
衰退してしまったのか、雑誌の内容が悪かったのかはわかりません。
インターネット世代である我々にとって雑誌という媒体が古いのでしょう。
昭和プロレス時代は現代に比べて凄い出来事があり、それに遭遇できたことに
幸せを感じられている方もおられることは事実でしょうが、歴史を振り返ると
明治維新、戦国時代に生きた人々というのはもっと凄みとドラマがあった
ことは容易に想像できるものであるのだから、その時代に合わせたドリーム
があってよいではないかと思います。
金がすべてなのかもしれませんが、金のことばかり書かれてもいい気は
しませんでした。
この本を読んでもプロレスファンとしてドリームが描けるかというとノーです。
この著者はすでにプロレス史の精算に入っている。
すなわち、猪木もプロレス界で残り汁をすすり、そのうちまた去って行きそれで
終焉するというストーリー。
私は武藤がそれを阻止するのではないかと期待している。
橋本真也の晩年は寂しい限りであったが多くのファンが葬儀にかけつけた。
総合格闘技には早くもマンネリ感が漂ってきている。
それでも闘いがみたいというニーズがある限りプロレスの復興は必ずあり得る。
そのためには世の中のニーズに合わせる必要がある。
今のニーズは「教育」である。
教育によいプロレスを展開すれば
そのうち間違いなく栄える。
タイガーマスクを思い出してください。
キン肉マンを思い出してください。
教育的によい部分もあったはずです。
チャンピオンは大金を手にするとかべガスで何億も使うとかどうでもいい。
チャンピオンが学校に寄付とか美談のアングルを作りましょうや。
ワイドショーもとりあげるような思い切った美談。
野球なら手術を受ける少年に君のためにホームランを打つから手術を受け
るんだ的なドラマ。ベルトを死守するから、君も頑張れというチャンピオン。
ギャンブル、女、権力みたいな暗黒街のボスが手にするようなことを
ドリームと呼ぶのはよしましょう。
「暗黒」な価値観で築き上げたがためにプロレスは「暗黒」の深夜に
放映されているんじゃないかとさえ思える。
理想のチャンピオン、まずは、小橋建太が頭に浮かんだ。次に太陽の申し子
棚橋が浮かんできてこれは武藤が新日のベルトを奪取したことで、ついに
太陽を輝かせる手はずが整ってきたのかな。
その先にはやはり武藤社長での新全合併した新たな団体構想が浮かび上がる。
諏訪魔、小島、中西、天山、永田、中邑、棚橋、後藤、真壁を中心にして
脇役をうまく使い、前述の「教育路線」でいけば絶対いける!!
posted by 平田 |21:28 |
平田 |


