2008年09月07日

今度、そんなのができるとしたら、大夢流になるのかな。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

         「大夢流」


 プロレスの魅力と言えば、デカい選手たちがぶつかり合うド迫力だ。 信じ
られないような飛び技や、死んじゃうよと思うような投げ技が飛び出し、顔面
を蹴ったり、イスで殴ったり、関節を変な方向にねじ曲げたり、首を絞めたり、
ビンタしたりもする。 それらの攻撃を、プロレスラーは正面から受け止める。
受け止め合うことで、プロレスというショーは成立する。 技を避けてたら、
ド迫力は生まれない。 相手の技をどこまで受け止められるか、その忍耐力と
精神力で選手たちは魅せる。 より我慢の利く方が優秀なプロレスラーという
わけである。
 我慢できるようになるためには、日頃の練習が不可欠だ。 プロレスラーの
練習には、スクワット1000回、腕立て伏せ1000回、受け身を200本
なんて、非科学的なものもあるが、あれは我慢するための地力をつけるための
ものだ。 厳しい練習を成し遂げることでつけた自信が、超えられないはずの
限界点を超えさせる。 プロレスラーのセールスポイントは「折れない心」な
のだ。 我慢なら、他のどの競技者にも負けたりはしない。
 今までに何人ものプロレスラーが、総合格闘技に出ては負けてきた。 その
ことによって、プロレスラーの「強さ」に疑問符がうたれてしまった。 プロ
レスラーの売り物は「折れない心」のはずなのに、いきなり致命傷を与えてKO
しちゃうのだから、たまったものじゃない。 あれでもって、プロレスラーが
弱いと言われたら心外なのだ。
 エメリャーエンコ・ヒョードルは、本当に強いのか。 プロレスラーよりも
強いというのならば、プロレスの流儀でその実力を試せばいい。 その試薬に
うってつけなのが、最強我慢集団、大日本プロレスだ。 大日本プロレスでは、
蛍光灯や有刺鉄線を使ったデスマッチを日常的に行っている。 このリングに
ヒョードルを入れて、伊東竜二、アブドーラ小林、沼澤邪鬼、葛西純らと同じ
くらいのパフォーマンスができたなら、ヒョードルこそがサイコーと言えるだ
ろう。 できないのなら、総合で惨敗した高田延彦、船木誠勝、永田裕志らと
同じくらいのもの。 あくまでも自分の庭でのチャンピォンということだ。
 もちろん、ヒョードルを大日本のリングに上げよ、なんてことを本気で考え
ているわけではない。 ただ、いつかのPRIDEみたいに「全世界60億人
の頂点に立つ、史上最強の王者」なんてことを言い出す格闘技団体が現れたら、
大日本に「ちょっと待った~っ!」と言って欲しいのだ。 猪木の「いつ何時
誰の挑戦でも受ける」に挑戦した、鎖鎌の空手家・水谷征夫みたいにね。
 結局、猪木は水谷征夫との対戦を回避し、その後の交流でフルコンタクトの
空手団体ができた。 その名は、寛水流空手。
 今度、そんなのができるとしたら、
 大夢流になるのかな。
 あるいは、大極流。

posted by upro |21:40 | 桃太郎 |
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