2008年02月15日

だから、2/16有明大会では、ジョシュにギブアップ負けして泣けばいい。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

        「ウソ泣き」


 学校の職員室では、たまにビックリするような発言が飛び出す。 先日も、
ある教員が「あの子、泣くまで許してやらん」と発言していて驚いた。 あの
子とは、クラスでも手のかかっている問題行動のある児童のこと。 何かまた
悪さをしたらしい。 あらら~、このあと泣くまで説教されるんだ。 かわい
そうになあ、何をやらかしたんだか。
 泣いて謝ることと反省することは違うと思う。 冷たい言い方だけど、僕は
「泣く」とは保身のための行為だと思っている。 近頃は、毎日のように謝罪
会見が行われて、涙を流しているシーンが見られるけど、彼らは自分の罪深さ
に泣いているわけではない。 相手に許してもらうために泣いているのだ。
自分が置かれている危機的状況から、脱する「手段」として涙を見せている。
そして、なぜだか知らないけれど、涙を見ると、人は優しくなってしまうので
ある。
 さっきの子供の話に戻るけど、泣いて謝ったからって、心から反省している
とは限らない。 本当は隠された真実があって、その児童には非がないのかも
知れない。 それでも、その子は泣くだろう。 反省する・しないとは別に、
窮地から逃れるために泣く。 そして、叱った側も、その「涙」を見ることで
何となく納得して、矛先を収めるのである。
 涙にはマジックがある。 どんな難題であっても、泣かれて「お願いします」
なんて言われたら、何とかしてやりたくなる。 知り合いが、泣いて電話して
きたら「どうしたの?」と聞かずにはいられない。 見ず知らずの人だって、
目の前で泣いていたら、無防備に手を差しのべてしまう。 涙は人の心を引き
つける武器なのだ。
 僕らが橋本真也さんに惹かれたのには、涙の力があったと思う。 橋本さん
は激情型の人だったから、リング内外でよく涙を見せた。 意図的にマジック
を仕掛けていたわけではないだろうけど、あの涙のせいで、僕たちは「どうし
たの?」と心を開かされたのだ。
 今、僕が「涙」を使うべきだと思っているのが、小川直也である。 小川は、
ファンがシンパシーを感じにくい選手だと思う。 橋本さんの遺志を継いで、
プロレスを盛り上げたいと思っているはずなのに、ストレートには伝わらない。
なぜかヒールになってしまう。
だから、2/16有明大会では、
ジョシュにギブアップ負けして泣けばいい。
ボロボロに泣いて花道を下がれば、みんな、無防備に同情するよ。 引退する
気じゃないのかと勝手に想像し、引退するなと勝手に騒ぎ出すだろう。
強い男の涙って、とても効果がある。
 小川は、プロレスファンの心を掴むチャンスを得ている。
 19年前の猪木を真似ればいい。

posted by 桃太郎 |19:23 | 桃太郎 |
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