2010年01月01日

イノキの名前を口にしたのなら、イノキを越えるキラーぶりで時代を引き寄せて欲しい。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

        「高山越え」


 1/4、東京ドーム大会で、中邑真輔は高山善廣と対戦することになった。
高山は前三冠選手権者だし、プロレス界の帝王なんて呼ばれているのだから、
ドームのメインに出るのに不足というわけじゃない。 もし、IWGP王者が
棚橋弘至で、棚橋vs高山なら、すっきり受け入れられただろう。 チャンプが
棚橋でなく中邑だから、僕は少し不満に思っている。 だって、中邑と高山は
決着がついているはずなんだ。
 2004年の1.4ドームで中邑は高山を破り、IWGPベルトを防衛し、
NWFベルトを奪取・封印している。 6年前に、もう決着がついているのだ。
もちろん、あの勝ちは完全勝利だったわけじゃなく、かろうじて掴み取ったも
のだった。 だけど、1985年のIWGPタッグリーグの優勝戦で、藤波辰
爾がアントニオ猪木からフォール勝ちを奪ったときみたいに、エポックメーキ
ングな試合になっている。 だから、もう繰り返す必要はないと思うのだ。
その「高山」は、既に乗り越えている山なのだ。
 高山は、その年のG1クライマックスで脳梗塞を患い、長期欠場することに
なる。 2年後に奇跡的な復活を果たし、グレート・ムタを倒して三冠王者に
もなったが、現在の彼が2004年の彼よりも強くなったとはとても思えない。
お腹は出てきちゃったし、動きにも機敏さがなくなった。 ピーク時の3割引
きくらいの力しか持っていない。 三沢さんの事故が起きてからは、高山にも
またアクシデントが起こりやしないかと心配してるくらいである。
 一方、中邑は心身共に成長し、確実にキャリアも積んできた。 今の中邑が
高山に負けることなどあり得ないのだ。 中邑にとって高山は、過去にクリア
したゲームみたいなもの。 前よりも早いタイムでクリアすることが、当然の
ことだと思う。 ちなみに、前回は13分55秒、羽根折り腕固めで勝ってる。
だから、今回は「10分以内にKOで勝利する」ことだ。 それができなきゃ、
落第点だと思うよ。
イノキの名前を口にしたのなら、
イノキを越えるキラーぶりで
時代を引き寄せて欲しい。
 でも、中邑が今、本当に乗り越えるべきは、高山でも、キラー・イノキでも
なく、武藤敬司だった。 ふたりの対戦成績は、武藤の2勝0敗。 全盛期を
とっくに過ぎている武藤に、中邑はまだ勝てていない。 この「高山」を早く
制覇しておきたいところだった。
 新日本プロレスは、人選を間違えたんじゃないのかなあ。
 中邑vs武藤、棚橋vs高山ならよかったのに。

posted by upro |08:34 | 桃太郎 | コメント(0) |
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