2008年04月26日

安田の生きる道はヒールしかない。栄光の相撲界にはもう戻れないのだから。

「自殺」 ■ 平田


安田忠夫が自殺未遂をした事件は記憶に新しい。
自殺とは自分が大切であるが故の防衛行動であるとの解釈がある。
安田は大相撲で小結まで極めた漢である。
鳴り物入りでプロレス界に入ってきた経緯がある。
橋本という英雄とタッグを組み、リングで暴れたこともある。
そして、大晦日の大一番でドラマを創り上げた。
これだけの栄光から魔界倶楽部のトップ、ハッスルと居場所を
求めて彷徨い、結局自殺未遂を犯した。
酒に酔っての練炭自殺未遂らしいが過去の栄光にしがみつきたい
そんな状況に陥ったのであろう。

これは非常に我々が感情移入しやすい。
順調に人生を歩んできたが思わぬところで立ち行かなくなる。
よくあることである。
亡くなる寸前の橋本の映像をロンドンブーツがメインを務める番組で
みたときの橋本は、全盛期の見る影もなかった。
やはりそれだけお金の苦労というものはプロレスで何万発ものチョップ
や蹴りを受けるよりも辛いことなのであろう。
そう考えると、この世に生きている我々はいつでもプロレスよりも
きついリングに立つことができるのである。
お金を借りて夢に使い込めばいいのだ。
そしてその夢が立ち行かなくなり、借金返済に苦しめばよいのだ。
場合によっては自殺に追い込まれるか。

安田忠夫が蝶野とタッグを組むという情報はセンセーショナルだった。
黒の総帥が人助けか。いや、より黒い安田忠夫が生まれるのか。
もう安田は自己を捨て去り、プロレス界への生き柱として捧げてほしい。
一度死んだのだからもう怖いもんなしでやってほしい。
もう一度言う、蝶野安田がタッグを組む。橋本安田組は印象に残る結果は
ないが印象に残っている。それは橋本の情け、優しさか。
今回の蝶野とのタッグが安田の生きる道を示すことになることを願いつつ、
蝶野は優しすぎる橋本ができなかった厳しさで安田を目覚めさせることが
できるのか、それはヒールの開花、わがままとヒールは違う。
理屈ではないファンが支持するヒールへ道のヒントが蝶野とのタッグに
あると安田は目覚めてほしい。

安田の生きる道はヒールしかない。
栄光の相撲界にはもう戻れないのだから。

posted by 平田 |11:25 | 平田 |
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